このページを訪れてくださり、ありがとうごさいます。

あしなが学生募金事務局が支援をしているのは日本の遺児と障がい者家庭の子どもと、アフリカのサブサハラアフリカ49か国の遺児学生です。今年の春は、新型コロナウイルスにより、あしなが学生募金が中止となりました。

あしなが学生募金中止の記者発表の様子

今も支援を必要としている子どもたちに、奨学金を届けるため、このページを作成しました。

今回は日本の遺児と障がい者家庭の子どもたちの支援に対する想いを綴っています。よろしくお願いします。
(このページに使用している写真は、撮影時やページ作成時に本人や学校に掲載許可をえたものです。)

はじめまして。あしなが学生募金事務局の續石悠海(つづくいし ゆうか)です。(左から2番目!)

私は子どもたちが胸を張って夢を語れる社会にしたい、学びたいと思う全ての子どもが進学を選べる社会にしたいという想いで活動に携わっています。

あしなが学生募金事務局では50年間で約11万人の親を亡くした子どもや親に障がいがあり働くことが難しい家庭の子どもたちの進学を支えてきました。改めて、支援してくださる皆様に感謝を申し上げたいと思います。本当にありがとうございます。

しかし、こうして進学をすることができる学生がいる一方で、今もなお経済的な理由により進学をできず悔しい想いをしている学生が存在するのが現状です。


あなたが将来を考えるとき「進学」は選択肢に含まれていましたか?


あなたが親になったとき、子どもが進学を望んだら応援できますか?



(ここから東日本大震災のことについて少しだけ触れるので苦しくなってしまう方はとばしてお読みください)



私は東北の福島県で活動をしています。
この地域で活動をする中で東日本大震災というできごとを忘れてはいけないと思っています。震災から9年が経ちました。この震災により、たくさんの子どもが親を亡くしたり、親が障がいを負ったりしました。当時お腹の中にいた子どもは今では小学生です。その子たちが中学生になり、高校生になり、将来を考えた時そこに進学という選択肢がその家庭にあってほしいと思います。

しかし、国際NGOのセーブ・ザ・チルドレン・ジャパンがまとめた調査にによると、東日本大震災の被災地における子育て世帯の経済的に困窮している世帯のうち半数近くが子どもに進学を諦めさせたり、中退させたりする可能性があると答えているそうです。また、この調査は被災した家庭を対象に調査を行なっているため、遺児家庭や障がい者家庭を対象に調査を行った場合はさらに高い割合になると思います。このデータからわかる通り、震災が起きた当時だけでなく、9年経った今でも震災は現在進行形で子どもたちの未来に影響を与えています。

震災遺児だけではありません。


親を亡くしたことや親が障がいを負ったことが、子どもの未来に影響を与えるのです。
親は子どもの進学を諦めさせなければいけない、
子どもはどんなに進学したくても、家庭の経済状況を考えると進学を考えることはできないし、親にその想いを伝えることさえできない状態があるのです。


また、今年から高等教育の就学支援制度が始まりました。

ニュースや新聞などで授業料無償化という言葉でよく取り上げられているため、ご存じの方も多いかと思います。この制度は授業料減免に加えて、入学費の減免や給付奨学金を利用できる制度です。対象者は住民税非課税世帯とそれに準ずる世帯であるため、この制度により、さらに多くの学生が進学を選択肢の1つとして考えられるようになったと思います。

しかし、収入額により3つの区分に分けられ、その区分ごとに授業料の減免額や奨学金の給付額が決まっています。また、授業料免除額、入学費免除額にも上限があります。

授業料無償化という言葉ばかりが1人歩きしていますが、たとえ、非課税世帯で制度の対象となっている大学に進学したとしても必ず、授業料や入学費が全額免除になるわけではありません。また、その他にかかる設備費や教科書代は実費です。
ゆえ、この制度だけでは、進学が難しい学生もいます。また、高校卒業後、進学を選ぶことができても経済的に行ける大学を選び、行きたい大学に進学できない学生もいます。

 

少しずつ支える仕組みが広がりつつある一方、またまだ支援から溢れ落ちてしまう学生たちも多くいます。
経済的に進学できない、行きたい大学に行けない。
あしなが育英会の奨学金はそんな遺児や障がい者家庭のこどもたちにとって、必要な奨学金です。


遺児や障がい者家庭の子どもたちが進学できるように、行きたい大学に行けるようにご協力よろしくお願いします。

私もあしなが育英会の奨学金を利用して、高校と大学に進学することができた学生の1人です。
父は障がいがあり、母は精神病を抱えています。
私は子どものこと、家族のことについて学びたいと思い、大学進学を決めました。
一方、学びたいと思いながらも、大学に行きたいことはなかなか言い出せませんでした。3年生になって親にそのことを伝えることができても、進学することを非難されました。やりたいことを言えない虚しさも挑戦さえできず諦める悔しさも、頑張ると決めたのに家族に非難される悲しさも乗り越えたうえで、今大学で学べています。

あしなが育英会が2018年9月に実施した奨学生家庭の生活と教育に関する実態調査によると、あしなが奨学生の10人1人は進学を非難されたことがあるようです。進学を非難され諦めてしまう子どもはどのくらいいるのでしょうか。お金があれば、進学を非難されなかったかもしれない。また、応援してくれる人がいたら、その状況でも進学するためにできることを考え、夢を追う一歩を踏み出せたかもしれないと私は思うのです。

この活動を通して、たくさんの人に出会いました。街頭募金でご寄付をしてくださる方や支援者の方からいただくお手紙を読み、応援してくれる人がいることに気がつきました。

私が進学することができたのは、紛れもなくこの応援してくれる人がいたからです。

応援してくれる人の存在は、必ず誰かの力になります。進学を決断できない、あるいは夢を語れない、そしてその進学や夢を家族に応援してもらえない子どもたちが一歩を踏み出す力になります。


進学を決断するために必要なのは、進学を決断できる環境です。
その環境の中で大切なのは応援してくれる人の存在だと思います。
あしなが育英会の奨学金には、応援してくれる人の想いがたくさん詰まっています。
だからこそ、私は支援してくださる方の想いを大切にして活動しています。
皆さんからのご寄付とともに、応援してくれるあたたかい想いまで必ず伝えます。


子どもたちが胸を張って夢を語れる社会にしたい、学びたいと思う全ての子どもが進学を選べる社会になってほしいと心から願い、それを実現するため活動をしています。今の私にできることは現状を伝えること、一緒に社会を変えていく理解者を増やすことだと思います。たくさんの人の力があれば社会は変えられると本気で信じています。誰かの想いや行動は必ず誰かに影響を与えます。


どうか私たちと一緒に子どもたちの進学と夢を応援してくれませんか?

また、私の他にもあしなが学生募金事務局の仲間がそれぞれの想いを綴っています。
そちらも合わせてご確認いただけると幸いです。

あしなが育英会の調査によると、遺児家庭の平均月収は14万6,380円(*1)となっており、生活保護受給率は12.8%24(*2)に及びます。奨学金なしでは大学・専門学校の学費を捻出できる水準には到底達していません。

(*1)2018年奨学生家庭の生活と教育にかんする実態調査

(主査・副田 義也=筑波大学名誉教授・社会学)

(*2)生活保護の被保護者調査(平成30年7月分概数厚生労働省)


そのため多くの遺児学生たちは、学費を奨学金で、生活費をアルバイト代で賄っています。しかし、学生のアルバイトはそのほとんどが接客業です。昨今の情勢のなかでアルバイトのシフトが日に日に削られ、思うように生活費を稼ぐことができなくなっています。さらに、街頭募金の中止により奨学金の資金源確保にすら暗雲が立ち込めており、遺児学生とそのご家庭の多くが、並々ならぬ不安感を抱えながら日々を過ごしている状況です。

本キャンペーンでいただいたご寄付は全額、一般財団法人あしなが育英会への寄付となり、あしなが育英会が支援する遺児学生(日本・アフリカ)のための奨学金として使われます。

※今回の取り組みはAshinaga Global 100 Challengeの一環であり、一般財団法人あしなが育英会と連携して取り組んでおります

<All-in方式で実施します。>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

一般財団法人あしなが育英会より、年間活動報告書と受領証明書を発送いたします。(どちらも2021年2~3月頃に郵送にてお送りします)


あしなが育英会公式サイトより継続寄付者になってくださる方には活動報告書のほか、寄付種別に合わせて、奨学生から手書きのハガキ(年1~2回)、アフリカのウガンダ共和国であしながの支援を受ける子どもたちからのカード(年1回)、機関紙などをお送りしております。


50年の歴史を持つ遺児支援のための募金運動団体で、学生だけで運営されています。毎年春と秋の4日間、全国約200か所で実施している街頭募金活動では、毎回のべ1万人のボランティアスタッフの参加があり、年間約2億5千万円の寄付を募っています。募金はすべて一般財団法人あしなが育英会へ寄付し、あしなが育英会の奨学金事業(国内奨学生事業・AAI事業)のために使われています。

ウェブサイトはこちら:https://www.ashinaga-gakuseibokin.org/

病気や災害、自死(自殺)などで親を亡くした子どもたちや、親に障がいがあり働けない家庭の子どもたちを支えている非営利の財団法人です。国などからの補助金・助成金は受けず、全事業を寄付によって運営しています。あしなが育英会の奨学金によって、これまでに11万人以上の遺児たちが高校・大学への進学を果たしてきました。 現在、日本国内では約6,500名(高校・短大・専門学校・大学・大学院)、サブサハラ・アフリカ教育支援事業では世界各地あわせて約120名の奨学生に奨学金支援(貸与・給付)と心のケア、リーダーシップ育成プログラムを提供しています。

ウェブサイトはこちら:https://www.ashinaga.org

病気や災害、自死(自殺)などで親を亡くした学生や、親に障がいがあり働けない家庭の学生たちを経済的・心理的に支援している非営利の財団法人です。国などからの補助金・助成金は受けず、全事業を寄付によって運営しています。あしなが育英会の奨学金によって、これまでに11万人以上の遺児たちが高校・大学への進学を果たしてきました。 現在、日本国内では約6,500名(高校・短大・専門学校・大学・大学院)、サブサハラ・アフリカ教育支援事業では世界各地あわせて約120名の奨学生に奨学金支援(貸与・給付)と心のケア、リーダーシップ育成プログラムを提供しています。

キャンペーンページへはこちら:https://camp-fire.jp/goodmorning/channels/ashinaga

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