無謀な目標に思えた3000万円を、本日、
7月29日、10時45分、達成しました。

「ありがとうございます」という一言では伝えきれない感情で、
まだ今切実に言葉を探している中ですが、ここで立ち止まらず、
3000人の支援者を新しい目標にします。

コロナ災禍はいつ収束するかわかりません。
でも、3000人、この規模の仲間が後押しするなら、
それは金額を超えて、この先の未来にピースボートが船を出す固い地盤となることは間違いないからです。

「こんなにも多くの人間がピースボートを通して繋がり、ピースボートを応援している」ということを今必死に踏ん張っているスタッフたちに届け、全員で次の船の出航を見届けたいです。

7月30日(木)の23時59分、最後の最後まで、
できる限りをやり切りたいと決意しています。
3000人のネクストゴールをどうか最後まで一緒に目指してください。

2020年7月29日
発起人 山根那津子、池田親生


はじめに

私たちは、新型コロナウィルスの感染拡大によって運営に大きな影響を受けるピースボートの支援を呼びかけるために集まった過去乗船者の有志メンバーです。

「最高の経験を与えてくれたピースボートを、今度は私たちが助けたい!」

その一心でクルーズを通じて出会った仲間たちと、ピースボートの許可を得てともにプロジェクトを立ち上げました。

はじめまして、2006年に出航したピースボート54回の参加者池田親生、55回参加者の山根那津子です。

新型コロナウイルスが猛威を振るう中で、多くの企業、お店、団体、個人が、苦境に立たされることになりました。

今年3月にクルーズ出航中止のニュースを聞いてから、「人生の分岐点」と言える経験を与えてくれたピースボートの状況を心配に思っていた私たちですが、お世話になったスタッフに連絡し、まさに今ピースボートが創立以来の危機に立たされていることを知りました。

多くの人が大変な思いをされている今、支援をお願いすることが、誰かに負担を感じさせることもあるかもしれないと考えると、とても迷いましたが、

「この先、私たちの人生を変えてくれた船が出なくなってしまうかもしれない」

そう思うといてもたってもいられず、このプロジェクトを立ち上げることを決めました。

皆さまの今を大切に、ご自身の状況を優先のうえ、ぜひ、支援をご検討いただけますと嬉しいです。
どうぞよろしくお願いします。


ピースボートは約3ヶ月をかけ世界およそ20ヶ国を旅する地球一周の船旅をコーディネートしている国際NGOです。国連SDGsキャンペーンやノーベル平和賞団体ICANとの核兵器禁止条約推進、またカンボジア地雷撤去など、国際的にも高く評価されている国際貢献活動も行っています。

休学中の学生や、新社会人などの若者から、退職後の余暇を楽しむ高齢者まで、老若男女がピースボートを通じて実際に自分の足で各国を訪れ、現地の人たちと触れ合い話を聞く貴重な体験をし、乗船者同士も船内の交流を通して下船後も長く続く親交を深めています。


ピースボートはコロナ感染拡大の煽りを受け、今年2020年3月出航予定だったショートクルーズ、4月出航予定だった2つの地球一周の船旅の出航中止を余儀なくされました。

緊急事態宣言が解除され、国内外で旅行やイベントなどが再開されはじめている一方、まだまだ感染状況が不安定なことから、7月出航予定だったショートクルーズ、8月出航予定だった2件の地球一周の船旅も、催行中止となりました。

NGOピースボートは、旅行会社(株)ジャパングレイスから請け負ったクルーズの船内企画や交流ツアーのコーディネート業務委託費を資金として運営されています。クルーズ催行中止を受けて、企画が未催行である限りピースボートに上記委託費が支払われることはありません(一部を除く)。

このクラウドファンディングは、運営のための財源を絶たれたピースボートが、この先も地球一周の船旅を通じて、世界と触れ合い学び、語り合う場を提供し続けることができるよう支援を求めるものです。


船旅が出せないという難局

この世界的なウィルス災禍に、多くの人たちが苦しい状況にさらされています。

ピースボートもまた、創立以来最大の危機に瀕し、37年もの長きに渡って一人ひとりのスタッフたちが「一人でも多くの人に世界に接し体感する体験をしてほしい」と、強い覚悟で出し続けてきた船がこの先途絶えてしまうかもしれない窮地にあります。

ピースボートはこれまで70回におよぶ世界一周航路客船の出航を実現させ、私たちに船旅を通じて、国境を越え世界中の人たちと繋がり、社会問題や平和について考えるきっかけを与え続けてくれました。
私たちが船旅から得たものはそれにとどまりません。

約3ヶ月の地球一周の経験は、かけがえのない友人、空と海の間で自分の可能性を試す経験、将来の進路の指針、お金には代えられない人生を大きく動かすような財産を与えてくれました。それらは船を降りてからもずっと私たちの人生に確かに息づいています。

ピースボートを助けたい。未来の乗船者にも最高の船旅を経験してほしい。
そう考え、私たちはピースボートを存続させるための支援を呼びかけることを決めました


私たち過去乗船者一人ひとり違うそれぞれのピースボートでの経験。
プロジェクトを立ち上げるにあたって、たくさんの仲間から続々と応援のメッセージが届き、最終的に480を超える声が集まりました。

立ち上げ人である池田親生のピースボートでの体験を紹介します。
その他の過去乗船者からのメッセージはページの最後に掲載しています!



私たちの呼びかけに応えて、各方面で活躍される船上ゲスト、水先案内人の方々が激励メッセージを寄せてくださいました。
ピースボートへのエールを紹介します!
(紹介は順不同です)




資金の使い道について

今回支援していただいたお金は必要な経費を除き、責任を持って全額をピースボートの担当部署へ届けます。その支援金は、ピースボートが活動資金として利用いたします。
具体的な使処は以下の通りです。

いただいたご支援はピースボートが
・全国約150名のピースボートスタッフの活動費や人件費
・国内外の活動拠点施設費用、国内5カ所のピースボートセンター運営費
・国連SDGsキャンペーンやノーベル平和賞団体ICANとの核兵器禁止条約推進、またカンボジア地雷撤去など国際貢献活動継続のための費用
のために使わせていただきます。


リターンについて

このプロジェクトのために、特製ピースボート応援グッズを製作。またピースボートスタッフにも呼びかけ、支援してくださった皆様に感謝の気持ちをお伝えできる内容を一緒に考えました。
「#がんばれピースボート」の声を一緒にひろげていただければ幸いです。
また、過去参加者や、元スタッフ、水先案内人(船上ゲスト)の皆さんにも賛同をいただき、リターンを提供していただきました!(賛同してくださった皆さん、ありがとうございます!)


実施スケジュール

2020年7月7日(火)  クラウドファンディングスタート
2020年7月30日(木)  クラウドファンディング終了

※本プロジェクトはAll-in方式で実施します。
目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
リターンの発送は8月中に行う予定です。
支援画面にて支援金額を上乗せすることも可能です。


SNSで「#がんばれピースボート」の声を拡散しよう!

本クラウドファンディングの趣旨に賛同くださる方には、リターン購入の支援とならび、プロジェクトページを多くの人に知ってもらうために、以下のご協力をお願いしたいです。

「#がんばれピースボート」のハッシュタグと一緒にtwitter、facebook、instagramなどのSNSで本プロジェクトページURL(https://camp-fire.jp/projects/298983/)のシェアをお願いします。

※過去乗船者の方には、その際にとっておきのピースボート思い出写真や思い出エピソードをあわせて投稿していただけるととても嬉しいです!

Instagramでは、期間限定アカウントとして、@supportpeaceboat のアカウントを開設しました。投稿にタグ付けしていただければ、アカウントのプロフィールからプロジェクトページURLへ案内することができます。

「#がんばれピースボート」の想いをこめて、プロジェクトの拡散をぜひお願いします!


【よくあるご質問】

Q: ピースボートとジャパングレイスはどういう関係ですか?

A: ピースボートクルーズの主催旅行会社は(株)ジャパングレイスです。NGO(非政府組織)であるピースボートは、クルーズ中の船内企画や交流ツアーのコーディネートを請け負うことで、ジャパングレイスから業務委託費を受け取り、活動資金としています。

Q: 催行中止になったクルーズの返金についてニュースになっています。ピースボートはこの件にどのようにかかわっているのですか?

A: 春から夏のクルーズが中止となったことで、乗船を予定されていた申込者の方々への返金が進められています。この返金については旅行会社ジャパングレイスが最重要事項として対応しています。旅行代金の授受はジャパングレイスの管轄であり、ピースボート運営資金とは別である旨をご理解ください。


【お願い】

今回私たちは、ピースボートの運営資金確保のため、このプロジェクトを立ち上げました。
キャンセルとなったクルーズの返金についてはピースボートの回答の通り、旅行会社ジャパングレイスが最も大切なこととして対応していることを確認しています。
その上で本プロジェクトではピースボートへの支援の呼びかけを趣旨とさせていただいていることを、ご理解いただけますようどうぞよろしくお願いいたします。


最後に

他のどんな日々とも代えられない約3ヶ月の時間。
生涯の友人たちとの出会い。
価値観が変わるような体験。
忘れられない異国の景色。

こんな感動に、これからの未来にピースボートに乗船することができるはずの多くの人たちにも触れてほしい。

世界に二つとない移動手段の枠を超えた地球一周の船旅。インターネットでは味わえないリアルに触れる体験の母体となってきたピースボートという存在を失いたくない。

ピースボートがこれからも船を出し続けていけるために、ぜひご支援をお願いします!

ピースボートを応援する過去乗船者から寄せられた480を超える熱いメッセージの一部を下記に紹介します。集まったすべてのメッセージはこちらhttps://note.com/supportpeaceboat )からご覧ください。

メッセージを寄せてくださった皆さま、本当にありがとうございました!




このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください