▼はじめにご挨拶
こんにちは。株式会社ランバーミルの伊藤です。大学を卒業してシステム開発の会社を立ち上げて11年目になります。まだまだ経営者としてもプログラマとしても勉強中の身ですが、あっという間に30代も後半にさしかかり、そろそろ後ろのことも少しは考えるべき?と、悩むことが時々あります(ほんと時々ですが(^^;
私が仕事で作るシステムは「業務の効率化」を目指したものばかり。システムを稼働させ定型的な事務作業や連絡が減れば、仕事を減らし、残業代や雇用を減らしてしまいます。一部の人からは恨まれることだってあるはず…と思いながら仕事をすることもあります。でも、長期的に見れば、皆んなが少しずつ働くだけで、今と同じかそれ以上の豊かさを享受できる社会の基盤になるはず…。
「プログラミングが得意な子」が少しでも増えて、彼らが大人になったら、みんながちょっとずつ働けばOKな社会にうまく移行できそうじゃないですか?大きくは、こんなビジョンを持っています。もう少し小さくは、宮崎がシリコンバレーみたいにICT企業の集まる地域として盛り上がったらいいな、という思いもあります。
▼このプロジェクトで実現したいこと
宮崎市内と高千穂町で交互に開催中の「こどものためのプログラミング教室(道場)」を今後も参加費無料で継続する原資を集め、規模を大きくしたり回数を増やしたい、と考えています。「宮崎県では毎週末どこかでやってる」くらいの頻度が目標です!
▼プロジェクトをやろうと思った理由
コンピュータや通信環境を揃えるための費用はこの10~20年で劇的に下がりました。個人の資金でも小さく活動を続けることは不可能ではありません。でも、クラウドファンディングなども活用して、もうちょっと大きな動きにつながったら、もっと面白いことが起こるかも?と欲張ってみたくなりました。
月謝を集めて、しっかりしたカリキュラムに沿った授業をする教室も勿論大切ですが、無料の教室では、その前後のニーズを満たせると思います。つまり、プログラミングに興味があるんだけど何から手をつけたら良いか分からないという状況の子に、色んな選択肢を見せて上げたり、その辺の教室でやってるレベルじゃ物足りないというスーパーな子には、普段はプロのエンジニアとして働く人たちから次に進むべき道筋のヒントを与えたり、ということが出来ます。そうした場が、地方にももっとあっても良いのではないかと思います。
単発のイベントも時々あるようですが、技術や概念の習得は「継続」こそが力となります。たまたま親の都合でそうしたイベントに行けなかった、というのは勿体無いし、何回も続けば、次はこうしてみよう、ああしてみよう、とレベルアップしていけるはず!子どもたちが自分で仕入れて来た新しいネタを実際に試して披露する場になれば最高です。
▼これまでの活動
2016年10月に第一回を高千穂で開催し、その後、宮崎市内で転々と場所を移しながら、これまで月に1回のペースで開催を続けています。毎回新しい出会いがあって、なるほどと思う子どもたちの反応があって、とても刺激的です。これからも自分が元気なうちは続けていく予定です。現在の教室では以下のような機器を主に使っています。
「Raspberr Pi」 手のひらに乗るサイズですが、立派なコンピュータで、プログラミングは勿論、メール・インターネットから文書作成・画像処理までどんなことでもこなしちゃいます。Scratchという言語で遊ぶことが多いです。
「Ichigo Jam」 名刺サイズのコンピュータ。BASICという言語でプログラムを書いて動かすことができます。
開催の予定は、以下のサイトに掲載しています。
http://events.lmlab.net/events_by/3
コーダー道場宮崎、PCN宮崎という名前で活動しています。メンター(子どもたちにアドバイスをしたり、場所のセッティングを手伝ってくれるボランティア)を募集中です。
▼資金の使い道
まずは、教室で紹介する書籍や機器のサンプル購入資金、開催地までの交通費や場所代に充てる予定です。集めたお金の収支は、今後どこかで継続的に公開して行けるようにします。
▼リターンについて
私(伊藤)自身のリソースは週末(不定休ですので、要するに最大週1日)しか使わない、と決めています。よほど申し込みが集まらない限りは大丈夫だと思いますが、発送等はゆっくりのペースになる点をご了承ください。また、(当たり前ですが…)直接パーツを扱うネットショップで買ったほうが安いです。コーダー道場宮崎のページに各種サイトへのリンクがありますので、お急ぎの方、予算に限りのある方は、こちらをご利用ください。
* CoderDojo, PCNステッカーは(寄付のみ以外の)全てのリターンに含まれています。
* 写真はイメージです。本体以外は調達状況によって代替品になる可能性が御座います。
▼最後に
楽しさとか面白さって、人から伝えてもらうものではなくて、自分で見つけるものだと考えています。だから「プログラミングって楽しいんだよ!」とか「大人になってから仕事に困らないよ!」なんてことは教えていません。最初は「なんでこんなことに熱中してる大人がいるんだろ?」「ほかにどんなことが出来るんだろう?」って少し疑問に思ってくれたらいいかな、と思っています。もちろん、興味を持って食いついて来てくれる子が居たら、全力でアドバイスします!
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