2022/06/14 19:00

 ご支援いただいた皆さま、このページをみてくださっている皆さまありがとうございます。
 こちらは”ポジティブなPERCH HOUSE”として文章を載せている、クラウドファンディングページへの補足文章になります。

 PERCH HOUSEはただ何となくキラキラしたイメージにしているわけではなくて、いろいろな経験を踏まえ、考えた結果です。しっかりその考えてきた部分を補足として書きたいと思います。ぜひ読んでいただけたら嬉しいです。

 私は約2年前に女の子から家族についての相談を受ける活動を個人的にしていました。もちろん相談内容も、悩みの大きさも感じ方も人それぞれ。例えば、母親から毎日物を投げられる、毎日暴言を吐かれる、姉妹間での差別など。。緊急で避難したいという相談もありました。他にもあります。

 そんな中唯一共通していたことがありました。それは、どんなに辛いことをされても "母親が大好き" だということ。だからこそ自分さえ我慢すれば良いと思うのです。何か言って,行動を起こして大好きな母親を怒らせたくない、親に迷惑をかけたくないから。でも彼女たちもこの状況はおかしいかもしれないと何となく分かっています。そして寂しさや認めてほしさから自分ができる範囲のやり方で存在価値を確かめるため行動します。薬を飲んだり、自分で自分を傷つけたり、SNSで会った男の人と会ったり。

 本当に、このようなことを中学生高校生の女の子がしています。
 
 今回私が相談を受けた例として載せた内容は重め(件数が少ないということではないです)ですが、家族についての悩み,親の不仲,別居,離婚についても同じです。家などに居場所がないと感じ、悩む子は自己肯定感が低く、自分の軸も持てなくなります。

 私はこのような経験から他人が関与できるところと、そうではないところがあるのだと気づきました。そんな中、このような問題を根本的に解決するにはどうしたら良いのだろうかと考えてきました。そして先ほど例に出した相談内容↑のような状態になる前に、何かアクションできたら良いのではないかという考えるようになりました。

 では、具体的にその層(他人が関与できる段階で悩みを抱えている人たち)、もっというと ”周りから見ると普通。でも実は悩んでいる” 状態の人たちにどうアプローチしたら良いのか、
そう考えた時にポイントになったのが以下
・家庭環境に関する悩みは誰でも抱えている
・悩みの大きさ、深刻さの捉え方は人それぞれ
・「相談乗ります」というやり方では響かない
です。

それを踏まえた上で私が出した答えが以下
・女の子たちの日常に馴染む自然さ
・憧れられる場所
・入口をポジティブなイメージに
・「相談に乗る」ということは大々的に出さない
です。

 そうしてこれらの答えを形にしているのが、このPERCH HOUSEです。
 一方的に何か支援をするのではなくて、女の子たちと一緒に、自分だけの生き方や好きなことや居場所を見つけていくための場所。

 まずは「可愛いから行ってみたい!」「楽しそうだからやってみたい!」と思える空間。

 このように前向きな気持ちの女の子たちが集まる空間でいつの間にか仲間ができる、そしてその先で自然と悩みを相談できるようになると考えています。女の子たちを守ってあげたいのではなくて、女の子たちが自分で自分を守っていけるようにしたいです。

 そのために自分の軸を見つけられるようなきっかけを用意したいです。
 今回のリターンにも組み込んだ”写真集”もこの考えをもとにつくりました。長くなりましたが、すでに、PERCH HOUSEは女の子たちにとって助けてもらうために行きたい場所ではなくて、"可愛いから行きたい場所"になっています。

 この一番大事な”可愛いから行きたいと思える空間”をつくるため現在クラウドファンディングに挑戦中です。

 現在41名の方にご支援いただいており、達成率は76%。プロジェクト終了まで11日となりました。

 ご支援、拡散のご協力など、引き続きよろしくお願いいたします!