はじめに・ご挨拶
はじめまして。石垣島で保護活動をしている小林と申します 。
2021年2月22日ネコの日、島内初の仔猫の保護施設を始めたいと思っています。
保護団体の無いこの島では保健所を保護施設と勘違いしていて「保護しました、うちで飼えないから保健所へ連れて行きます」と言う人が多いです。
殺処分の可能性がある施設に入れる事が「保護」???
それって、人間に当てはめたら刑務所に入れて死刑か否かの判決を待たせるようなものじゃないですか?
「保護する」とは、飼い主が見つかるか里親希望者が現れるまで護ってあげる事ではないでしょうか?
保健所に放り込んだり誰かに丸投げしたりするのは「保護」とは言えないと思います。
「Cat nursery Larimar 」は、ひとりでは生きられない仔猫を預かり、保護者&お世話ボランティア達が協力して育てて里親の元へ送り出す「仔猫の保育所」です。
猫好きの皆様、どうかご支援よろしくお願いします。
このプロジェクトで実現したいこと
ひとりでは生きられない仔猫の為の保育所を作りたい。
猫愛あるボラさんたちが協力して保護活動出来る場所を作りたい。
現状全く足りていない「ひ弱な幼猫が安心安全に過ごせる場所」を増やしたい。
プロジェクトをやろうと思った理由
知人より店舗設備を買い取り、保護施設を作りたいと思っています。
予算ゼロからの保護活動スタート、私費にて頑張っておりますが、リフォーム&店内備品の買い取り代が個人の貯金には厳しい額、 どうしても足りない150万円を、どうかご支援下さい。
皆様のお力をお借りしたいのです。どうかよろしくお願いします。
設立者のこれまでの活動(個人として)
2015年に石垣島に移住、2017年に1匹の仔猫を拾った事から個人保護主としての活動が始まりました。
2018年4月、八重山保健所の「譲渡ボランティア」登録。
保健所に収容された犬猫のチラシ作り・TwitterやYoutubeなどで収容情報を拡散して譲渡を促す事をメインに、ごく少数ながら自宅または知人に預けるなどして保健所収容犬猫レスキューをしています。
稀にあるSNSを見た県外の方から引き取り希望がきた際、その方の代わりに保健所犬猫を引き出して空輸前の一時預かりをする事もあります。
その他、個人で犬猫を保護している人のお手伝いとしてチラシを作ったりSNS上で拡散したりもしています。
設立者の主な履歴(猫のみ)
2017年
8月:小学校の校門前に座っていたガリガリに痩せてる仔猫を保護→知人に譲渡「クー」
11月:駐車場に遺棄されていた仔猫「トラ」「シロ」「ミケ」を保護→チラシ経由で里親希望の方に譲渡
12月:職場敷地内で仔猫「すみえ」「ふさお」を保護→譲渡会で譲渡
上記の他、TNRの一時預かりもしました。
↑石垣島で初めて保護した仔猫は、背骨やアバラが浮き出るくらいガリガリ痩せっぽちでした
「黒猫の女の子が欲しい」という話を職場の人から聞いた2~3日後、まるでその人の元へ行く為に現れたかのようだった♀の黒猫ちゃん。
満月の夜に家族として迎えられた黒い仔猫は「クー」ちゃんと名付けられました。
2018年
4月:保健所仔猫レスキュー「リラ」 →直後、保健所サイトを見た人から連絡あり譲渡
5月:TNR現場からスリゴロ成猫「まーしー」を保護→仕事仲間に譲渡
6月:知人経由で別荘に住み着き苦情があった成猫「エルサ」を保護→譲渡会で里親希望あり譲渡
知人経由でカラスに襲われていた仔猫「ジロ」を保護→残念ながら助けることができませんでした
8月:職場敷地内で仔猫「アクル」「ミモザ」を保護→譲渡会で里親希望あり譲渡
保健所仔猫レスキュー「マリン」 →預かりボランティアをしてくれた知人に譲渡
9月:保健所仔猫レスキュー「はてな」 →島外の知人に譲渡(他保護主さんの猫2匹も一緒に譲渡)
上記の他、TNRの一時預かり、TNR現場の仔猫の預かりなどもしました。
↑石垣島の保健所から我が家で預かり後、海を越えて関東へ行った「はてな」
右の前足が曲がっており、ぎこちない歩き方をする仔猫でした。
そういう障害ある子は島内では里親になってくれる人はほぼ見つかりません。
仔猫が溢れかえる石垣島、命の期限ある保健所の中、障害を持った幼い仔猫…
心配して手を差し伸べてくれたのは、遥か遠い海の向こうの里親さんでした。
現在は一緒に引き取られた他保護主さんの猫2匹と共に愛情たっぷり育ててもらっています。
2019年
保健所から仔猫「にー」「ゆい」「もと」「はっしー」「ター」「ファー」「ミツオ」「レインリリー」「カンナ」をレスキュー&近所に住む預かりボラさんに託す
→譲渡会でトライアル希望がきた(島内譲渡) 「にー」「ゆい」「もと」「ター」「ファー」、預かりボラさん宅に来られた島外の里親さんに譲渡「ミツオ(静岡へ)」「カンナ(名古屋へ)」、チラシからの譲渡(島内)「はっしー」、預かりボラさんの知人に譲渡(島内)「レインリリー」
8月:保健所に県外からの引き取り希望があり、お手伝いとして成猫をレスキュー「石垣島子」
→東京のNPO法人「ねこけん」メンバーさんへ空輸→東京の譲渡会で里親希望あり譲渡
上記の他、TNRの一時預かりもしました。
↑空輸前に一時預かりした頃の石垣島子ちゃん
石垣島から東京へ、約1,950 kmを旅した猫。
成猫の譲渡が絶望的な石垣島の保健所に収容され、心配したボラさんがブログで紹介していなかったら、拡散してくれた多くの人々がいなかったら、ブログを読んで保健所に問い合わせてくれた人がいなかったら、どうなっていたか分からない。
多くの人々に助けられ、幸せ行きの切符を得られた猫でした。
現在は優しい里親さんの元で大切に育てられています。
2020年
4月:コロナ休業中、保健所のミルクボランティアとして乳飲み子の仔猫「ダイ」「ソン」を育てる
→6月:離乳後に譲渡(島内の知人&その隣人)
6月:保健所から生後5~6ヶ月くらいと思われる仔猫をレスキュー「石垣島代」
→東京のNPO法人「ねこけん」メンバーさんへ空輸→東京の譲渡会で里親希望あり譲渡
9月:交通事故に遭い倒れていた地域猫が保健所に収容され、看取るつもりでレスキュー「テンコー」
→想定外の回復力で元気になり、10/23から預かり希望のボラさん宅へ
→10/29、預かりボラさんから里親希望があり、家族に迎えていただきました
上記の他、自宅敷地内に餌を貰いに来るようになった野良猫にTNRの手術を受けさせました。
↑人生初のミルクボランティア
開始時まだ目の開いていない生後4~5日くらいと思われる赤ちゃんで、生き延びるのかヒヤヒヤ。
最初の1週間は朝も昼も夜も3時間おきにミルクを飲ませて排泄、合間に睡眠をとる日々でした。
睡眠不足は少々しんどかったけれど、黒いマリモみたいな生物が可愛い仔猫へと変わってゆく様子を眺めるのはとても楽しかったです。
↑保健所から引き出す前の石垣島代ちゃん
石垣島から東京へ、約1,950 kmを旅した猫パートⅡ。
スリゴロの甘えん坊で少々の事には動じず平然としている度胸ある子。
個人への譲渡も含め関東へ送り出した保健所猫としては「石垣島子」「はてな」に続いて3匹目です。
生後5~6ヶ月と思われる仔猫ですが、そのくらいの大きさになると石垣島では譲渡率がかなり下がり、後肢跛行という障害もあった事で誰からも里親希望ありませんでした。
東京では花丸クラスの性格の良さですぐに良縁を掴み、今は里親さん宅で幸せに暮らしています。
↑倒れていたところを発見され、保健所に持ち込まれた地域猫「テンコー」
当初は後ろの両足が全く動かず引きずって進む状態で、このまま半身不随かと思われましたが1ヶ月後には普通に歩き、浴槽の高さを越えられるくらいに回復。
口の中が真っ赤になるほどの歯肉炎・口内炎で液状の栄養食をどうにか少量食べるという状態から、1ヶ月後にはカリカリをバリバリ食べるくらいに回復。
シニアでエイズ&白血病陽性というダブルキャリアで譲渡は絶望的に思われましたが、賢くて穏やかなメンタル面の素晴らしさで預かりボラさんのハートを掴み、家族に迎えてもらえました。
成猫でダブルキャリアだと島内どころか内地でも譲渡は無理と言われていますが、奇跡といえる幸運を掴んだ猫です。
設立者のこれまでの活動については下記もご覧ください
・ブログで八重山保健所の犬猫たちの紹介をしています
https://ameblo.jp/nekonoie1/
・Youtubeで八重山保健所の犬猫たちの動画を配信しています
https://www.youtube.com/channel/UCvjCxedvZcTYkpOY9stvs7w/videos
・Twitterでも八重山保健所の犬猫たちの最新情報をツイートしています
https://twitter.com/kurofune2015gf
目標金額と資金の使い道について
設備費(リフォーム代含む):150万円
※リフォーム代&設備購入費用の不足分を補う為に使わせて頂きます
リターン製作費(送料含む)や手数料: 14%(税別)は自腹の覚悟で目標額を設定しましたが、目標額を超える支援が集まったらそちらにも使わせて頂きます。
保護施設として使わせてもらえる物件は現在の住民(知人)の転居~ハウスクリーニング~設備の確認と調整が済んでから、2021年2月22日運営開始予定です。
リターンについて
500円コース=お礼のメールをお送りします。
1000円コース=公式ホームページ上の支援者様一覧にご希望のお名前で掲載します。
20000コース=オリジナルトートバッグ&お礼のメールをお送りします。公式ホームページ上の支援者様一覧にご希望のお名前で掲載します。
※公式ホームページは現在HP担当者と打ち合わせ準備中で、2021年2月頃になる予定です。
実施スケジュール
2020年12月中旬 物件契約完了
2021年1月 クラウドファンディング終了
2021年2月上旬 HP開設
2021年2月22日 新保護施設オープン
2021年2月22日 イベント開催「猫の日譲渡会」
2021年2月下旬 リターン発送
業務資格について(動物保護施設)
新保護施設に使わせてもらう物件は前住民がトリミングサロン&ペットホテルとして使っていたものであり、現時点で犬12頭の飼育許可(第一種動物取扱業)を保健所から認可されている物件です。
今回その設備をそのまま買い取る形で非営利の保護施設としてオープン予定のため、保健所に確認したところ保護猫9頭までは手続き不要、10頭を超える場合は「第二種動物取扱業」の申請を提出との事です。
申請用紙提出と保健所の設備確認が済めば10頭以上の保護が出来るようになります。
使用中の画像や動画について
全てCat nursery Larimarの設立者が撮影した掲載権利あるものです。
メイン画像の背景は石垣島の平久保崎灯台付近にて撮影、仔猫は2019年の保護猫「にー」、にーが乗っているのは預かりボランティアさんの手です。
最後に
沖縄の離島、人口約49000人の石垣島には保護団体がありません。
毎年春になるとあちこちに仔猫が溢れ、カラスに襲われたり車に轢かれたりして死んでゆきます。
保健所を保護施設と勘違いしている人に放り込まれてしまう仔猫もいます。
救える数に限りはありますが、 今の自分たちにできる限り助けていきたいと思ってます。
※本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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