そしてヘッドロックが始まる(byあくのふどうさん)
高円寺に不動産の天才達が集うBarが出来る。今度は壁があるらしい。
恐ろしい事に、このポストをしてから10年に満たない時間が流れた。
その間に私達は何をしてきたのか。毎年年末には、よかれと思って稼働した他人の不動産プロジェクトにマルチ集団が内輪ノリで殴りかかるイベントを主催し、出自の怪しい身分定かでない狂人達が各地のクソ物件を周回している。もう9年やってるらしい。小1だった息子が高校受験してる時間だ。
2年前には壁がないお店を始めてしまった。
雨の日はどうするんだ?誰も疑問におもわなかったのか。「ドリフうどんを地上げ出来たらおもしろくない?」それしか考えてなかった。竣工したらとてつもない量の風雨が流れ込んできた。冬に寒くなったら不動産屋やろうと誰かがいいだした。寒いの関係ある?発案者は体重が100kgありそうだから誰も何も言えなかった。それからビニールの雨除けカーテンが付いたのは1年後だった。地上げしてよかったのか。お上品の化身みたいな地主さんからのラブメッセージが今夜もスマホに届いてる。
今度のお店は壁があるらしい。
当時天才だった不動産戦士達もそこそこ初老だ。10年前と同じVPのタイトルのまま、タカラレーベンに転職したファンド屋のおっさんは元気だろうか。グローバンスで「うちはこてこての不動産屋なんで!」と叫んでたお兄ちゃんはいつの間にかカスキャピの代表者になっていた。山賊だった同僚の年収2400万は気づけばADWに転職していた。年収半分くらいなってないかな。そして10年前の私に伝えたい事がある。リバブルが買い取り再販してる。インチキだろ、これ。お前らこの10年何してたよ。
ヘッドロックが始まる
「店決まったから」
城南で複数店舗を経営するベテラン競馬屋に、「儲かるプランを今直ぐひねり出せ」とDMが届いた。「え、また5坪…」絶句する競馬屋。「だから(なに)?」人一倍元気な100kgが身勝手な己の法案を体格差で押し通そうとしている。勢いある。来期は杉並区の区議会議員選に立候補するつもりなのかもしれない。
「内装やっといて」
前回センセーショナルな3坪物件を無報酬で引き受けてしまった為、狭小店舗の専門家と化したオシャレなおっさんにも指示が届いた。図面や人工の相談が1ミリもなく、設計も仕様も決まってないのに竣工日は決まってるらしい。そんな現場やったことある?
「工事費がいるだろ!」
資本を凝縮した賢い白鳥さんの首根っこを握りしめ、「🍄マークの団体に今直ぐ体当たりしてこい」と、体重100kgが華麗な資金調達計画を披露していた。会議参加者は「(うわー、俺じゃなくてよかった。)」と全員下を向いていた。
「なんか書ける?」
まっとうな会社で位人臣を極めた不動産団体のファウンダーのおっさん。以前なら稟議として上程され、然るべきルートで精査されてきた書面を確認する立場だったが、居心地の良かったグリーン席を蹴り上げた途端、100kgから飛んできた雑な指示をこなす立場にドロップアウト。信じてもらえないかもしれないけど、このおっさん、東証で鐘を鳴らす側の人間だったんだぜ。
「お前もなんかやれよ」
今年でいよいよアラフィフが終わり、次のステージが私をまっています。そろそろ大きな病気とかになったりする歳なんだけど。…とりあえず100kgが怖いから開店まで伴走しよう。壁がないお店の時は、「いま内壁にはる木版一箇所空いてるから、すぐ50,000円振り込んで!木版貼るから!」とDMが来たので、3分後にpaypay銀行から送金した。決済中だったので、ちょうど画面が開いてたからすぐ対応できた。よかった。しにます。
ヘッドロックが始まる
ヘッドロックが始まる
これ見て笑ってるお前ら。お前らもなんかやれよ。
はじめに・ご挨拶
こんにちは!全宅ツイ公式キャラクターのグリップ君だウホッ!
全国宅地建物取引ツイッタラー協会(通称:全宅ツイ)は、ツイッターを通じて交流し合う不動産屋により結成された団体で、仕事をさぼってツイッターばかりしているうち、ついに法人化までして正直不動産の監修をしたり7冊もの本を出版するに至りました。クソ物件オブザイヤーなんかも主宰してます。
2021年には高円寺で倒れた蕎麦屋さんを再建するプロジェクト「酒チャンス」を行い、高円寺に不動産屋さんのコミュニティを作っています。
そんな全宅ツイが2店目「Bar中間省略」を高円寺で開業予定だっ!
商品・お店が作られた背景
みんなの思いで作った酒チャンス。沢山の仲間が来てくれて毎晩賑わっているんですが、一つだけ致命的な欠点がありました…。
それは…
寒い。
壁がないので冬場はすごい寒いんです。
俺たちももう初老。時には暖かいところで酒が飲みたい。
酒チャンスで四季を感じながら飲むレモンサワーも最高。色々な人との出会いもある。
だが、たまにはしんみり飲みたい夜もある…こうして壁のあるお店探しが始まりました。
お店のこだわり(byお鯛)
男たちは箱を探していた。
ただ、箱を探していた。
しかし、無い。圧倒的に箱が無い。
コロナ融資の返済が始まり飲食店の倒産が相次ぐなどと言われているが圧倒的に箱が無いのである。
東に床が土の物件が出たと聞けば飛んでいき、西に白蟻被害で柱が消えている物件が出たと聞けば駆けつけた。
しかし、それらも瞬間的に蒸発し掴みとる事は出来なかった。屋根裏のような物件さえもふざけた団体名の為に押さえる事は叶わなかった。
そして、長い長い旅路の果てついに男たちは箱へたどり着いた。
人間の欲求には限りがない。
マズローの欲求5段階説によれば「生理的欲求」、「安全欲求」、「社会的欲求」、「承認欲求」と段階があり、その最上位に位置する欲求が「オンナに店を持たせてその1席でグラスを傾ける」である。
「会員制」とだけ書かれたその重いドアを開け一歩中に踏みいれば、小さいながらも確かな設えの店内。
外の喧騒から切り離され時間が止まっているかとも感じられる。
店の広さには似つかわしくない棚に並んだこだわりの取り揃えに目をやりながらも最初の一杯は決まっている。「いつもの」と一言伝え店の一番奥の席へ。
ここから眺めるオンナの顔は今日も輝いている。他の客も大体は見知った顔ぶれだ。
話題はいつも他では聞けないような深い不動産話。ここに居るだけで業界の深淵を覗き見ることが出来る。そんな限られた席があるオレの店の名前は…
「Bar 中間省略」
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現在東京の店舗市場は大変な取り合いになっています。
その激戦をくぐり抜け、今回酒チャンスから3分ほどの好立地に物件を押さえることができました!
奇跡!
ここに、紹介制の不動産BAR「Bar中間省略」を作ることにしたのです!
設計は全宅ツイお抱え、建築基準法の行間の魔術師、お鯛先生。
今回も素敵なお店になるに違いありません。
ぜひあなたもグラスを傾けながら不動産トークに花を咲かせましょう。
お店の場所は非公開。会員になられた方だけにお知らせします。
営業時間は17:00-24:00を予定。
※注:ママは誰の女でもありません。(今のところ)
リターンのご紹介
リターンは初期の会員権やボトルキープ権、狼旅団団長のセミナー無料券など多数のリターンをご用意しています。
あんまり豪華なリターンじゃなくてごめんね、でもそういう酔狂を理解してくれている方々とカウンター越しに飲みたいんだ!
みんなよろしくね!
プロジェクトで実現したいこと
不動産のコミュニティをここで作りたいんです!
酒チャンスで集合して、気の合う仲間と出会えたら「紹介制のBARがあるんだよね」って誘ってきてください。
美味しいお酒と心地よい空間で話せば、取引も円滑に進むでしょう。
資金の使い道・スケジュール
全額をお店の施工費用及び運営資金、CAMPFIRE手数料に使用させていただきます。
施工費用が史上最高に到達している2023年、めちゃくちゃ高いけどみんなと暖かく遊べる場所がほしいんだッ!
全宅ツイのグルより
はい。みなさん。(仮称)酒チャンス2号店です。
全宅ツイの会長が言うには3号店まで実績を作ったら、あとはフランチャイズ「みんなで酒チャンス」を運営して信者から集めたカネで名証セントレックスに上場するんだそうです。
まぁ、酒チャンス1号店のように2号店も地元高円寺の皆様から愛されるお店にしたいですね。
2号店が繁盛しないと知らないうちに(仮称)酒チャンス2号店は、メンズエステ「愛チャンス」になって臭い飯を食べにいった新宿太郎店長にぼくたちが差し入れをしにいったりしないといけなくなるので、皆さんよろしくお願いいたします。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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