熊本県熊本市に拠点を置き環境保全事業を行なっている株式会社SUSTAINABLE JAPAN 代表取締役社長の東濱です。約4年程、心の中で温めていた事を現実とする為、2019年1月に会社を設立しました。この会社は「未来の子供達の為に綺麗な海を残したい。」という思いから設立しました。皆さんが最近、よく耳にする「海洋ゴミ・マイクロプラスチック問題」に取り組んでいます。特にマイクロプラスチックは海の生態系、地球温暖化にも影響を及ぼす大変重要な問題です。弊社は海洋浮遊ゴミ回収機Seabinを使い日本中の漁港やマリーナ・ヨットハーバーにこの機器を設置し問題解決に貢献します。

会社設立までの経緯
私の両親は海に縁のある場所で生まれ育ちました。父は東濱という名前の通り沖縄県与那国島、母は熊本市西区の港町出身です。幼い頃、母の実家の目の前にある漁港で爺ちゃん婆ちゃんと遊んでいた事を35歳になった今でもよく覚えています。当時の漁港は浮遊ゴミは殆どなくゴミなんて気にならないほどでした。しかし30歳で帰熊し約20年ぶりに漁港を訪れた時、衝撃を受けました。幼い頃の漁港とは全く違い湾内にはペットボトルやビニール袋など、昨今話題となっている海洋ゴミが沢山浮いており、このままではいけない!なんとかしなきゃ!と思ったことが現在の会社設立に繋がっています。自分で何ができる?どうやったら浮遊ゴミを回収できるか?そんな時に見つけたのがSeabinでした。当時は日本には1基もなく、今でこそネットでSeabinと調べると日本語で記載されている記事がありますが、当時はそんな記事はあるはずもなく全て英語で必死に翻訳していた事を覚えています。それから沢山の方の協力の元、弊社でSeabinを扱えるようになり、このSeabinを日本中の漁港、マリーナ、ヨットハーバーに設置して日本の海を綺麗にしたい。私が幼かった頃の海を未来の子供達の為に・・と更に強く思うようになりました。

海洋浮遊ゴミ回収機 Seabin(シービン)

海洋浮遊ゴミ回収機Seabin(シービン)

Seabinはオーストラリア出身のサーファー2人が開発し現在世界に860基設置されています。ですが日本には2020年2月現在2基しか設置されていません。弊社が行った実証実験では日平均3kg/1基のゴミを回収しました。1基だけでも365日稼働させると1,095kg(約1トン)もの海洋ゴミを回収できます。10基設置すれば年間約10トン、1000基で約1000トンです。海に流れ出た生活ゴミ、特にプラスチック系は紫外線や波により劣化し細かくなり、海洋生物が餌と間違え食べてしまい、それが食物連鎖により我々人間にまで影響を及ぼす恐れがあります。また海を漂うプラスチックは紫外線にさらされることで二酸化炭素の25倍の温室効果ガスを発生させ地球温暖化の要因にもなるという報告もあります。海を綺麗にするということは、そこに生きる生物の為でもあり我々人間の為でもあります。Seabinは2mm超のマイクロプラスチックも回収し海面に浮遊するオイルまでも回収可能です。Seabinは電力を必要としますが、弊社ではその電力を全て再生可能エネルギーにてまかなえる様にします。漁港は比較的、風があり風力発電に向いており効率的に電力を補えると考えております。無風状態の場合は蓄電した電力、又は別の再生可能エネルギーにて保電します。(現在、思案中)


Seabinは潮の影響で上下する浮き桟橋などに固定し利用します。
ゴミを回収する動作はシンプルで黄色い筒が上下し海水を取り込み濾過し海水を外へ出す仕組みです。
お風呂に桶を浮かべ少し沈めた時に水が桶に入り込む原理です。

・電源:110V / 220V消費電力2.5アンペア500ワット
・毎時/25,000リットルの海水を濾過
・2mm以上のマイクロプラスチックを捕獲
・キャッチバッグ:最大20kg
・ブラケット付き重量:55 kg
・電気ケーブル:6メートル
・Seabin寸法:569 x 569 mm X 1890 mm
・13の場所と13500時間のデータから、捕獲されたごみは年間1.4トン
・設置場所の水深は1,2m必要

これまでの活動

2019年7月熊本県水俣市丸島漁港にて17日間、実証実験を行いました
総回収量:42.84kg(自然物32.99kg / 人工物9.85kg)
※自然物は枝、草、葉、等。人工物は缶、ビニール、発砲スチロール、ペット ボトル、マイクロプラスチック等

水俣丸島漁港実証実験 回収した海洋ゴミ

2019年9月熊本県宇城市松合漁港にて16日間、実証実験を行いました。
総回収量:60.95kg(自然物45.23kg / 人工物15.72kg)
※自然物は枝、草、葉、等。人工物は缶、ビニール、発砲スチロール、ペット ボトル、マイクロプラスチック等

宇城市松合漁港実証実験宇城市松合漁港実証実験

2019年10月長崎県五島市福江島のクリーンアップに3日間、参加しました。
写真家:阿部裕介氏よりオファーを頂き五島市福江島にて3日間のクリーンアップに参加しました。地元五島高校生徒さん達と一緒にゴミ拾いを行い意見交換会を行いました。私も前に登壇し高校生へ海洋ゴミの事・Seabinの事についてお話をさせて頂きました。又、福江港にSeabinを設置し高校生や現地関係者に稼働しているSeabinを見てもらいました。

地元の高校生と沢山のゴミを集めました。

集めたゴミ

地元五島高校の生徒さんと意見交換会

福江港に設置したSeabin

資金の使い道

・Seabin仕入代
・風力発電機、インバーター、バッテリー
・設置導入工賃
・電源コード・コンセント購入費
全てSeabinに関わる費用に使用いたします。

リターンについて

沢山の方々に支援していただけるよう金額は1,000円からに設定いたしました。5,000円以上のリターンには主に弊社オリジナルグッズ、お礼のメール、弊社HP氏名記載、Seabinに氏名刻印などをご準備しております。上限は1,000,000円となりますが、それ以上、支援をしたいという方は「sustainablejapan121@gmail.com」まで直接お問い合わせください。

実施スケジュール

支援決定後、弊社に振り込まれた資金にて即Seabinを仕入れます。
設置箇所に関しては現在未定のため決定次第、支援者全ての方々に「設置箇所決定」のメールをご案内させていただきます。

最後に

この度はCAMPFIRE内、弊社クラウドファンディングページをご覧くださり誠にありがとうございます。昨今、新聞・テレビなどのメディアで聞くことが多くなったマイクロプラスチック問題、日本でもG20などの国際会議で大々的に取り上げられ世界各国が一丸となって解決しなければいけない問題として取り扱われています。最近ではペットボトルの生産を辞めるという国さえあります。しかし日本はそんな世界に遅れを取っており、取り残されています。地球温暖化問題でも化石燃料の使用はやめず、新たに施設を建設するという世界の流れとは逆に進んでいます。海洋ゴミに関しても対応が遅く感じられます。2050年には魚の数より海に漂うプラスチックの量が多くなるというデータもあり、プラスチックの使用を即刻減らすべきです。それと同時に現在も汚染し続けている海に浮遊するプラスチック・海洋ゴミを回収しなければ汚染は止まりません。使用・生産を減らす!汚染し続けている今、海にあるプラスチックを回収する!は同時に進めなければいけません。マイクロプラスチックを食べた魚の画像やビニール袋を大量に食べ死んだ鯨のニュースをご覧になった方は多いと思います。それらは全て我々、人間の責任です。世の中は技術が発達し凄く便利になりました。しかし、その反面地球は汚染されてしまい、生物が苦しみ死んでいます。100%海を綺麗にすることは不可能だということは解っていますが1%でも未来の子供達の為に綺麗な海を残すことはできます。弊社はその1%でも、に拘りSeabinを使い海を綺麗にしていきます。国の対応が遅ければ企業が動けばいい、そして沢山の方々に賛同、ご協力を頂き皆さんと一緒に努力行動すれば必ず変わります。どうぞ皆さん、海洋汚染問題に向き合い弊社への支援をよろしくお願い致します。

株式会社SUSTAINABLE JAPAN
代表取締役社長 東濱 孝明


株式会社SUSTAINABLE JAPAN ホームページ
https://www.sustainablejapan.org/

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※本プロジェクトはAll-or-Nothing方式で実施します。目標金額に満たない場合、計画の実行及びリターンのお届けはございません。

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