兵庫県出石の日帰り温泉「乙女の湯」。観光客や住民の憩いの場でしたが、来場者の減少により昨年廃業…「また温泉に入りたい」「乙女の湯を残したい!」と、地域とベンチャー企業がタッグを組み【グランピング施設】として復活に挑戦!皆様ご支援よろしくお願いします!

プロジェクト本文

皆さん初めまして!関西を中心に宿泊業を営んでおります、天川洋介(あまかわ ようすけ)と申します。
たくさんのプロジェクトの中から、興味をお持ち頂き、ありがとうございます!


私が代表を務めている株式会社キリンジは、『民間事業による地方創生』がモットー。現在約150室の宿泊施設のプロデュース・運営管理を行っています。
地域資源の破壊を伴うホテル建設などではなく、古民家など既存の建築物の再生利活用などにフォーカスしています。

昨年11月には南海電鉄さん、NOTEさんとの協業により、大正14年建築の近代化産業遺産である無人駅「高野下駅」をリノベーション。関西初となる駅舎ホテル「NIPPONIA HOTEL 高野山 参詣鉄道 Operated by KIRINJI」(和歌山県伊都郡)を開業しました。

「乙女の湯 廃業」の記事からすべては始まった

私たちの事業エリアである兵庫県において、豊岡市出石(いずし)の日帰り温泉施設「乙女の湯」の廃業が発表されました。昨年7月のことです。

個人的な話ですが、僕はバイク旅が趣味で、出石を訪れたことがあります。風情ある城下町と、美しい円山川(まるやまがわ)のイメージが強く残っていました。直感的に、宿泊施設と組み合わせることでの事業存続の可能性を感じ、気がつけば豊岡市に問い合わせをしていました。

その時対応して頂いたのが、行政の担当官の大岸氏。
やりとりを進める中で、乙女の湯の存続に対する彼自身の想いや、地元の方の願いを強く感じました。

現地で触れた乙女の湯の魅力と課題

出石の城下町のはずれ、美しい山間に「乙女の湯」はありました。
やや老朽化は見えるものの、温泉施設としては珍しい木造の建物も魅力的。最初に訪れた当時はまだ営業中でした。

「乙女の湯」は2005年完成の木造平屋建て。建築面積は約580平方メートル

現地で大岸氏からお話しを伺うなかで、05年のオープン以降、住民の方が中心となって運営していたこと、ここ数年赤字経営となり再開の目途が立っていないこと、経年劣化による修繕が必要なことなどの課題を知ります。

泉質・動能はナトリウム・炭酸水素塩。なめらかな肌ざわりと保湿の高さが人気で「美人の湯」と呼ばれていた

私も実際3回ほど入浴しましたが、温泉好きとして泉質もかなり良好だと感じました(多少ひいき目はあるかも知れません笑)。「乙女の湯」グーグルマップ

乙女の湯を復活させ、豊岡・出石の町を元気にしたい

兵庫県の北部に位置する豊岡市は、日本で最後の野生のコウノトリの生息地として知られています。素晴らしい自然に恵まれ、観光地として有名な城崎(きのさき)もあります。

出石は、その豊岡市の南部に位置する人口1万人ほどの小さな町。「但馬の小京都」とも呼ばれる歴史ある城下町の景観と、出石そばが有名です。

数々の良質の「温泉」、久美浜や竹野浜などの美しい「海」、神鍋高原でのスキーをはじめとする「山」のアクティビティ、但馬牛などの優れた「食材」・・・エリアとしての魅力は十分です。

出石の観光名所の城下町。時計台のある辰鼓楼〈大手前通り〉は明治4 年の建築物今でも出石には日中多くの「但馬観光」の人々が訪れます。しかし、実際には滞在時間が平均2時間の、通り過ぎる観光の町。夕方には閑散としています。

乙女の湯を「旅の目的地」にしてもらえるほど魅力的な宿泊施設として復活させ、出石を「泊まりでゆっくり楽しむ町」へと変える。
それが私たちの目指す「民間事業で地方創生」です。

『温泉付きグランピング宿泊施設』で、地方創生の足がかりに

乙女の湯の赤字を埋め、収益事業化する。
そこには単なる宿泊施設以上の、新しい価値を生まなければなりません。そこで乙女の湯を、温泉付きグランピング宿泊施設として再生することを計画しました。

グランピングとは、ホテル並みの設備やサービスを利用しながら、自然の中で快適に過ごすキャンプのこと。テント設営や食事の準備も気にしなくて済むため、近年幅広い年齢層に人気です。

グランピングイメージ。乙女の湯の温泉と、大自然でのアウトドアを楽しめる

乙女の湯周辺は、視界の開けた野山が広がり、浅瀬の川が流れ、遊歩道もありました。グランピングの場所としては申し分ありません。しかも温泉も楽しめます。

飲食テナントなども兼ね備えた複合施設としてオープンさせれば、大人も子どもも楽しめる場所になる!そうすれば、きっと遠くからも人が足を運んでくれるはずだ!と考え、早速プランを練り始めました。

食事はバーベキューをはじめ、レストランから持ち運んでも楽しめる

乙女の湯を含むグランピング施設のイメージ図

2019年10月、豊岡市が乙女の湯の民間譲渡事業者を公募したので、迷わず応募。
無事当社が譲ってもらえることになりました。

結局、応募したのは私たちだけだったと後で知りました。それだけのリスクがある証だと気持ちを引き締め、本格的に実行に乗り出しました。

1月7日に行われた記者会見にて、乙女の湯復活のプランをご説明しました(豊岡市役所にて)

行政担当の大岸氏(左)と。「地元のためにやってやるぞ!」と献身的にサポートして頂き感謝の日々

地域の方と心をひとつに、復活へ向けてスタート

乙女の湯を譲り受けることが決まる前後で、何度も豊岡に足を運び、地元の方とお話を重ねました。
優に20回くらい、片道2時間半かけて通い詰めています。

当初は、「本当に出石でこんな壮大な施設ができるの?」という声もありましたが、通うたびに賛同をいただくようになりました。復活を願う皆さんの想いの強さを実感し、これは何としても成功させねばと、私の想いもどんどん強くなりました。

「乙女の湯の復活をぜひお願いします!」地元の皆さんの想いを受け取りました

【温泉、グランピング施設について】

・温泉館は改装してレストランを拡充する。
・入浴料は以前と同額の大人500円、子ども300円を予定。温泉のみの使用も可能。
・グランピング施設は隣の空き地にテント30張りとデッキを新設予定。
・グランピング利用料は1人4000円(閑散期の素泊まり)から3万円(繁忙期で2食付き)。
・2020年3月末にプレオープン、本格的なオープンは4月29日を予定。
・施設年間の利用者は1万人(1~2月は休業)、売り上げは2億円を見込む。

テント内には最大6人のベッドを準備予定。野外でも室内のように快適に滞在できる

グランピング施設 夜のイメージ
【お金の使い道】

・乙女の湯 建物の屋内外の修理費用
・グランピング施設および周辺環境の整備費用
・総事業費は約8000万円。うち500万円をクラウドファンディングで公募


地域が手を取り合い、明るい未来をつくる

現在、出石に観光に来た方の滞在は平均2時間と言われています。乙女の湯を新しく復活させ、城崎温泉や天橋立(京都府)を周遊する拠点にして、相乗効果が得られればと思っています。ゆくゆくは、豊岡市内で「まちに広がる分散型ホテル」のプロジェクトも計画しています。

出石のように、町の未来のために頑張る地方が増えれば、日本はもっと元気になると信じています。今回の私たちの取り組みが、地域活性化のモデルケースとなれれば、こんなに嬉しいことはありません。

復活を誓う決起集会にて。地元の皆さんと手を取り合い、乙女の湯を復活させます!



このような経緯から、この度クラウドファンディングでご支援を募ることになりました。

新しい出石の未来を、皆さんと一緒につくっていきたい。その想いで走り出しました。私にとっても、社運をかけた一大プロジェクト。何が何でも、必ず成功させたい。昔以上に賑わう「乙女の湯」を皆さんと一緒に見たいです!!

ご支援・ご協力どうかよろしくお願いいたします!

キャンプファイヤー https://camp-fire.jp/
株式会社キリンジ ホームページ https://kirinji-corporation.jp/  

Image by kannabe 5 sense

  • 2020/03/20 16:27

    この度はプレオープン延期により、ご支援頂いていた多くの皆様、関係者の皆様に、直近での予定変更など多大なご迷惑をお掛けして、大変申し訳ありませんでした。プレオープンは4/18(土)に変更になりました。CAMPFIREの宿泊ご購入分は、全額返金、もしくは日程スライドどちらかお選び頂く形で対応させて...

  • 2020/03/19 19:16

    まだ少し頭整理出来てませんが、取り急ぎ 温楽ノ森、3/25に予定していたプレオープンが延期になりました 想定外の工事トラブルが重なり、対応しようにもコロナで入ってこない資材があり、手を尽くしましたが先程詰みが確定してしまいました CAMPFIREでご支援ご購入頂いた方々、春休みに計画し て頂い...

  • 2020/03/02 13:56

    支援総額300万円突破!3,010,000円となりました!285名の支援者の方々に感謝申し上げます施設の梅の花も咲きはじめ、出石にも春の足音が聴こえてきました施設のリニューアルも着々と進んでおりますプレオープン時には未完成部分も残りますが、新しくなった乙女の湯、そして新設される温楽ノ森をお楽し...

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