半島会議の成り立ち

こんにちは。半島会議です。

私たちは3年ほど前に、全国各地から国東半島に集まってきました。

 

国東半島が好きだったから。

たまたま偶然。

祖父母の家があったから。

 

理由はそれぞれ違いますが、国東半島の各自治体(豊後高田市、国東市、杵築市、日出町)にほぼ同じタイミングで「地域おこし協力隊」として移住してきました。そして、この土地に暮らすうちに、その魅力にすっかり魅了されました。

毎年秋に、大分県内の協力隊が集まる場があります。私たちはそこではじめて出会いました。豊後高田市で観光を担当する清成(旧姓朝倉)麻理子ちゃん、国東市の産品の販路拡大に携わる靏翔伍くんと空き家バンク担当の荒井、杵築市で就農を志す牧野史和くん、日出町で城下カレイの稚魚を育てる松澤京子ちゃん。話をするうちに、この土地とここに根付いた文化に皆魅力を感じていることがわかりました。それからは、それぞれの自治体で行われるイベントの情報交換をしたり、一緒に探検(?)に出かけたりしています。昨年は山口県の祝島で行われる「神舞」という4年に一度のお祭りにも行きました。

 

国東半島手帖のはじまり

京都出身の松澤京子ちゃんが、「京都手帳」という可愛い手帳を使っていました。京都で行われる様々なお祭りが載っていて、京都の地図や寺社一覧、おすすめの季節のお土産まで載っている、京都ファンにはたまらないであろう手帳です。これを見たときに、「国東半島にもこんな手帳があったらいいのにね!」と盛り上がりました。

国東半島にはじめて来たとき、自治体が分かれていることもあって、情報を集めるのに苦労しました。たとえば、電車がないことは早々にわかりましたが、バスだけで移動できるのか。それとも、レンタカーが必要なのか。(今なら車が必須だとわかります。)バス会社も複数あって、それだけのことを調べるのも大変でした。また「六郷満山」「お接待」など、独自の風習があまりにも普通に存在していて、観光をしていて説明が足りないと感じることもありました。

国東半島内の情報が詰まっていて、国東を楽しむために最低限知っておきたい基礎知識もまとまった手帳があったらいいな。そこから、じゃあ、作ってしまおう!という話になり、国東半島手帖プロジェクトが始まりました。

 

ここまでの活動

昨年、試しに少部数作ってみました。マンスリー、ウィークリー(国東半島のイベント掲載)に加え、国東半島の豆知識と寺社、飲食店などのリストをまとめました。その結果「ほしい!」「どこで買えるの?」と言ってくれる人がたくさんいたので、今年度は商品化を目指して動いてきました。

 

資金の使い道

みなさまからご支援いただいた資金は、下記の目的に使います。

 

・手帳の印刷費

・デザイン料(一部)

・CAMPFIREの手数料

 

今年は大分県の補助金でデザイン料や宣伝広告費の一部を賄っています。補助金なしで事業を継続していくためには、2~3年の赤字は覚悟しなければいけない計算です。しかし、残念ながら私たちにはそれだけの体力がありません。今年の手帖の売り上げは来年の経費に当て、少しずつ発行部数を増やすことで継続して事業を続けていきたいと考えています。

                       

最後に

私たちは国東半島の外から来て、ここの魅力に惚れこみました。しかし、「ここには何もない」と考えている地元の人が多いことも気になっています。この手帳を作ることで、市外や県外の方が国東半島に足を運びやすくなるんじゃないか。そう思って作りましたが、地元の人にもぜひ手にとってもらいたい。この土地はこんなに素敵な場所なのだと感じてくれたらと思います。

国東を離れている人が、手帳を眺めながら「ああ、もうあのお祭りの時期か」と国東を想う。そのうち「ひさしぶりに帰ってみるか」と考えてくれるかもしれない。

この「国東半島手帖」を、丁寧に、少しずつ育てていきたいと考えています。

  • 2017/11/01 10:06

    「どんな手帳なの?」という声が多かったので始めた手帳の紹介   今回は巻末に掲載した寺社・飲食店・観光名所等一覧を紹介します! 簡単に一覧でのご紹介にはなりますが、メンバーが取材した各所の情報を少しずつ掲載しております!   まずは寺社一覧。 国東半島と言えば六郷満山文化からなる寺...

  • 2017/10/30 18:10

    続いて、ウィークリ―です! 国東半島手帖らしさがつまったページというその理由は、、? もっと近づいてみましょうね。   このように、国東半島の様々なお祭りやイベントがある日にその予定が掲載されているのです。 自然と目に入ってくるので、国東半島の日々が身近に感じられます。   ...

  • 2017/10/26 23:23

    なんと!国東半島手帖の具体的な仕様を、ここまで全くご紹介していないことに気がつきました! 手帳のサイズは、210mm×105mm。具体的には、A4三つ折りがちょうど差し込める大きさです。(あちこち巡っているとA4の資料が増えてきませんか?三つ折りにして手帳にはさめば、すっきり!)   マ...

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