オリジナルプラキットを開発中のガレージキットディーラーと静岡の金型メーカーが組んで、プロ・アマ問わず様々なクリエイターの作品をインジェクションプラキットにするプロジェクトです。これまでにないオリジナルプラキットを一般流通で販売することで、新しいマーケットを創出することを目指します。



私は2017年の12月から自分でデザインしたオリジナルロボットをインジェクションプラキットにする夢を叶えるべく、このキャンプファイヤーを通じてクラウドファンディングを行いました。結果、目標を大きく上回る600万円超のご支援を頂くことに成功しました。しかしこれはひとえに「一個人の考えたオリジナルコンテンツがプラキットになるかもしれない」と言う期待感に皆さんがご支援してくれた結果であると考えています。私の試みを皮切りに「クリエイターが自分でプラキットを創って販売する時代」が始まると皆さんが期待してくれた結果に他ならないと。そこで今回金型メーカーの(株)エムアイモルデと共同で様々なクリエイターのオリジナルコンテンツをプラキットにする新しいブランドを立ち上げることにしました。
それが「キャビコモデルズ」です。
 
クリエイターとファンを結ぶ新しい仕組み(インフラ)を作りたい

私は2013年の夏以来、自分のオリジナルコンテンツである「KAMPF RIESEN MARS」のガレージキットを販売するためワンダーフェスティバルなる造形イベントに参加しています。今年で丸5年になりますが、回を重ねるごとにオリジナルガレージキットを販売するディーラーさんが徐々に増えてきているように思います。これはある意味ライバルが増えることなので脅威ではありますが、反面オリジナルで勝負する「同志」が増えるのは嬉しいことでもあります。

「自分だけのオリジナルコンテンツやデザインをより多くの人に知ってもらいたい、そして出来れば買ってもらいたい」

と思うのはクリエイターであれば当然のことです。実際それらのキットはそこそこ高額な割にはよく買われているので、着実にファンの数は増えているようです。しかしここから更に多くのファンを獲得していくためには「イベント販売」と言う枠を飛び出して大量の製品を一般流通で販売して行く必要があります。しかし「自分の商品を一般流通にのせるなんて一体どうやったら良いか想像もつかない」と言うのが普通の感覚でしょう。実際私もそうでした。しかし幸いにして私は前回のクラウドファンディングの成功を受けて製品の製造から販売に至る一連のルートを作ることが出来ました。であれば、せっかく出来たこのルートを使って私と同じくオリジナル作品を世に出したいクリエイターの手助けすることが出来るのではないかと考えたのです。つまりクリエイターが自分の製品を世に出すときに使える新しい仕組み(インフラ)を作れるのではないかと。つまり私たちは「キャビコ」と言うインフラを通じてクリエイターとファンが幸せな関係になれる世界を作りたいと考えているのです。

クリエイターと呼ばれる人たちの厳しい現実

私はクリエイターほどリスクの高い職業はないと思っています。どんなに才能に恵まれたクリエイターであっても、ある程度時間をかけなければ優れた作品を生み出すことは出来ません。しかしいくら時間をかけたからと言って、それらの全てが思うように評価されるとは限りません。ではなぜ評価されないのか?それはイベント等の限られた場所でしか実際の作品を見てもらうことが出来ないからです。でも、もしあなたの町の模型店でそれらを購入することが出来るようになれば、もっと多くの方に評価していただけるようになるはずです。しかし残念ながらそれを実現させるのは非常に難しいのが現実です。


クリエイターが評価されるチャンスと仕組みを作りたい

ホビー業界に限らず、新しい時代を切り拓くのはいつも斬新なアイディアと独創的なデザインを持った商品であると私は考えています。しかし今の日本にはそれらを生み出すクリエイターが正しく評価される機会や仕組みがあまりに少ないと私は思っています。しかしその一方で、これらのクリエイターが生み出す個性的な作品が絶えず市場から求められているのも事実です。つまりクリエイターと市場のニーズをつなぐ明確な仕組み(インフラ)が今の日本には存在していないのです。
「キャビコモデルズ」はそのインフラを作りたいと考えています。独創的でアイディアに富んだオリジナル作品をインジェクションプラキットにして市場に送り出すことで、クリエイターが評価されるチャンスと正当な対価を得られる仕組み(インフラ)を作りたいと考えているのです。
 
「キャビコモデルズ」の活動を応援してください

実は「キャビコモデルズ」の活動は既に始まっています。6月2日には、あの大河原邦男氏がデザインしたオリジナルロボット「イグザイン」のミニサイズのプラキットを第1弾商品として全国の模型店で発売致しました。



また年末には、現在開発を進めている私の「Ⅳ号人型重機」のフルアクションプラキットも全国の模型店で発売致します。



どちらのキットも(有名、無名にかかわらず)クリエイターのオリジナルコンテンツをプラキットにして販売することに「キャビコモデルズ」としての意味が込められています。

そしてここから本題です。先に掲げた「クリエイターが評価される仕組み(インフラ)を造る」と言う目標に向けて、私たちは現在3人のアマチュアクリエイターに声を掛けさせていただいております。


最初はツイッター上で精力的にオリジナルロボットのデザインを発表し続けているアマチュアイラストレーターのMoi氏です



氏のデザインしたオリジナルロボット「なっちん」はコミカルな中にも複雑な面構成が作り出す「塊り感」のあるデザインで、その特徴的な尻尾と相まって、どこか猫を思わせる可愛さを持っています。ガレージキットすら存在しないイラスト発のオリジナル作品がキャビコモデルズのプラキットとなって登場します。

 

次は私が初めてワンダーフェスティバルに参加した時の同期でもある、ひいらぎはじめ氏です。

氏の創り出すデザインはとても独創的で、何よりも驚かされるのは世界史上の王(女王)をモチーフとして築かれた独自の世界観です。ひいらぎ氏は学生の頃からディーラー活動を続けている言わばベテランモデラ―でもありますので、プラキット化に当たっての造形センスは折り紙付きです。他の何ものにも似ていない全くオリジナルの世界観がどれだけ多くの人に受け入れられるのか、ある意味挑戦的で意義のあるコンテンツがキャビコモデルズから放たれます。

 

最後はやはりワンダーフェスティバルなどの造形イベントでディーラー活動を続けているタカノリ氏&僧侶(ぼうすあたま)氏です。


タカノリ氏によって立体化された「アモデウス」なる装甲強化スーツは氏の幼馴染みでもある僧侶(ぼうすあたま)氏がデザインしたもので、先の2氏とは対照的に非常にヒロイックで純粋にカッコいいと思えるデザインです。また僧侶(ぼうすあたま)氏がプロの漫画家でもあることから、この「アモデウス」が活躍するコミックも既に作られており、一部のイベントでは販売もされています。タカノリ氏がガレージキットで表現したヒロイックで繊細な造形をミニプラキットの枠内でどこまで再現できるか。キャビコモデルズの挑戦は続きます。

 

このように三者三様の非常に個性的なクリエイターの協力を得て、「キャビコモデルズ」はスタート致しました。しかしまだまだ駆け出しの新ブランドです。今後も積極的な活動を続けていくためにはある程度の資金が必要なのも事実です。

我々は自己資金の他に、先行して販売する「イグザイン」と「人型重機」の利益もこれに当てていきます。しかしそれだけでは開発スピードを上げることに制限がかかってしまいます。そこで、先にご紹介した3クリエイターのミニサイズプラキットをできるだけ早期に商品化して皆様にお届けする為に、今回のクラウドファンディングで開発に必要な資金のご協力を頂きたいと考えております。

1アイテムの開発に必要な費用はおよそ100万円です。今回はそれを3クリエイター分、合計300万円をクラウドファンディングで集めたいと考えています。そしてこの3アイテムを発売した暁には、そこから得られる利益を元に次なるクリエイターの商品開発を進めて行くことが可能になります。つまり最初の300万円が調達出来れば、それ以降の商品開発を継続的に進めることも出来るのです。

そして「キャビコ」の活動はそれだけにとどまりません。プラキットの販売を通じてコンテンツの認知度を高めた暁にはそれらのノベライズやコミック化、更には映像化なども積極的に目指していくつもりです。それらを含めたトータルパッケージを「キャビコ」は提供して行こうと考えています。それは今はまだ単なる夢物語かもしれません。しかしひとつづつハードルをクリアして行けば、私は決して不可能ではないと考えています。

我々はこのプロジェクトを確実に遂行したいと強く想っています。ぜひ皆さまにもプロジェクト実現の一役を担って頂くことで、実現した時の喜びと達成感を一緒に味わってもらいたいと思っております。

「オリジナルのプラキットなんてロック過ぎて痺れる!」
「そんなの見てみたいに決まってんでしょ!」
「オリジナルクリエイターがどんどん活躍する世界なんて、夢があって楽しいじゃない!」
そう思って頂ける方は是非「キャビコモデルズ」を応援してください。そして、その思いに見合ったリターンを選んでご支援して下さい!
 
最後になりましたが、今回我々がご用意するリターンの内容をご紹介します。
 
プロジェクトのリターン
-7,500円ご支援いただけると
Moi氏デザインの「なっちん」ミニプラキット10個セット(単色バージョン)をお届けします。


(2018年11月頃お届け)
 
-7,500円ご支援いただけると-
ひいらぎはじめ氏デザインの「クレオパトラ」ミニプラキット10個セット(単色バージョン)をお届けします。


(2018年11月頃お届け)
 
-8,500円ご支援いただけると-
Moi氏デザインの「なっちん」ミニプラキット10個セット(10色カラーバリエーション)をお届けします。


(2018年11月頃お届け)
 
-8,500円ご支援いただけると-
ひいらぎはじめ氏デザインの「クレオパトラ」ミニプラキット10個セット(10色カラーバリエーション)をお届けします。


(2018年11月頃お届け)

-14,000円ご支援いただけると-
Moi氏デザインの「なっちん」ミニプラキット20個セット(単色バージョン)をお届けします。


(2018年11月頃お届け)

-14,000円ご支援いただけると-
ひいらぎはじめ氏デザインの「クレオパトラ」ミニプラキット20個セット(単色バージョン)をお届けします。


(2018年11月頃お届け)

-16,000円ご支援いただけると-
Moi氏デザインの「なっちん」ミニプラキット20個セット(10色カラーバリエーション+シークレットカラー)をお届けします。


(2018年11月頃お届け)

-16,000円ご支援いただけると-
ひいらぎはじめ氏デザインの「クレオパトラ」ミニプラキット20個セット(10色カラーバリエーション+シークレットカラー)をお届けします。


(2018年11月頃お届け)

※タカノリ氏&僧侶氏による「アモデウス」に関しては現在製品仕様の詳細を詰めておりますので、リターンは追って追加させていただきます。今しばらくお待ちください。

※今回のプロジェクトは実施されることが既に決定しております。従って仮に目標額に達しなかった場合でもリターンの発送は必ず行われます。

 

最後に
今回の新しいブランドを無事軌道に乗せられるかは皆さんのご支援にかかっています。
人型重機のプロジェクトと同じく、一見無謀な試みと思われるかもしれませんが、このブランドに掛ける我々の想いは本気です。これをきっかけに皆さんも是非新しいクリエイターの作品を手に取って楽しんでみてください。
 
人物紹介
 
西沢弘宜(にしざわひろたか)
広告代理店に勤める傍ら2013年夏よりワンダーフェスティバルにディーラーとして参加。
オリジナルロボット「Riesen Panzer-人型重機」シリーズのガレージキットを作成。
今年2018年からはクラウドファンディングの成功により「Ⅳ号人型重機」のプラキットの開発を進めている。
 
株式会社エムアイモルデ
静岡県富士市にある創業35年の金型設計製造メーカー。2018年、大河原邦夫氏デザインのオリジナルロボット「イグザイン」を引っ提げてホビー業界に電撃参入。
6月より「キャビコモデルス」ブランドにて「イグザイン」のミニプラキット「ミニザイン」を全国の模型店で販売している。

 

 

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