本プロジェクトは駐日リトアニア共和国大使館の後援を得ています。

追加情報!(10/30)
・【第7弾公開】私たち一人ひとりのプロジェクトへ思いを綴ったnote も是非ご覧ください!(不定期更新)
第七回:【メンバーの想い No.7 なかじ】 (「ひと」を救った杉原さんの功績が問題提起に繋がるはず)
・10/30(金) 神奈川新聞社のネット記事にて本プロジェクトに関する記事を掲載して頂きました。

皆様のおかげで 10/18(日)に支援総額が目標金額の800万、10/27(火)に1000万円に達し、支援者が1000名様を超えました!
ただ、最近欧州での感染者数が増加し、安心して杉原記念館を訪問出来る見通しが立たなくなってきました。残り3日余り、1日でも長く杉原記念館が存続出来るよう、最後の後押しをお願い致します。


■杉原記念館を存続させたい! 

このプロジェクトを立ち上げたきっかけは、今年の5月1日付の東京新聞のWEB記事。
「この度の新型ウイルスの影響でカウナスにある杉原記念館が閉館の危機に陥っている。
入館者の85%を占める日本人による入場料と寄付金が主な収入源であるが、今後もリトアニアへの渡航制限が継続されることが予想されている今、この記念館が存続するには多くの人々からの寄付にかかっている」と。
参考記事:<新型コロナ>杉原記念館 閉館の危機 リトアニア感染拡大で休業(5月1日付東京新聞WEB版)

この記事を読んで驚き、存続の為になんとかしたいと使命感にかられました。
今年2020年は杉原千畝氏生誕120周年、そして「命のビザ」を発給してから80周年。約30年間、現地で杉原千畝氏の功績をお客様に伝えてきた旅行会社の社員・添乗員として、閉館させるわけにはいかない。

その思いから「カウナス・杉原記念館を守る会」を結成し、カウナス・杉原記念館を運営するNGO組織「杉原”命の外交官”財団」 と共同でプロジェクトを立ち上げました。

このプロジェクトで集まった支援金は全額杉原記念館の存続、運営費となります。
ただ純粋にカウナスの杉原記念館を存続させたい!それが私たちの唯一の思いです。
※全額とは振込手数料やクラウドファンディング運営サイトの手数料を差引いた金額です。

■杉原千畝氏と杉原記念館について

▲杉原千畝 [すぎはら ちうね、SUGIHARA "Sempo" Chiune]
1900年(明治33)1月1日-1986年(昭和61)7月31日 外交官。(※画像の出典:Sugihara House in Kaunas) 

1940年よりリトアニアのカウナスにある日本領事館領事代理として赴任することとなった杉原千畝氏。
赴任した当時は、ヒトラー率いるナチス・ドイツとソ連の連合軍によるユダヤ人の弾圧が少しづつ激しさを増し、多くのユダヤ人たちは中立国だった隣国のリトアニアへ避難民として逃げ込んでいました。
しかし、リトアニアもソ連に併合されることが確実となった1940年7月、カウナスの日本領事館の前に大勢のユダヤ人が押し寄せることに…
杉原氏が話を聞くと、「生き延びるには日本通過ビザを得て、ヨーロッパ以外の第三国へ再び逃れる道しか残されていない」と。

当初、杉原千畝氏は正規のルートである日本の外務省に日本通過ビザの発給の是非を打診しましたが、何度も依頼した末に来た回答は「NO」。
しかし、目の前に逃げてきたユダヤ人達はここでビザを得られないと、いわゆる絶滅収容所に送られ処刑されてしまう事が濃厚だったため、杉原氏は国の服務に忠実に「NO」を門前のユダヤ人達に伝えるか、服務に反して人道的な判断を取るかの決断を迫られます。
当時、日本はドイツの同盟国であったので、人道的な判断を取れば国家から反逆の罪に問われる可能性や外交問題に発展する可能性もありましたが、杉原氏は人間としてユダヤ人たちに対してビザを発給し、助ける道を選択しました。

杉原千畝氏が発給したビザは「命のビザ」とよばれ、 このビザで救われた人たちはその子孫も合わせて、現在数十万人以上にも及び、世界各国で活躍しています。

杉原千畝氏が日本の指示に背いてまで、人々の命を救うビザを発給したカウナスにある旧日本領事館は現在、彼の功績を称える記念館として、今もそのまま保存されています。


▲杉原千畝氏が書き込んだ「命のビザ」

▲杉原記念館の前には日本のシンボル桜が植えられています。

▲杉原千畝氏が執務を行った部屋には日本国旗が掲げられています

▲記念館では杉原千畝氏に関するビデオを視聴し、杉原千畝氏の功績を学びます。


■杉原記念館から皆様へのメッセージ

杉原記念館もFacebook等で独自に寄付を募っているが、現状、あとどのぐらい必要なのだろうか…
共同でプロジェクトを立ち上げる前に、杉原記念館に7月上旬に直接問い合わせてみました。

●杉原記念館の館長Ramunas Janulaitis氏より 

コロナウイルスの影響により閉館に追い込まれている中で、お声がけには大変嬉しく思います。
リトアニアではコロナウイルスの感染者も減っていることから、一足先に、再開する見込みです。しかしながら、検疫強化や国境封鎖、修学旅行等課外活動などの様々な規制により、例年17,000人~20,000の来館客をご案内しているところ、恐らく今年度は数百人のご案内になる見込みです。今後、世界中の皆様をご案内できるかどうかの目途が立たない中で収益を得られる見込みがありません。
この杉原記念館を維持していくには年末までに70,000ユーロ(約8,400,000円)が必要です。
ありがたいことに、これまでに合計2,500ユーロの募金が寄せられました。また、岐阜県が私たちの為に寄付を募る計画をして下さっています。以上を踏まえた上で、最終的に年末までにあと最低50,000ユーロ(約6,000,000円)が必要です。
Ramūnas Janulaitis
museum director
Sugihara House

その後、7月30日に岐阜県と八百津町、在岐阜リトアニア名誉領事館の三者が杉原記念館を運営するNGO組織「杉原”命の外交官”財団」に約370万円寄付致しました。

しかし、海外旅行の再開の見込みが立っていない今、来年以降も存続させていく為には引き続き支援金が必要です。
最終的な支援金額の目標は昨年日本人の訪問者数約16000人分の入場料である約64,000ユーロ分です。
日本円では約800万円となります。
難しい目標ではありますが、決して達成出来ない目標ではないと思っています。

そして杉原記念館の館長Ramunas Janulaitis氏よりメッセージと杉原記念館の館内紹介の動画をお送り頂きました!

杉原記念館の館長Ramunas Janulaitis 氏、ご自身がご案内してくださった杉原記念館紹介ページは下記をご覧ください。※クリックして頂くとYOUTUBEサイトへ遷移します。
動画のリンクはこちら⇒杉原記念館・館長Janulaitis氏ご自身による館内紹介


ナチス・ドイツによるユダヤ人の迫害、それは若い世代にとっては教科書で学ぶ遠い異国の歴史の一部でしかなく、いかに過酷な状況であったか想像が難しいことでしょう。
時が過ぎれば、戦時中の様子を知る人やその子供もいずれ亡くなります。
残るのは写真や文字などの資料のみとなり、事実はいずれ風化していく。

そうやって平和な時代が訪れるのならば幸せな事ですが、未だに世界各地では人種や宗教の違いからくる争い事が後を絶えません。

杉原千畝氏は後に下記のような言葉を残しています。
「私のしたことは外交官としては間違っていたかもしれないが、人間としては当然のこと。私には彼らを見殺しにすることはできなかった。私に頼ってくる人を見捨てるわけにはいかない。でなければ私は神に背く」 

この人間の平等を願った杉原千畝氏の思いや功績を、国籍、人種問わずに伝えていくためには、杉原記念館を存続させることが不可欠です。

今まで、私たち日本人の代わりに杉原千畝氏の功績を伝えてきてくれた、カウナスの杉原記念館を今度は私たち日本人が力を合わせて守りませんか。

一部の人ではなく、みんなで力を合わせた功績にする為にクラウドファンディングという仕組みを利用して、支援を募ります。
 最終的な支援金額の目標は800万円です。

この度ご支援頂いた金額は全額、杉原記念館の存続、運営費となります。 

支援受付締切:2020年10月30日(金) 23:59
杉原記念館への寄付:11月末
御支援者の皆様へのリターン発送:11月中旬~12月予定
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

〜当プロジェクトにご賛同頂いた皆様、メディア掲載〜

これまでにご賛同頂いた皆様は下記でございます。

・日本イスラエル親善協会 様(日本におけるイスラエル理解の促進と、両国の友好・親善をはかっていらっしゃいます。杉原千畝氏はイスラエルにてヤド・ヴァシエム賞(諸国民の正義の人)を受賞しています)
・リトアニア政府観光局様(TwitterFacebookにて取り上げて頂きました!)
・ポーランド政府観光局様(TwitterFacebookにて取り上げて頂きました!)
・福井県敦賀市様及び敦賀市人道の港ミュージアム様(敦賀市は杉原千畝氏が命のビザを渡したユダヤ人達が最初に日本に到着した敦賀港があります。)

・ルーマニア観光・商務局様(ルーマニアは杉原千畝氏が終戦直前に首都のブカレスト公使を務めていらっしゃったゆかりがございます。)

・ヨーロッパの旅行を手がける株式会社ミキ・ツーリストの個人旅行ブランド「みゅう」様に取り上げて頂きました。(カウナスを訪問するツアーオペレーターの1つです。)

これまでに掲載して頂いたメディアは下記でございます。
・10/30(金)神奈川新聞社オンライン記事 
・10/27(火) 神奈川新聞社朝刊 
・10/23(金)中京テレビ「キャッチ!
・10/17(土) 日本経済新聞社オンライン記事
・10/10付 時事通信社「時事通信ニュース
・10/9付 ダイヤモンド・ビッグ社「地球の歩き方Web通信
・10/2付「東京新聞」夕刊社会面とオンライン記事
・9/30付「中日新聞」社会面とオンライン記事(有料)
・9/25付「毎日小学生新聞」一面とオンライン記事
・9/18付「毎日新聞」夕刊社会面とオンライン記事(有料)


~私たちのプロジェクトへの思いと杉原記念館について~

このプロジェクトをご覧頂き誠にありがとうございます。

私たちは「カウナス・杉原記念館を守る会」の三浦、中西、松永、中島、松岡、西山、坪木、森山、岡本と申します。
私たちは、新型コロナウィルスの感染拡大によって運営に大きな影響を受けるカウナスの杉原記念館の支援を呼びかけるために集まった東京の旅行会社勤務している有志メンバーです。

「日本人の代わりに杉原千畝氏の功績を伝えてきてくれた、カウナスの杉原記念館を今度は私たちが助けたい!」

その一心で杉原記念館が担ってきた役割を間近で実感してきた旅行会社の社員・添乗員である私達が「カウナス・杉原記念館を守る会」を結成し、杉原千畝記念館を運営するNGO組織「杉原”命の外交官”財団」の許可を得てともにプロジェクトを立ち上げました。


私たちも添乗員として何度もこの杉原記念館を案内しております。
杉原千畝氏の功績は知識として知ってはいましたが、訪れた事によって杉原千畝氏について、またユダヤ人迫害の歴史についての理解が深まったと思います。
命の危険が迫りビザを求める人、服務と人間としての正しい行動の間に立たされた彼の苦悩など、混乱した当時の様子や彼の想いがひしひしと伝わってきたのを今でも覚えています。
最終的に彼の取った行動を同じ日本人として誇らしく思いました。

ご案内したお客様も私と同様に感動されており、中には涙を流された方もいらっしゃいました。
そして、リトアニア、ラトビア、エストニアの3カ国を訪れるツアーの中で最も印象に残った場所としてこの杉原記念館を上げるお客様がほとんどでした。

万が一閉館し、カウナスの地で杉原千畝氏の功績を伝えられる機会が無くなることは絶対にあってならないと思い、カウナスの杉原記念館が運営するFacebookや公式HPにて告知している寄付に加えて、現在、多くの事業者から注目されているクラウドファンディングを活用して、多くの方からの支援を募りたいと思いました。

私たち一人ひとりのプロジェクトへ思いを綴ったnote も公開しました!
今後随時公開していきます!是非ご覧ください!
第一回:【メンバーの想い No.1 三浦】(このプロジェクトの代表者です)
第二回:【メンバーの想い No.2 中西】 (バルト三国に誰よりも思い入れがあります)
第三回:【メンバーの想い No.3 西山】 (若い世代だからこその目線で熱い想いを語ります)
第四回:【メンバーの想い No.4 森山】 (プロジェクトに参加し杉原千畝氏の偉大さを実感しています)
第五回:【メンバーの想い No.5 ひろ】 (杉原千畝氏と思わぬ共通点がありました!)
第六回:【メンバーの想い No.6 ふきこ】 (施設と地域が共存出来る仕組みを作りたいと思っています!)第七回:【メンバーの想い No.7 なかじ】 (「ひと」を救った杉原さんの功績が問題提起に繋がるはず)

~杉原記念館を運営するNGO組織「杉原”命の外交官”財団」に関して~
1999年に杉原千畝氏の名を顕彰する為にNGO組織 「杉原(命の外交官)財団」が発足しました。
その後、杉原記念館を2000年に開館し、多くの方々に杉原千畝氏の功績を伝えています。
【活動理念】
1.杉原記念館を維持していくための資金を募ること。
2.科学と文化の英知を結集し、相互の協力で、寛容と増悪の発露を分析すること。
3.リトアニアと日本の文化関係を維持し強化していくこと。
>>カウナス・杉原記念館の活動実績の歴史と活動実績はこちらをご覧ください。

リターン

皆様と一緒にカウナスの杉原記念館を守りたいという気持ち一心でこのプロジェクト実現したい!という気持ちから、他のプロジェクトとは異なり魅力的なリターンはないかもしれません。
しかし、純粋にカウナスの杉原記念館を守りたいという気持ちが一番伝わるのはこのリターン方法しかないと思っています。
是非、負担のない程度にご協力頂ければ幸いです。

① 1,000円
ご支援頂いた皆様の名前と応援メッセージを杉原記念館に寄贈します。
応援メッセージはプロジェクト終了後に専用フォームをお送りします。
(※1000円以降の全ての対象者に適用されます)

② 3,000円
支援者様には気持ちを込めて私たちからのお礼メールをお送りします。

③ 5,000円
支援者様には気持ちを込めて私たちとカウナスの杉原千畝記念館の館長からのお礼メールをお送りします。

④ 10,000円
支援者様には気持ちを込めて私たちとカウナスの杉原千畝記念館の館長からのお礼メール、館長及び私たち添乗員の杉原千畝氏やバルト三国の観光地の写真データをお送りします。

⑤ 20,000円
【現地に精通した添乗員作成ガイドブックセット】
支援者様には気持ちを込めて私たちとカウナスの杉原千畝記念館の館長からのお礼メール、私たち添乗員が作成した簡易ガイドブックをお送りします。(ガイドブックはpdfデータにしてお送りします。)

⑥ 20,000円
【添乗員作成カレンダーセット】
支援者様には気持ちを込めて私たちとカウナスの杉原千畝記念館の館長からのお礼メール、私たち添乗員が作成した2021年のカレンダーをお送りします。(カレンダーはPDFデータにしてお送りします。)

⑦ 30,000円
【感謝のビデオメッセージ】
支援者様には気持ちを込めて私たちとカウナスの杉原千畝記念館の館長からのお礼メール、館長やスタッフからの感謝のビデオメッセージをお送りします。

⑧ 30,000円
【杉原記念館グッズコース】
支援者様には気持ちを込めて私たちとカウナスの杉原千畝記念館の館長からのお礼メール、杉原記念館グッズ(ピンバッチ2個1セット)をお送りします。(※国際配送の為、配送状況によって遅れる可能性がございます。

⑨ 40,000円
【感謝のエアメール】(限定20名)
支援者様には気持ちを込めて私たちとカウナスの杉原千畝記念館の館長からのお礼メール、杉原記念館のスタッフによる現地からの感謝のエアメールをお送りします。(※国際郵便の都合でお届けに時間がかかる可能性がございます。

⑩ 50,000円
【お得なリトアニアグッズセット】(限定5名)
支援者様には気持ちを込めて私たちとカウナスの杉原千畝記念館の館長からのお礼メール、私たち添乗員が作成した2021年のカレンダーとガイドブック、杉原記念館のスタッフによる現地からの感謝のエアメールをお送りします。(※国際郵便の都合でお届けに時間がかかる可能性がございます。

⑪ 100,000円
【館長との特別オンライン対談セット】(限定3名
支援者様には気持ちを込めて私たちとカウナスの杉原千畝記念館の館長からのお礼メール、館長やスタッフからの感謝のビデオメッセージ、館長との1対1の特別オンライン対談(20分程度)(※スケジュールは支援者の方と個別で調整致します。)

最後に

依然として私たちが安心して海外旅行に行ける見通しも立っていません。
この記念館の収益の85%であった私たち日本人の訪問も困難なまま。
コロナ禍によって、私たち日本人の代わりに日本人の功績を世界中に伝えてきてくれた場所が1つ消えようとしています。
このまま黙って閉館のニュースを待つ、、、そんな事は私たちには出来ません。

いつか将来、私が子供を持った時、その子供がリトアニアを訪問する事になった時、この記念館を訪れて私と同じように学んでほしいと願います。

日本人の誇りをかけて、杉原記念館閉館の危機から救いたい。
今、この記念館を残すために出来る事を全力で考え、実行して行くことを決めました。
このプロジェクトに賛同して下さる多くの皆さんと一緒になって、救える未来を切望しています。

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください 。

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