ご挨拶

初めまして、はしもと農園(株) 代表の橋本 俊と申します。


私たちは、形が同じことが「美しい」、虫食いがなくてきれいな形の野菜や果物が「高品質」とされることに違和感を覚え、「鮮度」&「美味しさ」という本質的な価値を追求してきました。

現在、新規就農者を育成することで仲間を増やしながら、持続可能な農業を展開しております。


弊社の既存ブランドである、6歳未満の子どもを持つ子育てママに向けて上質な野菜を提供する「やさしい野菜屋さん」に加え、この度最高級イノシシ肉を最高の状態で提供する「伊勢の国の秘境ジビエ」を立ち上げました。


なぜ農家がジビエを売るの?

野生動物の増加が社会問題になってきていることは、ご存知の方も多いと思います。

私たち農家も例外ではなく、常に獣害に悩まされています。

愛情注いで育てたお野菜たちをイノシシに食べられてしまうのです。

猟師さんに捕獲を頼んでいますが、狩猟場所の問題や猟師さんの人手不足で対応が追いついていないのが現状です。(昭和後期と比べて、猟師さんの人数は90%も減ってしまっているそうです!)


そこで、はしもと農園は猟師さんとコラボすることで、イノシシを駆除するだけでなく食肉として有効活用するプロジェクトを始めました。

里山の生態系を保全しつつ、地域の活性化につなげていきたいと考えています。

一流のハンター、一流のイノシシ肉調理師

ジビエ人気が高まっていきている昨今、私たちは考えました。

「お届けするのは最高級の猪肉でなくてはならない!」

「そのためには一流の技術でイノシシを狩り、最適な方法で猪肉を処理できる一流の猟師が必要だ!」


そんな折、弊社が有機野菜を納品している西洋レストランからの依頼でジビエを探すことになり、近隣の猟師さんから「同業者や飲食店オーナーも認める猟師がいる」とご紹介いただいたのが、佐野勝巳氏との出会いでした。

捕り方にこだわる

佐野氏は「けもの道」という狩猟人の専門誌によく登場する有名な猟師さんで、ジビエ料理店を営む料理人でもあります。

45年の猟歴のうち当初の10年間は英ポインター(鳥猟犬)による鳥猟に傾注。

その後の35年を猪猟一筋に取り組んできました。

佐野氏の狩猟は、銃猟オンリー。猟犬がイノシシの居場所を伝え、佐野氏が猟銃で眉間を狙って1発で捕獲します。稀に2発使うことにもなりますが、そこはご愛嬌…(笑)。

実は銃猟にこだわっていることに、最高級のイノシシ肉を提供するための秘訣があるのです。


狩猟には他にも「足くくり罠」「箱罠」などを使った罠猟もありますが、罠にかかったイノシシは当然逃げようとします。

この時、大量のアドレナリンが分泌され、あっちこっち身体をぶつけるので身体中に血だまりができます。

結果、完璧な血抜きができず臭みや硬さが残り、美味しくないイノシシ肉になってしまいます。

だからこそ、最高級のイノシシ肉を得るためには、一撃で仕留める銃猟が最適なのです。

さらに、銃猟でも、心臓を狙ったり、犬に噛みつかせては、食用として使えません。

一撃で眉間を撃ち抜き、的確に処理する佐野氏の技術と知識、さらに佐野氏が師匠から譲り受けた無駄に噛みつかない「鳴き止め犬」との強い絆が欠かせない要素なのです。


管理にこだわる

佐野氏のこだわりは、情報・品質管理にも及びます。

商品のラベル管理を行い、今までの猪猟記録を全てデータ化することで、いつ・どこで捕獲したかを明確にするトレーサビリティを実現しています。

また、保管状態も抜かりなし!

マイナス60度の低温殺菌と完璧な真空パックでイノシシ肉を最高の状態に保ちます。



伊勢の国の秘境ジビエ

最高級のイノシシ肉とは、南伊勢の秘境でドングリやシイの実をいっぱい食べ、ストレスなく育ったイノシシです。伊勢神宮のお膝下である南伊勢の秘境は、人がほとんど入らない自然豊かな最高のエサ場です。

冬の冷え込みは厳しいのですが雪は殆どありません。

また、南伊勢をとりまく山は高くなく、岩肌が多く起伏にとんだ地形のため、イノシシ達は年間を通じエサを求め自由に野山を走ります。

里山の豊かな恵みに育まれた健康なイノシシは、食用としても一級品。

そのイノシシを佐野氏が精密な狙撃で捕獲し、完璧な血抜き処理をすることで生み出される臭みがなく、柔らかい極上の肉

それが「伊勢の国の秘境ジビエ」なのです。



イノシシ肉が持つ本来の魅力

イノシシ肉は、栄養価が高くヘルシーです。

文部科学省「日本食品標準成分表2015年版」によれば、イノシシ肉は豚肉と変わらないカロリーと脂質ですが、鉄分4倍、ビタミンB12が3倍でコラーゲンも多く含まれています。

その他の栄養素でも、近年サプリメント等でも注目されている 還元型 コエンザイムQ10がイノシシ肉の赤身部位に豊富に含まれている事が分かりました。

その量は、その他の畜肉と比較して2倍以上と云われています。

※ 大手化学メーカー・カネカ、JA愛知厚生連足助病院 調査結果引用

 

前述の通り、一流のハンターであり、一流のイノシシ肉調理師である佐野氏とコラボした「伊勢の国の秘境ジビエ」は、一般的なイノシシ肉のイメージからかけ離れた美味しさを誇ります。

弊社が主催した試食会に参加したシェフの方々にも、「今まで食べたことのないイノシシ肉で概念が変わった」と言っていただけました。

「イノシシ肉は臭い・硬い」と思い込んでいる方々、未だイノシシ肉を1回も食べたこともない方にも、イノシシ肉本来の美味しさを味わって頂きたいのです。



加速するジビエブーム

近年ニュースとなっているように田畑の鳥獣被害が増え、駆除するだけでなく食肉として有効活用し、地域の活性化につなげようという取り組みが活発になっています。

農水省の調査では2017年度のジビエ年間処理量は1,629トンに上り、前年度から27%増えています。

しかしながら、イノシシと鹿の捕獲数に占めるジビエ食肉利用量の割合は8%と、まだまだ低い水準にあり「食需要」をどうするかが課題となっています。

ジビエブームは一過性のものではなく、日本人の肉食文化の成熟が背景にあると考えます。

環境問題の解消につながるジビエ市場の拡大は地方活性化と日本の食文化の向上にも貢献できると確信しております。



資金の使い道

「伊勢の国の秘境ジビエ」の第1弾商品として、最高級イノシシ肉をブロック・スライスでお届けする「秘書の手みやげ」を開発しました。

現在、この商品を販売するブランドECサイト開設に向けて準備中です。

このサイトを、より商品の魅力が伝わるものにするため、皆様のお力をお借りしたいと考えております。


<スケジュール>

2019年11月 「伊勢の国の秘境ジビエ」ECサイト構築開始

2019年12月   「伊勢の国の秘境ジビエ」ECサイト構築終了

2019年01月 「伊勢の国の秘境ジビエ」運用開始



リターンのご紹介

極上のクオリティを誇る「がっつり食べても胃がもたれない美味しいイノシシ肉」をブロック肉で、皆さまに体感していただきたいと思います。

さらに、佐野氏と共に行くハンティング(狩猟体験)も開催いたします。

 

 1、  3,000円 いのコロ・ミニ(4個入り)

 2、  5,000円 イノシシ肉入りピザ

 3、  6,000円 いのコロ(9個入り)

 4、   8,000円 バラ肉ブロック500(2人分相当) 

 5、   9,000円 モモ肉ブロック500g(2人分相当)

 6、  10,000円 ロース肉ブロック500g(2人分相当)

 7、  15,000円 バラ肉+モモ肉合計500g(2人分相当)+雪塩+有機野菜セット

 8、 50,000円 一緒に同行できるイノシシ・ハンティングのご案内(女性参加OK)


※ピザは石釜で1枚1枚を丁寧に焼く伊勢市にあるPizzeria&cafe ORSO(オルソ)にて。

※雪塩とはオーストラリア産の2年間天日干しした美味しい「塩」です。

※すべて送料込の価格で、ご支援金額合計8000円以上には人参ジュレをお付けします。


<お客様の声>

東京都新宿区 Wさん:モモ肉美味しかったです。まったく胃にもたれることなく1kg全部ステーキにして彼女と一緒にいただきました。

三重県多気郡 Iさん:ありがとうございます。ピザとコロッケ非常に美味しかったです。他はまだ食べてないです。また協力しますのでお声かけください。

福岡県大川市 Tさん:こんにちは、この前いただいたイノシシのコロッケ非常に美味しいと周りのかたからも好評でした。あのコロッケは商品化されているんでしょうか?

岩手県滝沢市 Sさん:お疲れ様です。先日ピザと人参ピューレを食べたのでその感想をお送りします。
・ピザ 我が家にはオーブンが無かったので、フライパンで7分、魚焼きグリル(片面焼き)で5分ほど焼きました。生地はモチモチ、耳の部分はパリパリとしてよかったです。肝心のジビエですが、きちんと処理されていたのか臭みなどは無く食べやすかったです。
・人参ピューレ キャベツのコールスローに使用しました。甘みが強く、生野菜と合わせるよりも温野菜と合わせるといいかもしれません。我が家ではマヨネーズと合わせて人参ソースにしたり、だし巻き卵に混ぜたりしています。プロジェクトの第2弾も楽しみにお待ちしています。

埼玉県戸田市 Tさん:ありがとうございます。無事受け取ることができました。おまけの人参ジュレも試してみます。今から鍋にするのが楽しみです!

三重県松阪市 Wさん:コロッケ、ピザともに完成度が高く美味しいです。ロース、モモ、バラ、全ての肉のクオリティは最高です。でも、お店に出すのにケモノらしさが無くイノシシと言わないと分からないので表現に悩みます。(飲食店オーナー、シェフ9名の意見)



プロジェクトで実現したいこと

最高級のイノシシ肉と、はしもと農園独自の農法による有機野菜、伊勢の国の恵みをたくさんの人に味わっていただきたい。

 味噌ダレなどで臭みを誤魔化さないで塩だけで食べられる最高級のイノシシ肉を体感し、感動していただきたい。

 安心・安全・おいしいにこだわり、本物の野菜を提供することにこだわり続けてきた「はしもと農園」だからこそ伝えられる食文化があると思うのです。



最後に

三重県の平成24年度獣害被害が、産業別に農業が3億9千万で、次いで林業が2億6千万で、被害金額の9割が獣害です。

被害作物も野菜、水稲、果樹と多岐にわたっています。獣害が拡大した要因は、大規模開発などにより獣類の生息環境が大きく変化したことや、里山等における人の活動が低下し、耕作放棄地の増加に伴い野生の獣にとって里山が生息しやすい場所になっていること、さらに、暖冬傾向による個体数の増加(繁殖率の向上、死亡率の低下等)などが考えられます。 


今回のプロジェクトは、里山が抱える課題を解決していくための第一歩に過ぎません。

しかし、この一歩が自然環境の保全、農家や猟師の人手不足解消、そして地域の活性化につながっていくことが、我々の願いです。

 


 

最後までご覧いただきありがとうございました。

はしもと農園株式会社 代表 橋本 俊

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  • 2019/10/12 11:28

    8月30日(金)夕刊三重に掲載していただきました。ご支援、応援してくださる皆さま、ありがとうございます。獣害被害、天候被害に負けないで頑張っていこうと思います。引き継き、よろしくお願い致します。

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください