はじめに・ご挨拶

 私 佐藤誠は、1967年(昭和42年)に横浜生まれの横浜育ちです。幼少期はとても内気な性格で、よく周囲の友達からいじめられていましたが、中学校の時に柔道を学ぶことによっていじめを克服し、更に強い者への憧れが拡がり、高校卒業と同時に全日本プロレスに入門し、ジャイアント馬場選手の付き人を務めながらひたすらプロレスラーを夢見てトレーニングを重ねていましたが、怪我により挫折し、引退をしました。
 プロレスというスポーツは、勝負の勝ち負けではなく、いかに相手の技を受けられるかが重要であり、格闘技では逃げることが許されますが、プロレスは逃げることが許されず、受けなければならないのです。
 相手がどんな技をかけてくるのを分かっていてもそれを受けなければならないのはどれだけ辛いでしょうか!そしてどんな技を受けてもいいような体を作るために物凄いトレーニングを積み重ねた結晶がプロレスというエンターティメントスポーツが成立するのです。
 そして全日本プロレス引退後は、当時浪越徳次郎氏が会長を務めていた『日本指圧専門学校』に通いながら当時注目を浴びていた武術である『骨法武術館』に入門し、約2年半骨法を学びました。
 骨法武術そのものは他の格闘技や武術からいいものを合わせた言わば寄せ集め武術ですが、道場内で流した血と汗と涙は本物です。
 全日本プロレスに所属していたのは1985年の僅か半年で、骨法武術館には約2年半という期間でしたが、日本がバブルの絶頂時にこの二つの事を体験させていただいたことはお金には買えることができない経験であり、私の青春時代そのものでした。
 現在私は、気功整体「調気堂」の代表を務めながら、体のメンテナンスの仕事をしている傍ら、プロレスや骨法を通じて学んだことは今でも活かされていまして、様々な人生経験をもとに多くの人に「生きるとは何か?」「人生とは何か?」「真の人生とは何か?」というような内容で人生相談やカウンセリングの仕事もしています。
 また、それ以外にもエネルギーや環境問題・食糧問題に適応した仕事や新しい経済システムの構築など多方面にわたって活動をしています。


このプロジェクトで実現したいこと

 筆者が実際に現場にいたプロレスと骨法でのエピソードを多くの人に伝えることによって共に同じ時代を生き抜いた人達の青春の頃を思い出して頂き、お互いに共有したいと思います。またこれから日本を背負って行く若い人達に人生への教訓としてひとつのきっかけになれたらと思っています。特に若い人には人生観や生き方について真剣に受け止めて頂き、これからの人生を歩んで頂きたいと願っております。
 そしてプロレスに対して揶揄する人が沢山いますが、格闘技は逃げることが出来ますがプロレスは逃げることが許されないことがどれだけ大変であることを知って欲しいと思っています。実際にプロレスの試合中に不慮の事故でこの世を去ったレスラーもいますし、亡くならなくても重症を負って下半身不随になった人もいることを理解して頂き、プロレスの凄さや怖さを知って欲しいと思っています。


プロジェクトをやろうと思った理由

 以前から私がプロレスや骨法武術館で経験した内容を1冊の本にしたいと思っていた時に約30年ぶりに出会った友人から勧められて出版をすることを決めました。そして自粛生活が続く中でこの本を通じて少しでも心の支えになって頂ければと思っています。



これまでの活動

 1985年(昭和60年)3月
 全日本プロレスに入門。ジャイアント馬場選手の付き人をしながらプロレスラーを目指す。
同年10月 頸椎損傷及び内臓疾患により、全日本プロレスを引退。
 1986年(昭和61年)1月 東京東中野にある骨法武術館に入門。
同年4月 浪越徳次郎氏が会長を務める日本指圧学校に入学。骨法を学びながら学校に通う日々が続く。
 1988年(昭和63年)3月 あん摩・マッサージ・指圧師の国家資格習得と同時に指圧学校を卒業。
同年8月 骨法武術館を退館。


資金の使い道
  • リターン製作費
  • 講演会・イベント企画


  • 実施スケジュール

7月以降からリターンの制作および著書の発送


最後に

 執筆する中でプロレスや骨法時代の様子が甦えてきて、私にとっても自叙伝的な意味を含めた内容です。
 とても破天荒な人生を歩んできましたが、これを許し見守って頂いた両親の偉大な愛に感謝の気持ちで一杯です。
 父は10年前に、母は昨年他界しましたが、この本を通じて天国にいる両親にも是非読んで頂きたいと思いますし、両親がいてこそ今の自分があるのも確かです。
 本当に私を生んで、育てて頂いたことに感謝の気持ちと同時に私の事を許してくださったのではないかと思う次第です。
 そしてこの時代と共に生き抜いて人にとっては過去を振り返って共感を頂き、若い人にとって人生を歩むための一つの教科書的なものとして捉えて頂ければと思います。

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