2022/03/31 07:15

TGVにてついにスイス入国!

スイスで1週間滞在させていただくヘス家☆
明美さんの最寄り駅まで電車ににて移動。 


切符を買う場所はあった気がするが改札がなかった。日本みたいに電車の中で切符を買えるのだろうか?なんて思いながら乗る前に切符を買わずに乗車。わくわく降り損ねないことだけ心配しながら電車は進む。
私たちはこの時、降り損ねないことよりもっと心配しなければならないことがあったとは気づいてなかった、、、、。


車掌さんが通りかかったので呼び止める。
「切符を買いたいです」
車掌の顔色が変わった。
「え??切符を持ってないのに乗ってる??」
「はい、改札がなかったから車中で買おうと思って」
「罰金〇〇フランです!」

そこで車掌は説明を始めた。最初は意味が分からなかったがようやくわかった!

スイスでは(チューリッヒでは?)改札がない。切符なしで乗ろうとすれば乗れる。しかしそれが見つかったら高ーーー額の罰金を支払わなければならない。だからみなさん改札がなくても切符を買うのでしょう。
私たちは知らずに『キセル乗車』をしていたのだ。

罰金は私の聞き間違いで数千円かと思っていたら一桁上、数万円だった。

その優しそうな若い車掌さんは気の毒そうに罰金を支払うように求める。

私はありのままを素直に話した。
今日初めてスイスに到着した。
改札がないまま乗車ホームに来たのでどこで清算するのかがわからなかった。
電車の中で買おうと思っていた、と。

車掌は明らかに異国からの旅人の私たちの状況を理解してくれた。
そこで罰金は取り消された、、、、。

とはならなかった。

「状況はわかるよ。でもごめんね、これはルールだから罰金払ってね」と。

それはそうだ、仕方ない。支払おう。
しかし入国したばかり。現金を持っていなかった。
車掌に現金がないのでクレジットカードで支払う旨を伝えた。
「え?? 現金じゃないと受け付けられない」との返事。
「ではどうやって支払えば良いか示してください」と答えた。

すると車掌仲間が数人集まってきた。こちらの事情をみんなでシェア。しばらく話し合ってた。
結論が出たようで優しい車掌が私のところに戻ってきた。
「今回は仕方ないので見逃します。目的の駅まで着いたら切符の買い方教えるよ」と。
そして駅に着いたら自販機で丁寧に切符の買い方を教えてくれた。
私たちは何度もありがとうを言って笑顔で別れた。

知らずにこんなミスをしてしまうことがある。でもその時どこまでも正直に事情を説明し、やるべきことをやります、という意思を示し続けると結果はとんでもないことにはならないんだなあと体験した出来事だった。

で、も。
実はちょっと演じていた。「今日スイスについたばっかりなんですーー。まったくわからなかったんですーーー。私たちかわいそうなんですーーー」、と。
アピールがわかるかわからないかぐらいの目をその優しい車掌に向けていた。



こんなハプニングもありながら、ようやく駅まで迎えに来てくれた明美さんに会えた!

すてきな3階建てのお宅とすてきなご家族に迎えていただき、スイスで絶対食べてみたいと思っていたチーズフォンデュを夕食に用意してくれていた☆



おいしい夕食と楽しい時間でしあわせなスイスの夜だった。

さあどんな1週間になるのか楽しみ♪