プロジェクトオーナーの手数料の負担は一切なく、支援者さまからのご協力費(12%+税)により運営しています。

私たちNPO法人プレイフルエンタープライズわかばは、

2007年に千葉市と地域住民が協働して立ち上げた

プレーパーク「千葉市子どもたちの森公園」を運営しています。

子どもたちの森公園は、こどもたちの「あるがまま」「自然体」の状態と、

「挑戦する」「異年齢や大人など人との関わり」「自己実現」「自然との関わり」

といった体験を、遊びを通して得ることを目的としています。

家庭や学校・習い事が多くを占めるこどもたちの生活環境の中で、

「居場所と思える」

「注意制限に縛られない」

「ありのままにいられる」

「優劣をつけられない」

「精神的な逃げ場」

「心を解放できる場」

としてあることを大切にしています。


当初は任意団体として活動していましたが、2014年にNPO法人となり、

プレーパークの運営だけでなく中間支援として人材やナレッジを提供することも行ってきました。

当法人は元々、子どもたちの森公園を取り巻く近隣地域(千葉市若葉区と稲毛区の境目)の

有志や保護者を中心としたメンバーで構成されていましたが、

現在はより広く『より豊かなこども時代・遊び環境を』と願う千葉市内外の人々で構成されています。


プレーパーク とは?(紹介動画)


 

わたしたちのプロジェクトページを見てくださったみなさま、ありがとうございます!

NPO法人プレイフルエンタープライズわかば / 子どもたちの森公園の代表 相澤孝紀と申します。

2008年からプレイワーカーという現場職につき、2017年から代表理事も兼任しています。


およそ10年前、当時の5年生から「一緒に遊ぶ」について学んだことがあります。

「一緒に遊ぶってのはさ、

『キミも楽しい。自分も楽しい。』

ってことだよ」

「自分だけ楽しい。は一緒に遊ぶじゃない。」

と。

この時、1年生の子たちが遊びの中でズルをして、その遊び方について口論になっていました。

「だからさ、一緒に遊ぶ方法を、一緒に考えよう

この言葉で口論は議論になり、自分たちなりの新しいルールができて遊びは継続しました。


遊びとは行為でなくプロセスであり、そのプロセスをどういう気持ちで行っているかが重要です。

大人が導くものでもなく、こどもが辿り着くところでいい。

そういう場所・経験・時間を届けるのが、本プロジェクトの目的です。

一緒に、こどもたちに遊びを届けませんか!

みなさまからのお力添えを、よろしくお願いいたします!


2007年に千葉市唯一のプレーパークとして活動を開始して以来、

遊びにきた多くの方から「この遊び場を、うちの近くでもできないものか」と相談を受けてきました。

2014年には、市内に増えるプレーパークに対してプレイワーカーを出張させるスキームを組み、

千葉市が人件費面を援助する制度も立ち上がりました。

市内プレーパークの数は2007年に1団体だけだったものが、

2014年には6団体へ、2024年には11団体まで増えました。今後も増える予定があります


その矢先の2024年1月、停車中のプレーカーが事故に遭ってしまいました。

なんとか修繕は完了したものの、あまり長く乗ることは難しいだろうと言われてしまいました・・・


2023年度、プレーカーは千葉市内のプレーパーク団体への出張だけで83回出動しています。更に千葉県内まで活動の場所を広げると104回も、千葉市内外の遊び場へ出張(講師講演も含む)していることになります。

遊びを届ける要の1つであるプレーカーの存在は大きく、今後も継続してこどもたちに遊びを届けるためにも、このプロジェクトを立ち上げました。



『遊びをせんとや生まれけむ』  

梁塵秘抄より( ~1180年頃~@後白河法皇)


「遊ぶために生まれてきたのか」

この一節からはじまる歌が納められているのは、梁塵秘抄(りょうじんひしょう)という平安時代の歌謡集の中。


『遊びをせんとや生まれけむ    戯れせんとや生まれけん

    遊ぶこどもの声聞けば  我が身さえこそ揺がるれ』


という五七五調で詠まれていて、なんだか ふふって微笑んじゃうような歌ですよね。

現代に生きる私たちにも通じる「遊び」と「こども」、そして見守る「大人」の気持ちを表現しているような気がします。



『遊ぶこどもの声 遊ぶこどもの姿』

遊びをせんとや生まれけむ

この歌を見て、最初に思い描いた風景はどのようなものでしょうか。

今まさに生きているこどもたちを思い浮かべましたか?

それとも自分がこどもだった時でしょうか。


こどもたちの遊ぶ姿を思い描くのは、きっとみなさん可能だと思うんです。

だけど、今のこどもたちの遊ぶ姿を正確に思い描ける方はどれくらいいらっしゃるでしょうか。

乳幼児さんはどうやって遊んでいるのかな?

小学生は?

    きっと低学年と高学年でも違うよね。

中学生は?高校生は?


ちょっと想像がしにくい年代の子たちがいるのではないでしょうか。

少子化が問題視されて随分時間が経ちました。

こどもの声は、耳を澄まさないと届きにくいのかもしれません。



『こどもたちを取り巻く環境』

現代のこどもたちはとっても多忙です。

そしてとってもきちんとしたルールの中で生活をしています。


プレーパークに遊びに来る子の中には、かっちょいい腕時計をつけ、

自転車で急いで遊びに来る子がいます。

「今日はプレパだから急いで来た。塾が始まるまでの45分だけ遊べるから!」と。

習い事をしているこどもの割合は7割を超え、

放課後に過ごす場所は「家」「学童」「習い事」「友達の家」がどの年代でも多数を占めている現在、

公園で遊ぶ・こどもたちだけで過ごすような時間の遣い方は贅沢なものになってきてしまいました。


そしてどの公園にも必ず

・対象年齢

・使用上の注意

・やってはいけないこと

を記した注意看板が立ち並び、ボール遊びどころか大声を出すこと、

自転車で乗り合わせることすらも禁止されている公園だってあります。

「今のこどもたちは外で遊ぶことをしない」

「ゲームやスマホばっかり」

なんていう声の裏側には、こどもたちなりの事情や怒られないための方法が隠れていたりもしちゃうんだよね。


『遊びはこどもの主食です』

これは、日本医師会・日本小児科医会の発行する啓発ポスターのキャッチコピーです。

こどもたちは、自分を取り巻く社会の様々な事柄に対して興味津々。

道端にしゃがみ込んでじっと何かを覗き込んでいたり、好きな人の顔をベタベタと触ったり、口先をとんがらせて集中していたり。

そんな夢中になる、楽しそうにしている様子を、私たちは「遊んでいる」とよんでいます。

この「遊び」を通して、こどもたちは体を動かし、心を通わせ、人と関わり、成長していきます。



プレーパークで人気の遊びといえば泥遊び

いつもは「汚れちゃダメ」と言われる遊びもこの日だけはOK

「うわー!」「つめたー!」

「ぬるぬるするー!」

「うー!!!めっちゃ気持ちいいーー!!!」

心が開放されていくと大きな声が出てなんだかストレスが軽減されていくような感覚があり、

ちびっこだけじゃなくて高学年や中高生までがドロドロになっちゃうこともあるんです。

このような自然環境から得られる五感刺激は脳の発達にとてもよく、

非認知能力や社会的スキルを育てていくためにも、

豊かで多様な環境での遊びが重要とされているんだよね。


『ウェルビーイング』

心を開放し、好きなものを見つけ、時に時間忘れて遊ぶ経験を重ねていくことで

「私は好きなことをしていいんだ」

「やりたいことを見つけたらチャレンジしていいんだ」

「できることが増えるのは楽しいことだ」

「できないことがあっても自分なりのスピードで向き合っていいんだ」

という実感に繋がり、「自分らしさ」というキーワードに繋がっていきます。

この、この自分らしくいられる状態=幸せな状態『ウェルビーイング』なんだと考えています。

その中でとっても大切なのは、「自分で」ということ。

自分で好きなものを見つける、何をするかを決める、どこまでやるかを決める。

この主体性を発揮することが『遊び』を成立させるための大切な条件なんだよね。

やらされたことだったらドッヂボールもお絵描きも遊びじゃないし、すごく好きなことだったら

読書やピアノを弾くことも遊びになるはずです。


レジリエンス(困難から立ち直る力、ココロの回復力)

プレーパークでは焚火ができるケースがあります。

(もちろん、種々の手続きを完了して)

ガスコンロの火はもちろんこどもは触れないことが多いし、

オール電化の場合は火すら出てこない。

そんな現代の子達だから、多くの子が焚火に夢中になります。


「火起こしやってみたい!」

と思えばチャレンジできるのがプレーパークのいいところ。

ですが、最初から上手くいかないのもまた当然ですよね。

そうすると我慢できないのが大人のサガ。

「マッチはこう使って」「もっと木を入れなきゃ」「あーもう!」

と、聞かれてもないアドバイスをしたくなるはマシな方で、

「貸してごらん!」と代わりに火をつけてしまう大人の多いこと。


火がつかないからどうしようか

自分で考える

誰かに相談する

誰かのやり方を真似る

途中でやめてもいいけど、続けるかどうか判断する


こういった1つ1つを子どもが体感し判断するプロセスもまた『遊び』です。

この遊びを通した試行錯誤がレジリエンスを高める最初のきっかけなのではないでしょうか。



プレイワーカー

プレーパークという遊び場は、子どもが主役の遊び場です。

その中ではチャレンジングなことや非効率的なこと、時には困ったことやトラブルだって起こります。

子どもだけでは解決できない時の相談相手として、

背負う必要のないリスク(不審者や事故など)からこどもを守る立場として、

プレーパーク周辺地域と子どもたちの遊び場をつなぐコミュニケーターとして、

プレイワーカーという職員が常駐しています。


このプレイワーカーがプレーカーに乗って、いろんな地域へ遊びを届けるのです。



『遊ばない子はいない』

子どもたちの森公園でプレーパークを開催して17年目を迎えます。

平均すると毎年15000人ほどの来園者があり、

子どもだけでおよそ11000人ほどが毎年遊びにきてくれているプレーパークです。

そこでは焚火、木登り、泥遊び、水遊び、ペイント遊び、工作、基地づくり、マンガ、ゲーム、

ドッヂボール、バドミントン、ベーゴマ、けん玉などなど、オールジャンルの遊びが展開され、

遊びに来る人の年齢も、未就園児から高校生、若者、地域の高齢者まで多世代に渡ります。

1つの遊び(例えば火起こし)に熱中する子もいれば、

世代や学校、性別を超えて鬼ごっこしている子もいるし、寝転がってマンガを読む子だっています。

そんな遊び場を続けていて、絶対に確信をもって言えること。

それは『遊ばない子はいない』ということです。


遊ばない子はいないのだから、その行為は人間として生きていくために絶対必要なプロセスであり、

その行為をより質のいいものにしていくことは大切なことです。

食べない人はいないよね。だからこそ質のいい食事にこだわる。

家がない人はすごく困るよね。だからこそ素敵な家に住みたい。

眠らない人も、居場所がないことも同じだよね。

子どもたちの森公園でできることを、この場所だけの特別なことにしてはいけない。

子どもたちが主体発揮できる場所自分らしくいられる場所何をするかを決められる機会は、

どの地域に住むこどもにも等しくあるといいよね。

だから、プレーカーで遊びを届けることが必要なんです。



【あゆみ】

2002年        

千葉市と地域住民が協働し、子どもたちのもりをつくる会 発足

ワークショップを重ねて開園準備を行う


2007年

千葉市子どもたちの森公園開園 運営:自然遊びわかばの会(任意団体)


2014年

NPO法人プレイフルエンタープライズわかば 発足

千葉市プレーパーク開催支援要項の策定

 ⇨千葉市内でプレーパークを開催する団体へ、

プレーリーダーを当会から出張することで支援する制度   

千葉市立源小学校 放課後子ども教室実行委員長を兼務(代表理事)


2018年

千葉市資源回収優秀団体(普及活動)として表彰


2019年

日独青少年指導者セミナー(文科省) 日本派遣団として代表理事が選出               

千葉市どこでもこどもカフェ こどもの居場所としてマップ掲載


2021年

千葉都市文化賞 景観まちづくり部門優秀賞 受賞

毎日新聞 関東版にて紹介

⇨その他紙面(地域新聞、まっぷる「家族でおでかけ関東」、

SUUMOのフリーペーパー など)での紹介多数


2023年       

 NPO等と連携したこどもの居場所づくり支援モデル事業(こども家庭庁)に採択され、夜間のこどもの居場所事業実施


※その他、こどもの遊び、プレーパークづくり、居場所づくりなどについて講師講演多数(代表理事)



プレーカーを入手できたら、まずは外装をペイントするところからスタートします。

車の購入を応援してくださった方々、そして遊びをこよなく愛する子どもたち・大人たちと一緒に、

車の外装を黒板として使えるよう塗装しちゃおうと思っています。

そして、車内を遊び道具がたくさん乗るように改造することも行います。

今の所乗っている遊具は、

ロープ・工具・昔遊び道具・木材・楽器・文房具など種類にして10種類程度、

品数は数え切れないくらいの物品が乗っています。

それらを収められるような収納棚を取り付けます。

準備ができたら、依頼を受けた千葉市内外のこどもたちのいる場所へ、

外遊びを届けに伺います。

2024年度も、2023年度と同数程度の出張依頼を受ける目処があり、

年間100回程度の遊び場開催を見込んでいます。



【リターンについて】

①支援してくださった方へ、代表相澤孝紀(めがね)より、感謝の気持ちをこめてお礼のメールを送らせていただきます。

②はっぱちゃんのイラスト入りの自然素材でできたキーホルダーを送ります!

③こどもり正会員&賛助会員入会時にもらえる、はっぱちゃん柄の手拭い(数量限定品)をおくります!

⑤千葉市内外を走るプレーカーに名前を載せます。企業、個人どちらでも大歓迎!サイズ大小あります。

⑥プレイワーカーめがねが一日出張します!めがねといっしょにあそぼう!あなたの街にプレーパークの遊びをお届けします。


※今回使用しているクラウドファンディングのプラットフォーム(CAMPFIRE for Social Good)では、支援額の100%がプロジェクトの支援となり、別途、ご協力費として支援金額(リターン品)の12%+消費税とシステム利用料はご支援者さまのご負担となります。大変恐縮ですがご了承いただければ幸いです。




目標金額達成したら、プレーカー(車)の購入費用に充てさせて頂きます。

プレーカー購入 60万(中古車で検討しています)

目標金額以上集まった支援金は

塗装ワークショップのペンキ代  3万円
車の改造費用 10万円
プレーパークの遊び道具(ロープ・工具・昔遊び道具・木材・楽器・文房具等)
に使わせて頂きます!

100万を超える支援を頂けたら・・・

長く乗れる新車でプレーカーを購入したい!!!と考えています。



【今後の予定】
2024年
4月28日 クラウドファンディング公開開始
5月31日 クラウドファンディング終了 
6月 リターン発送開始

7月~8月末までに、車を購入。購入予定車種は軽バン(会社名に指定なし)
9月 プレーカー塗装イベント開催予定


支援金の使い道

集まった支援金は以下に使用する予定です。

  • 設備費

※目標金額を超えた場合はプロジェクトの運営費に充てさせていただきます。

社会課題の解決を
みんなで支え合う新しいクラファン
集まった支援金は100%受け取ることができます
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