はじめに・ご挨拶
本プロジェクトを閲覧頂きありがとうございます。
私は三重県四日市市で、現在、地元の学童野球のコーチとして指導している九鬼和大と申します。
私は小学生の時から野球を始め、現在は野球を子供達へ指導者として伝えているのは、野球を通じて学んで来た【自己成長】【仲間への思いやり】【感謝】【礼儀】など、人として大切な事を学ばせて貰いすごく良い経験だったと感じているので、その魅力を後世に残して行きたい。その思いを持って、臨時コーチを県内の学童野球・少年野球で指導し、4年前から市内の学童野球からコーチの打診を受け就任しました。
そんな私がなぜ、今回、この本を出版したいのかをお伝えします。
◼️野球が楽しかったはずが…
私の親父は元高校球児で高校3年生の時に三重県代表として甲子園でプレーし、叔父は審判員として三重県で活躍し、その高い評価からセンバツ高校野球の派遣審判員として選出された、まさに野球一家に生まれた私は、すっかり野球の虜になり、お父さんとキャッチボールしたり野球観戦する事が楽しみだった。
小学3年生の時。自分の通う学校には学童野球が無かったので、現・日本ハムファイターズ谷口雄也選手、現・横浜DeNAベイスターズ東克樹投手、伊藤裕季也選手などプロ野球も輩出している硬式の少年野球チーム【四日市ボーイズ(四日市トップエース)】に入部し、憧れのプロ野球選手を目指し意気揚々と始めた。
半年経った頃、当時の監督が親父の過去に甲子園でプレーした経歴を聞き、「是非、一緒に指導者になってくれないか?」とお誘いを受け、快く親父は引き受け、と同時に、私と親父の関係は【親子】ではなく【指導者と選手】の関係に変わった。
そこから野球熱の高い親父の気持ちはヒートアップし、私が守備で全く捕れなかった時にノックをしていた親父はノックバットで私のお尻を叩いたりしてすごく辛かった記憶があります。
【一人の息子】としてではなくて
【選手】としてグランドの外でも指導して来る親父との親子の距離は遠くなって行った。
◼️更に親父に裏切られて…
更に四日市トップエースボーイズ中学部に入部して、私が中学2年生の時。親父が妻への裏切りで夫婦の関係を悪化させ、私と弟は母と共に母の実家に離れ、別居生活が始まった。
「もう親父なんて大嫌い」
正直、野球も辞めようと考えてた。しかし、何とか話し合いによってなんとか離婚せずに済んだが、しばらくは親父との心の間には深い溝が残ったままだった。
◼️高校野球で親子の絆を縮める
高校は三重の強豪校、海星高校野球部に入部。同学年だけで36人が集まるマンモス校でした。そこで私は2つの転機が訪れた。
一つは学生マネージャー。男子校である海星高校は部員から1人マネージャーを選出する事となっている。一度は役割の重要さに気付けず断ったが、チームにとって貢献度の高い学生マネージャーを自ら選び1年間練習試合にも出ずにひたすらチームを支えた。
この決意の前に親父に相談した。
「学生マネージャーをやりたいと思うけど、親父はどう思う?」
もちろん、甲子園でプレーした親父からしたらプレイヤーを諦める事を否定されるかと思ったら
「やってみたらええやん。頑張れよ!」
すごく嬉しかった。初めて自分の思いを尊重して背中を後押ししてくれた感覚だった。だからこそ、一生懸命にマネージャー業に専念できたのかもしれない。
もう一つはランナーコーチ。マネージャーを終え、ラスト1年となり自分の出来る事を探していたら、サードランナーコーチの重要性に気付き、再び自ら監督に直訴して専属にして貰うようにお願いした。もちろん、試合には一切出ないという約束をして。この時も親父は否定せずに背中を押してくれた。
臨んだ高校最後3年の夏の県予選。
残り3つで甲子園出場という所まで勝ち進んだ時に言われた親父の一言が今でも忘れない。
「もし、甲子園に行けずに負けてしまっても、お前だけは絶対に泣くな。お前の他にたくさんの同級生がベンチに入りたかったはずなんだから、お前は堂々と胸を張って、落ち込む選手達を支えるんだぞ。約束な。」
そして、我々は準々決勝でサヨナラ負けをされ、甲子園の夢は終わった。しかし、私は親父との約束を忘れずに最後までチームメイトをなだめグランドを後にした。
甲子園には行けなかった。しかし、それ以上に大きなものに気付けた。それは
【親子の絆】
やっと親の心に触れる事が出来て、そして自分を認めてくれた事への喜び、言葉で伝える事の大切さを知りました。
◼️指導者になって感じた今の親子関係
そして、いくつかの学童野球や少年野球を指導させて頂く中で少しずつ親子の関わり方や親の考え方が変化している事があります。
・親は子供の成長に対して無関心?
・親は子供の活躍より家庭の都合優先?
・親は子供の「やりたい」よりもあの人と「やりたくない」?
全てにおいて言える事は
子供と向き合ってその頑張りを応援してあげられていますか?
人それぞれの成長のスピードは速い子もいれば遅い子もいる。しかし、子供達はやればやるほど不可能はないと私は思っています。
可能性は無限大です!
その可能性を最大限に発揮させるために我々指導者も日々、練習の仕方や工夫を凝らしながら邁進しておりますが、一番効果が高いのは私は親だと思います!親の言葉掛け、行動の起こし方はすごく大事だと思うんです。
しかし、現実は親から子供への虐待、いじめなどのニュースが後を絶たない時代。そして、スマホやオンラインゲームが普及したが故にコミュニケーション能力の低下も気になります。スマホが悪いのではなく、それ以上に親子で会話の機会を増やして貰いたいのです。
本書では、そんな親子の絆の深め方についても書かせて頂きました。その一部をご紹介すると
・自分目線ではなく子供目線
・子供が相談出来る環境づくり
・言葉のキャッチボールをしよう
・野球だからこそ出来る親子の絆
◼️コロナの影響で、当たり前に出来た野球が出来なくなった今だからこそ親子で見て欲しい
私の所属する学童野球チームももちろん活動自粛になり3ヶ月が経とうとし、指導者としてもすごく歯痒い気持ちでいっぱいです。だからこそ、それぞれの家庭で今出来る練習をお願いする事しか出来ないのです。そして、この時間を使って子供とたくさん会話しながら再開出来る日を楽しみに待っていて欲しい。
それは全国で野球をしている全ての家族にも伝えたい!
そういう決意を持って、今回のクラウドファンディングの挑戦に至りました!
資金の使い道について
このプロジェクトをするに当たり、資金の使い道は以下の用途に充てさせて頂きます。
・制作費 100,000円
→書籍を完成するまでのライティング料
・校正費 100,000円
→ライターの方に依頼する文章校正代
・出版費 200,000円
→紙出版に必要な印刷代
・その他 100,000円
→書籍・手紙の郵送代、Campfire手数料
計500,000円
最後に皆様へ
最後までご閲覧頂きありがとうございました。
私は決して名の知られた指導者でもなく、これを本職として生計を立てている訳でもございません。しかし、この挑戦を実行する事で一人でも多くの親子の絆を深めるきっかけになって頂きたいので、是非とも皆様のご支援、何卒宜しくお願い致します。
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