日本最後の文化が失われようとしています。
日本剣道具製作所とは
私達は日本で唯一全ての剣道防具が作れる場所で
日本製市場の約70%以上の剣道防具を製作すると言われており
過去には天皇皇后の展覧もあり、伝統的工芸品に指定され伝統工芸士もいる製作所です。
日本最後の文化や日本最後の砦とも言われております。
約8年前に「民事再生手続きの申立てを行い 」実質の倒産となりました。
日本製剣道具の市場70%以上を作ろうとも
国内での流通量で日本製防具は5%とも言われており95%が海外製です。
海外製防具との価格競争に敗れ負ける事となります。
その危機を「歴史ある製作技術、日本最後の文化を残す」と、
現社長が一人の解雇もせず多額の負債含む全てを背負っていただきました。
日本国からも国最後の文化を残すとして
3年の民事再生期間と残り7年の再生弁済を認められました。
民事再生期間の長い長い再生計画の10年がスタート致しました。
※記事にも書いてありますが当時再生するのは、かなり難しいとされてきました。
民事再生後経営方針を一変し、価格は高かろうと高品質にこだわり抜き
沢山の剣道家に助けられ8年しのいでます。
民事再生計画に基づく債務弁済の完了まであと2年です。
民事再生法になった当時の経営者や役員は誰もいなくとも
職人と社員と現在の社長と手を取り合って踏ん張ってきました。
みんなで民事再生を終わらせるとずっと借金返済してきました。
民事再生をした時も今も、職人に罪はありません。
日本の武道家の為に一生懸命製作してきました。
当時…
一生懸命一生懸命防具を作り続けた結果…日本剣道具製作所に現在いるメンバー誰にも分らず民事再生法になりました。それでも文化を残す、生活を守ると一生懸命みんなで借金を返してきました。
コロナウイルスによる影響…
残り2年…
やっとの思いで民事再生回復まで残り2年までやってきましたが
ここで最大の危機に直面しています。
自粛する中、剣道具注文が前年比の1割となりました。
自粛するのは国の為、当たり前です。否定もしません。
あたりまえととらえています。ただ生き延びたいです。
社員一同また、剣道防具を作りたいです!
金融機関を回りました…
必死に職人を守るため、日本国の文化を守るため。
また剣道具が作れる日がくるように。
私たちは恥ずかしながら民事再生企業です。
銀行から借りる事も国金から借りることも出来ません。
もちろんコロナ関連基金でも借りる事が出来ません。
苦肉の策でマスクを作りました…何とか生き延びるために。
沢山の方からの応援をしてもらいました。
剣道具職人が作るマスクとして話題となりテレビにも出演させて頂きました。
現在なんとか…なんとか命を繋いでいます。
民事再生後最大の危機
民事再生の支払いが刻々と近づいています。
一番初めに頭に浮かぶことは、30年、40年、50年一生懸命作り続けた職人のことです。
日々思う事は、日本の剣道具の文化も「コロナで終わるんだなぁ…」と。
ここで終わりたくない!最後までもがきます!
そこで、私達はクラウドファンティングを知りました。
知識も何もありません。
ただただ…生き延びるために調べてクラウドファンディングを知りました。
私達に力があればと何回も思いました。
民事再生時からも変わらぬ50名の職人を守りたく思います。
何度も何度も大変恥ずかしい話ではありますが、クラウドファンディングを通して皆様にご支援をお願いさせて頂きたく思います。宜しくお願い致します。
「私達はまた剣道具が作りたいです」
「私たちの仕事は人を想う事から始まります」
資金の使い道
・人件費を含む会社の現在/これからの運営資金
最後になりますが、私は日本剣道具製作所の川辺と申します。
私は、7年ほど前に80年の歴史ある剣道具製作所の代表に就任しました。
就任した理由は率直に、倒産危機、日本の歴史が失われようとしたからです。
私は幼少期から剣道を習い始めました。
もちろん防具はどこで作られてるかも分からない親からのプレゼントでした。
毎日毎日剣道に明け暮れ大学まで剣道で行かせてもらいました。
私はふとしたことから大学を中退しました。
剣道の先生方に助けられ町の武道具店で働くことになります。
剣道具の魅力にのめり込みました。毎日毎日、剣道具を夜な夜な作りました。
その当時どうしても超えれない壁、多田産業(現日本剣道具製作所)がありました。
日本で唯一全ての剣道防具が作れる場所で日本製市場の約70%以上の剣道防具を製作する
と言われており過去には天皇皇后の展覧もあり、伝統的工芸品に指定され伝統工芸士もいる製作所です。
日本最後の文化や日本最後の砦とも言われておりました。
そこで初めて日本製の剣道防具はここで作られてるんだなと…
それも日本で1から10まで作るのはここだけなんだなと。海外製が大半ということも。
修行後、私は小さな小さな小屋で剣道具販売をすることになります。
小さな店を始めた時に日本中のメーカーさんに卸を断られました。
その中で、超えようのない壁である多田産業(現日本剣道具製作所)に声をかけてもらい卸をしていただき命をつなぎました。
時は過ぎ
私の耳に多田産業が倒産すると情報が入りました。
それと同時期に、ある機関から連絡があり立て直しが出来ないかと…
私にできるかどうかも考えず、いくら借金があるかも考えず、自分の今があるのは多田産業(日本剣道具製作所)のおかげだと。
代表者に就任しました。もちろん周りからは大多数の反対を押し切りながら就任しました。
それから苦しい時もみんなで乗り越える旅がはじまりました。
民事再生が始まり7年間、社員・職人一同で踏ん張りここまで来ました、あと2年の返済で回復します。
が…「コロナ」
現在最大の難関に直面しております。剣道の自粛、国民の自粛を何とか乗り越えて
再度剣道防具を作りたく思います。
日本国の文化をコロナで終わらせたくありません。
私に力が無く恥ずかしい話ですが、どうか皆様お力添えをして頂きたく思います。
生き延びるために、ご支援宜しくお願い致します。
コメント
もっと見る