【なぜ、ふれあい食堂をオープンするの?】

長野県のほぼ中央に位置する塩尻市。この塩尻市内の大門商店街に『nanoda』という、空き家を再生活用したスペースがあります。

そのnanodaにて、市内でフレンチレストラン『La maison gourmandise (ラ・メゾン・グルマンディーズ)』を営む友森隆司シェフが、『ふれあい食堂』をオープンしようと考えています。


実は塩尻市では、お父さん・お母さんの働く環境やさまざまな理由で、ひとりで夜ごはんを食べる子ども達が増えていることがわかっています。

“弧食”は近年では、お年寄りにも切実な問題。

そんなひとりで夜ごはんを食べる子どもやお年寄り達に、皆と一緒に、栄養バランスのとれた食事を楽しんでもらいたい…

それもコンビニの弁当とかではなく、人の手の温もりある料理を。『ふれあい食堂』は、そんな友森さんの想いでスタートします!!

「塩尻は新しい出会いや学びの機会が多いエリア。でも、その場になかなか出て来れない人がいるのも現状です。そんな”本当に困っている人たち”の居場所になる…、その小さな一歩になるといいですね」と友森さん。


【友森シェフって?】


シェフの友森隆司さんは広島出身。
国内のレストランやフランスで料理の修行をした後、長野県の結婚式場で料理長を務めました。

そんな友森さんが2010年に塩尻に訪れた際、塩尻の野菜をはじめとする食材が、とにかくレベルが高いのに衝撃を受けたそうです。

“ここの食材を使って料理を作りたい!”…そう思った友森さんは、しばらくして塩尻市内の大門商店街に『La maison gourmandise (ラ・メゾン・グルマンディーズ)』をオープンしました。


【ボランティアスタッフも心強い味方】


今回の友森さんの想いに賛同して、すでに十数名の地域ボランティアスタッフが集まってくれています。彼らは食事を配膳してくれるだけでなく、子どもやお年寄りの良き話し相手にもなってくれるはず!

“子どもやお年寄り達がイキイキとすることで、地域の繋がりが再構築できる”

 友森さんはこの食堂を、まさに人と人のふれあいができる空間にしたいと考えています。


【メインメニューは特製カレー!!】

『ふれあい食堂』のメインメニューは、友森さんが作る塩尻特製カレー。材料には塩尻でその季節ごとに収穫した野菜を使います。


特製カレーはまさにフレンチシェフならではの逸品です! 
カレールーのベースには、和牛のほほ肉を18時間ゆっくりと煮込んだ煮汁を使用。

そこに、にんじん、じゃがいも、たまねぎ、長芋、ほうれん草、ブロッコリー、トマト、ズッキーニ、パプリカ…などなど、地元・塩尻産の野菜類をふんだんに使います

友森さん曰く「もし野菜偏差値があるとすれば、ここの野菜は日本一ですよ!東京大学みたいなもの」というほど、塩尻産の野菜はレベルが高いようです。

材料に使う塩尻産の野菜類は、売り余ったり、カタチが悪くて出荷できなかった農作物を農家さん達から安く譲ってもらって入手しようと考えています。

そうすることで、農家さん達の収入の手助けにもなれば…というのも、この食堂をオープンする理由のひとつ。

ゆくゆくは各農家や精肉業の方々ともうまく提携して、塩尻の食材100 %のカレーを食べてもらいたいですね」と友森さん。


【こども達には無料で食事を!】


友森さんはこの特製カレーを、小・中学生には無料で食べてもらいたいと考えています。

また、お年寄りには300円で、一般の方々も300円+寸志(値段は食べる人が決めてくださいと友森さん)で食べることができます。

ふれあい食堂のオープン時間は平日17〜19時。地元の児童館が終る17時からスタートの予定です。


【クラウドファンディングの目的】

空き家を改良したnanodaではこれまでも様々なイベントが行われてきました。しかしながら、ここで食事をふるまうのは難しい状況です。

なぜなら“nanodaにはガス設備がない”のです。

それと暖房器具も小さなストープがひとつしかないので、これでは冬場に子供やお年寄りが集うには、ちょっとキビシイ…

また友森さんは、食事は木製のテーブルと食器で食べてもらいたいそうです。

木の“温もり”によって、皆で食べる食事は“一層楽しく、おいしくなるはず”だから。


▼資金の主な使い道
そこで今回はクラウドファンディングによって、

・nanoda内にガス設備を取り付ける工事費
・暖房器具、木のテーブル&食器類などの購入費
・各教育機関に配布するチラシの印刷代

そして何よりも…
・はじめの数ヶ月間、カレーを提供できうる運営費

を集めたいと思っています。



【追記】

パトロンの方々で希望者には木札にお名前入りを入れて、nanodaの壁に掲示させていただきます。



【撮って書いた人】
 



アンさん(安藤“アン”誠起)
人と旅とクワガタと…がコンセプトの写真作家。島旅やアウトドア関連の著書多数。東京に事務所を持ちつつ、塩尻市の地域起こし協力隊(役職:チーフ・メディア・キュレーター)を務め、写真や作家活動を連動させた地域創生に取り組む。奄美の観光大使でもある。 http://www.andoanmasaki.com

 

  • 2017/06/02 13:28

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