2022/03/22 08:05

フランス郊外への移動はレンタカーで。
ネットで予約していた車が、レンタカー屋さん側の都合でかなりのランクアップ!
大満足の車を借りられた。

めちゃくちゃよかった宿のオーナーとお別れして、フランスパンサンドイッチを作って荷造り。
車に詰め込んで出発した。
荷物も多いし、子供も小さいし、エレベーターのない駅が多かったので鉄道移動は大変。
これなら全移動をレンタカーにすれば良かった!! と思った。



途中、休憩を入れた小さな村で、夫がステキな風景を見つけたらしく、カメラを取り出して撮影を始め、どこかに行ってしまった。


また、しばらく出発できないかなぁ・・・。
と思いながら待っていると、夫が帰ってきて『村人からおススメスポットを教えてもらえたよー』という。


向かってみると、それは朽ち果てそうなお城??
し、死体がたくさん出てきそう、、、?と内心怖かった。


中から出てきた若者から「静かにしてね」と言われた。
中で映画を撮影中とのこと。いったいどんな映画だったのかしら、、、。


また車を進めて息子のカーズの長靴とキックボード、カッパを買い、スーパーで食材調達。

寄り道が多くもう夕方。



Googleマップが示した地図が間違っていて電灯のない真っ暗なド田舎に迷い込み。民家で道を聞き、約束到着時間を大幅に遅れてAirB&Bの宿に到着。これまためちゃくちゃいい宿!! 疲れが吹っ飛んだっ。 優しいオーナー夫妻に家の説明を受けた後夕飯作って乾杯。 たしか泥のように眠った。



『旅は独人時代に限らなかった!』


私は独身時代けっこう旅をしていた。家族が出来たら自由はなくなる、旅は出来なくなる、せいぜい一年に数回温泉行けるのかなあ?

と思っていた。


『が』


逆だった。 



もっと自由な旅が出来るようになった!



私は運転は苦手。都会なんてとんでもない、立ち往生して後ろからクラクションめちゃくちゃ鳴らされる、高速道路なんて乗るもんじゃない。乗ったら最後、どこに行ってしまうかわからない、衝突事故もかなりの確率で合うに違いない、と非常に恐れている。海外で運転なんて話にならない。


でも一人自転車で九州一周の旅は3回した。


夫は車好き、運転好き。(初めて会った時すごいエンジン音のスポーツカーに乗っていたのでドン引き、軽トラの方がまだ良いと思った)

九州~関東間を自由に何度も家族旅をしたり、海外でもレンタカーを運転。

でもフランスでは左ハンドルにマニュアル車。これはさすがに嫌だろうと思いきや、すごく楽しんでいた。

お陰で自由に楽に移動出来、フランスの美しい田舎の宿に滞在したり、とても良い経験が出来た。


この一か月のヨーロッパ旅は私の寿司だけでも叶わなかったし、夫のカメラマンとしての仕事のみでも実現しなかったと思う。

私のアイデアやワクワクだけでなくそれを現実のものにするために夫は最大限能力を使ってくれた。

そしてもっとも必要だった勇気は二人で出し合った。


この旅で成功も失敗も、すっごい感動も、痛っったーーーい経験もたくさんした。特に旅から帰ってからの数年間。

でも、それがとてもとても良かったのだと心から思う。


今度旅に出るときは、夫も私もまずは自分を整えて、家庭という土台をしっかりと安定させる。

その上でお互いの良い所、得意分野を最大限に生かし苦手部分や弱い所はカバーし合いながら、計画をしっかりして、チャンスが来た時パッと出発できるようになりたいなあと思う。