▼プロジェクト「月に吠える文学賞」の概要

新宿ゴールデン街をご存知でしょうか? 大都会・新宿の一角にある、昭和と文化の香りが色濃く残る飲み屋街です。かつては芥川賞作家の中上健次をはじめとした多くの作家やジャーナリスト、役者、カメラマン、ミュージシャンなどの文化人が集い、夜な夜な論争をしながら酒を飲みかわしていたそうです。
その新宿ゴールデン街にある一軒のバー「月に吠える」から、文学界や出版業界にムーヴメントを起こすような新しい作家を輩出したい。そんな思いで開催している「月に吠える文学賞」を、ぜひ皆様にご支援いただきたい。それが今回のプロジェクトです。

<新宿ゴールデン街とは?>
http://www.goldengai.net/
※参考リンク「新宿ゴールデン街」

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▲「月に吠える」の外観です

▼「月に吠える」のマスターについて

はじめまして、肥沼和之(こえぬまかずゆき)と申します。東京出身、昭和55年生まれの34歳です。広告代理店の勤務を経て、現在はフリージャーナリストとして活動しています。主にビジネス系やノンフィクション系の取材・執筆を行っています。

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▲月に吠えるのマスターの肥沼和之です

2012年6月、コツコツ溜めた約300万円を費やして、日本一敷居の低い文壇バー「月に吠える」をオープンしました。元々私は、人の話を聞くのが好きで、よくバー巡りを行っていました。それが高じて、自らバーをオープンしてしまおうと思い立ったのです。

同時に、どうせやるならバーの枠に捉われない空間にしたい、という思いがありました。私がジャーナリストとして駆け出しだった頃、売り込み方法やギャラ交渉の仕方など、分からないことだらけでした。周りには聞く相手もおらず、出版業界の方とどうやって知り合えばいいのかも分かりません。

そんな経験から、若手の作家やライターや編集者たちが、人脈を広げたり情報交換したりできるプラットフォームを作りたい。彼ら彼女らの夢を支援し、斜陽産業といわれる出版業界を少しでも盛り上げたい。そんな思いを込め、「日本一敷居の低い文壇バー」と冠して「月に吠える」をオープンしたのです。

<日本一敷居の低い文壇バー 月に吠える>
http://bar.moonbark.net/

▼本や出版に関するイベントの数々

前述の通り、月に吠えるではバーの枠を超えた様々なイベントを行っています。作家・ライターを招いてのトークイベント。毎月開催している読書会。ライター向けに求人情報の提供。文学好きの男女が交流できる「文学合コン」。若手に作品発表の場を提供するフリーペーパー「月に吠える通信」の発行。そして、独自の文学賞「月に吠える文学賞」です。

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▲本好きや出版に関わる方が夜な夜な交流しています

▼大きな反響を呼んだ「第一回 月に吠える文学賞」

昨年、「第一回 月に吠える文学賞」を開催しました。応募枚数は400字詰め原稿用紙換算100~300枚、賞金は大賞10万円×1本、優秀賞1万円×3本。審査基準は、インディーズ文学賞だからこそ、上手な作品よりも、紙面からはみ出さんばかりの熱量や思いを重視しました。

当初、応募は50通もくれば御の字だと考えておりましたが、募集期間である2013年1月~2013年8月の間に、予想をはるかに上回る合計118通もの応募がありました。文学に精通した編集者など3名と、私を含めた合計4名で審査を行い、2014年3月に受賞者を決定・発表。受賞作・最終候補作はWEBサイトで公開しています。

<第一回 月に吠える文学賞受賞作・最終候補作>
http://bar.moonbark.net/awards_archive_.html

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▲「月に吠える文学賞」幾つものメディアで取り上げられました!

小さなバーが主催した小さな文学賞に、118通もの応募が来たことが、まず驚きでした。そして、応募作品の質の高さにも驚かされました。応募者たちの「本気」をヒシヒシと感じ、「月に吠える文学賞」はぜひ当店の恒例行事にしていこうと、改めて誓った次第です。

受賞作品決定後は、マスコミ関係者にリリースを送ってPRをしています。目指すのは、受賞作品の出版化。電子出版という選択肢もありますが、インディーズ文学賞だからこそ、紙にこだわって出版化を目指していきます。

▼資金の使い道

「第一回 月に吠える文学賞」の賞金や運営費用は、全てマスターである肥沼の負担で開催しました。早速、第二回の文学賞も開催する予定でおりますが、金銭的負担の軽減と、より多くの方を巻き込んで文学賞を盛り上げていければと思っていたときに、クラウドファンディングの存在を知りました。
以下が希望金額と使用目的です。

◆希望金額
293,000円

◆内訳
賞金:130,000円(10万円×1本、1万円×3本)
受賞者へ贈呈用の盾:31,000円(1万円×1つ、7,000円×3つ)
審査員へのお礼:30,000円(1名1万円×3人)
受賞作のWEBサイトへのアップ作業:10,800円
受賞作決定後、報道関係者向けプレスリリースの発行:32,400円
その他経費

▼リターンの内容

ご支援いただいた方には、以下のリターンを予定しております。

◆500円
・「第二回 月に吠える文学賞」公式ページに、お名前&リンクの掲載
※サクセス後~2015年3月末まで掲載させていただきます。
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◆3,000円
・「第二回 月に吠える文学賞」公式ページに、お名前&リンクの掲載
※サクセス後~2015年3月末まで掲載させていただきます。
・お礼状&「月に吠える」ドリンク1杯引換券の送付
・受賞作品決定後、手紙&レポート(お礼のごあいさつ、受賞者・作品概要紹介、審査員コメント、総評など記載)を送付

◆10,000円
・「第二回 月に吠える文学賞」公式ページに、お名前&リンクの掲載
※サクセス後~2015年3月末まで掲載させていただきます。
・お礼状&「月に吠える」のドリンク3杯引換券の送付
・「月に吠える」イベント使用の権利(日時・内容は、サクセス後メッセージにて応相談)
・受賞作品決定後、手紙&レポート(お礼のごあいさつ、受賞者・作品概要紹介、審査員コメント、総評など記載)を送付

◆30,000円
・「第二回 月に吠える文学賞」公式ページに、お名前&リンクの掲載
※サクセス後~2015年3月末まで掲載させていただきます。
・お礼状&「月に吠える」のドリンク10杯引換券の送付
・「月に吠える」イベント使用の権利(日時・内容は、サクセス後メッセージにて応相談)
・受賞作品決定後、手紙&レポート(お礼のごあいさつ、受賞者・作品概要紹介、審査員コメント、総評など記載)を送付
・受賞作品決定後、授賞式への招待(2015年4月・新宿ゴールデン街にある当店で開催予定・食事とお飲み物をご用意いたします)

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▲授賞式後の「第一回月に吠える文学賞」の受賞者たち

▼プロジェクトにかける思い

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。「月に吠える」というお店を開いたとき、「うまくいかなかったら辞めればいいや」くらいの気持ちでした。それから2年弱が経ちました。若手ライターや作家志望者を支援し、出版業界を活性化したい、という当初の理念がどこまで実現できているか、はっきりと見える化できていないのが正直なところです。

けれど、「月に吠えると出会えてよかった」と思って下さる方や、今後も必要として下さる方がいる限り、私は身を削ってでも「月に吠える」を続けていきます。もちろん、「月に吠える文学賞」にも、同じくらいの情熱を注いでいます。少しでも共感いただけましたら、何卒ご支援のほど、よろしくお願いいたします。

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