はじめに・ご挨拶

はじめまして!
NPO法人、チーム・ユニコンの理事長を務めています三城真一と申します。
私たちは、大規模自然災害に見舞われた地域でのボランティア活動をメインで行ってます。

2011年の東日本大震災をきっかけに有志が集まり、その後、熊本地震、九州北部豪雨、西日本豪雨、北海道胆振東部地震などで活動、昨年5月に法人として設立登記いたしました。
2011年気仙沼での活動時の写真これまでの活動については、コチラをご覧いただければと思います。


プロジェクトをやろうと思った理由

チーム・ユニコンは、そもそもエンターテイメントに関わっている人間が多かったことから、被災したコミュニティーでワークショップなどを定期的に開催し、地域住民の方がたの集いを保つというような貢献が出来るのではないかと模索していました。そして、今年の3月11日から22日の日程で、防災意識を高め、災害ボランティア活動への理解を深めることを目的とし、「エール!」という舞台を上演しました。


ところが、2月27日に安倍首相から自粛要請が出され、着席間隔を1つおきにするなどの安全・安心対策を講じたため、本来のキャパシティーの半分で満席となり、興行的には大変きびしい結果になりました。当時は文化庁長官も「これまで以上に文化芸術への支援を行っていきたい」と力強いメッセージを発信して下さっていましたが、私たちのような新設NPOはことごとく救済要件から零れました。だからと言って、最高の舞台を作り上げてくれたキャスト・スタッフにしわ寄せがいくような相談など出来ません。その多くはフリーランスで頑張っているのです。当然と言えば当然の事ですが、主催団体の責任としてすべての負債を抱えることにしました。

しかし、このことは災害ボランティアのために役立てて欲しいと、チーム・ユニコンにご寄付いただいているサポーターの皆さんの気持ちを裏切ることになりかねません。自粛要請によって抱えてしまった損失を補うためにクラウドファンディングを利用することを思い立ちました。そして、それだけにとどまらず、今回のコロナ禍も一つの災害と捉え、そこで悩み、闘っている人々の力になれるようなプロジェクトを、災害ボランティアのNPOらしく進めていきたいと考えました。今、演劇という文化は存続の危機に瀕しています。特に小劇場は公演を行うだけでも手いっぱいで「新たな日常」への対応までは難しいのが現状でしょう。私たちが「エール!」で得た経験を生かしてお手伝いすることができれば、この灯をともし続けることが出来るのではないかと思いました。


このプロジェクトで実現したいこと

自粛要請の最中、
「エール!」はクラスターを生み出すことなく、無事に17公演を完遂しました。
これは、私たちももちろん細心の注意を払いましたが、何よりも、観客の皆さんが公演の成立を願って安心安全対策に協力して下さったことが大きかったと身にしみて思います。
演る人たちと観る人たちが舞台芸術の灯をともし続けるために心を一つにして作り上げたこのメソッドの知見を多くの方とシェアして、皆でこれからの「新しい観劇様式」を作っていきたいと思っています。


非常事態宣言が解除され、緩和ステップが進め経済を回していこうという動きがある一方、アラートが発せられるという例もみられ、演る人たち、観る人たちから、戸惑いはそう簡単に消せないのではないかと予想しています。

劇場に足を運ぶのはまだ怖い、もしくは職業柄、家族環境から慎重にならざるを得ないという方もいらっしゃると思います。でも、演劇を楽しみたい…
そんな方々には、是非「エール!」のDVDを見てほしいと思います。被災し、さまざまな問題を抱えながらも前向きに明るく生きていく登場人物たちの姿は、コロナ禍という長雨の鬱々とした気分を吹き飛ばし、今まで大切にして来たモノを守りながら「新たな日常」に力強く第一歩を踏み出す力を与えてくれると信じています。

ライブエンターテイメントは観客のみなさんの作る空気が、演者のパフォーマンスにも、観客の気持ちにも影響を与える、そういう「一期一会」的な、「生もの」的な共時性というものが大きな魅力の一つとなっています。無観客配信や録音・録画では得られないその喜びを味わいたい!という方も多いでしょう。
そういう方々のために、医療従事者や公衆衛生の専門家の指導を仰ぎながら作り上げたメソッドをイベント関係者の方々と共有していきたいと思っています。新型コロナウイルスについて、私たちが公演を終えた後に分かってきたことなどもあります。感染対策の最前線で闘ってくださっているエッセンシャルワーカーの皆さんにご負担を掛けることなどがないように、ユニコンのメソッドをベースに、あらたな知見を取り入れ、個別のイベント状況に適応し、多くの実績を積み重ねていくことで「新しい観劇様式」を皆で作り出し、経済を回していきたいと思っています。


資金の使い道

当初目標額の500万円は以下の費用に充てさせていただきます。
1.3月の「エール!」公演の赤字回収
2.リターンのDVD作成およびパンフレットの増刷などの費用

それを上回るご支援をいただきました場合は、
・リターンに必要な経費を差し引いた金額のすべてを、大規模自然災害被災地でのワークショップサロンの非営利事業の運営のために使用させていただきます。


リターンについて

《笑いと勇気をご自宅に!プラン》

  ①2020年3月11日上演『エール!』のDVD+
  ②舞台上演時の特製プログラム+
  ③NPO法人チーム・ユニコンの特製ステッカー+
  ④お礼状

*上記は5,000円と10,000円のご支援のリターンとなります。10000円のご支援をいただきました場合②のプログラムに出演者8名と作/演出のきたむらけんじさんの直筆サインが入ります。


《ライブエンターテイメントを安心して楽しみたい!プラン》
リターンの実施は2021年7月24日まで有効としますが、新型コロナウィルスの流行の状況によっては、協議のうえ延長することも検討いたします。支援を決定する前に、詳細をご相談・確認されたい方はどうぞお問合せください。  

 プランA(20,000円)
  劇団チーム・ユニコンによるコロナ対策(ユニコンメソッド)のシェア
クラスターを発生させずに公演を完遂したノウハウのレクチャーや実地指導をいたします。
   (テレビ会議、電話、メールでの情報共有、レクチャーも可能です。)

*実地指導場所が首都圏以外の場合、交通費・宿泊費など実費は別途ご負担いただきます。
*ご自分が観客として参加するイベントに対してもこのリターンは有効ですが、主催者の方が望まれない場合は提供できないので、その点はご了承ください。(他提供を望まれる主催者のイベントを他にお探しください)


 プランB(150,000円)
  劇団チーム・ユニコンによる出張ワークショップ20時間(例:2時間×10コマなど)
プロとして活躍するスタッフが演劇の灯を消さないために、ワークショップをいたします。
   (新型コロナウィルスの状況を見ながら、柔軟に運営してまいります)

*ワークショップ参加費の有無に拘らず、講師の交通費・宿泊費などの実費以外、追加の支払いは必要ありません。
*ワークショップに係る一切の制作業務・費用負担は支援者サイドでお願いします。ただ、クラスター化防止のユニコンメソッドのレクチャーやワークショップの内容に関しては、スケジュールも含め、事前に予定表を作成して打合せいたします。


 プランC(500,000円)
  舞台『エール!』DVD上映会&出演者アフタートークショーの興行権
舞台は公演にこぎつけるまでに時間がかかります。新型コロナウィルスの状況に柔軟に適応できる「DVD上映会+アフタートークショー」をライブイベントとして楽しみましょう。

*イベントの有料/無料に拘らず、トークショー参加メンバーの交通費・宿泊費などの実費以外、追加の支払いは必要ありません。(ただし上映会・トークショーを録音・録画しての二次利用は出来ません。)
*イベントに係る一切の制作業務・費用負担は支援者サイドでお願いします。ただ、クラスター化防止のユニコンメソッドのレクチャーやトークショーの進行台本の作成は事前に両者間で行います。
*トークショー参加メンバーに関してのリクエストもお受けいたしますが、イベントのスケジュールが合わない場合はお答えできないこともございます。(出演者8名、作・演出のきたむらけんじさん、主宰のチーム・ユニコンのメンバーの内から3名が参加いたします)


実施スケジュール

《笑いと勇気をご自宅に!プラン》
    募集期間終了後、発送先情報など受取次第、お送りさせていただきます。7月下旬から8月冒頭になると思われます。

《ライブエンターテイメントを安心して楽しみたい!プラン》
 募集期間終了後、ご連絡先などの情報を確認次第、こちらからご連絡させていただきます。具体的なスケジュールに関しては7月25日以降の日程で個別にご相談して参りたいと思います。(基本的に2021年7月24日までのご提供を考えておりますが、新型コロナウィルスの流行状況次第では、柔軟に対応させていただきます)

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


最後に

「人はパンのみにて生くるに非ず」(マタイ伝第四章)
このような時だからこそ、エンターテインメントが必要だと信じています! 
皆で力を合わせて、舞台芸術の灯をともし続けましょう!


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