はじめましての方も、ご存知の方も、数あるプロジェクトの中から本ページをご覧頂き、誠にありがとうございます!
 東京・神田の地で、ひたすら野球に特化した居酒屋、『ベースボール居酒屋リリーズ神田スタジアム』という店を営んでいる、高橋と申します。

 思いを端的に簡潔に伝えるスキルを全く持ち合わせていないため、少々長くなりますが、最後までお付き合い頂ければ幸いです。


 「そもそもベースボール居酒屋ってなに??」と思われる方も多いでしょう。
 一言で説明するならば、「野球ファンの、野球ファンによる、野球ファンのための居酒屋」とでも言いましょうか。全然説明になっていないですが。

 小学生の時分に読んだ水島新司先生の野球漫画をきっかけに、野球の魅力のとりこになった自分。以来数十年、一ファンとして熱烈に野球を愛しながら過ごしてきました。
 転機は飲食業の会社員をしていた約7年前。様々なご縁やタイミングが重なったところに、多くの方からの後押しなども得て、独立して店を持つチャンスを頂きました。
 そこで脳裏に浮かんだのは、「次いつあるか分からない、もうないかもしれない大チャンスに、どこにでもあるような普通の居酒屋をやっても面白くない。リスクを取って独立するのだから、徹底して好きなことをやろう!」という、考えようによっちゃわりと危険な思想。

 「好きなこと」と考えて真っ先に浮かんだのは、子供の頃から愛してやまない「野球」。むしろそれ以外何も浮かびません。
 「老若男女、古参新参問わず、ありとあらゆる野球ファンが集まって、ビール片手にひたすら野球を見て語って盛り上がれる場を作りたい!」などという大それたことを、無謀にも野球界に対して何のコネも人脈も後ろ盾もない、一介の素人野球ファンが思い立ってしまった結果、形にしてしまった結果、2013年3月に東京・神田の飲み屋街の片隅にひっそりと誕生してしまったのが、『ベースボール居酒屋リリーズ神田スタジアム』なのです


 そんな経緯で開場を果たした『ベースボール居酒屋リリーズ神田スタジアム』
 こちらが今から約7年前、2013年の開場当時の場内風景
 野球ファンに限らず、世の中の誰もそこにそんなものが出来たことなど知らない状況からのスタートだったため、開場当初は本当に驚くほど来場者がありませんでした何のコネも人脈も後ろ盾もないのだから、当たり前です。

 そんな絶望的な開幕ダッシュ失敗を目の当たりにしても、「やべーこと始めちゃったな……」という危機感より「好きなことをとことんやれる!」というワクワク感の方がはるかに勝っていた当時。
 なんせ時間だけは有り余るほどにあったので、多くの野球ファンに知って頂くために、野球開催日の球場の近くまで出かけていってチラシを配ってみたり、野球関連のメディアに片っ端から手紙を送りつけてみたり、NPB12球団すべてのファンクラブに入ってみたりと、めげることなく、むしろ楽しみながら思いつくままをひたすら繰り出し続けていた、開場1年目でした。

 下手な鉄砲も何とやらで、2年目を迎える頃には、ほんのわずかずつではあっても増えてきた来場者数。そうすると、ご来場頂いた野球ファンの皆様がSNSなどで他の野球仲間に広めてくださり、それを見た別の野球ファンの方々がご来場されるという、とてもありがたい流れが生まれだしました。
 口コミを広めてくださるということは、すなわち当スタジアムのやっていること、やりたいことが野球ファンにご評価頂けたということであり、これは本当に嬉しく、ありがたいことでした。

 お客様の口コミと並んで大きかったのは、様々なメディアの発信力でした
 徹底的に野球に特化した甲斐があってか、野球ニュースの取材や、野球バラエティの収録、イベント開催などなど、ありとあらゆる野球関連のTV、ラジオ、新聞、雑誌、インターネット媒体など、多くのメディアにお越し頂き、ご紹介頂けたのは、無名弱小の当スタジアムの知名度向上の大いなる追い風となり、本当にありがたいものでした。

 そんな様々な幸運に恵まれたこともあって、異常なまでにニッチかつマニアックな業態にもかかわらず、「すぐ潰れそう……」という大方の予想を裏切り、細々とではあってもしぶとく、存続することが出来ました
 とはいっても、吹けば飛ぶような小さな店であることに変わりはありません。何年経とうが現状に安閑と出来るはずもなく、ベースボール居酒屋としての更なる高みを目指すため、日々アップデートを続け……
 場内に「野球本ライブラリ」を設けたり……
 プロ野球OBの方々をお招きしたトークイベントを開催したり……
 外部のイベントに出店させて頂いたりと、節操なくあれこれ手を出し首を突っ込み続けて、愛する野球に囲まれて日々を送っているうちに、気付けばあっという間に開場から7年も経過していました

 ただの野球好きの素人が、「好きだから」という思いのみを拠り所に作ってしまったベースボール居酒屋が、今もなお存続できているのは、ご来場頂き、応援してくださった多くの野球ファンの皆様のご愛顧の賜物以外の何物でもありません
 皆様に支えられ、育てて頂き、7年間でこれだけの成長(?)を遂げることが出来た当スタジアム。
 とは言っても、「もう7年」ではなく「たったの7年」。まだまだ発展途上にあるわけで、これからも開場当初と何ら変わらぬワクワク感を胸に、常軌を逸した野球愛をまき散らしながら、馬鹿馬鹿しいことほど全力で、当スタジアムなりの野球道に邁進してゆく所存です。

 当スタジアム7年の歴史の簡単な沿革は、こちらのリンクもご参照頂ければ幸いです。

 ありがたいことに、面白がって頂ける、応援して頂ける野球ファンがじわじわと増えることで、緩やかながらも年を追うごとにちょっとずつ観客動員を増やしてきた当スタジアム。

 おかげ様でここ数年は、週末や注目試合日などを中心にご予約で満席御礼となる日も増え(もともとそんなに広くないということもありますが)、決して大きく儲かりはしないものの、生活に困窮しない程度には安定的な運営ができていました

 こちらはかつての、満員のお客様に野球をお楽しみ頂いていた頃の場内風景。


 そこに突如襲来した、『新型コロナウイルス』騒動

 正直に言って初めの頃、横浜港で『ダイヤモンドプリンセス』号が騒ぎになっていたあたりは、対岸の火事だと思っていましたが、日を追うごとに我々の生活にもじわじわと伸びてきた見えない魔の手。

 2月25日の政府の基本方針発表で世の中の雰囲気が一変すると、日常生活は言うまでもなく、翌26日にはプロ野球オープン戦の無観客開催決定、3月に入ると11日にセンバツ中止決定、そして12日にはプロ野球開幕延期と、我らが愛する野球にも、その影響は色濃く、深刻に出始めてしまいました


 不要不急の外出、飲み会などの自粛要請&各種野球の延期や中止のダブルパンチは、てきめんに当スタジアムの数字に表れることに。

 例年であれば、球春到来機運の高まりで繁忙期となる2月下旬から3月にかけて『新型コロナウイルス』ショックが直撃したこともあり、 ガンガン消滅していったご予約のお客様その数は実に500名に達しました。

 プロ野球の動員であれば誤差の範囲内ですが、席数50席の当スタジアムにとっては、満席の営業が10日分消し飛んだことになります。痛くないはずはありません。

 この『新型コロナウイルス』ショックの影響、前年との売上比較で説明するならば、2020年1月=前年比107% → 2月=前年比87% → 3月=前年比=58% と、ジェットコースターばりの急降下となってしまいました。

 ※ちなみに前年と前々年の同期間比較では、1~3月とも100%を超えています※


 そんな状況の中でも、感染拡大防止に細心の注意を払いながらご来場頂いていたお客様のおかげで、厳しいなりにも営業を続けてきましたが、3月25日の小池都知事の夜間外出自粛要請が決定打となり、以降のご予約はいよいよほぼゼロに……

 4月に入っても増加の一途をたどった東京の感染拡大、それに伴う「緊急事態宣言」の発出を受け、当スタジアムも無期限の休場を決定いたしました


 先の見えない不安な状況の中で突入した臨時休場期間は、結局4月5月のほぼ丸2ヶ月、57日間に及びました。

 多くの飲食店に深刻な影響を及ぼすこととなった、この「緊急事態宣言」発出による経済の大きな停滞。もちろん当スタジアムも例外ではありません。
 休場前の2月3月の落ち込み分に加え、4月5月がほぼゼロとなったことにより、前年基準で計算すれば、およそ2500名超のお客様が消えたことになる、壊滅的ダメージとなりました

 言うまでもなく陥った危機的状況。「緊急事態宣言」中に廃業となってしまった飲食店も少なくない中、当スタジアムは「いつかの2号店構想実現のために」とちょっとずつ積んでおいた少々の蓄えを放出することと、念のためと早めに動いていた国の制度融資でいくらかの資金を用意できていたのが功を奏して、辛うじてやり過ごすことができたのは、不幸中の幸いでした。

 とりあえず数か月は生き延びられる目途をつけられたので、先の見えない長い長い休場期間中は、場内の展示物をいったん解体レベルで全部外し、グッズをひとつひとつ磨いたり、300着を超えるユニフォームをコインランドリーで洗濯したりと、一人黙々と場内のメンテナンスに励みながら…… いつかの営業再開、そしてお客様との再会の日を心待ちに、努めて前向きに過ごしてました。  

 長きにわたった「緊急事態宣言」がようやく解除されたのは、5月25日。時を同じくしてプロ野球の6月19日開幕も発表され、世の中も球界も正常化への第一歩を踏み出した中、当スタジアムはプロ野球の練習試合のスタートと足並みをそろえる格好で、6月2日に営業を再開
 長期臨時休場前よりも、感染拡大防止策を徹底強化して。
 直後にジャイアンツ坂本選手らの『新型コロナウイルス』感染が報じられるなど、ヒヤッとした局面もありましたが大事には至らず、ありがたいことに再開を待望してくださっていた野球ファンの皆様に次々にご来場頂き、後半には無事にペナントレースも開幕を迎えることができ、再開初月の6月はまずまず盛況のスタートを切ることができました

 もちろんかつての賑わいとは較べるべくもない、様々な制限下の条件付きではありましたが、時間はかかってもこのまま右肩上がりの曲線で日常を取り戻せるのではないかと、期待を抱ける内容ではありました。

 ところが、そのいい流れも長くは続きません。7月に入り、『新型コロナウイルス』感染者数が全国的に再拡大の兆候を示し始めると、それに呼応するようにご予約キャンセルが相次ぐという、春先のリプレイのような状況が生まれてしまいます。
 そこに追い討ちをかけるように、東京都からの22時以降の営業自粛要請などもあって、低空飛行が続いている観客動員数。プロ野球が開催を続けてくれているのは数少ない光明ではありますが、当スタジアムの戦局は6月より7月、7月より8月と、月を追うごとに再び悪化の一途をたどることとなってしまいました。

 『Withコロナ』の中での野球居酒屋は、ご来場されるお客様にも様々な負担や我慢を強いることになってしまっています。
 こまめな手洗い殺菌の徹底、乾杯やハイタッチの自粛、飛沫拡散防止のための飲食時以外のマスク着用や会話のボリューム抑制などなど、かつてはなかった多くの制約。 ワンプレイに一喜一憂し、喜びや嘆きを仲間と共有しながら、賑やかにお酒と野球を楽しむ、というかつての場内風景は失われてしまいましたが、お客様ひとりひとりが自身や周囲の人たちの暮らしと健康を守るため、そして野球を楽しめる日常を守るためにとご理解頂き、ご協力くださっているのは、本当にありがたい限りです

 プロ野球を筆頭としたスポーツ興行はもちろんのこと、コンサートや演劇、映画などなど、「場」を共有することが前提の業界が、感染拡大防止のために大きな制約を受け、結果深刻な経済的ダメージを被っていますが、それは我々飲食業界も同じです。
 そしてその状況は、おそらくまだしばらくは続いてしまうでしょう。そんな『Withコロナ』の中でなすべきことは、現状が「新しい日常」であることを受け入れたうえで、それに沿った新しい店舗運営を構築し直すことでしょう
 そのうえで『新型コロナウイルス』のワクチンや治療法が確立され、インフルエンザなどと同じように、ある程度コントロールして付き合ってゆける普通の感染症になる、真の『Withコロナ』の時代の到来を待つよりほかありません。
 いずれにしても、それなり以上の長い時間と、その間を生き延びる経済的体力と、何よりも折れない強い心が必要です
 


 今回、クラウドファンディングに動くことを決めたのは、「家賃や人件費など、当座の資金がヤバいので、皆様助けて」というような動機は、大きなウェイトを占めていません
 そもそも、仮に「今月末にも資金ショートしそう」という段階まで来てしまったとしたら、皆様からのご支援でその場はどうにかしのげたとしても、おそらくそう遠からず破綻をきたしてしまうのではないかと思います。皆様が思っている以上に、飲食店がつぶれる時はあっけないくらい簡単につぶれるものです。

 もちろん、長期臨時休場に、再開後も感染拡大の中で戻らない客足と、著しい売上激減の状況に、経営的にかなり困った状況にあるのは間違いないのですが、国や都からの給付金や借入などの手持ち資金で、赤字が続いてもまだしばらくは存続できる見通しです。
 そして、世の中の情勢が上向く前に、客足が戻るより先に、手持ち資金があるラインを割ってしまったら、その際は潔く、お客様や取引先などにご迷惑をおかけすることがない形での、計画的廃業をしようと決めています。もちろん断腸の思いではありますが…。

 今回、当スタジアムが行うのは、そういう言葉があるかは分かりませんが、『ファンクラブ的クラウドファンディング』です。
 この難局に立ち向かうために皆様から頂いた応援を、半分はプロ野球団のファンクラブのように(そこまで立派なものではありませんが…)各種オリジナルグッズで、残りの半分は、世の中にもうちょっと平和が戻り、また皆様が当スタジアムにお集まり頂けるような状況になった際に、割引サービスや各種イベントの先行予約などという形で、ちょっとずつ還元させて頂く、という考え方です。

 金銭的ご支援はもちろんありがたく嬉しいのですが、一番勇気づけられるのは、同じことを同じように面白がってくださる、志とツボを同じくする皆様の存在です
 当スタジアムのバカバカしいオリジナルグッズを面白がってお持ち頂ける方がいらっしゃるだけで、当スタジアムの存在を面白がって受け入れて頂けているようで、そんな形のご声援は震えるほど嬉しく、そしてとんでもなく力づけられます。

 そういう趣旨で今回のプロジェクトを立ち上げたので、後述しますがリターンのグッズ制作費用(送料等含む)に、支援金額の約60%を投じる予定です
 手元に残る資金的なことを考えれば、よくある「後日店舗でご利用頂ける○○円分の金券」的なリターンが一番よさそうですし、「飲食代金の先払い」的支援は、皆様にとっても変なグッズが手元に残るよりもよほどいいかもしれません。
 ですが、今の当スタジアムが欲してやまないのは、今までも多くのお客様にご支援頂き、どうにか続けてこられた今までの7年少々同様、これから先も長く長く、一緒に当スタジアムを盛り上げて育てていって頂ける、同じようなことを同じように面白がって頂ける、同じ思いを持ったファンの皆様、というよりも、同志の皆様からのご声援です

 『Withコロナ』の今も、いつ訪れるか分からない『Afterコロナ』も、時代に合わせて変化を続け、ずっとそこにあり続ける『すべての野球ファンにとっての、第二の本拠地球場』としての野球居酒屋であるために、皆様からのご支援ご協力をどうか頂けますでしょうか。



 今回のプロジェクトのために用意したリターン用のグッズは、以下の7種類となります。

①オリジナルステッカー…1000円
 こちらは「グッズとかあとでどうこうとかいいから、とりあえず投げ銭しときますね」というクールな篤志家向けの、ライトプラン用となっております。
 何種類かあるステッカーを、ランダムでお送りいたしますので、デザインは届いてからのお楽しみ、とさせてください。

②オリジナルエコバッグ…2000円 レジ袋有料化時代に合わせて作成した新作グッズで、ド派手な色は夜道での交通事故防止などにも役立ちます(多分…)。

③オリジナルマフラータオル…4000円
 前々からオリジナルグッズとして欲しいものの筆頭格であり、そしてお客様からのご要望も地味に結構あったスポーツタオルを、今回のリターン用に新規作成しました。
 サイズは20センチ×108センチです。

④オリジナルTシャツ…6000円

 過去何作かグッズとして出したことがあるTシャツですが、今回のリターン用に新規にデザインする予定ですので、画像はイメージです(ベースカラーはピンクで決まってます)。
 野球っぽい要素を入れようと、バックプリントでお好きな背番号「0~99」をお選び頂けるデザインとしました。ぜひ推しの選手と同じ番号を背負ってください。
 サイズはS・M・L・LL・3Lの展開となります。

⑤オリジナル刺繍キャップ…12000円 当スタジアムが今季着用している、開場から数えて8代目となるモデルのユニフォーム。そのキャップのカラー反転版、派手ではあるけどギリギリタウンユースもいけるか…?、というバージョンのオリジナルキャップを、今回のリターン用に作製しました。
 こだわりはごっつい立体刺繍のマーク
 その加工賃(ひとつひとつ手作業)と特殊カラーのオーダー生地を使用していることもあり、既製品の『NEW ERA』キャップなんかよりもはるかに高額な製作費となってしまい、高級リターン品になってしまいました
 手間暇かかっている分、カッコよさは抜群です(当スタジアム基準)。
 サイズ展開はS・M・L・Oで、後部にアジャスターが付いているので、微調整も可能です。

⑦『フランク三浦 桃魂2015モデル』…7000円
 こちらだけが今回の新作ではない、2015年に勢い余って作ってしまった有名ブランド時計『フランク三浦』とのコラボ時計、『フランク三浦 桃魂2015モデル』です。
 実は販売用在庫はほとんど残ってないのですが、著名人に差し上げるなどの用途で秘匿しておいた分の在庫を、今回放出することにしました。
 ベイスターズラミレス監督や、元スワローズの宮本慎也さんなど、球界の大物もお持ち(愛用しているとは言っていない)の当スタジアムのオリジナル時計。この機会にぜひどうぞ。


あとは②~⑦までの組み合わせの、ちょっとだけお得になるセットもご用意しましたので、詳細はリターンページをご覧ください。


 桃色だらけのグッズの他にあと一つ、ちょっと変わったリターンも用意させて頂きました。名付けて…
⑧一口球場主…10000円
 ご来場頂いたことのある方であればご存知かと思いますが、当スタジアムが長年お客様用の座布団として愛用している、少年野球用の置きベース(ZETT製)
 元々スパイクで踏むようなものなので、すこぶる丈夫に出来ているのですが、7年少々にわたる激務に揉まれ、大分薄汚れてきてしまいました。
 そこで今回、皆様からご支援を頂き、新調することとしました。そのご支援に感謝を込めて、新しいベースの側面に、ご支援頂いた方のお名前(ニックネーム、商号なども可)を、ワッペンで貼付させて頂きます。※名入れの詳細は、プロジェクト終了後にご支援頂いた方にご連絡差し上げます※

 熊本城の復興支援などでお馴染みの「一口城主」から着想を得たので、「一口球場主」と名付けたこのリターン。当スタジアムの石垣とも言える(?)ベースに、ぜひお名前を刻んでください。
 こちらにご支援頂いた方に、「入れ替えで不要になった旧ベースを、ご希望の方にご提供」もおまけ的リターンとして追加します。ただしこれは、「ご来場引き取りが可能な方のみ」の条件付きで、とさせて頂きます。「そんなモノ貰って何に使うんだ…?」という野暮は言いっこなしで…。
 予定数量は当スタジアムの席数+予備少々で、60枚が上限となります。


 そして、ここからが「ファンクラブ型クラウドファンディング」の部分となります。
 このプロジェクトにご支援くださった方に、今回新規作成する「オリジナルストラップ」を送付させて頂きます(①は除きます)。
 実は当スタジアムには、割引サービスやイベントの先行予約などの特典があるファンクラブ的組織、リリーズ神田スタジアム公式保護団体『萌える桃魂』という怪しげな名の団体が、2015年から人知れずひっそりと存在しています。
 今回ご支援してくださった皆様には、その『萌える桃魂』にご入団頂き、各種特典を末永くご提供させて頂きたいと思います(もちろん任意ですので、入団拒否して頂いても結構です。悲しいですが…)。 そして、お送りするそのストラップこそが、ファンクラブで言うところの「会員証」となります。それをご来場時にご提示頂くよう、お願いいたします。

 そのほか、団員限定情報のお知らせや、先行予約受付のためのメールアドレス登録などもお願いすることとなりますが、それらの詳細は説明書を同封させて頂きますので、そちらをご確認ください。

 以上のリターンにて、今回のプロジェクトを実施させて頂きます。


 何となくこんな感じの分布になるかな、というかなってほしいな、という願いを込めて、目標の100万円がめでたく集まった場合のシミュレーションに基づいて、費用を計算したものが、以下になります。

【ご支援額が100万円の場合】
・リターン品原価…約58万円
・送料…約4万円
・CAMPFIRE手数料…5万円

 リターングッズのほとんどがオーダーメイドですので、何かの間違いで予想を大きく上回る数のご支援が頂けた場合、ひとつひとつの制作単価がもうちょっと下がることもあるかもしれませんが、おそらく軽微なレベルなので、ご支援が多くとも少なくとも、構成比としては概ねこのような割合になる予定です。
 製作費などを除いた部分、つまり皆様からの温かいご支援は、皆様にいつ来ても楽しい野球居酒屋と感じて頂くために、当スタジアムの場内整備などのクオリティ維持向上に有効活用させて頂きます
 
 前述の通り、ほとんどのリターングッズはプロジェクト終了後にそれぞれの数量が確定した段階で、10月に入ってからメーカーに発注をかける形になり、納入に3~5週間を要するため、発送は10月下旬から11月になる予定です
 手持ち在庫で対応できる一部のリターングッズは先行して発送いたしますが、ほとんどは1ヶ月強の納期、とご認識ください。

 ちなみに今回のプロジェクト、募集期間をさほど長くとらないのは、上記の通り「数が決まらないと発注をかけられない」という事情があり、皆様へのお届けに無駄に時間を要してしまうのを避けるため、というのが理由です。
 

 ここまで長々とお付き合い頂き、ありがとうございました。
 冒頭の冒頭でお伝えした通り、お伝えしたい思いは山盛り、ただ残念なことにそれを簡潔に上手に伝えるスキルが皆無、ということで、こうしてむやみと長大な文章となってしまいました。
 放っておいたらいつまででも続けてしまいそうなので、まとめに入らせて頂きます。そのまとめもそこそこ長くなってしまいますが…。

 今回が当スタジアム初のクラウドファンディングとなりましたが、実はかねてからずっと、いつかの活用を考えていました。
 想定していたのは、本文中でもサラッと触れた、「いつかの2号店構想」が実現を迎える時に、です
 出店費用をクラウドファンディングで募ろう、ということではなく、荒唐無稽な例えばですが「場内に昇降式マウンドを設置したい」とか「開閉式ドームを作りたい」とかとか、なくても困らないけどあったら面白いかもしれない、野球居酒屋ならでは付帯設備の費用を、シャレの分かる野球ファンの皆様から募り、協力して新球場(2号店)をもっと面白い場所にしたい、という構想でした。

 そういう前向きかつ面白いことにこそ、クラウドファンディングを活用すべきと考え、いつかのプロジェクト立ち上げを、妄想レベルの構想を膨らませていた『新型コロナ』以前。
 当初予定であれば来春に実現させるはずだった、そのために水面下でちょっとずつ準備を進めていた「いつかの2号店構想」は、『新型コロナ』ショックによって水泡に帰しました
 残念無念ではありますが、考え方を変えれば、その「いつかの2号店構想」のために準備していたもののおかげで、春先の「緊急事態宣言」による長期臨時休場期間を乗り切り、とりあえずは今現在もこうして細々と命脈を繋げているわけで、まだ見ぬ新球場が本拠地球場を救ってくれた、と言えるかもしれません。そう考えると、幸運だったと思います。

 次のステップを考えるどころか、今日明日生き延びることに四苦八苦、という状況となってしまった、この『新型コロナ』ショック。
 感染拡大初期であった初春のころの、鳴る電話のほとんどがキャンセル連絡、という地獄のような状況。「緊急事態宣言」下の長期臨時休場。6月の営業再開、プロ野球も開幕を迎え「さあここから!」という中での、感染再拡大による再度のキャンセルラッシュ、そして今も戻らぬ客足と、2月後半以降、明るい話題が皆無に等しい状況の中、当スタジアムにとって、小さくともめちゃくちゃまぶしい光明がひとつあります。それは……
 「往時の賑わいは完全に消え失せてしまったが、それでもお客様がゼロだった日は1日もない」
 ということです

 それがお一人でもお二人でも、店を開けている限り、必ずどなたかがご来場くださることは、当スタジアムが野球ファンの皆様から多少なりともご支持頂けている証であり、激減する売上に萎える心を勇気づける、大きな大きなエールになっています。
 ありがたいことに、感染リスク回避のために足をお運び頂けないお客様からも、「今はこんな状況だから行けないけど、世の中が落ち着いたら必ず行くから、それまでつぶれずにがんばれ!」という激励のお声を頂く機会も多く、多くの野球ファンの皆様の支えを頂いて存続できていることを、改めて実感させられる今日この頃です。
 
 こんな状況下にあっても足をお運び頂き、健康と生活を守るために、そして愛する野球のある日常を守るためにと、感染拡大防止のための様々な制約を受け入れてくださりながら、粛々と『Withコロナ』の中の野球飲み会をお楽しみ頂いている野球ファンの皆様。
 世の中がもうちょっと落ち着いたら、またあそこで野球を肴に楽しい飲み会をしたい、とじっと辛抱を続けられている野球ファンの皆様。
 これまでの7年少々にわたって支えてくださり、今も近くから遠くから様々な形で応援を寄せてくださる多くの野球ファンの皆様に、当スタジアムが出来ることがあるとすれば、それは……
 『Withコロナ』でも『Afterコロナ』でも変わらず、野球とお酒を心置きなく楽しめる『すべての野球ファンにとっての、第二の本拠地球場』として、細くとも長く、あり続けること
 だと考えています。

 「クラウドファンディングとは、信用を形に替える場」という言葉を聞いたことがあります。
 そう考えると今回のプロジェクトは、今に至るまでの7年少々、陥っている現状の難局、そして未来に対して、当スタジアムの信用を多くの野球ファンの皆様に問う場、ということになるわけで、どんな結果が出るのか、実はかなり緊張しています。

 こんな情勢の世の中にあって、「野球居酒屋」などというものは、ある意味不要不急の最たるものかもしれません。
 ただ、こんな世の中だからこそ、趣味を満喫して心をほぐす場として、一服の清涼剤的な存在としてあり続けたいという強い思いを持っています。

 ここまで拙い文章で長々と綴ってきた思いが、どれだけの伝わるのか、そもそも賛同頂けるのか、それは分かりませんが、どういう結果が出たとしても、それが現時点での当スタジアムの評価であり、信用であると、感謝しつつ受け止めたいと思います。

 『Withコロナ』の中であっても、これまでと変わらず、いやこれまで以上に『すべての野球ファンにとっての、第二の本拠地球場』として、愛する野球を楽しむ場を、野球ファンの皆様とご一緒に作り上げ続けてゆきたいと願う当スタジアムに、面白がって頂ける皆様からの応援が頂ければ、これほど心強いことはありません。 これまでも多くの野球ファンの皆様のお力で、ここまで存続できた当スタジアム。これから先もまた皆様のお力をお借りして、いい店を続けてゆきたいと思いますので、どうぞご支援ご協力のほど、よろしくお願いいたします。

 長々とお付き合いありがとうございました!
 

ベースボール居酒屋リリーズ神田スタジアム
東京都千代田区内神田3-22-10 竹内ビル2階
03-3254-0185

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2020/12/15 22:37

     9月に実施した当スタジアム初のクラウドファンディングにご支援頂いた皆様、有形無形のご声援をくださった皆様、改めまして本当にありがとうございました! プロジェクト終了から2か月半もの時間が経過しましたが、ようやく先週末にリターンの発送が完了いたしましたので、ここにご報告させて頂きます。 普通郵...

  • 2020/11/24 22:16

     本プロジェクトの終了から、約2ヶ月が経過しました。 ご支援頂いた皆様には、この場をお借りして改めて心よりの御礼を申し上げます。 ご支援に対するリターンですが、まだ手配の真っ只中にあります。 初めてのことゆえの不慣れに加え、ひとつひとつ手作業で行っていることもあり、現時点ではまだ全体の1/3程...

  • 2020/10/27 21:46

     全世界にのべ60名しかいない、当スタジアムの『一口球場主』の皆様へのご連絡です。 長らくお待たせいたしましたが、「ご芳名ワッペン」の詳細が決定いたしましたので、先ほど『一口球場主』の皆様に向けて一斉メール配信させて頂きました。 そちらの本文中にも記載しました通り、ワッペンのイメージ画像をこち...

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