§1 はじめに・ご挨拶

こんにちは。GOKIGEN Nippon 代表の北原太志郎です。
私たち GOKIGEN Nippon は、「100年先も、凛としてたくましく ゴキゲンな日本を。」というビジョンを掲げて、日本を旅して生き様を学ぶ、舞台創作プログラムの実現に向けて活動しています。


日本各地、7つの小さな集落への旅を通して、歴史や自然、人との豊かなつながりをもつ方々に出会い、暮らしに息づく日本のこころを感じ取っていく。そして受けとったそのこころを、歌と踊りと芝居に乗せて社会に伝えることで、日本のこころを持った若者を育んでいきたいと考えています。

「地域で受け取る日本のこころ」ーーそれは過去と未来への意識を持ち、自然の恵みに感謝をし、周りの人との共創を大切に自律して生きる姿・あり方です。自分を取り巻く時間・空間・人間とのつながりへの意識と感謝、ここにまさに循環する社会があり、これからの時代に欠かせないサステナビリティの種が詰まっていると考えています。


この取り組みを100年間続けることで、日本のこころを100年先まで届けていきたいと考えています。100年という年月は約3世代。祖父母の時代から受け継いだものを、自分の子や孫に受け渡していく。そのイメージができる月日が100年だと考えています。想像力を働かせて、今の日本にある大切なこころを、100年先の世代に届けていきます。


§2 このプロジェクトで実現したいこと

このプロジェクトでは、「舞台創作プログラム Discover8」の実現に向けた第一歩をスタートさせたいと思っています。

具体的には、
①舞台作品の脚本制作
②舞台作品のテーマソング/踊りの制作
③プログラム構想発表&交流イベント「GOKIGEN祭り」の開催

を行いたいと考えています。

地域への旅で出会う、たくさんの生き様や考えるきっかけや感じること。これらがぐっと心をつかんで離さないのは、「ナマモノ/live」で出会ったものたちだからだと思います。だからこそ、受けとったものを伝えていく方法には「ナマモノ/live」を選びたい。伝えたい世界観を、ストレートに、力強く表現するために、歌や踊りや芝居を詰め込んだ、和調のミュージカルを創作していきます。


舞台作品のテーマは「日本のこころ」を表現すること。自然の恵みに感謝をし、過去と未来への意識を持ち、周りの人との共創を大事に自律して生きる姿を、ゴキゲンに描いていきたいと考えています。

そしてそのあり方は、地域にいないとできないことではありません。キャスト一人一人が、そしてその舞台を観てくださったお客様一人一人が、自分の生きる場所で空間・時間・人間とのつながりへの意識と感謝の想いを持って生きていこうと、ゴキゲンな笑顔で会場を後にする、そんな作品を創っていきたいと思っています。

【プログラム内容】

「Discover 8」とは

「8」は古代日本で聖なる数字で、日本そのものを指す「八島、八洲」に使われている数字。「Discover 8」とは、自らの脚とこころを使って日本を発見するという意味。

また、旅先の7地域のあり方だけでなく、そこに(8つ目としての)自分自身のあり方を加えてはじめて日本が立ち現れてくる、という意味合いも込めています。

【STAGE1】旅

30名のキャストが全国7つのパートナー地域に分かれて訪ね、各地域の方々との交流や文化体験を1泊2日~2泊3日で行います。各地の伝統芸能や神事・祭り、農作業などを体感し、暮らしの中で紡がれてきた知恵や技、言葉に触れ、地域に息づくこころを感じ取っていきます。


【STAGE2】ワークショップ
旅を通して地域に生きる方々の暮らしのあり方から感じたことや学んだこと、受け取った言葉を共有し語り合います。体験を振り返り、仲間と対話を重ねることで、自らの気づきや学びを内観していきます。この日本で「いかに生きるか」の本質的な問いかけをし、自らの生き方を探る時間です。

【STAGE3】舞台表現
「日本のこころとは?」を現代社会に問う舞台作品を、毎週土日を中心に稽古を行っていきます。旅で得た地域に息づく言葉や、ワークショップで探った自らの生き方をメッセージとして作品に織り込み、完成に向けて命を吹き込んでいきます。プログラムの集大成として、都内劇場から和調ミュージカルとしてキャスト全員で社会に発信していきます。



【こんな方々にご参加いただけたら】

現代社会はモノや情報、サービスが爆発的に増え、ともすると過度な他者依存や没個性化、「自分以外は他人事」という風潮を生み出しかねません。また、バーチャル社会、グローバリズムの過度な進行は、温かみの少ない刹那的な社会生活や、単色で画一化された世界を生み出しかねません。

そうした現代社会において、本来の自分らしさを取り戻し、嘘偽りや飾ることなく「裸」の自分をさらけ出せる、家庭や職場以外の場を求めている人々も多いと感じています。

会社勤めをスタートしたものの人生にマンネリを感じ始めて第2の人生を歩みたいと考えている20代の方や、過去に仲間との熱い共同活動の経験があり、仕事以外にも再びそうした刺激や感動を求めている30代の方、子育てにも慣れてママ友以外の新たな人間関係や自己成長の場を求めている若いお母さんたち。

そんな方々が、「個」としての人間性を思い切り発揮できる場温かみのある新たな人間関係を築ける場自分らしく主体的に生きることを仲間と共に探れる場として、家庭や職場以外の「サードプレイス」として本プログラムを提供したいと考えています。


【生み出したい価値、変化】

プログラム参加者(キャスト)には、「生モノだからこその感動」を呼び起こしていただきたいと考えています。

3つのSTAGEに共通するのは「ライブ(生もの)」という点。具体的な地域の暮らしに触れ、そこに生きる方々との生の交流から生まれる感動。キャスト同士の生の対話から生まれる学びと深め合いの感動。生身の人間が全身を使って懸命に演じるライブ感満載の舞台から生まれる感動です。

感動をベースにしたプログラムを通じて、日本という土壌を知り、そこで育つ自分という種を知り、そこから何を咲かせるのかを探る、確かな軸と未来への志をもった次世代を育んでいきます。そのことは、生身の人間同士がつながる豊かさを感じ、「自分以外も自分事」と捉えて、他者と共創し自律した若者たちが生きる社会の創造につながると考えています。

そして、リアルで持続可能な社会を生み出し、地球上で日本が日本らしくあること(ローカリズム尊重)による多様性あふれる世界の出現に寄与すると考えています。


§3 プロジェクトをやろうと思った理由

「日本とは何か」「日本人とは何か」———
この2つの問いが20代の私の中で頭をもたげ、以来この答えを見つける旅の途上にあります。

「日本人として生き、日本のこころを未来へ届ける」。30代で見い出した人生のこのミッションを達成するために、本プロジェクトの実現に向けて人生を賭けたいと思っています。

長野県松川町にある350年の歴史ある古民家で生まれ、間もなく東京へ移住。都会生活を享受していた20代半ば、故郷の伊那谷に息づく大鹿村の「大鹿歌舞伎」と、清内路村(当時)の「秋季例祭奉納煙火」に参加、いわゆる地域の伝統芸能に初めて触れました。

両者に共通するのは、300年以上の伝統を誇り、村びと自身が主役となり、神への奉納を謳っていること。そして、地域の老若男女にとって、アイデンティティを醸成し、絆を確かめ合う大切な機会となっていること。

祭りの現場で感じたのは、こうした時空間が存在していることへの驚きでした。都会の生活に慣れた自分にはあまりに新鮮すぎる光景で、まるで宝物を発見したかのような衝撃と興奮を抑えることができませんでした。日本の片隅で「日本」を全身で感じ、「日本人」としての自分を意識した瞬間でした。

その後、2005年の愛・地球博で新日本館で上演された群読叙事詩劇「一粒の種」を観劇し、日本人性を喚起する舞台の面白さに触れ、若者が地域社会との実体ある交流を通して関係性を構築しながら「日本のこころ」を掘り起こし、舞台芸術を通して世にメッセージを発信するプログラムの開発は、社会的意義があると考えるに至りました。

以来、実験的な試みとして阿智村、大鹿村にて、地域の方々と都市部在住の若者との交流プロジェクト「もざいくプロジェクト」を5年間にわたり実施し、社会的なニーズと意義を感じてきました。2018年に「もざいくプロジェクト」を拡大発展させる形で、日本各地への旅を通して、若者が生き方を探る舞台創作プログラム「Discover 8」の構想を生み、現在に至っています。

毎年参加者を変えながら、100年間続けることで、100年先の世界に日本のあり方、日本人のあり方の片鱗を伝えていきたいと考えています。


代表北原がGOKIGEN Nipponを興したきっかけ、日本・地域への想いについては、こちらのインタビュー記事もご覧ください。
https://note.mu/gokigen_nippon/n/n3039d79de899


§4 これまでの活動

GOKIGEN Nippon では2018年4月から旅×舞台創作プログラム「Discover 8」の構想を練ってきました。
実際にプログラムとして実施する前のプレ企画として、2018年〜2019年にかけて、①旅企画、②旅語り、③百年踊りの3つの企画を実施してきました。

①旅企画

全国7地域の集落をパートナー地域とし、農作業やお祭りのお手伝い、地元の方々との交流を重ねています。どの地域も、凛としてたくましく、ゴキゲンな空間・時間・人間を持ち合わせた魅力の詰まった地域です。地域の方々がどのような想いを持ってその土地で暮らしていらっしゃるのか、目指していらっしゃることや地域の魅力を、訪れるたびにたくさん教えていただきました。

▼実施した7つのパートナー地域への旅企画(リンクは最新の旅企画)
・新潟県の佐渡:2018年6月、9月、11月、2019年4月、8月
https://facebook.com/events/2408707912525269/?ti=icl
・富山県の利賀:2018年5月、2019年5月
https://facebook.com/events/2126350150817741/?ti=icl
・福島県の奥会津:2018年7月、2019年5月、9月
https://facebook.com/events/1082159535508430/?ti=icl
・長野県の遠山郷:2019年12月
https://facebook.com/events/783662675397251/?ti=icl
・島根県の東出雲:2018年11月、2019年11月
https://facebook.com/events/470829520187141/?ti=icl
・愛媛県の蔣淵:2018年11月、2019年5月、8月、11月
https://facebook.com/events/2466340366931194/?ti=icl
・福岡県の糸島:2019年5月、8月

 


②旅語り  

旅企画に参加した人が、旅先で感じたことを東京でシェアするワークショップ「旅語り」も開催しています。地域の魅力、出会った方、お伺いした話や心に残った言葉を、写真や映像を交えてお話しています。また「GOKIGEN Nipponからの問いかけ」をし、地域で感じたことを参加者の皆さんも一緒に考えて共有する時間も設けています。

▼実施した旅語りワークショップ

・春旅の旅語り:2019年6月、奥会津・利賀・蔣淵を紹介
https://facebook.com/events/2271875909796295/?ti=icl
・夏旅の旅語り:2019年9月、佐渡・蔣淵・糸島を紹介
https://facebook.com/events/487202731840035/?ti=icl


③百年踊り 

舞台創作の第一歩としてGOKIGEN Nipponのテーマダンスを、水城賢二さんに作曲、R-ART-WORKSの吉田快さんに振付と踊りの指導をしていただきました。団体のビジョンを表現した「凛としてたくましく ゴキゲンな」踊りとなっています。20名ほどの踊り手が月一回、約半年ほど練習を重ね、2019年に3度の発表の機会をいただくことができました。

▼百年踊りの発表の場

・大山千枚田 棚田夜祭り:2019年10月(千葉県)
https://www.facebook.com/775817252549771/posts/1719282321536588?sfns=mo
・市場祭り:2019年11月(長野県)
https://facebook.com/events/763327990793707/?ti=icl
・GOKIGEN祭り:2019年12月(東京都)
https://facebook.com/events/2577896555622864/?ti=icl


§5 資金の使い道

クラウドファンディングでいただいた資金は、すべて GOKIGEN Nippon の活動のために使わせていただきます。具体的には「Discover 8」実現の第一歩としての①舞台作品の脚本制作費②舞台作品のテーマソング/踊りの制作費、そして③プログラム構想発表&交流イベント「GOKIGEN祭り」の運営費(https://www.facebook.com/events/2577896555622864/ )に使わせていただきます。また、これら舞台創作の根底で大事にしている想いや気づきをいただいております、地域の方々への御礼としても使わせていただく予定です。

今回のクラウドファンディングで同じ志を持つ方々の協力を得ることで、共に日本のこころを、ゴキゲンさを、100年先まで届けていきたいと思っています。

みなさまのご賛同、ご協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。


§6 リターンについて

【代表からのお礼メッセージ】:3,000円

【代表からのお礼メッセージ+GOKIGEN Nipponオリジナル手ぬぐい】:5,000円
手ぬぐいのサイズは長さ90cmx幅35cm

【古民家暮らし半日体験】:10,000円
350年の歴史がある、GOKIGEN Nippon代表 北原の生家をご案内し、囲炉裏での語らいや薪拾い、竹細工、蔵探検など古民家でのんびりと過ごしていただきます。

・所在地:長野県松川町(高速バスで新宿から3時間半、名古屋から1時間半)
・GOKIGEN Nippon代表 北原がコーディネートします。
・体験可能期間(2020年4月~10月)
・現地までの交通費は別途ご負担ください。

【地域の食材セット:1商品】: 10,000円
次の中からご希望の商品を1つお選びください。
① 佐渡:「加茂湖産の牡蠣」
AかBのどちらかをお選びください。
A 剥き身(150g×4袋)、B 殻付き(12個前後)

② 利賀:「山の幸詰め合わせ」
利賀豆腐1丁、栃餅(のし4切)1袋、赤かぶ漬(200g)1袋、万葉そば、伯爵カボチャ(400g)、行者にんにく(味噌漬)、なんば味噌、うど醤油漬けなど

③ 東出雲:「畑干し柿生産組合の干し柿」
贈答用/箱入り 10個入り

④ 蒋淵:「真鯛の一夜干し」
切り身1片(70g)×8袋

【地域の食材セット:2商品】: 20,000円
次の中からご希望の商品を2つお選びください。
① 佐渡:「加茂湖産の牡蠣」
AかBのどちらかをお選びください。
A 剥き身(150g×4袋)、B 殻付き(12個前後)

② 利賀:「山の幸詰め合わせ」
利賀豆腐1丁、栃餅(のし4切)1袋、赤かぶ漬(200g)1袋、万葉そば、伯爵カボチャ(400g)、行者にんにく(味噌漬)、なんば味噌、うど醤油漬けなど

③ 東出雲:「畑干し柿生産組合の干し柿」
贈答用/箱入り 10個入り

④ 蒋淵:「真鯛の一夜干し」
切り身1片(70g)×8袋

【GOKIGEN旅企画の参加チケット】:50,000円
GOKIGEN Nipponが主催するゴキゲンな旅企画にご参加いただけます。
いずれも地域の伝統芸能を間近で体感でき、地元の方々とのディープな交流が待っています。もちろん美味しい地元料理も!

次の中からご希望の旅を1つお選びいただき、番号を備考欄にご記入ください。

①利賀の春祭り
●日程:5月4日~6日(2泊3日)
●訪問地:富山県南砺市利賀村
●伝統芸能:獅子舞
●概要:利賀村は富山県の南西部に位置し、標高1,000mを越える山々に囲まれた人口500人ほどの小さな村。春に村内各地で行われる「獅子舞」は江戸時代から続く伝統的なもので、五穀豊穣など諸々の思いを込めて、笛の音、太鼓の響きにあわせて獅子舞があちこちで盛大に行われます。「獅子舞」のお手伝いをさせていただきながら、春の訪れを一緒に喜び、この地に息づく大切な想いを受け取る旅です。

②蔣淵のトントコ踊り
●日程:8月12日~14日(2白3日)
●訪問地:愛媛県宇和島市蔣淵
●伝統芸能:トントコ踊り
●概要:蒋淵は宇和島市中心部から西へ車で1時間、海に突き出た小さな半島のさきっぽにある海と空が美しい静かな港町。人口約300人のこの集落で行われる「トントコ踊り」と呼ばれる盆踊りに参加させていただきます。全国でも珍しく、海に舟2艘を横に並べて舞台を渡し、航行しながらの船上盆踊りです。地域の方々のトントコ踊りにかける想いに触れ、港町ならではの世界観を肌で感じる旅です。

※詳細は別途ご案内いたします。
※現地までの交通費と宿泊費は別途実費になります。
※GOKIGEN Nipponのスタッフがコーディネートします。


§7 実施スケジュール

来年度は、今回いただきましたご支援を踏まえて、旅×舞台創作プログラム「Discover 8」の第1期を実施したいと考えています。参加者募集の説明会を4月から随時行っていく予定です。また旅企画や旅語りイベントへの単発参加等も受け付けています。

詳細は、下記Facebookにて情報を随時更新していきますので、どうぞご確認ください。

▼GOKIGEN NipponのFacebookページ
https://www.facebook.com/gokigen.nippon/

§8 最後に

「凛々しさ、たくましさ、ゴキゲンさ」

これは日本各地で出会った、その地に愛情と誇りをもって生きる人々の姿そのもの。
これからの時代を担う若者が受け継ぐべき生き様がそこにあると信じています。

祖父母が生まれた100年前、そして孫が生きる100年先の世界。
前後1世紀を背負う責任と使命をもった若者が、ゴキゲンに生きる日本を創っていきたいと思います。

まだまだ小さな一歩を踏み出したばかりですが、皆様のご支援、ご協力をいただき、力強く歩みを進めて参ります。
どうぞよろしくお願いいたします。


※本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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