▼ご挨拶

私たちのふるさと、北海道の地方都市「北見市」では、これから市庁舎の建設が始まります。

60年ぶりの建て替えと同時にその場所も移転することになるため、街の姿はほんの少し前と比べても、とても大きく変わることになります。

 

庁舎が完成してしばらくの間は、街並みも目新しく映るかもしれません。

しかし、1年もしないうちにすっかり見慣れてしまい、「そういえばここには何があったんだっけ…?」という感じになるでしょう。

 

庁舎の話に限らず、身の回りでは常に風景が変化しています。

そして、見慣れていたはずの風景も、いつしか忘れ去られてしまいます。

 

写真は、その瞬間の姿を残すことができます。

動画は、その時間の姿を残すことができます。

 

写真と動画のはざまで、街並みがどのように変わっていくのか。

私たちは、タイムラプスカメラでそれを記録し後世に伝えたいと考えています。

 

▼タイムラプスとは?

「タイムラプス」動画は、微速度撮影という手法により撮影された動画です。

動きの遅いものや少ないものを長時間捕捉するため、数10秒からときには数分間に1コマという非常に遅いスピードで撮影するものです。

 

 

▼プロジェクトをやろうと思った理由

本来このような公共事業の記録は、発注者である役所の仕事だと思います。

しかし動画の作成のためには、予算の確保・機材の調達・場所の選定と交渉、そして撮影した動画の編集から公開まで、多くの手間が伴います。

これをお役所仕事に頼っては、手続きばかりが積み重なり、今まさに目の前で起こっている変化をみすみす見逃してしまうことになります。

 

そうならないためにも、私たちは自ら立ち上がり、映像制作会社の協力を得ながら、最小限のコストと時間で映像の記録を残したいと考えています。

▼資金の使い道

撮影用カメラのほか、カメラ設置のための資材、電源装置など、撮影用資機材一式の調達に要する経費がほとんどです。

▼リターンについて

編集した動画は動画サイトへの投稿等公開による共有を考えているため、趣旨に賛同いただける皆様には、基本的にはご厚意という形でのお願いとなります。

 

しかしそれだけでは申し訳ないので、ご希望に応じメディア(DVD)で動画を提供させていただくほか、金額に応じささやかな特典を用意したいと思いますので、詳細をご確認ください。

▼最後に

北見市は、2006(平成18)年3月に、旧北見市・端野町・常呂町・留辺蘂町の1市3町が合併して誕生しましたが、その一方で、同年、北見市~池田町間を走っていた「ふるさと銀河線」(旧国鉄池北線)が運行を終了し、廃止されました。

 

北見市内には、いまも鉄道遺構がいくつか残されていますが、最後の大型橋梁である無加川(むかがわ)橋梁が今年から来年にかけて、そしてハーフアンダーパスである南大通架道橋が来年、いずれも撤去されることになっています。

 

庁舎建設の記録とともに、こうした鉄道遺構が消えていく様子も、可能な限り記録に残したいと考え、準備してるところです。

  • 2017/12/11 08:25

    現在、2現場に対しカメラ設置候補場所3か所の方々から承諾をいただいております。そのうち1か所(旧ふるさと銀河線・無加川橋梁撤去工事(北見市中ノ島町・光葉町間))で、12月9日にカメラを設置し撮影を開始しました。これから来年の秋ころまで撮影が続きますので、定期的にデータ回収とバッテリー交換を行い...

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