・さわって、あそぶ。ゲームの可能性を感じる展覧会

・安心の楽しさ(fun)ではなく、まだ見ぬ面白さ(interesting)をめざした17組のゲーム作家による作品展示 

・ゲームとアートの境界に、ゲーム側から挑んだ先にある体験とは

【2019年11月13日追記】

多大なご支援を頂きありがとうございます。

支援者様も150人を超え、展覧会まで3週間となったこのタイミングで、展覧会にご来場いただけない方に少しでも「これはゲームなのか?展」を感じていただけるために新たにリターンを追加いたします。

【追加リターン内容】

■これはゲームなのか?展#2図録

これはゲームなのか?展#2の作品紹介を収録した60ページを越える図録を新たに追加いたしました。
作品ごとの作家のコメントや主催のインタビューを収め、手のひらサイズで「これはゲームなのか?展」をお楽しみいただけます。

※お届け時期は2020年3月となります。
※図録の内容は2019年12月7日~15日までに「これはゲームなのか?展#2」で予約を受け付ける図録と同内容となります。


■出展作家による限定Tシャツ4種類

これはゲームなのか?展に出展するゲーム作家による限定Tシャツをご用意しました。
ゲームとアートの境界に”着て”挑む、これはゲームなのか?展#2だけの限定デザインです。

※Tシャツは2019年12月7日~15日に展覧会にて販売するTシャツと同内容となります。
※サイズは各種S,M,L,XLの4種類からお選びください。
※画像はイメージです。実際の仕上がりとは異なる場合があります。


アートとゲームの境界に挑む「これはゲームなのか?」をより手軽にお楽しみいただける内容となっています。
残り僅かな期間となりましたが、応援をよろしくお願いいたします。


「これはゲームなのか?展」は、アートとゲームの境界にゲーム側から挑む展覧会です。

 

国内外の新進気鋭の17組のゲーム作家の17組なりの解釈による「ルールによってもたらされるゲーム的体験」が、あなたの世界を揺さぶります。


あなたを巻き込むゲームのルールと、
あなたが眺めるアートのメッセージ。
ゲームの可能性と、アートの世界が交わる体験とは。

作品に触れたあなたから、ひとつの言葉がついて出ることを、私たちは楽しみにしています。

「これはゲームなのか?」


2018年5月29日~6月3日に第1回となる「これはゲームなのか?展#1 ルールで世界する」は、10組のゲーム作家により開催されました。

それぞれの作品が「ゲームの概念を拡張するルールの模索と提案」と題し、実験的な作品の展示と試遊を実施。商業ではない展覧会だからこそ実現できる、実験的な作品が来場者を迎え入れました。

「暗黙のルールに関する3つの習作」 作:daitaiみなさん、よくご存知のあのゲームに「裏返す際に、裏返せない場合もある」「遊んでいる者は盤面を見てはならない」などのルールが追加された作品。
ルールに記されていない暗黙の了解に気づく。


「NONO Playing Cards」(左)、「NONO Shogi」(右) 作:Xaquinel曖昧な言葉の書いてあるカードを使う遊びと、マス目が無い盤を使う遊び。
それぞれの価値観とズレの集積がゲームに影響を与える。


「VOID」 作:オインクゲームズ(佐々木 隼・出水田 紘子)ルールのない内容物で架空のゲーム風景をつくりSNSで「いいね」の数を競う。
ゲームはどこに存在するのか。


「itten式逆説的遊戯史学研究発表 縄と壺」 作:itten机に置いたつるっとした壷を縄で一度に多く持ち上げた人が勝つ。
「縄文土器はゲームだったのでは?」を検証するためのオブジェとルール。



「一年生ゲーム」 作:ニルギリ(するめデイズ)

ゲーム期間は1年間、プレイ人数は100人以上。
日常生活で「朝焼けを見たら1点」「夕焼けの写真を撮ったら10点」などのルールに従って得点を集めて1年後のパーティで点数を交換し合う。
ゲームルールは一種の呪いだが、日常生活の呪いにかき消されるのか。


「これはゲームなのか?展 #1」のメディア掲載記事
ゲームの概念を問いかけるアナログゲームが秋葉原に集合。6月3日まで開催の「これはゲームなのか?展」をレポート(4gamers様)
■ 「これはゲームなのか?展」を振り返る(Table Game in the World様)


はじめての試みでありながら意欲的な作品が並び、連日たくさんの来場者に恵まれました。

当時としてはめずらしいゲームの企画展は、大勢の方の支えのお陰で成功を収め、「ゲームの概念を拡張するルールの模索と提案」を発信できたのです。

そして、第1回で生まれた点を線にするための第2回の開催が決定しました。



「点で終わってしまっては意味がない」

第1回の結果をうけて主催が感じたことが、これでした。つづけなければ意味がない。
だからこそ「これはゲームなのか?展」は3つの続ける理由に従い、第2回の開催を決定しました。


1、「興味深い」が評価される貴重な場所第1回を開催したことで、作品を売ることが主流になっているゲームの世界において、実験的で興味深いことが評価される展覧会はとても意味があり貴重な場所だと感じました。

商業では作れない作品が評価される展覧会を続けることは、ゲームの裾野を広げることに繋がります。


2、「ゲームなのか?」の境界を攻め続けるアートからゲームな形式を取り入れた展覧会や作品は増えつつあります。特に今年になってその傾向は強まった印象があります。なかにはゲーム的な枠組みを活用した、素晴らしい作品も存在しています。

既にアートからゲームへの優れた言及があるのなら、「これはゲームなのか?展」の特徴はゲームに身を置くゲーム作家の作品の展覧会であることです。
「ゲームとアートの境界に、ゲーム側から挑む」ためにも、本展覧会を継続して開催することが重要だと感じました。

1回で終わってしまっては、それは点にすぎません。第2回、第3回と続けていくことで、点が線になり、いつしか文脈を形成していくはずです。


3、新しい領域を取り入れ、広げる
ゲームの可能性を広げるための展覧会として、新しい領域を取り入れ続けます。
今回、新たに様々なジャンルから出展いただきます。また第2回の規模は前回の2倍以上になります。


「これはゲームなのか?展」として意味を作るために、今後も継続して展覧会を開きます。
その継続の第一歩となる会が12月に秋葉原にて開催されます。

「これはゲームなのか展 #2」詳細日程: 2019年12月07日(土)〜2019年12月15日(日)
料金: 当日券1,800円(税込)
会場: 3331アーツ千代田(1Fメインギャラリー)(Google Map)
    〒101-0021 東京都千代田区外神田6-11-14
主催:ニルギリ(するめデイズ)


「これはゲームなのか?展 #2」展示作品

2019年10月21日現在、「これはゲームなのか?展 #2」の展示作品はゲーム作家陣により鋭意製作中です。

今後の展示作品情報は、公式Twitterと本プロジェクトの活動報告にてご報告致します。

はたしてその作品はゲームなのか。


特典つき!「これはゲームなのか?展」入場チケット

クラウドファンディングのリターンとして優先入場特典つきの入場チケットをご用意しました。
特典つきのチケットをお持ちのお客様は最大で1時間早く優先的に入場いただけます。
詳細は公式Twitterや活動報告にてご連絡致します。

さらに開催期間中に入退場自由・3名まで同伴可能なフリーパスがついてくる「アンバサダー」プランと、壁にロゴを掲示できる「企業協賛」プランもご用意しました。

詳しくは、本プロジェクトのリターン一覧を御覧ください。

資金の使いみち

みなさんから頂いた資金は、「これはゲームなのか?展 #2」の会場スタッフの確保など、展覧会の運営の資金として活用いたします。



ニルギリ(するめデイズ所属)

「これはゲームなのか?展」主催。代表作「曖昧フェイバリットシングス」「ジャケ写ハグル 」
前回のこれはゲームなのか?展にはプレイ時間が1年かかる「一年生ゲーム」を発表。
Twitter:@NILGIRl


出展団体

朝戸 一聖〈TANSANFABRIK
ASOBI.dept
IKE〈ひとじゃらし
itten
オインクゲームズ〈佐々木 隼・出水田 紘子〉
Xaquinel
シラカワリュウ〈カラメルカラム
Jordan Draper
daitai〈島田 賢一・大山 徹〉
高畑 慧〈コロコロ堂
CHOCOLATE inc.
ニルギリ〈するめデイズ
のざくに〈つれづれ愚者
ハカマ団〈袴田長武〉
ファウンテン〈橋口 貴志〉
山田 龍太〈宇宙ドミノ〉
米光 一成

クラウドファンディング監修
 Masao Fukase〈雅ゲームス

主催

ニルギリ〈するめデイズ〉

(五十音順・2019年10月21日時点)

これはゲームなのか?展、主催のニルギリです。

 

なぜ、この展覧会を始めたか?については、前回展覧会に掲出した「ごあいさつ」が良くまとまっていましたので再掲します。

お時間のあるときに、お読みください。

 

さて、私は前回「一年生ゲーム」という作品を出展しました。

1年かけて、100人以上で遊ぶものです。

「夕焼けの写真を撮ったら10点」のようなルールを作ってマッチ箱に入れて人に渡し、かつ自分は人が作ったルールを持ちます。

渡した人がルールを実行してくれれば、自分に点数が入ります。

自分が渡されたルールを実行すれば、ルールを作った人に点数が入ります。

そうして1年間ルールを作った人の点数を採点し続け、最後にまた皆で集まってパーティをする、という作品です。

 

第1回展覧会は去年の5月に終わりましたが、

一年生ゲームは今年の5月まで続きました。

 

これが凄い体験だったのです。

日常生活がゲームに侵食され、常に頭のどこかにプレイ中であるという意識を持つようになりました。

誰がルールを作ったのかわからないのに、その人に話す内容がどんどん増えていきました。

結果、パーティには40人程度が訪れ、会場には新しい何かに参加している熱気があふれていました。自分のルールを作った人も、自分のルールで遊んでくれた人もきませんでしたが、全く問題にならないほど楽しかったのです。初対面なのに、どこか親近感のある人たちとパーティをしたかのようでした。顔も知らないルールを作った誰かのためにスカイダイビングをわざわざしに行ったプレイヤーの話など、最高でした。

 

このような、日常を少し変える作品や、意味を問い直すものなど、ゲームという形式を使用した冒険が揃う展覧会になっています(一年生ゲームも行います。)

ぜひ、遊びに来てください。


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