▼はじめにご挨拶

はじめまして、茨城県の水戸市でプロフェッショナルファウルという劇団に所属し演劇をやっている能村圭太というものです。

1984年石川県金沢市で産まれ育ち、2003年大学入学と同時に茨城へやってきて演劇をはじめました。

そこで舞台に立つということの虜にされた自分は、大学卒業後も大学の同期の作った劇団に所属。

年間2~3本の舞台に出演したり(右後方、青いタオルを首にかけているのが僕です)

毎月一回、即興コメディのライブを開催したり

最近では漫才師としてお笑いライブに出演したり、演劇に関わらず様々な形で舞台に携わってまいりました。

(舞台経歴に関しては劇団プロフィールをごらんください)

 

 

茨城県那珂市で働く傍ら、アレもコレもと興味のあることに手を出し続けた自分ですが、気が付くと33歳になっていました。

周りの33歳はというと結婚し家庭を持っている方も多いです。お子さんがいらっしゃる方もいるでしょう。家を建てている方もいるかもしれません。貯金だって、そりゃ、していらっしゃる。

そんな中、自分は仕事が終われば稽古、土日は稽古か多劇団の公演を見に行く。即興コメディや漫才などイベント出演も増え貯金をする余裕もなし。

仕事と趣味の比重がおおよそ半々。金銭的には満足いかなくとも精神的には充実した日々。

そんな自分が一瞬、我に返ったことがありました。

 

▼15年目にしての気づき

趣味である芝居を続けて15年。自転車操業でここまでやってきましたが、ある日出演していた舞台を終え、お客さんに挨拶をしている時に唐突に気づいてしまったことがあります。

見に来てくれたお客様の8割が顔見知りだったのです。

その瞬間、何とも言えない悔しい気持ちになった自分が居ました。

いつも僕たちの公演を楽しみにしてくださっている方々がいるのはとてもありがたいこと。

沢山の人に支えてもらって演劇を続けることができるのだと思う反面、30すぎの男が趣味の範疇を超えた時間と労力を割いて作ったものが、結局顔見知りの所にしか届いていないという悔しさ。そして演劇を続けていくことへの一抹のむなしさも感じてしまいました。

 

このまま演劇を続けていいのか、という不安

しかして演劇を辞めることはできない、という表現欲

そして、身内にとどまることなく万人を満足させる作品を作っているんだ、という自負

 

さまざまな感情が頭の中でごちゃ混ぜになった結果、一つの妙案が頭に浮かびました。

 

 

自転車操業から抜け出し快活な就労、そして表現活動を続けて行く為。

水戸の演劇がどれほど活発なのか知ってもらう。演劇をもっと「ひらけた」ものにする為。

我々をはじめとした水戸の劇団の演劇提供の場であり、普段は各種レンタルスペースを兼ねた飲食店をオープンしようと思い立ったのです。

 

表現活動を続けながら生きていくために飲食店を兼ねたレンタルスペースを営業。

この店舗を通じて自分たちのやっている演劇が「ひらけた」物になるために、そして演劇以外の文化的事業発信の爆心地になることを目標とした「OneKeyプロジェクト」を発足。

まだまだ草案のプランではありましたが、人に勧められるまま水戸市で行われていた「水戸まちなかビジネスプランコンテスト」へ応募。プレゼンをさせて頂いた結果、なんと優秀賞を頂戴させていただきました。

 

ですが、このことが僕のお尻に火がつく要因にもなったのです。

優秀賞受賞ということで、店舗改装費用最大50万円の支援を頂けることになったのですが、実は今年度内に使わなければならないという条件もついてくるのです。

収支計画もまだだし、店舗予定地も定まっていない。

でも来年度には既に店舗を立ち上げ、飲食店として回したり演劇公演の上演をしていなければなりません。

やらなければならないことは山ほどありますが、確実に必要となってくるものがあります。

 

▼プロジェクトをやろうと思った理由

わかりきっていることではありますがお金が必要です。

4月から演劇や漫才を休み、給与の良い派遣の仕事に就業。開業に向けてお金を必死で貯めている所ではありますが、幾ら必要かも想定できない。いや、下手な想定より多い方が良い。

そしてお金とは別にもう一つ。

クラウドファンディングを通じて僕たちの演劇活動を外部に知ってもらう事も目的の一つです。

 

水戸市で活動する劇団をとりまく現状を少し話させてください。

現在水戸市には大学のサークルも含め10近くの劇団が存在し不定期に公演を行っているのですが、劇場と呼べるものはなく、たった一つともいえるキャパシティ40名くらいの小屋を会場として頻繁な時には毎週違う劇団が入れ代わり立ち代わりで一つの会場をシェアしている状況です。

そして、こんなに活発に演劇が行われているにも関わらず、水戸に10近くの劇団があること自体知られていないという状況をつい最近実感しました。

お金を集めるだけではなく、人の目に留まることにより地方都市で演劇を続ける僕たちがいることを、自分自身が矢面に立つことで「知ってもらう」こと。

この二つがプロジェクトを立ち上げようと思った理由です。

▼このプロジェクトで実現したいこと

茨城県水戸市に、構える店舗はあくまでも飲食店として営業をしつつ、レンタルスペースを併設するものを考えています。

飲食店としては長年、水戸市内の寿司屋にて板前として経験を積んでいる劇団員一名を調理担当として雇用。昼のランチ営業夜のビアバー営業で演劇に携わっていない時の収入を賄っていきます。

レンタルスペースでは演劇の稽古・本番から音楽・アイドル・お笑い等各種ライブ個展カルチャー教室ボードゲームスペースなどの営業を想定しております。

また店舗を開くだけではなく、続けていかなければ意味はありません。

皆さんに支援して頂き、知って頂き、水戸の演劇をはじめとする創作界隈に人を呼び込むこと。

水戸を代表する「文化的なハコ」を創り、長年継続させていくことが最終的な目的です。

 

店舗は補助金の兼ね合いもあり、JR常磐線水戸駅の北口から繁華街、大工町までの所謂中心市街地に構える予定です。

 

おおよそ赤丸の中の範囲であると考えて頂いて結構です。

 

演劇をひらけたものにするという目的のため、大通りに面した路面店で中の様子が安易に伺うことができたり、店舗正面に大型告知ボードを設置を考えています。

敷地面積はおおよそ14~30坪の予定で入り口付近がカウンターとテーブル2つのあわせて10~15席ほどの飲食スペース。

そして店舗奥側が平面フラットレンタルスペースと想定しています。

※写真はあくまでもイメージです。

 

▼これまでの活動

現在、事業計画書作成の勉強会や店舗探しに尽力しています。

どんな店舗を作っていくか、進捗は少しづつですが頻繁に報告させて頂きます。

 

 

▼資金の使い道

設備費、広告費、調理機材費、従業員給与などの運転資金として使わせて頂くほか、お笑い、音楽等各種ライブを誘致するための資金としての運用を考えています。

 

 

▼リターンについて

飲食店として提供できるリターン、そして表現者として提供できるリターンの双方をご用意させて頂きました。

飲食店としてのリターン以外に、他にはない僕にしかできないリターンをと考えた結果、短編演劇を創作すること出張で漫才や即興コメディを行うことに落ち着きました。

興味本位でも構いません、ぜひお試しください。

 

・5000円

ソフトドリンクフリーパス30日間、オリジナルTシャツ、オリジナルタオルマフラー

・10000円

ソフトドリンクフリーパス60日間、オリジナルTシャツ&タオルマフラー

・20000円

ソフトドリンクフリーパス120日間

・30000円

ソフトドリンクフリーパス180日間、こんな料理でお酒を飲みたい!!メニュー決定権

漫才師「ゴーレムスプラッシュ」による出張漫才、即興演劇ユニットソガイカン!!による出張即興コメディ

・50000円

「あなたのために短編演劇を書きます」短編演劇依頼権

・100000円

舞台の主役になってみませんか??上演作品出演権

・150000円

看板メニュー(予定)のタコスが一生食べ放題!!誰が呼んだか無限タコス

・300000円

こけら落としはあなたが決める!!上演作品決定権

 

 リターンに関わる劇作について簡単な経歴を述べさせていただきますが、コメディ中心の作風でこれまでの15年間の間に長短合わせて20本ほどの上演台本を執筆してまいりました。

・代表作

怪物パスカルと仇討ち狂騒曲(2014,2018)

バケモノ鯨「パスカル」と、母親をパスカルに呑み込まれた家族との因縁の戦いを、ボレロの旋律と木魚のリズムに乗せて、時にラップを、時に巨大ロボを交えながら、たった4人の役者で演じきる、奇想天外なエンタテインメント

エイトビッターズエレクトロ(2016,2017)

TVゲームの中に吸い込まれた友人を助けるために、小学生が大奮闘!!世界の命運をかけたテレビゲーム対決を舞台上で役者がガチンコで行うという小中学生・親子連れ向けのレトロゲームエンタテインメント

・即興コメディ

即興コメディユニットソガイカン!!として3年間行ってきたマンスリーライブをyoutubeチャンネルにて公開しています。

ソガイカン!!即興コメディライブより『ペーパーズ:雷雨』

 

ソガイカン!!即興コメディライブより「スピットファイア(能村)」

全編をご覧になりたい方は、youtubeちゃんねる「ソガイカン!!即興コメディシアター」をご覧ください

 

 

▼最後に

「好きなことをやりながら生きていく」

僕一人のワガママだったものが、ビジネスプランコンテスト優秀賞を皮切りにどんどん大きくなり、沢山の人にご迷惑をかけ、それでもご支援いただきながら、今では雪だるまのように大きな「夢」へと膨れ上がりました。

僕はこれを夢で終わらせるつもりはありません。

地方都市でも創作を続けていくことができるんだ、地方都市なのにこんなに創作が活発なんだ。これを証明し、皆さんに知って頂きたい。

「OneKeyプロジェクト」皆が知らない茨城県の魅力の扉を開くためのプロジェクトです。

決して魅力がないわけではない、みんなが魅力を知らないだけだと信じているからこそ、「カギ」を作り僕たちがやっていることの魅力を皆さんに届けたいのです。

バカこじらせて33歳まで演劇を続けてきたのです。続けてきたバカは、しっかり果実として実らせたいと考えています。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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