▼APDECインド大会への参加を応援してください!

 今、アジアの多くの地域では、学歴社会が進行し、学力という一つの基準だけで序列化され、子どもたちは過酷な受験戦争に巻き込まれています。
 中でも日本は、全ての学校が学習指導要領に基づいてたった一つの学びしか認められず、それに合わない子どもはあまりに辛く苦しい経験をせざるを得ません。


 そんな中、近年のアジア太平洋地域では、そうした現状を変えようと、子どもが中心になる、やりたいことを存分に追求できる新しい学びの実践が拡がっています。ここ数年は、アジア・太平洋の各地域でそうした教育を実践している子どもたち、大人たちが集う大会、APDEC(アジア・太平洋デモクラティック教育大会)が毎年、行われています。

  


 昨年は第2回大会が東京で開かれ、私たち不登校・ひきこもりを経験した若者たちが運営をしました。そして、今年のAPDEC第3回大会は、インドで開かれます。


 まだまだ発展途上の新しい教育をつくっていく実践にとって、互いにつながり、状況や教育のあり方を共有しあい、助け合っていく基盤をつくれるこのAPDECはとても重要な機会なのです。
 そして、前回大会の実行委員である私たちが、今年のインド大会に参加して、東京大会での経験や、その時に交わされた思い、そしてつながり合いをしっかりと継承していくことも大事だと考えています。まだつくられ始めたばかりのつながりをしっかりと次へつなげていきたいのです。
 
 私たち、APDEC東京大会の実行委員の有志メンバーが、自由な学びの実践の国際大会へ参加することを、どうか応援してください!

 
▼APDECインド大会に参加する理由・意義

昨年のAPDEC東京大会を運営した私たちの多くは、不登校やひきこもりを経験しています。私たちは既存の一種類の学校しか認められず、さらに言えば、小中高大就職という一種類の生き方しか選べないように感じられる社会の中で、それに合わせることができずに苦しんできました。
 そんな私たちにとって、子ども中心の学びであるフリースクールやAPDECとの出会いは大きなものでした。世界には、こんないろんな学びの在り方、生き方があるんだ。こんなに自由に、のびのびと仲間たちと尊重し合いながら学んで、生きていっている人たちがいるのだということを実際に肌で感じて、言葉を交わして知りました。それが、私たちにとっての大きな力と希望になりました。


 そうした、多様で自由な学び方・生き方を知ること、そしてそれがアジアで日本社会で広がっていくことは、同じように不登校・ひきこもりの経験で苦しんでいる若者たちにとっても新しい道を開く力になるのではないでしょうか。


 
 だから、そうした新しい実践の最先端に触れて、日本に持ち帰ってきたいのです。特にインドは、近年日本でも注目を集めているモンテッソーリ教育の、アジアにおける先進地でもあります。さらに、今年のAPDECは、APDECの全世界版であるIDEC(国際デモクラティック教育大会)も合同で開催され、世界中から多様な教育・学びをつくっている人たちが集まります。


 また、日本の私たちの実践もアジア・太平洋地域で求められています。私たちは世界でも珍しい、大学年齢での自由で豊かな学びを実践しているオルタナティブ大学のシューレ大学に通っています。そのシューレ大学での実践は、小中高年代でのフリースクールやホームエデュケーションの、さらに先の学びや新しい生き方を作っていく試みとして、世界から注目を浴びています。そうした私たちの実践を世界に発信することにも意味があると思います。


 先進的で自由な教育の、インドや世界での実践と日本での実践の橋渡しと、この大事な試みの発展の礎を子ども・若者である自分たちが担いたいのです。
 どうかそのための渡航費のご支援をお願いいたします!


※APDECとは
APDECはアジア・太平洋地域のフリースクール・オルタナティブスクール・ホームスクーリング等、子ども中心の学びを実践する・関心のある方々が出会い、深く交流する大会です。

第2回大会である2017年の東京大会では、5日間の大会期間中、毎日午前中に基調講演があり、それぞれの地域で多様な学びの実践を中心的に担っている人たちが自分たちの社会や活動の状況を共有しました。

午後は、ディスカッション、プレゼン、体験型、アクティビティなど、多彩な形式のワークショップが開かれ、参加者たちはそれぞれの関心でワークショップに参加することができます。大会運営委員会企画のものだけでなく、参加者たちも自由に自分たちで企画したワークショップを開くことができます。昨年も多くの参加者たちが、自分たちの活動や、自分の国や地域の文化を紹介するワークショップなどがたくさん開かれ、白熱した議論や交流がありました。


※IDECとは
IDECは毎年1回開かれ、フリースクール、オルタナティブスクールやホームエデュケーションで育つ子ども・若者、親、スタッフをはじめ、関心を持つ学生や研究者が世界中から集まり、世界各地の子ども中心の学びが出会い、交流し、経験を共有し、刺激を受けあう大会です。

 
▼支援は3,000円から
ご支援いただいた方には、インドの雑貨、大会の報告集などをお送りいたします。(グッズ無しのコースもございます)
 
▼コンビニ支払いできます
クレジットカード・コンビニ・Pay-easyなどでお支払い可能です。
 
▼お問い合わせ先
TOKYO APDEC実行委員(シューレ大学有志)
長畑洋・奥野隼・山本朝子
apindiafunding@gmail.com
 

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