おかげさまで達成しました!【心からのお礼とセカンドゴール設定のご報告】

3月11日、クラウドファンディング開始11日目に、皆様のおかげで無事に当初の目標100万円(4月〜9月の半期分の開発費)を達成いたしました!!
ご支援、ご拡散、応援下さった皆様に心よりお礼申し上げます。
本当にありがとうございます。

人生初のクラウドファンディングでしたが、想像以上に多くの人に「難聴児の課題」を知っていただける喜びを知りました。そしてこんな温かいメッセージや、応援をいただけることを知り、頑張ろう、と力がみなぎってきています。ありがとうございます。

セカンドゴールにて10月〜3月(残り半期分)を目指すことでトータル1年分の開発費を達成できればと思っています。1年分の開発費を達成することで、親御さんの負担をより少なくして、より多くの親御さんに届けたいと考えています。

ぜひ、引き続きデフサポを応援していただけると嬉しいです!

デフサポ代表 牧野友香子

デフサポは毎年1000人生まれてくる難聴児が将来、自立は当然とした上で「自分らしく、華やかに」人生を過ごせることを目的として活動しています。

耳が聞こえないと、皆さんのようにいろいろなことばを自然と覚えることができません。しかも92%は聞こえる親御さんから生まれてくるため、どういう風に言葉を教えたらいいかわかりません。そんな全国の親御さんにまず有益な情報発信を行い、その後カウンセリングや「ことばをどう教えたらいいか?」を伝えるホームトレーニング教材を(1−6歳)提供しています。

今回は、小学生になる子どもたち向けに、ことばの教材に加えて、一般の学校に通う難聴児が困るポイントも記載した教材を作成したく思っています。

1〜6歳の言語レベルのホームトレーニング教材についてはこちらから御覧ください!


ろう学校も、親が仕事を辞める必要があったり、遠方にあるだけではなく、地域によってかなり教育水準の差があり、難聴児はより教育の選択肢が少ないことが多々あります。

聴覚障害者はろう学校に通うと思われがちなのですが、実は7割弱が、地域の一般校に通います。しかも今後はその数がより増えると言われています。

そうなると地域の学校で過ごす難聴児は孤独を感じてしまうことがあります。

こういった難聴児の孤独を少しでも解消するために、地域の学校で過ごしてきた聴覚障害当事者、当事者の親、教育関係者と医療関係者がチームを組んで以下の教材を作成していきます。


ろう学校に通わない難聴の子どもたちの方が割合として多いにもかかわらず、一般の学校に通っている難聴児へのサポート体制は、通級やことばの教室があるのみで、当事者と専門家がサポートする体制は整っていません。

しかも92%は聞こえる親御さんから生まれるため、どういう部分で躓くかなどわかりません。

例えば、会話が分からなくて「何て?何て?」と聞きすぎると、「あとでね〜」と言って結局答えてくれなくなったことを何度も経験するうちに、「もう聞かないようにする…。」と心を閉ざす難聴児もいます。そういった様々なコミュニケーションの壁にぶち当たるのですが、親御さんは聞こえてしまうため、そういった想像がつきにくいです。

加えて、難聴児には、こういった生活面のみならず、並行してことばの勉強も必要です。例えば、皆さんは「コップ」は親との会話の中で覚えていったと思います。では、「マグカップ」「ゆのみ」「ワイングラス」「ティーカップ」はどうやって覚えましたか?

知らず知らずのうちに覚えていますよね。
しかし、難聴児は耳が聴こえないので「マグカップ」や「ゆのみ」を知らないまま育ってしまいます。


でも、「コップ持ってきて」といって、難聴児が持ってこれたら「会話に問題がないから大丈夫!」とことばが抜けていることに気づかない事が多いんですね。

今回はあくまでも簡単な例ですが、多くのことばがこうして抜けていきます。


小学校になると、親御さんはどうしても勉強が出来ないことに目がいってしまい、教科学習をやらせがちになるのですが、そもそもの「ことばの土台」がないと、勉強も理解できません。
デフサポでは、かならず難聴児の抜けやすい、ことばの土台作りと、生活面の両方をバックアップできるようにしていきたいと感じています。

現状、出している教材もそうなのですが、開発費が大幅にかかり、どうしても親御さんの負担が大きくなってしまいます。教材の開発費を皆さんに支援していただくことで、少しでも親御さんの負担を減らしていきたいという思いから今回初めてのクラウドファンディングをやらせていただいております。


私自身、生まれつき全く耳が聞こえておらず、補聴器をつけても人の声は聞こえません

これまでずっと大阪生まれ育ちで、大学で心理学を専攻後、一般採用で入社したソニー株式会社で、人事として7年間勤務しています。仕事に、プライベートにと充実していた人生を過ごしていた矢先、生まれてきた長女が50万人に1人の骨の難病のある、障害児でした。

ただでさえ聞こえない私に、なんで障害のある子どもが生まれたんだろう…。とショックでショックで毎日泣き崩れる日々でした。そうしたショックが落ち着いて、通い始めた療育施設や教育の選択肢がとにかく少ないんです。これ以外の道はないの?!というくらい。

改めて、障害児や、難病児には選択肢が少ない…。ということを思い知らされました。

難病児についてはまだまだ知らないことだらけだけど、「難聴」については自分自身が分かることもたくさんあるし、幼稚園から大学までずっと一般校ですごしてきた、私の経験も役立てられるかもしれない。という想いで情報発信と現場を見に行ってみました

そうして現場を見ていくと、想像以上に、行政や福祉面で様々な課題が多く蓄積しており、親御さんたちがどうしたらいいのか分からず、右往左往していました。

「このままじゃだめだ!」と充実していた会社を辞めてでも、「ことば」の獲得の課題と、情報が足りていない課題を根本的に解消していかないと…と思い、デフサポを立ち上げ、親御さんからの要望もあったことから、「カウンセリング」と並行して「ことばの教材」を作り始めました。

デフサポでは、代表であり、かつ当事者である牧野と、言語聴覚士などの専門スタッフ、当事者の親、学校教諭など多種多様のメンバーでチームを組んでいます。<デフサポでは以下を中心に実施しています。>ホームトレーニング教材のデフゼミ(1歳半〜6歳)
・聴覚障害のお子様を持つご両親向けのカウンセリング(380組)
・親の会や、当事者に向けた勉強会
・きこえとことばの教室やろう学校での
企業向けのダイバーシティ・コミュニケーションについての講演やチームビルド研修

今回は、新しく始める小学生向けのホームトレーニング教材での支援をお願いしたく思っております。

すべて小学校1年生半期分(6ヶ月分)の教材のものとなります。
全体構成とフレームワークの作成:15万円 ※
教材全ページ制作費:53万円 ※
各種デザイン制作費:13万円
備品・消耗品費:5万円
goodmorning手数料:14万円(14%)

※追記
【セカンドゴール200万達成時の内訳】
※今回は、教材の4月〜9月の半期分だったため、
200万円を目指して、10月〜3月の後半部分に充てたいと考えています。

・全体構成とフレームワークの作成:15万円 →30万円※
・教材全ページ制作費:53万円 →122万円※
・各種デザイン制作費:13万円→20万円
・備品・消耗品費:5万円
・goodmorning手数料:14万円→28万円(14%)

募集開始:3月1日
募集終了:3月31日
購入者への教材配布:4月20日発送

◆メールとコラムで御礼
→代表の牧野より心の込めたメールと、難聴についてのコラムを一本お届けします。

◆HPのサンクスページにお名前を掲載
→サンクスページに頂戴したお名前を掲載させていただきます。

◆教材お披露目会&事業報告会
→教材を実際にみていただき、またそれと並行して事業報告も実施致します。
開催場所は関東・関西中心になりますが、オンラインでの開催機会も設けます。
また、報告会に参加しない方にも、デフサポがどんな事業をしているか、またどういった課題を解決したいのかといった事業について詳細を記載したパンフレットをPDF、もしくは郵送で送らせていただきます。
※郵送希望の方は、郵便番号や住所、お名前などを備考欄にご記載くださいませ。

◆お客様の声と、教材見本、事業報告パンフレットのセット
→教材を使用してくださっているお客様(ジュニア、ベビー、トドラー含む)の声や使用したあとの経験談と、事業報告パンフレットを送らせていただきます。

◆ジュニア教材購入コース(小学生向け教材)
小学生の難聴児を持つ親御さん限定となります。
※メールなどでお子様の言語チェックなども行わせていただきます。
4月20日以降教材を配信していきます。3ヶ月、6ヶ月コースの2つをご用意しております。

◆代表の講演(ことば・難聴等)
→これまで学校、言葉の教室や、聴覚障害児を持つ親の会、その他多くの地域で実施してきた”ことば”や”難聴””セルフアドボカシー”などについての講演を致します。詳細については希望をお伺いしながら決めていければと思います。

◆代表の研修(就労継続・チームビルド等)
→障害者の社員がいるチームに対してのチームビルド・コミュニケーション研修や就労継続を行うための支援、その他障害者採用についてのコツやポイントなどについて研修を行います。詳細については希望をお伺いしながら決めていければと思います。

ろう学校に通わない難聴児には、行政からのサポートがありません。
地域の一般校に通う難聴児には、聞こえる人しか周りにいないので、共感する場所や相談できる場所がありません。
親も、聞こえるからこそ、どう対応したらいいのかわかりません。


デフサポの教材を通して、ことばの力の土台ももちろんですが、同じような悩みを持つ仲間と繋がったり、わあ、先輩もこんなことで悩んだんだなあ…と安心してもらえるような場所をつくりたいと考えています。

Youtubeでも色々と難聴について配信していますので興味のある方はぜひ見ていただけると嬉しいです!

みなさん、ぜひ今春からの小学生向けの通信教育教材開発に力を貸して下さい!


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