はじめに・ご挨拶

はじめまして、デザインギルドNEWPLAINの守本悠一郎と申します。

NEWPLAINは、子どもからおばあちゃんまで「デザイン」を楽しんでもらいたいという想いで結成しました。家具・プロダクトを中心に、これまでにないアイディアを、子どもでも分かるカタチで作品にしています。今回は新作の「イス」を制作したので、CAMPFIREで初お披露目させて頂きます。


プロダクトのご紹介


このイスは、折り返した「袖」から着想を得たイスです。



幼少期から、このように服の「袖」を押しつぶして遊ぶのが好きでした。

折り曲げた布の折り目を押すと、とても柔らかくて気持ちが良いのです。

その感覚が忘れられず、「もしここに座ることができたらどんなに気持ち良いだろう」と、そんな妄想をしたところからこのイスは着想されました。




日本で良くコスプレ衣装の材料として使われる素材があります。

それは普通に東急ハンズに売っているのですが、最初コスプレ用の素材だとは知らず、純粋にその真っ白で柔らかな質感に惹かれました。

試しにその素材を袖のように折り曲げて押しつぶしてみると、その高反発性としっとりした摩擦力で、なんとも言えない感触になりました。



そこで、より分厚いものを取り寄せ、椅子のような形にして座ってみました。

すると、その反発力のおかげか、なんとこの単一素材だけで人を支えることができてしまいました




柔らかさを保ちながらも、変形せずに人を支えられます


案外すんなり理想がカタチになって自分でも驚いてしまったのですが、それ以上にその座り心地にも感動がありました。

摩擦力のある発泡材が、しっとりとおしりを包み込む独特の感触を生み出したのです。



まさに袖のように、折り返されたシートがその反発力で優しく人を支える、

袖から着想を得たこのイスを「SLEEVE CHAIR - 袖のイス」と名付けました。




今後の予定 (本制作~イベント出展)

今回のクラウドファンディングでご支援いただいた資金をもとに、

より大きな特注サイズの材料の確保と、(←目標の30万で発注が掛けられます)
世界的な展示会への出展をしたいと考えています。(←ストレッチゴールとして)


①材料について
このSLEEVE CHAIRは上述の通りもともとコスプレ用に作られた素材を使用して作っているのですが、イスを作るにはもっと大きな特注サイズの材料が必要です。今回ご支援いただいた資金でその特注サイズを発注し、最終モデルの制作に入りたいと考えています。


②展示会について
来年2月に行われるストックホルムファニチャーフェアと呼ばれるイベントにこのSLEEVE CHAIRを出展したいと考えています。

ストックホルムファニチャーフェアは「世界3大国際家具見本市」と呼ばれ、世界中の最新のデザインが集結する一大イベントです。

ストックホルムファニチャーフェア公式サイト

(現在審査に応募し、結果を待っています。)
せひこのSLEEVE CHAIRを、世界中の人に見て・触れてもらいたいと考えています。


☆今回All or Nothing形式でクラファンを開催させて頂きます。
まず目標の30万を達成できれば①の材料の発注が掛けられます。
そこからさらにストレッチゴールとして、プラス20万(=計50万)を達成したら展示会の出展料を支払えます。


みなさんのご支援が頼りです。どうぞよろしくお願いします!



将来の予定 (イベント出展後~)

今回目標を達成したらイスの材料を業務規模の数量で購入することになるので、ストックホルムファニチャーフェア出展後に数量限定で「一般販売」もしようと考えています。

通常このような作品はあまり一般に販売しませんが、今回は1人でも多くの方にこのデザインに触れて頂きたいと考え、販売の準備を進めています。

☆今回クラファンの先行販売リターンで一般販売よりもお得にSLEEVE CHAIRを手にして頂けます!



こだわり・特徴

このイスのポイントは大きく2つ、

・袖というモチーフならではの柔らかなカタチと座り心地
・シート状の発砲体だけで人を支える構造の新しさ

だと考えています。


日常使い用のイスとは異なる立ち位置になりますが、

・これまで主にコスプレ衣装の材料としか見られてなかった素材の新たな可能性を切り開いたこと
・シートを折り曲げただけで人を支えられるという感動

を、このイスから感じ取って頂ければ幸いです。




プロダクト誕生までのお話

ここまで書いてきたように「袖を折り返したようなイスを作りたい」という発想元があったので、

ただひたすらそのアイディアを形にするために実験を繰り返しました。


具体的には、まずこのような小さな模型をいくつも作り、

袖っぽい形状の追求、人が座れる強度の検証、より少ない量の素材で作る方法など、

様々なイスに必要な要素を1つ1つ潰していく作業を繰り返しました。

最初に構想したのが3月で、そこから実験を繰り返し、8月に人が座れるプロトタイプが完成しました。


クラファン実施中も現在進行形で「より美しいカタチ」「座り心地の追求」など、ブラッシュアップを重ねています。



リターンのご紹介

今回はリターンとして

・NEWPLAIN作品集 (SLEEVE CHAIR掲載の最新版)

・SLEEVE CHAIRミニチュアモデル (カラー展開)

・SLEEVE CHAIR (実物)

の3つを用意しました。


・作品集

SLEEVE CHAIRを含めた、NEWPLAIN渾身の作品たちを掲載した最新版の作品集をお送りします。

これは上述のストックホルムファニチャーフェア向けにこれから制作する作品集です(なので全ページ英語版になります)。

ただの冊子ではなく、これ自体もひとつの作品と呼べるような物を目指して、かなり気合を入れて作る予定ですのでご期待ください!




・ミニチュアモデル

ミニチュアモデルは、「実物は大きいからいらないよ」という方向けに手のひらサイズのものを用意しました。白に加え、北欧らしい色で塗装します。けっこうかわいいのでチェックしてみてください!

サイズは約W70/D60/H55mm、
カラーバリエーションはホワイト、グレー、ネイビー、ライトタンの4色です。


ちょうど手のひらに収まるサイズで、NEWPLAIN事務所では机の上に飾っています。




・SLEEVE CHAIR (実物)

そして最後が実物のSLEEVE CHAIRです。

ストックホルムファニチャーフェア終了後(来年3月以降)にも数量限定で一般販売する予定もありますが、今回のリターンではそれよりもかなりお得な価格設定にしています!

※イスなので当然人が座れますが、日常使いというよりはあくまで作品としての側面が大きなイスになります。やさしく扱って頂けると幸いです。
※1つ1つデザイナー本人が手作業で組み立てての発送となります。多少の仕上げのバラつきなどご了承ください。


以上の3アイテムを、様々な組み合わせでリターンとしてお送りします!
同内容でもお得にご支援頂ける先着リターンをいくつかご用意しています。詳細はリターンページをご覧ください!



製品情報・仕様

現在の試作時点でのサイズ・重量は
W520×D530×H440、約1900g
になります。

上述の通り、資金調達後にこれより大きめの素材を使って本制作をする予定ですので、
上記サイズよりもやや大きくできる想定です。



会社・チームの紹介

NEWPLAINは、デザインの力でみんなに夢を与えるべく結成されました。

ほぼ全員が20代前半の若いチームで、普段はクライアントワークと自主制作を1:1くらいの割合で行っています。

自主制作では子どもからおばあちゃんまで楽しめることをモットーに、新たな可能性を日々追求しています。今回のSLEEVE CHAIRはその自主制作の1つの集大成です。

ホームページ:https://newplain.com



過去の作品紹介

さいごに、これまでNEWPLAINが制作してきた作品たちをご紹介します。いくつかはリターンの作品集にも掲載する予定です。


平面からできるイス「スカーフチェア 」

1枚のビニールシートから出来るイスです。東京ビッグサイトでも展示しました。



日本に電子決済を広めるためのアイディア「JAPANESE PAY」

東京ミッドタウンアワードというデザインコンペでの入賞作品。スマホを重ねると"おむすび"に見える決済端末です



1列の波型で取り出しやすい楊枝立て「波型つまようじ立て」

市販の楊枝がぎっしりで取り出しづらいという発見から生まれた自主制作



平面からできる照明シェード「JELLYFISH LIGHT」

ホックを留めていくと1枚のシートが複雑な立体に早変わりする照明シェードのデザイン



コンパクト全身シャンプーGITAのデザイン

クライアントワークではこのようなパッケージデザインなどもやっています!



The Moon Milkのデザイン

今年の夏にCAMPFIREでクラファンを実施したThe Moon Milkのデザインもお手伝いしています!



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NEWPLAINホームページではその他全ての過去作をご覧いただけます。
https://newplain.com


このような作品を通じて「デザインの面白さ」を
小さな子どもからおばあちゃんにまで、伝えていきたいと考えています。


デザインは、ただ「オシャレ」とか「カッコいい」だけでなく
もっと大きなくくりで、世の中をより良く、より面白くするパワーを秘めています。


今回のプロジェクト、またその後の海外展示等を通じて
デザインの面白さが1人でも多くの人に伝われば嬉しく思います。



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