時間の経過とともに記憶は風化していく。

私は戦争を知りません。

沖縄に住んでいる今、基地がすぐそばにあろうと、基地の前でデモ隊が大声をあげていようと、米軍の飛行機が不時着しようと、私は『危機感』を感じることがありません。万が一でも戦争が起こるなんてことは考えてもいません。そんな人が日本人のほとんどだと思います。

こうやって少しずつ人々から「戦争の記憶」が消えていった時、歴史は繰り返されるのではないでしょうか。それが望んでいないことだとしても。

 

だからこそ、決して忘れてはいけない。

時代の流れとともに消えつつある記憶やそこにある物語を継承しなければならない。

私たちは、私たちが作ることができる「演劇」で、

舞台という場所を通して多くの人にそれらを伝え、繋いでいきたい。

 

しかし私たちだけでは力不足です。

演劇は物語の役を演じる役者、それを支えるスタッフがいるだけでは完成しません。

そこに観客がいて初めて完成するのです。

今回の演劇を役者とスタッフと満員のお客様と一緒に舞台を成功させたい。

ぜひ皆さんの力を貸してください!!

また今回は沖縄県内の方へだけでなく、企業様観劇の難しい県外の方でも満足していただけるようなリターンも考えております。

応援よろしくお願いします。

制作

島守プロジェクトCF担当

大久保卯月

 

0.  はじめに

1.  「島守のうた 〜あした天気にしておくれ〜」とは

   ◆STORY

   ◆これまでの歩み

   ◆見どころ

   ◆これから

   ◆公演詳細

2.  プロデューサーの思い

3.  脚本に込めた思い

4.  リターンについて   

5.  最後に

 

◆Story

72年前、凄惨を極めた地上戦が行われた沖縄。日本とアメリカ両国の兵隊をはじめ、多くの民間人を巻き込んだ世界でも類をみない戦争であった。そんななか二人の島守といわれる人物がいる。戦後いち早く県民の寄付で建てられた島守の塔にその名前が刻まれている。

 

島田叡(しまだ あきら)沖縄県知事

   

 荒井退造(あらい たいぞう)警察部長

 

10万人の命を救ったとされる疎開など、命がけで強力なリーダーシップを発揮した二人と共に、行政と警察が団結した結果、多くの人が命を繋いだ。二人に共通するのは、軍部の言いなりではなく自らの心情を貫き、沖縄県民に寄り添う姿勢であった。

 

ただし、この物語の本当の主人公は、別にいる。命を繋ぎ、地域を再興し、暮らしを作り上げた県民すべてだ。

 

今も戦争が終わらない。

 

国家、軍隊、地方行政はどう行動すべきなのか。二人の姿勢は、世界平和への姿勢を教えてくれる。

平和な世の中を希求しやまない沖縄のおじいちゃん、おばあちゃん。戦争を語れる方が少なくなる中、魂を継承し、沖縄だからこそ発信できる声を繋ぐ必要がある。

体験者の聞き取りを三世代で行い、生の証言を孫世代が演じる。

一人一人の沖縄戦を二人の島守の足跡を辿りながら重ね合わせていくことで魂を継承する

平和のメッセージストーリー。

 

NPO法人1万人井戸端会議 

代表理事・那覇市繁多川公民館館長 

南 信乃介

 

これまでの歩み

 

特設ページにて島守と呼ばれる『島田叡、荒井退造って誰?』や今までに彼らを伝え繋ごうと努力した活動をまとめております。ぜひご覧下さい。

 

◆見どころ

  ・おじい、おばあの生の声を取材

脚本は2017年10月からおよそ3ヶ月間、当時を生きた人への取材やたくさんの書物を参考に上原圭汰によって書き下ろされたものです。

  ・限定イベントやチケット!!

お得な親子チケット通し稽古を見学できる権利や南館長による今回の舞台となった壕案内ツアーなど舞台をより楽しめる、ここでしかない豊富なリターンが揃っております!

 

◆これから

今回の演劇は2日間3回公演で終わるのではありません。演劇を通して次世代へ継承するスタート地点です。

地域の中高生が関わり、継続できるようにまた地元の賛同者、地元の中高生と共に神戸公演宇都宮公演へ広げていきたいと思っていおります。

 

◆公演詳細

3月10日(土)19時開演

3月11日(日)昼:13時開演 / 夜:18時開演

(全ステージ30分前開場です)

 

場所 テンブス那覇

 

FLAME9 プロデューサー

那覇市文化行政審議委員 

西平 博人

 

テレビ・ラジオ・新聞・ネット・雑誌のメディアに比べて舞台は繋がれる人数は限りなく少ない。

しかし、直接お客様と相対するのは舞台だけだ。届けるものは舞台の方が多いと信じている。 

動画や映画が無料に手元で見られる時代。感動が手の平サイズになってしまった時代。

大きな場所で、生で、大きな感動と体験を共有できる。それにより得るものは大きい。その人になりきっている役者と同じ空気を吸い、体感する事により物語に参加する事のできる場。

必ず伝わるものがあります。稽古の為に費やした時間、思い悩んだ時間、作者の想い、演出と役者の濃密な時間皆さんの人生が舞台の上にのっかかり、物語の人生と相乗効果を産み出す。そういった舞台自体が語り部になっているからです。

 Live ならでこそ届けうるメディアとしての側面にもっとフォーカスし、企画の趣旨である「消えていきそうな地域の体験者の声」を発信、アーカイブする舞台にしていきたいです。

 

脚本

上原圭汰

恥ずかしながら…私は、島田叡という人物、荒井退造という人物の存在を知りませんでした。

鉄の暴風にさらされた沖縄で、命を賭して住民を守ろうと奔走した県庁職員、警察官らがいた事も知りませんでした。自分自身がそういった人たちによって繋がれた命であることも…。

沖縄戦で多くの人が死んだ…そのことは周知の事実。しかし、沖縄戦で多くの命が救われたことは?

今回「島守のうた」の脚本を書き、それを舞台として観て欲しいと思ったのは、自分の命の温もりを感じて欲しいということかもしれません。1945年、「疎開」や「食糧確保」によって繋がれた命は、その後、子や孫を産み、今の私たちに至るわけです。「島守」の存在を知ることで、自身の命の尊さを感じることができるのではないでしょうか。


…私の祖父は山原に疎開した中の一人でありました…。

本公演のチケットは一般で大人2,500円、子供(高校生まで)1,000円となっております。

また一般販売は繁多川公民館にて行なっております。

こちらではCAMPFIREでしかできない様々な種類のリターンとしてチケットを準備しております。

 

→観劇したい方向けコース

・当日チケット1枚やペアチケットや10枚でセットの団体などのシンプルプラン

家族割のお得なプランも!!!

・限定の戯曲本付き、ツアー参加権付きなど、ここしかないおすすめのプラン

 

→観劇できない方向けコース

当日来られない方や県外の方へ当日の公演の様子を撮影したDVDや戯曲本や沖縄お土産が付いたプラン

 

→企業様向けコース

当日パンフレットへの協賛広告を始め、南館長の出張社員研修などのプラン

 

ご支援前に必ずお読み下さい!

・リターンのチケットに公演日の指定はございません。募集終了後にメールにてお伺いします。

・チケットを購入された場合、募集終了後メールにて『公演日の確認』と『チケット予約完了のメール』をお送りいたします。当日にそちらの予約完了メールの画面を受付にて見せて頂くことで入場できます。

・チケットの販売の窓口はこちらのサイトまたは繁多川公民館のみで行なっております。

・全てのコースは税込、送料込みの価格です。

・CAMPFIREの仕様上、複数コースのご購入が可能です。
 ただし同時決済はできませんので、個別でお申し込み下さい。

・ご支援者様都合でのご支援後のキャンセル、コース変更はできません。コースや金額等お間違えのないようにお願い致します。

 

今回の演劇は、演劇を通して次世代へ継承するスタート地点です。

地域の中高生が関わり、継続できるように また地元の賛同者、地元の中高生と共に神戸公演、宇都宮公演へ広げていきたいく為の第一歩です。是非応援よろしくお願い致します。

 

追記

この写真は島田叡が消息を絶ったとされる場所の近くで撮影したものです。

この美しい場所がいつまでも存在して欲しいと願いを込めて。

 

 

 

  • 2018/02/28 19:02

    琉球新報さんに取り上げて頂きました!ありがとうございます! https://ryukyushimpo.jp/news/entry-673249.html 少しでも多くの方に届けたい。 あと少し、全力で駆け抜けます。 よろしくお願いします。

  • 2018/02/23 22:53

    フライヤが完成しました! 本番まであと少し、応援よろしくお願いします!

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