2019年8月、自然栽培の稲に誤って農薬を散布されてしまいました。そのために販売が大変苦戦しております。お米の食味は良い評判をいただいていますので、この場をお借りして一人でも多くの方にお米を食べていただき、今後の販売に繋がればと思っております。どうぞ宜しくお願い致します。

プロジェクト本文

◆サラリーマンしながら週末農業やっています


皆様初めまして。

サラリーマンしながら週末農業やっています、大神晋司と言います。
この度は私のプロジェクトご覧いただきありがとうございます!


さて私が米作りをしているところは、大分県国東市という場所です。


九州の右上の丸っこい半島の、真ん中あたりで作っています。



この地域は、世界農業遺産に認定されるほど自然豊か。
私が米作りをしている地域は、あちこちに水が湧き、その湧水が流れ込む河川から水を引いて栽培しています。


サラリーマンである自分が米作りをするきっかけですが、6,7年前、健康の為に玄米を食べるようになりました。
食べ続けていると、玄米食の効果を実感。どうせなら自分で作って、しっかり安全を担保できるものを食べたいとの思いが。。
ちょうどその時に親が高齢のために農業をやめることになり、田んぼを引き継いで2014年よりで米作りをするようになりました。

周りに自然栽培している人いなかったので、自分でネットや本で勉強しながら、失敗を重ね試行錯誤しながらやってたら、気が付いたら一町(100a)の栽培面積に^^;


ここ2,3年は脱サラして農業で食べていくことを目標して、昨年やっと納得のいく成果を上げられそうでした。

その矢先のことでした。
丹精込めて栽培していた稲に、なんと間違って農薬を掛けられてしまいました(+_+) その為に大変販売に苦戦しており、今のままでは顧客の大幅減になります

今回このような状況を説明させていただき、お米の販売を通してたくさんの方と繋がりができればと思い、プロジェクトを立ち上げました。

長文でのご案内になりますが、最後まで宜しくお願い致しますm(__)m


さて、まずは私の米作りについてお話します。
一年通してこんなことやってます。
(※Facebookでもよく農業ネタ上げています。プロジェクトの期間中だけ設定を「公開」にしますので、興味あられる方は覗いてみてください。Facebookページ

【籾選別】

健康な苗を育てるために籾の選別を行います。
農薬不使用ですので、農薬による消毒は一切行いません

底に沈んだものが実がしっかり詰まった良い種です♪
ちなみに種は自家採種です。種を毎年取っていくと、稲が段々とその土地の環境に馴染んでいき、食味が上がっていきます。良い子孫を残していくのもひと手間掛かります。


【籾まき】

選別した籾は約100時間水に浸けて、1mmほど根が出ましたら箱に籾を播きます。
肥料も不使用ですので、土にも一切肥料は入れていません

っきいい

我が家は家族総出(妻と娘2人)で籾まきします。
まだまだ可愛い娘たちと楽しく作業です♪


【育苗】

籾まきして数日後に、芽が土から顔を出します。発芽した姿を見るととても愛おしく感じます^^


一か月もすると20センチほどの苗に。


無肥料とは思えない立派な苗に育ちます。

ご近所さんから「本当に肥料作ってないの?」とよく言われます(笑)

自然栽培農家さんの中には育苗だけ肥料使う人結構いらっしゃいますが、それを否定はしませんがやりようによっては立派な苗が出来ます。



【田植え】

さていよいよ、苗を田んぼに移します♪

田植えは既に梅雨に入ってることが多いので、毎年雨の中でずぶ濡れになってやってるような(笑)
まるで我が子を見送るような気持ちで植えていきます。

【除草作業】

田植え後は数日して除草作業です。除草剤不使用の栽培で一番辛い作業です。
自分はデトックスも兼ねて裸足で田んぼに入ります。適度な作業であれば、逆に疲れが取れてスッキリ!
でも度を超してしまうこと多くて、酷い時は足裏の皮が剥けたり(笑)


ちなみ除草作業は、ミニカルチという機械でしています。
機械が通った後は、発芽して間もない草が・・・コナギという厄介な草です。


除草作業はタイミングがとても大事。
以前、タイミングが少し悪かったのに加えて、育苗を失敗して稲が草に負けてしまいこんな酷い田んぼになったことがあります( 一一)


この時は必死の除草作業も虚しく、、、それどころか最後の鹿に稲穂をかじられ、なんと反収50キロという記録的収量( ;∀;)(農薬・肥料使ってる農家さんでこの10倍くらいあります)
ですが、この失敗からキングメタルスライム級に経験値が大幅にアップ!(笑)


【溝切り】

田植え~稲刈りの前に溝切りを行います。
これしとかないと、水はけの悪い田んぼは稲刈り時に泥の中をコンバインが走ることになり、最悪スタックして動けなくなります。これは相当にやばかった時の田んぼの写真(+_+)


こうならないために、田圃に溝を掘ります。


自分は手作業で100メートル掘るのでかなり重労働です。
溝を掘れば、稲刈り前に雨が降っても素早く排水できて、稲刈りの時にぬかるみません。
大変ですが手が抜けない作業です。

【稲刈り】

さていよいよ収穫です。


稲刈りは収量の面で一年の集大成となるので、少し緊張します。
今年度は今までの失敗や自分で勉強したことが実を結んで、目標としていた収量を達成できました♪


乾燥】

収穫した籾は乾燥機に入れて乾燥させます。


農薬を使用しないので、玄米で召し上がるお客様が多く、乾燥もこだわっています。
効率重視すると高温で乾燥し過ぎて玄米の発芽しなくなりますので、温度を40℃以下に抑えてじっくり乾燥させています。
玄米が死ななくて、食味も良くなります♪


【稲刈り後~春まで】

稲刈り後にトラクターで田んぼを耕します。


耕すタイミングはワラの状態を見ながら。


春までに3回くらい耕せば、かなり分解できます。

未分解のワラが翌年まで残ると、それが原因で田んぼからガスが湧いて、結果として草が生えやすくなります。実は草との闘いは稲刈りが終わった時から始まっています



◆栽培している品種について

いくかの品種を栽培していますが、今回リターンさせていただく「イセヒカ」を説明します。

イセヒカリは平成の最初の年に、伊勢神宮にて突如として誕生しました。
伊勢神宮では言わずと知れた天照大神を祀っている神社。
10月に執り行われる神嘗祭で奉納されるお米は、伊勢神宮の御神田で栽培されています。
栽培されている品種は「コシヒカリ」でした。

ところが平成元年の秋、伊勢地方は2度の台風に見舞われ、御神田のコシヒカリは強風により軒並み倒されてしまいました。しかしよく見ると倒れずに真っすぐ立ってる稲が2株。イセヒカリ発見の瞬間です

倒伏しやすいコシヒカリの中で突如として現れたイセヒカリ。伊勢神宮の方々はこれぞ「神の米」と思われたのか、発見以来御神田で栽培される品種はイセヒカリに代わり、そして10年ほど門外不出だったそうです。

このように少し神秘的な誕生をしたイセヒカリ。
味の傾向は違うにしろ、コシヒカリから生まれてきたせいか食味がとても良いです。
最初の口当たりはあっさりしていますが、噛むほどに優しい味わいが口に広がります。米どころ東北の方も「東北の米より美味しい」と言ってくださる九州は大分のイセヒカリ。

是非、ご賞味ください♪


◆精米の方法について

分づき以外の通常の精米は循環式精米機でやっています。


精米時にお米が熱を持ちすぎると食味が落ちるのですが、この循環式精米機では熱をほとんど持たずに精米できるんです。
もう一つこだわってるのはどこまでヌカを削るか、ということ。小さい粒の米は、以下の図のようにいくつかの層になっています。

お米の真っ白な部分がデンプン層で、その周りが亜糊粉層→ヌカ層→ロウ層という層で覆われています。
私の場合は特にお客様の指定がなければ、ヌカ層を僅かに残すくらいで精米を仕上げます。
一番重要なのは「亜糊粉層」を残すこと。

実はここにお米の旨みがギュッと凝されています。
このような精米をすれば、すっきりしつつ、旨みのしっかり残ったお米に仕上がります。

循環式精米機はアナログですが、五感を使って精米ができるので今後も使っていきます。


◆農薬誤散布に伴う現在の販売状況について

冒頭にも書きましたが、誤って農薬を掛けられしまいました(T_T)
農薬不使用の農家にとっては、場合によっては経営が大きく影響の出る事件です。

起こってしまったことは仕方ないので、精神的には数時間で気持ちを切り替えましたが、現実は厳しく2割強の値下げで販売していますが、現在顧客の半分は離れる可能性があります(>_<) 

僅かに農薬が残留してましたが、検査結果に関係なく「農薬が掛かった」という事実で離れたケースもあります。まぁこれは気持ちわかります。
農薬不使用のお米をお求めされる方は、完璧主義というか、農薬に関してはシビアにみられると思うので敬遠されると思うんですよね。私だって客だったら気にしますから。

(誤散布をした業者が代理で検査依頼をしましたので、依頼者名は私ではありませんので名前は伏せます)


お客様の気持ち理解できます。ですが、だからといってこの販売状況を放置するわけにはいかず・・・なので敢えて言わせていただきますm(__)m

検出された数値は、常食しても体に影響のないと言われる基準(10ppm)の100分の1にも満たない数値で、私は体に害はないと思っています
私のお米は掛かった農薬が誤散布の一回だけで、農薬を複数回使用しているケースの多いスーパーなどで売られている米より、同等かそれ以上の安全性と自負しております。

更に、この検査は玄米で行っておりますが、今回のリターンは精米することで、農薬が残留してると思われるヌカをほとんど削ります。そういう意味でも品質を担保できます。


実は農薬誤散布前より市役所などと話を進めていまして、今春に会社を退職して農業で生計を立てる予定です
面積拡大に伴い機械購入は勿論、簡単な倉庫なども建築予定だったり、色んな設備投資を控えており、その為にもなんとか今回の状況を少しでも挽回したいと思っています。


どうか私のプロジェクトにご支援を賜りますようお願い致します!
そしてご支援いただいた方々と長いお付き合いできれば幸いです。


※余談ですが、農薬を誤って掛けた先との話し合いの末、昨年末に賠償金はいただきました。
ただ内容は価格を下げることによるその差額分と、誤散布に関わる当方が負担した諸経費のみ。
こちらの過失はありませんでしたが、今後お付き合いすることもあろうかと慰謝料などの計算根拠の乏しい請求はしませんでした。



◆お金の使い道

今回の金額(リターンがお米)はクラウドファンディング手数料を差し引いた金額が、今年の値下げした販売価格と同じくらいになるよう設定しています。

ご支援いただいた資金は以下の通り使用予定です。

 

①除草機 → 20万円
  昨年まで使用した除草機では、稲の根を相当切ってしまうので生育に悪影響が出ます。
  田植え機に装着する、稲に優しい除草機を購入します。  


②看板製作費 → 2万円
  農薬誤散布防止、栽培方法アピールの為に看板を製作します。

③溝切り機 → 5万円
  
稲刈りをスムーズに行うために、田圃に溝を切る機械です。中古の購入を予定しています。
 

④苗コンテナ → 3万円
 田植えの時に田圃に苗箱を運ぶ棚です。今年は面積が1.5倍くらいになるので、一人での田植え作業ゆ
 え、効率化のために必要となります。これがあれば今の倍以上のペースで運ぶことが可能です。 


⑤アイガモ農法 → 3万円
  今年は一部の田圃で、アイガモによる除草を実験的に実施します。
  ヒナの購入費用や飼育小屋の材料費等に当てます。


⑥その他運転資金等 → 主に修繕費・消耗品費・燃料費として使わせていただきます




※本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


  • 2020/03/08 20:11

    この前、青森で栽培された亀の尾を試食してなかなか美味しくて、では西日本の亀の尾の味はどうだろうと、山口で栽培された亀の尾を食べてみました。うーん、いまいちでした^^;亀の尾は極早生なので、西日本では食味が上がる秋口前に熟していきます。それが原因かなぁ。でもお米アレルギーの方も食べられるお米を諦...

  • 2020/02/28 21:39

    先日、青森から「亀の尾」というとっても古い品種の米を取り寄せて、試食しました。あっさりしつつも、しっかり旨みのある味。いかにも硬質米という感じで、言われるように米アレルギーの方も食べられそうな感じでした。うちも硬質米に近い品種ありますが、はっきり米アレルギーの方も食べられる!と強く言えるものは...

  • 2020/02/23 17:18

    排水用の水路を掃除しました。親の代から掃除しておらず、たぶん10年ぶりくらい?の掃除かもです^ ^;排水はできてるのですが、このままだと年々泥が堆積するので今年頑張って掘りあげます!米作りって土木作業みたいな事多いです(笑)あと50メートルを春までに!

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