はじめに(ごあいさつ)

はじめまして。関西学院大学教育学部のながえはるきと申します。私は、一人ひとりの性のあり方を大切にするという思いのもと、LGBTsをテーマにした絵本「みんなすっごくいいね!」を作りました。プロジェクトの説明。 LGBTsの皆さん、教授、応援者ら100名と 創り上げてきた絵本を自費出版し、 子どもたちへ届ける計画です。

目次 ① LGBTsとは何か? ② プロジェクトの説明 ③ 応援メッセージ ④ 資金の使いみち ⑤ 実施スケジュール ⑥ リターンの紹介 ⑦ おわりに(プロジェクトにかける思い)


①LGBTsとは何か?

LGBTsは、性的少数者の総称を言います。 以下にそれぞれの言葉の意味をまとめました。L。レズビアン。自身を女性と認識し、女性が恋愛対象の人。 G。ゲイ。 自身を男性と認識し、男性が恋愛対象の人。 B。バイセクシュアル。 女性・男性のどちらも恋愛対象の人。 T。トランスジェンダー。出生時に割り当てられた性別とは違う性別で生きる人、生きたいと望む人。 s。LGBTの4つに含まれない性のありかたの人。複数形のs。

そんな身近なLGBTsをテーマにした絵本が「みんなすっごくいいね!」です。以下をクリックすると、YouTubeにアップされている、絵本の読み聞かせ動画にアクセスできます。


②プロジェクトの説明

Why:なぜ、LGBTs絵本を作ったのか? 

それは、LGBTsの子ども達が生きづらさを抱えている場合が多いからです。

LGBTs絵本を作った背景には、以下で紹介している方々の声がありました。

Aさん。  高校1年の夏、短髪にした。 「似合うね」と仲のいい子は褒めてくれたが、 「あれ何?男装?」「キモくね?」と別の子に 言われているのをトイレで聞いてしまった。 涙がとまらなく、保健室にかけこんだ。  Bさん。  ショッピングモールでトイレに行った時、 女性トイレにも、男性トイレにも入るのに 抵抗があったので、障害者用のトイレに入った。 トイレを終え出たときに、その場にいた人から 変な目で見られた。いたたまれなくなった。

Cさん。  中学生のとき、男子と一緒に遊ぶことが多く、 あらっぽい口調で話すことが多かった私。 そんな私を見て、部活のコーチが「もう少し 女の子らしくする気はないのか」と言った。 自分を否定された気がして、悲しかった。   Dさん。  小学生の頃、男の子のおもちゃが欲しくても 「女の子らしく、かわいいものを選ばなくては」 と自分に言い聞かせていました。くつや服も 「女の子らしく見えるのは?」「女の子にバカに されないものは?」と選んでいた。

Eさん。  女性を好きになることを友達に打ちあけた時、 「気持ち悪い」と言われた。また、いつの間に か色んな人に知られていて、学校にいるのが辛 く、「生きている価値がないかな…」と思った。 今は、恋人とそのような気持ちを話しています。   Fさん。  私は誰かを恋愛的に好きになることがない。 「好きな人は誰か」と聞かれ答えられない時に、 「そんなことある?隠してるだけじゃない?」 「まだ子どもなんだよ!」と言われた。自分は 愛情を持たない、ひどい人間なのかと悩んだ。

現在、LGBTsの認知度が上がっているとはいえ、「男子同士で仲良くしていたら、“ホモか”と言われた。」や「学校の制服が辛く、学校に行けなくなった。」などの体験をされている方もいます。

こうした、LGBTsの子ども達が抱える生きづらさは、LGBTsについて正しく知らない人が多いことが課題であると私は感じました。そこで、LGBTsを正しく知るための手段として、絵本を作ることにしました。(*LGBTsを伝える上で絵本を選んだ理由は、後述しています。)


How:どのように、社会を変えていくか?

「一人ひとりの性のあり方を大切にする社会」を目指すうえで、私1人の力で行うのではなく、みなさんと一緒にアクションを起こしたいと考えています。

そのためのLGBTs絵本です。というのも、「絵本を子どもたちに読み聞かせする」という1つのアクションが子どもたちにとって「知る機会の提供」になります。

今回のクラウドファンディングを通して、絵本をリターンとして受け取り、子ども達に読み聞かせしていただければ幸いです。

 


What:「みんなすっごくいいね!」とは?

LGBTの4つだけではない、いろいろな性のありかた(以下)を含め、紹介している絵本。

パンセクシュアル。性別に関わらず、全ての人が恋愛対象の人。  クエスチョニング。自身の性をどのように認識しているかや、どんな人を好きになるか”が定まっていない人、もしくは、意図的に定めていない人。  エイロマンティック。他者に対して恋愛感情を抱かない人。  Xジェンダー。自身を女性・男性のいずれかとは認識していない人。

絵本のページ(4枚)

なお、「LGBTs絵本」と述べていますが、絵本の最初のページには異性愛者が登場します。これは、異性を好きになる人も含めた「すべての性のありかた」が『 いいね!』と大切にされてほしい!という思いからです。

絵本のページ(1枚)異性愛者の様子を描いた絵


LGBTsを伝える上で絵本を選んだ3つの理由。

① 子どもが興味を持ちやすいから

私はアメリカにて、絵本の読み聞かせをしたことがあります。この時、強く感じたのは、絵があることで子どもは身を乗り出し、目を向け、耳を傾けてくれるということです。絵本は、絵が中心に構成されているため、子どもは絵をきっかけに興味を持ちます。

永江が子ども達に絵本の読み聞かせをする様子(写真2枚)永江が子ども達に絵本の読み聞かせをする様子

② シンプルに表現できるから

LGBTsの説明では、性的指向や性自認などの専門用語が使われがちです。たしかに重要な言葉ですが、人によっては難しいと感じてしまうかもしれません。絵本であれば、やさしい文と絵でシンプルに表現できて、LGBTsを初めて知る手段として最適だと感じました。

③ 勇気づけてくれたから

中学生の頃、不登校だった私は、「こんなにも胸が苦しくて辛いなら、もう死にたいなぁ...」と何度も思いました。しかし、高校に進学し、絵本の読み聞かせ活動で多くの方々と関わり、明るさを取り戻せました!自分を勇気づけてくれた絵本が大好きです!

だから、私は絵本で「LGBTs」を伝えます。
絵本だから、「できる」と強く信じています!!


絵本制作は様々な人の助言を経て完成しました。

※ 文責は作者「永江」にあります。

絵本制作にあたり、絵と文の「わかりやすさ」と「正確さ」を意識しました。主な対象は「子ども」ですし、LGBTsを初めて知る「大人」もいるからです。これらを意識した絵本制作は難しく、頭を悩ませる日々の連続でした。そこを乗りこえることができたのは、皆さんのお陰です。ありがとうございました!!


③応援メッセージ

誰もが自分らしく、 ありのままでいられる 社会って素敵だと思う。  この絵本は そんな社会への第一歩。(関西学院大学、人間福祉学部、教授、武田丈先生)

生き続けていると、 つい肩に力が入って しまいます。 そんな肩の力を ほんの少し 緩めてくれる絵本です。  (セクシュアルマイノリティ教職員ネットワーク副代表、土肥いつきさん。)

永江さんの この取り組みは、 性と向き合う すべての人を エンパワーする (励ます)でしょうね。  (関西学院大学、教育学部、教授。原田大介先生。)


④資金の使いみち

支援いただいた資金 (45万円)は、自費出版の費用、配送費などに使用します。

≪ 約140 冊を自費出版できる見込み。≫

・自費出版の費用      :約31万円
・絵本の配送費(配送+梱包):約5万円
・ステッカーの制作費&配送費 :約2万6千円
・サイトに支払う手数料(14%):6万3千円 

 NEXT GOAL  … 追記(2020/11/16) 

上記の目標金額は達成した上で、あと20万円以上が集まったら、約250冊を作ることができます。 支援いただいた資金 (65万円)は、自費出版の費用、配送費などに使用します。

≪ 約250 冊を自費出版できる見込み。≫

・自費出版の費用      :約52万円
・絵本の配送費(配送+梱包):約4万4千円
・ステッカーの制作費&配送費 :約2万2千円
・サイトに支払う手数料(14%):9万1千円 

※ 不足している金額は、永江が負担します。


⑤実施スケジュールリターンの発送まで。11月27日にクラウドファンディングが終了し、1月頃をめどに、自費出版社に依頼し、5月頃にはリターンの発送が完了する予定です。また、今回の自費出版を終えた後は、絵本の読み聞かせを行ったり、LGBTs絵本の手引きづくりなどに努めます。※このプロジェクトは「All or Nothing 方式」で行います。そのため、  目標金額に達しない場合は計画の実行及びリターンのお届けはございません。


⑥リターンの紹介。


⑦おわりに(プロジェクトにかける思い)

写真:プロジェクト起案者の永江と絵本の絵を担当していただいた、はれまちさん。

「一人ひとりの性のあり方を大切にする絵本を作ろう!」と決意した日から、今日に至るまで、多くの方々に支えていただきました。  「どうしたら、子どもから大人まで正しく伝えられるのか。」 「どうしたら、自分事のように受け取っていただけるのか。」 「どうしたら、子どもたちに絵本を届けられるのか。」  来る日も来る日も考えてきました。そして、ついに、私たちの思いを のせた絵本が完成しました。残すは出版し、みなさんに届けること。  支えてくれたすべての人の思いをのせた絵本を子どもたちへ届けるために、そして、一人ひとりの性のあり方を大切にする社会を目指すために、このLGBTs絵本の出版プロジェクトを成功させたいです。  どうか、みなさまのご協力をお願いいたします。


▼ Q&A

Q:支払い方法は何がありますか?
A: クレジットカード払い、コンビニ払い、銀行振込、auかんたん決済、ソフトバンクまとめて支払い・ワイモバイルまとめて支払い、ドコモ払い、PayPal、FamiPay、PayPayをご利用いただけます。

Q:クラウドファンディング終了後、LGBTs絵本の販売予定はありますか?
A:販売予定はありません。この機会に入手いただければ幸いです。

Q:住所変更の可能性がある場合、どうすればいいですか?
A:リターンを実行する前に、すべての支援者に向けてメッセージを送信し、お届け先の住所確認を行います。その際に、変更された住所を教えていただければ幸いです。現時点では、現在の住所を入力ください。

Q:LGBTs絵本の対象は子どもだけですか?
A:いいえ。制作した絵本は、子どもを主な対象としていますが、大人の方にも読んでいただきたい1冊です。

Q:絵本としては値段が高いのでは?(1冊:2,500円)
A:原価・送料・サイト手数料などが含まれているからです。応援価格としてご理解いただけると幸いです。

◎本件に関するお問合せ先(ながえ)
・Twitter:@Haruki_volo
・E-mail: haruki_volo@yahoo.co.jp

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