「ばあちゃん食堂をつくりたい!」


こんにちは。うきはの宝株式会社、代表の大熊みつるです。

ご報告が遅れました!先週末にクラウドファンディング「ばあちゃん食堂オープンを!」プロジェクトをクラファン開始1週間で目標額の1,200,000円を達成することが出来ました。
ご支援くださった皆さま、シェアや情報の拡散、紹介の記事を書いてくださった皆さま、おかげさまで早々に目標額に到達することが出来ました。ありがとうございます。

皆さまから頂いたご支援で、ばあちゃん食堂を福岡県うきは市吉井町の鏡田屋敷にてオープンの準備をさせて頂きます。

またクラウドファンディングを通さずに、多数の方が直接ご支援に名乗り出てくださり資金を送ってくださいましてありがとうございます。個人の方、そして協賛に名乗りをあげてくださった企業様ありがとうございます。資金以外でもお皿やテーブル、暖房器具などの物品や設備を提供してくれた個人の方、店舗オーナー様、すごく助かってます。大切に使わせて頂きます。



ネクストゴールは、1,500,000円です。
このゴールを目指し、到達したらうきは市内全域に新聞折り込みチラシを入れたいです。
まだまだ働きたいばあちゃんたちを募集しています。
ばあちゃんたちに届くように最適な新聞折り込みにします。
「100歳まで大丈夫!一緒に働きましょう!」と投げかけたいです。

皆さま、引き続きご協力よろしくお願いいたします。

福岡県うきは市の浮羽町・吉井町でばあちゃん食堂で働きたいっておばあちゃんの家族や親戚、お知り合いがいらっしゃいましたらお気軽にご連絡ください。



はじめに・ご挨拶


うきはの宝株式会社の代表取締役・大熊みつると申します。僕は、九州は福岡と大分の県境に位置する福岡県うきは市で、75歳以上のばあちゃんたちが働ける会社「うきはの宝 株式会社」を2019年10月1日を立ち上げました。

今現在は、ばあちゃんたちの昔ながらの手作りによる「おむすび」と「漬物」の卸売と、ばあちゃんの手料理のケイタリングを事業の柱としています。




山菜おむすび

一夜漬け

そして、来年2020年3月に「ばあちゃん食堂」オープンの準備をしています。
(※3月プレオープン、4月から本格的にオープン予定です)
ばあちゃん食堂は、僕たちが考えるばあちゃんたちが直接的にお客さんに触れ、交流し、ありがとうや感謝が生まれる、生きがいの最重要拠点として位置付けています。
この場を作ることで、働くばあちゃんたち、来店してくださるお客さん、サポートする僕たち若者がほっこりと幸せになる空間を作りたいです。

今まで、とにかくお金をなるべく使わずに小さく小さく始めましたが、
食堂オープンにあたって、皆様からの応援と支援をして頂くことで確実性と事業の加速度をあげていきたいです。どうかご支援のほどよろしくお願い致します。

開業予定地


福岡市内からどのくらい?
電車で
・「JR博多駅」から鹿児島本線・久大本線経由で60分(特急列車利用)
・「JR筑後吉井駅」前にタクシー発着所有り

西鉄で
・西鉄久留米より「吉井営業所」「うきは発着所」行きバスで約40分「吉井営業所で降車」。
吉井営業所より徒歩5分以内。

車で
・福岡都市圏より高速道路利用で約50分 ・大分自動車道 朝倉I.Cより車で15分 ・下道 福岡市内より約1時間30分(※交通状況により変動)




開業場所

毎週日曜日、週に一回のみの営業を予定しています。
昔ながらの由緒ある建物で、ばあちゃんたちによる昔ながらの温かい手料理「田舎のご馳走」を。



鏡田屋敷
幕末から明治時代初期に郡役所の官舎として建てられた、うきは市の指定文化財「鏡田屋敷(かがみだやしき)」。 時代を感じさせる風情のある白壁のお屋敷です。玄関の扉を開けた瞬間タイムスリップ?  襖で仕切られた、たくさんの部屋の間取りが不思議な感じでワクワク!部屋ごとの微妙な段差やデザイン。 下に15部屋、上に5部屋。迷路のようにつづく部屋・・・これも昔ながらの工夫のひとつ?  箱階段や家具、一つ一つに心打たれながら見学させていただきました。お気に入りは、 2階の開放感ある窓際で風を感じながらのんびり座って外の景色・日本庭園を眺める…最高です!
住所:福岡県うきは市吉井町若宮113-1



居蔵の館
うきは市吉井町の重厚な町並みを形成した土蔵造りのなかでも、完成度の高い代表的な居蔵家のひとつです。明治末期に建てられ、大正初期に改築された建物。
住所:福岡県うきは市吉井町1103-1

上記、候補地二箇所を日貸しで借り日曜日のみ営業するよう進めています。




うきはの宝株式会社についてですが、
会社設立の目的は、

75歳以上のばあちゃんたちの
・収入を増やす
・生きがいを持ってもらう、活躍してもらう

大きくはこの二つです。


福岡県うきは市の75歳以上のばあちゃんが、元気で身体は 動くが、国民年金の受給だけでは生活もままならない状況を解決したいです。
(※上記根拠は、うきは市の人口29,000人のうち、3,500人以上と直接対話による実態調査をしてきました。物凄く地道で時間は掛かりましたが、今もずっとこの対話と根拠が活きています。詳しいデータ下記に。)

なぜ、75歳以上のばあちゃんたちの働く会社を作るのか?
皆さんは、75歳以上のばあちゃんたちが働ける場所や働ける会社がどのくらいあるか、ご存知でしょうか?
僕の住む地域では、ほぼゼロなんです。働ける場所も働ける会社もありません。  

「75歳以上のばあちゃんたちが働ける会社を作る必要がある」
と思って実際に実行しました。


なぜ?ばあちゃんなのか、なぜ?ばあちゃんたちが働ける会社を作ったのか?

必ずと言っていいほど、多くの方から言われるのているのが、なぜばあちゃんだけの会社なのか?じいちゃんはダメなのか?と。
まずは、ばあちゃんたちが働ける会社を軌道に乗せて、それからじいちゃんが働ける会社を作ります。
それと、なぜばあちゃんの会社が先なのかは、僕自身にばあちゃんに対する並々ならぬ想いがあります。

それは遡る事10数年前、20代の頃バイク屋になることを夢見て、何の因果か大きなバイク事故を起こしてしまいました。自損事故で誰かを傷つけることはなかったものの、大きな怪我を負い5回の手術、4年間に及ぶ入退院を繰り返し、長期入院を余儀なくされました。

働き盛りの20代というのに加え、利き手の右腕が治る可能性が未知数であり後遺症が残るとのことで、早い段階で夢であったバイク屋への夢は断念せざる負えませんでした。
今でこそ生きていて良かったと思えるのですが、当時は絶望的になってしまい長い入院生活の中で自暴自棄、無気力になりふさぎ込み完全に笑顔など失ってしまいました。
入院中の夜は危ないということで、僕と認知症のばあちゃんたちがナースステーションに並ばされました。


この時に出会った認知症のばあちゃんたちに心を救われる
ナースステーションで出会ったばあちゃんたちから、「あんたどこから来たとね?�」「名前は何て言うとね?」と聞かれ答えると、
次の日も「あんたどこから来たとね?�」「名前は何て言うとね?」と
毎日、毎日ばあちゃんたちが同じ質問をしてくるので、ふさぎ込んでしまったはずの僕もたまらず「ばあちゃんしつけぇーよ」と爆笑してしまいました。

この時に色んなことが吹っ切れて、笑顔を取り戻し前を向くことが出来るようになりました。
今の僕があるのは、ばあちゃんたちのおかげです。


プロジェクトを立ち上げた背景

私たちの地域のご紹介

僕の生まれ育ったうきは市は福岡県と大分県の県境に位置し、耳納連山の山々に囲まれ、筑後川が流れる自然豊かな田舎です。
大好きな町です。



素晴らしいうきは市ですが、問題もあります。その筆頭が、やはり「超高齢化」。
人口、そして若者が急激に減り、衰退・過疎化の一途を辿っています。さらにそこで私が直面したこと。

「元気なばあちゃんが、孤立していっている」

特に山間部では、もうお年寄りしかいないと言っても過言ではありません。
僕は故郷であるうきは市にUターンで帰ってきました。
10代〜20代後半に掛けて都会で夢を追っていましたが、あるキッカケがありこの故郷うきはに帰ってきてここで生を全うし、骨を埋める決意で暮らしています。


これまでの活動
実態調査


「ジーバー」高齢者無料送迎
実態調査するならば同時に高齢者のお困りごとや買い物難民の問題も解決したろと思い、高齢者無料送迎「ジーバー」を2019年6月より始めました。出動件数おおよそ450件、累計搭乗人数150人。
搭乗者の他にも行く先々でじいちゃんばあちゃんの友達を増やし、300人以上の友達が出来ました。

この活動プラス、市内ほぼ全ての自治協議会の会合や高齢者の集いの場に足繁く通い、高齢者との関わり合いを深めてきました。
この当時は今の会社はまだ立ち上げておらず任意の市民団体「わかもん」として年寄りと若者の関係性を深める仕組みを作ろうと動いていました。株式会社を設立した今現在も動いています。

このジーバーの活動では、ボランティアの為収益こそ生み出さないものの、いくつものヒューマンドラマを生み出しました。

【感動の再会】
今日も新たなドラマが生まれました。
60年ぶりの女学校以来の再会。
昔の村娘の頃までさかのぼる二人。
ジーバーで走り回っていたところ、最近は忙しくなっちゃって、ほぼほぼ利用者のばあちゃんたちには相乗りをお願いしてる。

基本初めましての初対面で、そこから友情が芽生えたなんてドラマが生まれてた今日この頃。
でも今日は、奇跡の再会に立ち会うことが出来て僕も幸せ。

相乗りの際に僕が紹介したところ「お姉さん」とばあちゃんが、もう一人のばあちゃんに近づいていく。知り合いなんか?と聞くと子供の頃、近所に住んでいて遊んでいた先輩後輩なんだそうな。

何年ぶりに会ったと?と聞くと60年ぶりだそうな。すげぇーよ!スケールがでけぇーよ!

二人は隣町に住んでるんだけど、意外に60年も会わないもんなんだなと思いつつも、ジーバーが感動の再会を呼び込みお互いに「死ぬ前にまた会えて良かった。みっちゃんのおかげや。それにしてもお互いに歳とったね」と言ってたが印象的だった。感動した。

【友情】
またある日は、予約が多過ぎて回りきれないので、利用者のばあちゃんたちは相乗りしてもらいました。
そしたら全く知らない者同士のばあちゃんたちが仲良くなって友情が生まれています!
これをドラマと呼ばず何がドラマですか!


【友情】
81歳のばあちゃんを車に乗せたんだけど、後部座席には他のばあちゃんたちが乗っていたので、前の席にどうぞと促したら運転席に乗っちゃった(笑)
しかも冗談じゃなくて真顔やった。
車を運転してた頃の癖や懐かしさで、運転席に乗ったのかと思ってたら、免許も取ったこと無いし運転もしたことないって。どういうこと!

その後、移動中にばあちゃん二人を乗せたんですが、話の流れでばあちゃんの一人が「あんた息子と同じくらいの歳かい?」って聞くもんだから「ばあちゃん、息子さん何歳かい?」って聞いたら70歳だってよ。どういうこと!
ばあちゃん自身は95歳って。見た感じ70代の超元気だった。
吉井町で開催されてる「生きがい教室」に行くんだって。うちも給料が出る生きがい教室やってますよって話したら興味津々でした。


おかげさまで多くの反響をいただき、毎週多くの方にご利用いただいています。

地元の新聞にも取材されました。


「公共でも福祉でもなく、一(いち)市民による」という想いは、うきはの宝株式会社立ち上げ後も変わりません。


ジーバー、そして高齢者が集まる集いの場や協議の場に積極的に参加して実態調査を進めてきました。


聞き取り調査

3,000人を超える市民の方に対話による聞き取り調査(※75歳以下の高齢者、じいちゃんや大人も含む)「身体が元気なら75歳以上過ぎても働きますか?」との質問に
多くの7割の方が、
75歳以上過ぎても身体が元気なら働きたいと、「働かざるを得ない」と答えました。
ここで重要なのが働きたいという前向きと働かざるを得ないという不安があることです。
僕も含め、75歳過ぎても働かなければ生活が出来ない、不安な時代になって来るんじゃないでしょうか。

また、該当の現在75歳以上のばあちゃんたち300人に同じ質問をしました。
6人に1人が働きたいと答えました。そして働きたくないの側では、働きたく無いのではなく私なんかが働けるところは無いやろということからの回答が多かったです。

そして、「働きたい、働かざるを得ない」との回答の理由は
・年金生活だけでは生活が苦しい
・買い物にも行けない
生活の困窮を目の当たりにしました。
年金プラスの月2〜3万円あったら生活が楽になるというのです。

月に2〜3万円の収入を増やしてあげれることを何とかできるんじゃないか、保護ではなく機会を作ることで。僕ら若者と協働で協力して働くことでそれを実現出来るのではないかと。


この状況に対して、シンプルに
ばあちゃんたちが 働ける会社を作りました。


起業前から起業するまでの取り組みを一本の動画にまとめて、YouTubeにアップしました。
動画は9分と長いですが、こちらを見て頂けると僕たちの想いとやろうとしていることが、少しでも伝わってくれるんじゃないか思い動画を制作しました。一度ご覧いただけると助かります。


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会社概要

うきはの宝株式会社
〒839-1402
福岡県うきは市浮羽町756 FLAT FORM
電話番号: 0943-76-9688
Mail: ukihanotakara@gmail.com
ホームページ: https://ukihanotakara.com
YouTubeチャンネル: https://youtu.be/h3dwFhiaYoE

若者:3名
ばあちゃんたち&ばあちゃんジュニア:9名

事業内容は、
ばあちゃんたちの「知財」知恵と特性を活かした商品とサービスを生み出します。
・ばあちゃん食堂
・発酵食品
・昔ながらの製法の漬物作り
・惣菜、おむすび
・編み物ブランド
・知財のアーカイブ化、映像コンテンツ
・ばあちゃんが次世代に教える教室
・ばあちゃんによる里山体験、グリーンツーリズム
を準備しています。




このプロジェクトで実現したいこと

ばあちゃんたちの知恵・技術(知財)を活かした「ばあちゃん食堂」オープンの実現を目指しています。

「ばあちゃん食堂」では、漬け物名人、郷土料理名人といったばあちゃんたち各人の特性を活かしたメニューを考案します。
ばあちゃんたちが直接的にお客さんに触れ、交流し、ありがとうや感謝が生まれる、生きがいの最重要拠点として位置付けています。
この場を作ることで、働くばあちゃんたち、来店してくださるお客さん、サポートする僕たち若者がほっこりと幸せになる空間を作りたいです。

コンセプトは、

「ばあちゃんたちが田舎から日本を元気にする!」
ばあちゃんたちの持つ「知財を次世代へ伝承する仕組みを作る!」です。


資金の使い道・実施スケジュール

ばあちゃん食堂オープンやオリジナル商品開発にあたっての冷蔵庫、炊飯器、パッケージング等の設備や什器(家具・食器)代金、材料費等に使用させていただきます。


いままでに329万円の資金を使用しました。
これからばあちゃん食堂オープンまでに241万円の資金を必要としています。
そのうち半分の120万円の支援・応援、ご協力をお願いしたいです。



最後に


地域の問題解決としてスタートしましたが、
この町で作る仕組みを他の地域、日本の各地方の田舎で、超高齢化で苦しむ町に持ち込みたいです。
僕たちの地域だけでなく、地方の田舎が元気になる可能性があると思います。

まずは、うきは市で地域のばあちゃんたちと若者で協力して働いて仕組みを作ります。今回の「ばあちゃん食堂」で行う取り組みを仕組み化することで、うきはと同じ問題を抱える他の地域でも活かしていただけると考えています。

まだ始まったばかりの事業ですが、皆さまにご支援とご協力をお願いしたいです。

<企業・事業主さまへ>

協賛金は「「協賛、広告費」として経費処理が可能です。領収書発行いたします。


<All-in方式の場合>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2020/03/26 10:00

     こんにちは。75歳以上のおばあちゃんたちが働ける会社「うきはの宝株式会社」代表の大熊みつるです。「ばあちゃん食堂プロジェクト」にご支援を頂いた皆さまへ。大切なお知らせがあります。福岡県うきは市吉井町の鏡田屋敷にて「ばあちゃん食堂」の4月オープンに向けて準備を進めて参りましたが、昨今のコロナウ...

  • 2020/03/05 21:52

    こんにちは。うきはの宝株式会社、代表の大熊みつるです。ご報告が遅れました!先週末にクラウドファンディング「ばあちゃん食堂オープンを!」プロジェクトをクラファン開始1週間で目標額の1,200,000円を達成することが出来ました。ご支援くださった皆さま、シェアや情報の拡散、紹介の記事を書いてくださ...

  • 2020/03/05 19:21

    こんにちは。うきはの宝株式会社、代表の大熊みつるです。主婦と生活社さんから取材依頼を頂きました。弊社、うきはの宝株式会社の75歳以上のおばあちゃんたちが働く取り組み、姿を取材されたいとのことでした。この時代に電話とお手紙による取材依頼で、すごく丁寧でなんだか感動しました。手紙の内容もうちの会社...

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