ご挨拶

初めまして。私たちはHult Prize at ICUです!このプロジェクトをご覧いただき、ありがとうございます。


Hult Prize とは、今世界で最も注目されている社会起業家ビジネスコンテストです。世界の差し迫る問題を解決する為のビジネスアイデアを考案し 『どれだけ社会に大きなインパクトを与えられるか』をピッチコンテストで競います。2009年から始まったこのコンペティションは、今や世界中に広がり、日本のチームも数々出場しています。

今年は、私たち国際基督教大学(ICU)でも、ICUの学生の社会的関心を高め、社会問題の解決に実際に動き出すチェンジメーカーを生むという信念のもと、運営委員会を発足しました。毎年異なるテーマが挙げられ、それぞれの観点から世界の社会問題を解決するというHult Prizeは、リベラルアーツ教育を受けて多様な観点から物事を捉えることができるICU生にぴったりの大会だと考えました。

今年のテーマは、エネルギーで Connectivity, Mobility, Health, Food, Water, Educationの6つの方面から、5年間で1000万人に影響を与えるビジネスモデルを考案するというものです。

12月に開催した第一回Hult Prize at ICU学内大会は、素晴らしいアイディアを持った参加者チームと、ビジネスに精通している社会人の方々のご協力もあり無事成功に終えました。

 

 

(優勝チーム"Tracycle"と審査員の方々)


さて、その学内大会で優勝したチームが進む次のステップがあります。

世界中のあらゆる場所で行われる地域大会(リージョナル)です。


ICU学内大会の優勝チーム、"Tracycleは3月に行われるドバイの地域大会に出場します。そこで、彼らの素晴らしいアイディアを世界中の人々に届けることが我々の思いです。


しかし、地域大会のための渡航費用は私たち学生にとっては大きな負担となり、実際に諦めざるを得なかったメンバーもいます。そこで、皆様にご支援していただき、ICU生の先駆けとなる彼らの第一歩を応援したいと考えました

 

 

Tracycleのミッション

彼らのミッションはインドのゴミ問題を解決することです。

 

(Tracycleのインド視察)

彼らは去年の夏に実際にインドへ赴き、多くの場所においてゴミが散乱している厳しい現実を目の当たりにしました。ゴミ問題は環境的に非常に深刻な問題です。

インドではゴミの分別は行われず、全て燃やして処理されます。そのため、ダイオキシンなどの有害物質が排出され、大気汚染が深刻化しています。また川や海にゴミが捨てられることによって、亜鉛や水銀などの水質汚染も招いています。

このようなゴミ問題が引き起こす環境への影響に対処するためにTracycleが掲げた目標は、分別された清潔なゴミ集積場を作ることによって環境汚染を軽減することです。

彼らは、エネルギーを使ってあらゆるゴミを効率的に処理できるシステムを考案しました。

 そのアイディアを、ドバイで行われる地域大会でのコンペティションで世界中から集まった人々に伝えたい!それが、彼らの、そして私たちの想いです。

 

Tracycleメンバーのプロフィール

地域大会に出場するメンバーの紹介をします。

桑野恵一

(教養学部2年  メジャー 人類学 経営学 / マイナー 哲学宗教学)

 

社会課題を解決するNGOグループや地球の環境を守るという運動に元々興味があった私は、ソーシャルビジネスというものにとても深い関心を持っていました。大学2年の夏にインドに行き、そのゴミの惨状とそのゴミを食べて行きている動物たちやゴミと一緒に似ている子供たちを見て衝撃を覚えることとなりました。それはあまりに衝撃的だったために、私が個人として何かできないかと強く感じ、その年の10月にハルトプライズというソーシャルビジネスコンテストに参加して、この問題に本格的に取り掛かることを決意しました。幸運なことに、我々はスタートアップとして様々なゴミを処理できる新たなビジネスアイディアを考案することに成功したため、ぜひこのアイディアを実際にインドに導入してみたいという強い思いを持ち始めました。様々なインド人やインドに詳しい日本の政府機関JETROやJICAの職員にも評価された我々のアイディアは、やり続ければ成功すると信じており、だからこそ、今様々な方々の経済的なサポートを必要としております。

〈使い道〉 我々は、今年の3月にインドで実際にこのビジネスプランが成功するかどうかの検証を行おうと考えています。その際の渡航費滞在費に加えて、その検証するためのコストもこのクラウドファンディング で賄いたいと思っています。

その検証内容について詳しい情報が聞きたいのであれば、桑野恵一に個人的に連絡をしていただきたいです。事細かくその日々の日程と全てのかかるコストについての説明をさせていただきます。

 

箱石創太

(教養学部2年  メジャー 物理学 / マイナー 経済学)

 

そもそもICUに来た理由として、僕は元々理数系に興味はありましたが、入学する前から文理に分かれて学ぶ分野が決まってしまう大学のシステムに不満を持ち、自分のやりたいことを大学で見つけたいから、というのがありました。事実ここでは色々な分野のことを学べ、様々なバックグラウンドを持った人が集まり、とても刺激的な毎日でした。そんな中、ハルトプライズというソーシャルビジネスコンテストに出て、本気で社会課題を解決したい、と言う人がいるというのを友人の伝で知り、また理数系に強い人がほしいとの要望もあり、興味本位からチームに参加しました。話を聞いているとこれはとても国際的なコンテストであり、ただ自分たちがお金を稼ぐのではなく、社会全体に大きな貢献をすることが目的であり、アイデアが評価されればそれを学生時代に実現できるという、素晴らしいコンセプトだということが分かりました。メンバーの本気にも背中を押され、気づけば僕もチームメンバーとしていかにして社会に貢献できるビジネスが出来るか考え続けていました。そして考え抜いたアイデアは有難いことに多方面から評価され、今では本当に形にする価値があると思えるようになりました。しかし、アイデアとやる気だけでは、形にするには足りませんでした。次のステップに進むためには、この思いを少しでも共有し、理解を示してくれる方々からの経済学なサポートが必要不可欠です。ぜひ、僕たち小さな学生たちの大きな目標を、サポートしていただきたいです。

 

石引純平

(教養学部2年  メジャー 経営学)

 

私はもともと起業することに興味をもっており、アイディア収集のためインドを訪れました。実際インド国内には多種多様なニーズがあり、ニッチな市場でも大国だけに個々が一定の規模を持っていました。インド市場を見る際に真っ先に検討するのが「人口の規模」や「一人あたりのGDP」ですが、その統計値から潜在市場の大小を判断することは危険であると感じました。それよりも、今後経済成長するにつれて後回しにされている社会的問題解決の重要性をインドの旅で痛感したため、この世界最大のソーシャルビジネスコンテストに参加しました 。

 

 

 

ご支援よろしくお願いします

Hult Prizeは世界的にも非常に有名なビジネスコンペティションであり、影響力があります。このアイディアを世界中に広げて実現化することで、1000万人に影響を与えることができます。

ICUでの第一回学内大会優勝チームとしてパイオニアとなる彼らをご支援していただけたら幸いでございます。

 

また、今回集まった資金は地域大会への渡航費・滞在費だけでなく、今後のHult Prize at ICUでの活動(イベントの開催、来年の大会への出場等)のためにも使わせていただきたいと考えております。

ICUでHult Prizeという大きな大会を初めて開催し、これからもさらに拡大させていこうとしている私たち運営チームにもぜひご支援いただきたいです。よろしくお願いいたします。

 

(Hult Prize at ICU 運営メンバー 一同)

 

応援メッセージ


ICU出身の方や学内大会の審査員の方々からも応援の声をいただいております。

太田信之 様

国際基督教大学教養学部、同大学院行政学研究科卒業、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスに博士課程留学(中途終了)。ソニーでマーケティング、GEにて事業開発(M&A、事業統合)等を行い、その後戦略、イノベーション、オペレーションのコンサルテイングを行なう。現在はグローバルブティックコンサルテイングファーム、バレオコンのアジア代表。

本業の傍ら、海外のスタートアップ企業支援(ブロックチェーンを使い、途上国の農業取引の透明化を目指すAgUnity等のファンドレイジング、事業開発等複数)、東京海洋大学等大学発のビジネスアイデア創造、及び自ら、再生系医療機器を手がけるインディーメディカルの取締役を務める。

〈応援メッセージ〉

恐らく世界で最も有名な学生向けの起業家コンテスト、ハルトプライズ。ただのお金儲けではなく、社会問題の解決をテーマにしたお題が毎年出ます。

国連SDGとも密接に連動し、今年はエネルギーをどう使うか、がテーマ。ボランティアやチャリティーではなく、実際にインパクトを出せる社会起業家を育成するプログラムです。

このハルトプライズの海外予選(3月に実施)に、ICUからはなんと2チームが参加します。昨年12月にICU内で行われた学内予選を経て、上位2チームがハルト本部に資料を送付。そこから選ばれて1チームはドバイ、もう1チームはメキシコ予選への進出です。ワンダフルなことだと思いませんか?

昨年12月に実施されたICUの学内予選会が、ICUでは初めてのハルトプライズの予選会開催でした!

その実現は企画から運営までも、キャンパスディレクターと呼ばれるICUの現役学生がメンターの力を借りながら実行。この形にも大変共感しました。

最終的に最後まで残れば、国連総会で表彰されて約1億円が拠出されます。そしてそれはそのまま社会的問題の実践的な解決のための資金となるのです。

ICU卒業生の方たち、関係者の方たち、そうで方々に向けてお誘いです。

このハルトプライズという試み、そして初のICU学内予選から勝ち残っての海外予選へ、渡航費・滞在費を自分たちで賄ってでも向かおうとしている2チームを、是非応援しませんか?

 

淺場理早子 様

 

国際基督教大学卒、グロービス経営大学院 MBA、元グロービス経営大学院公認/起業家組織GEC 代表理事。
人材採用コンサルティング職を経て、大手企業での新規事業立ち上げに従事したのち、
2006年 株式会社ミクシィ/Find Job!事業部長(現:株式会社ミクシィ・リクルートメント)
2009年 ドレスシェア事業を行なう株式会社C’z(シーズ)設立、代表取締役に就任。レンタルドレス店「SHARELY CODE」3店舗運営、Webサイト「SHARELY」運営。
2017年 スキルシェア事業を行なう株式会社アドタグ設立、代表取締役に就任。シェアするプロフェッショナル「SHAREPRO」のサービス名でBPO・副業支援事業を行う。

〈応援メッセージ〉
ドバイでの地域大会出場おめでとうございます!
母校ICUの予選から拝見させていただいたので、今回Tracycleチームの出場を大変嬉しく思っています。目指せ世界大会!

 

小村隆祐 様

Venture Cafe Tokyo  Program Manager

〈応援メッセージ〉

Tracycleはインドにおける貧困と環境汚染という複雑に絡み合う社会課題を解決するビジネスアイデアです。このプロジェクトを通じて、彼らがロールモデルとなり、グローバルな視野を持ち、いい意味で野心的な社会起業家が増えることを願っています。応援しています!

 

綿引広介 様

ICU高校卒業。Management Consulting analyst in Financial Industry with a history of working in Corporate Banking. Skilled in Global Project Management and On-site Research with a Masters focused in International Business from Hult International Business School.

〈応援メッセージ〉

エネルギー不足や貧困という世界課題を改善ではなく解決すると宣言しているのがTracycleです。彼らのアイデアは現状荒くはありますが、実調結果を基にした信頼にたるものであり、世界が共有すべきものと確信しております。私たちの10年ー20年後のより良い世界の為に皆様の僅かばかりの力を彼らにお貸しください。どうぞよろしくお願い致します。

 

リターン

ご用意させていただいているリターンの詳しい内容です。ご参考になさってください。

 

ドバイのお土産

サンドボトル:職人達が色の異なる砂を用いてボトルの中にラクダや砂漠を表現したものです。長年の感覚で全て手作りなので、どれひとつを取っても同じものはありません。運営メンバーがとっておきの一つを選んでお届けいたします。

・アラビックランプ:ドバイではラマダン期間中の夜にこのランプを灯し食事をします。とても雰囲気の出るおしゃれなランプです。

・パシュミナストール:カシミヤやシルク等を混合したストール。光沢感が高く肌触りがいいので、日常でも大活躍してくれること間違いなしです。

・デーツ(ナツメヤシ):中東といえば、美容にも効果があると言われるデーツです。味は少し癖があり、好き嫌いは分かれるかもしれませんが、一度は是非味見してみてはどうでしょうか。 

 

 活動報告書

・ハルトプライズ委員会の活動

・詳しい発表内容

・地域大会での結果報告

・参加者、Hult Prize at ICU代表からの感謝のメッセージ 

・これからの活動について

これらのコンテンツをご用意させていただく予定です。報告書はPDFにしてメールで送信させていただきます。

 

ICU学内イベントへのご招待 ※後日メールにて、ご都合がつくかどうかの確認をさせていただきます。

 2018年6月上旬に、TEDxICUを主催している学生団体と合同でイベントの開催を計画しております。ICU構内で、リージョナル大会の報告会も含めて行う予定です。登壇者はICU生、世界でご活躍なさっている社会人の方々などを予定しております。レセプションなどもご用意させていただきますので、ICU生や卒業生の方々ともご親交を深める機会にしていただければ、と考えております。(申し訳ございませんが会場までの交通費等は各自で負担していただきます。)

詳細は決まり次第こちらとHult Prize at ICU Facebook に載せていきますので、随時ご確認をよろしくお願いいたします。

 

メンバー桑野の英会話教室

ICU在学中の桑野が、スカイプで英会話教室をさせていただきます。対象は小・中学生、期間としてはお試しで1ヶ月間、週に2〜3日を予定しております。詳しい予定は後日メールで調整させていただきます。

 

 

 最後までお読みいただき誠に有難うございました。

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください