ご覧頂きありがとうございます。「世界に井波彫刻を発信し隊」です!

このプロジェクトは富山の伝統工芸品「井波彫刻」の職人さんの応援・富山県南砺市の地域活性化と、次の世代に、職人さんの技術など、日本で培われた貴重な価値あるものを残していきたい、という想いから立ち上がりました。

この「欄間×ギター」を井波彫刻で実現・達成すると、製作した欄間ギターを国内外各所に展示・出展も検討しており、著名ギタリストに弾かれることで、認知拡大。結果として井波彫刻の新たな職人さんを増やす手助けにもなります。

ぜひ読んで頂けたら幸いです。

このプロジェクト発起人の津田が、仕事を広げる中で、富山県の経営者仲間との繋がりができ、その中で井波彫刻協同組合の崎田宗孝さんと出会いから始まりました。

崎田さんとの話の中で井波彫刻ギターを見せて頂き「ギターは作れるけれど、こんな彫刻は自分には出来ない!こんな珍しいギターは見たことがない!」と衝撃を受けました。

そこで自身の持っているギター製作の技術と井波彫刻を掛け合わせたとき、どんなギターができるのだろうか?と思い、コラボして何か商品を作りたいと思いました。昨年2023年の1月から毎月のように富山県南砺市の井波彫刻協同組合さんに通い、何度も話し合いを重ねてきました。クラウドファンディングで今までにない面白い商品を職人さん達と作り出したいです。

一方で井波彫刻師は全盛期1970〜80年代ごろの約300名から、現在で約150名に減っています。このままだと、いずれは職人さんが減り続け、衰退の一途を辿ることになるかもしれません。
そして井波彫刻だけでなく、日本の伝統工芸品の課題はどうやって多くの人に認知してもらうかという問題があります。どんなに技術が素晴らしくても、物が売れなくては生き残っていくことはできません。国内では、いかに日本の伝統工芸が価値あるものか、日本人自身が知らないという現実があります。認知度を高めるために、国内・海外向けサイトの制作やSNS、動画マーケティングなどもやっていかなければならないと思っています。

そこで「欄間ギター」を製作し、全世界に井波彫刻の技術を発信したいと考え、このプロジェクトを立ち上げました。

この挑戦が失敗で終わっても、この挑戦自体が人々の心に刻まれ井波彫刻・南砺市の認知度拡大に繋がると信じています。

もちろん成功するまで何度でも何度でも続けます。

想いばかりが先行し長文になってしまいましたが、お時間がある時にぜひ読んでいただき、ご支援を頂けたら幸いです。


そもそも「井波彫刻って何?」と思われる方もいると思いますので、井波彫刻についても詳しく説明します。

井波彫刻の起源は、江戸時代中期に富山県にある瑞泉寺(ずいせんじ)というお寺が火災により焼失し、再建される際に、京都の東本願寺より前川三四郎という彫刻師が派遣され、地元の大工がその彫刻の技法を学び、富山・井波の地にその技術が根付いた事が始まりとされています。当初の依頼内容は神社仏閣などの彫刻がほとんどでした。

※瑞泉寺は井波彫刻発祥の寺として現在は観光名所にもなっています。


その後、明治・昭和と時代を追うにつれ、住宅用の欄間(らんま)の生産量で日本一になる等、寺社・仏閣彫刻だけでなく、一般の住宅用彫刻としても順調に発展していき、昭和50年には「国の伝統工芸品」の指定を受けます。

※欄間とは…家屋でよく見られる、和室のふすまの上に配置される装飾です。

2018年に完成した名古屋城本丸御殿の復元工事の際には、井波彫刻の技術で欄間を見事に復元させて、名古屋城本丸御殿復元計画に華を添えました。そして同年(2018年)に「木彫刻のまち井波」が日本遺産に登録されました。

このように井波彫刻は今や日本を代表する伝統工芸品のひとつとして認知されています。

名古屋城本丸御殿

井波彫刻の最大の特徴は、200本以上のノミや彫刻刀を使い、1本の木から装飾を彫り出すことにあります。

紙ヤスリも一切使わず、ノミや彫刻刀だけで掘るため、井波彫刻独特の大胆かつ繊細な彫り跡が生み出されます。



写真提供「竹中大工道具館」さま


2008年ごろに「井波彫刻×ギター」という異色コラボの挑戦がありました。

考案したのは井波彫刻師が150名ほど所属する、井波彫刻協同組合 事務局長の崎田宗孝さんです。

音楽・ギター好きだった崎田さんが「井波彫刻の凄い技術を駆使してエレキギターに彫刻したい!」という、いわば崎田さんの個人的願望も込められた思いから始まったプロジェクトでした。1995年に井波彫刻協同組合に入社した崎田さんですが、この企画の実現に辿り着くまでは13年もの歳月が掛かりました。

そして2008年「小規模事業者新事業全国展開支援事業」の採択決定により、「井波彫刻ギター」の制作に補助金が出る事が決まり、3本までなら制作OKとの承諾を得て、ようやく井波彫刻ギターの制作が決定しました。

このギターは、メディアでも取り上げられ、実際に演奏している様子もテレビ放映されました。

富山発祥の伝統工芸品「井波彫刻」の技術がエレキギターのボディで表現された、超異色とも言える夢のコラボギターです。

井波彫刻ギター


新たな挑戦

かつて住宅用の欄間(らんま)の生産量で日本一になった井波彫刻ですが、全盛期1970〜80年代ごろの約300名から、現在で約150名に減っています。このままだと、いずれは職人さんが減り続け、衰退の一途を辿ることになるかもしれません。

今回のクラウドファンディングは、このような伝統的な価値のある技術を未来へ伝えていくために、何か新しい挑戦をしたいと想いから、ギター職人の津田佳幸が発起人となってスタートしました。

かつて、生産量日本一になった井波彫刻の歴史と深い文化の象徴である欄間」「ギター」を掛け合わせることにより、職人の巧妙な技術を、新しい形で発信できるのではと考えました。日本国内だけでなく、海外への認知度を高めるきっかけになるのではと思っています。


欄間ギターのデザインについて

欄間ギターのデザインのひとつとして、今回は老松(ろうしょう)をモチーフにしたデザインを予定しています。

老松とは、日本語で「年老いた松の木」を指します。
松は、日本古来から長寿・繁栄・不屈の象徴として、大変縁起のよいものとして用いられてきました。老松は、松の中でも特に年月を経た立派な松を指しています。

我々は、この老松の欄間ギターに井波彫刻・南砺市・北陸全体の末長い繁栄への願いを込めて、制作に取り組みたいと思っています。


プロジェクトメンバー
Ideal Guitars / ギター解決.com
代表 津田佳幸

ここまで読んで頂きありがとうございます!沢山の方々の想いを載せてここまで文章を書かせて頂きました。

ギター製作やリペア(修理)業をしている津田佳幸と申します。
素晴らしい方々とのご縁に恵まれて、このプロジェクトにチャレンジが出来ること、本当に感謝しております。

私は10代でESPギタークラフトアカデミー卒業後、楽器製造会社に在籍し年間500本ほど、フェンダージャパンなどのギターやベースの製造に関わってきました。その後、舞台音響会社へ転職し、現在は独立・起業してギターのリペア業をしています。

音楽やギター製作・修理に携わり13年ほどになります。音楽が大好きで、ギターリペアの仕事を続けてきました。
多くの方々の楽器を見させて頂き、自分が手を加えることで、楽器が弾きやすく生まれ変わったり、良い音色を奏でたりすることにやりがいを感じています。何より、お客様から直接「ギターが弾きやすくなった!音が良くなった!」とお声をいただけることが本当に嬉しいです。

独立した際に、企業理念を「次世代への価値創造」とし、音楽だけでなく、素晴らしい技術や商品、人の役に立つ知識、生活をより良くする為のサービスなど、様々な分野の価値あるものを、次の世代に伝えていきたい、残していきたいと思って事業展開してきました。
独立して2年目にコロナ禍の影響を受け、音楽業界も多岐に渡って打撃を受けましたが、その際に自身の仕事も激減し、何とかしてギターリペア業を広めるために、新たにWebマーケティングを学ぶなど、音楽の仕事以外の面でも奔走してきました。
現在では、ギターリペア業と並行して、様々な会社さんのホームページを作ったり、集客戦略を練ったりしていますが、価値あるものを積極的に発信したり、多くの人に認知してもらうことの重要性を痛感しています。

自身の仕事を広げる中で、富山県の経営者仲間との繋がりができたのですが、その中で井波彫刻協同組合の崎田宗孝さんと出会いました。井波彫刻ギターを見せて頂いたときに大変衝撃を受け、自分も何か力になれることがないかと思い、今回のプロジェクトを発足いたしました。

彫刻技術・芸術を絶やさないためにも、多くの方々の協力が必要です。ご支援・応援よろしくお願いいたします。


井波彫刻協同組合
事務局長 崎田宗孝

これまで井波彫刻ギターを活用し井波彫刻の技術の凄さを全国に発信してきました。
ただ、井波彫刻協同組合内には彫刻師は約100名所属してますが楽器として一番大事なギター本体部分を制作できるものが居なく、井波彫刻ギタープロジェクトを積極的にすすめる事ができず、ずっと悩んでおりました。そこで救世主として現れたのが津田氏。津田氏と御縁を頂き、諦めかけていた井波彫刻ギタープロジェクトをもう一度、本腰を入れて頑張ろうと忘れかけていた熱い思いが蘇りました。

井波彫刻ギターを活用して伝統の技術を全国発信したいと同じ目標を目指す津田氏と力を合わせ、必ずこのプロジェクトを成功したく、皆様のご協力よろしくお願いします。



洋野町地域おこし協力隊/グラフィックレコーダー
山岸智也さま

井波彫刻に出会い、文化資源を守るために自分のできることと掛け合わせて、何かしたいという津田さんの思いから始まったプロジェクト。私も地域で活動している身として、その熱い思いに心打たれるものがありました。日本の彫刻技術はそれこそ世界に誇るものであり、時代が変化する中でも、いろんな形で後世に残していくことは素晴らしいことだと思います。北陸地域のために頑張る姿、私も全力で応援させていただきます。


井波・移住サポートシェアハウス運営
吉田大地さま

井波で移住サポート、シェアハウスを運営している吉田と申します。
井波彫刻を中心に活気が高まっていく、井波のパワーに惹かれてここで仕事したいと1年近く前から思っていたのですが、ようやくご縁がつながり井波に来られてすごくうれしく思った。一方で実は井波彫刻師さんが減ってしまっているということをお聞きして、自分も井波彫刻を広める何かお役に立てたらうれしいと感じました。
このプロジェクトももちろんのこと、井波彫刻を広げていこうという動きがより活発になっていくことを心より願っています!


動画マーケティング
村山徹さま

この度津田さんの日本の文化を守る!という使命に共感し、お手伝いさせていただきました。

ご自身のギター作りと井波彫刻の融合により、本質は変えずに新たなチャレンジにより、日本の伝統文化を継承し続け、更に押し広げていく!という思いが少しでも多くの方に伝わることを願っております。


農業✕テクノロジー アグリテックスタートアップ企業/代表取締役
下村豪徳さま

古き良き守るべきものと、時代の変革にあわせて変化していくもの。農業という産業もテクノロジーとかけあわせる事で時代の変革にあわせてイノベーションがおきると考えます。
今回は津田さんの井波彫刻技術という守るべきものと、技術に触れてもらうための接点として音楽という強力な発信媒体を活用するというかけあわせを行うことで、次世代に繋ぎたいという強い思いに共感しました。楽器は演者によって語り継がれるものだと考えます。
私は欄間✕ギターのかけあわせを応援致します。


ギタスナフェス実行委員長
藤田隆彰さま

あのギターがやってくる!?
僕らが大阪府豊中市で「みんなが音楽を辞めないための1日」として開催している入場無料の野外音楽フェス、ギタスナフェスに衝撃が走ったのが2019年でした。
【和製変形ギターの大御所】として井波彫刻さんが制作されたギターを持って来ていただき、楽器の展示と撮影会を行なったところ、普段から楽器を演奏する方もそうでない方もたくさんご参加いただきました。これもひとえに井波彫刻さんの技術力と発想力によって生み出された楽器が持つ魅力によるものだと感じています。
写真はみんなでステージにあがって演奏した際のものです。
どこに彫刻ギターがあるかわかりますか?

そんな魅力的な作品を生み出される井波彫刻さんが今回
欄間ギターを作る?欄間ってあの和室の欄間?
となりながらも見て納得。まさに欄間のギター。唯一無二だと思います。
しかも支援目的ではなく北陸を盛り上げたい!とのこと。大阪からこのギターの完成を楽しみにしてます。また願わくば実際に弾く機会があれば最高ですね。
引き続き応援しております。



現在の準備状況

まも無くクラウドファンディングスタートです。資金が集まり次第、欄間ギターの製作・リターンの発送などを進めていきます。

スケジュール

 2月14日 プレ公開
 2月21日 クラウドファンディング開始
 3月31日 クラウドファンディング終了
 8月    欄間ギター完成予定
10月    リターン発送


【例】330万円で達成の場合

①リターンに発生する費用
(返礼品、配送料など):約104万円

②クラウドファンディング手数料:約66万円

330万円ー(①+②)=160万円

→残額の約160万円を、欄間ギター制作費にすべて当てさせて頂きます。


2024年1月1日、石川県で発生した能登半島地震により、北陸地域は大きな被害を受けました。災害のリスク評価を手がける米ムーディーズRMSによると、住宅や工場など地震被害の損失は最大60億ドル(約8700億円)に上るとの試算を公表した。(讀賣新聞から抜粋)
その中でも南砺市井波彫刻の被害は比較的少ないものでした。

消費が低迷する状況から文化資源を守りたい」そんな想いから南砺市井波を拠点に北陸全体を盛り上げるプロジェクトを立ち上げました。




プロジェクト成功の先には、団体名と同じく「世界に井波彫刻を発信したい」世界への発信をしていきます。


<募集方式について>
本プロジェクトはAll-or-Nothing方式で実施します。目標金額に満たない場合、計画の実行及びリターンのお届けはございません。

この挑戦が失敗で終わっても、この挑戦自体が人々の心に刻まれ井波彫刻・南砺市・北陸全体の復興に繋がると信じています。もちろん成功するまで何度でも何度でも続けます。ぜひ応援お願いいたします!


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