みなさん、初めまして。0円朝食プロジェクト代表の、節田光と申します。

1998年3月生まれの21歳で、現在は立命館大学国際関係学部に在学しています。

地域開発を研究するゼミに所属しており、「地方創成」等のワードに敏感に反応します。

今回、以前から関心が大きかった「高齢者」と「学生」といった分野のプロジェクトに挑戦することができ、嬉しく思います。プロジェクトの内容から僕の想いまで、下記に記載しておりますので是非ご覧ください!


プロジェクトの内容に入る前に、僕がなぜこのプロジェクトを始めようと思ったのかを少しお話させてください。

現在、世界で最も高齢化が進む日本では、高齢者にまつわるトピックが絶えず議論されています。

「孤独死」、「高齢者ドライバーによる交通事故」など比較的身近なものから、「年金問題」や「医療制度」など社会構造的なものまで、高齢者に関わる話はどれもネガティブに語られがちです。

SNSを見ていても、高齢者ドライバーを批判する投稿などを頻繁に目にし、「お年寄りと世間の距離」がどんどん遠くなっているように感じています。
特に日本の未来を考えたときに重要な二要素である「若者」と「お年寄り」の距離が遠く、また、お互いを知る機会がないのは良くないことではないかと考えています。

そもそも、「両者の距離が遠いとだめのか?」の問いに対し、私なりの答えをまとめてみました。 
まとめると
です。

日本の未来を考えたときに、お年寄りを批判したり、ネガティブな議論を展開してもなにも生み出さないどころか、「未来のお年寄り」である自らの首を絞めることにもなります。

これが私の課題意識の背景にあります。

加えて、私が「お年寄りと若者の距離を縮めたい」と思うようになったのは私自身の経験があったからでした。私は現在、「血縁関係のないお年寄り」と共に生活する「次世代下宿」しています。
次世代下宿とは、高齢者宅の空き室で若者が生活し、同居を通した交流を目的とするものです。

私は、今年の4月からこの下宿を始め、5か月間に渡ってお年寄りの方と一つ屋根の下で生活してきました。生活は一人暮らしの時より安心感があり、新しい発見も多く、とても充実しています。

この生活の中で私は、「お年寄りのこと、全然理解していなかったな」と思う機会が多々ありました。
思い返してみれば、私達学生がお年寄りと接する機会はほぼありません。

(60代・90代のおばあちゃん2人と生活しています♪)

私が次世代下宿で身を以て感じたように、若者とお年寄りが気軽に交流し、お互いを知る機会があれば、少子高齢化社会において重要なもっと前向きで、生産的な議論ができるのではないかと考えました。

ここまでの話を整理すると、
①高齢化社会において「お年寄り」と「若者」の相互理解は必要不可欠だということ
②次世代下宿での経験
が「若者とお年寄りの距離を何とかしたい」と思った背景です。


そして、次世代下宿よりももっとハードルが低く、気軽に両者が交流する機会や場があればいいのにと考え、プロジェクトの立ち上げに至りました。


私がこのプロジェクトを通して実現したいことは「お年寄りと学生の距離を縮めること」です。
それが「お年寄りも、学生も安心して歳を取れる社会」の第一歩になると信じています。このプロジェクトは学生とお年寄りがお互いを理解する「きっかけ」を提供します。
朝食という気軽な場を通してお互い時間を共有することで、距離が近づくのではないかと考えています。

「0円朝食プロジェクト」と題し、お互いにとってハードルが低い「朝食」という形を通して学生とお年寄りを繋げるプロジェクトで、イベント形式で行います。参加可能なのは、原則お年寄りと学生のみで、朝食招待券を持つ人は特別に参加可能です。

開催概要
日時:2019年11月11日・18日 AM8:00~11:00
場所:
キッチンNAGOMI
料金:学生・高齢者【無料】※学生は要予約

実施予定時期は、初冬の11月の第2・3週の月曜日。
寒くて学生が一番起きにくい「月曜の朝」に行います。
実施場所は、京都市内のキッチン付きスペースを予定しています。

当日は
①ボランティアのお年寄りの方に朝食を作っていただく
②学生が来る
③料理や洗い物の手伝いをする
④お年寄りの方々と楽しく話しながら無料の朝食を食べる
という流れになります。

「本当にそんなことできるのか?」という質問には「このプロジェクトならできる」と答えます。

お互いの利害が一致している!→実現可能〇

この「0円朝食プロジェクト」では、お年寄りの方が持つ「精神的な健康」と若者が持つ「生活習慣による健康」のそれぞれの課題をお互いのチカラで解決できます。このプロジェクトに参加することは、双方にとって大きなメリットがあり、実現可能性は高いと判断します。
私が生活を共にするお年寄りの方も、「安心感がある」ということが私と同居していて良かった点であると言及されています。家の中に居なくても、隣近所に顔見知りの若者がいる、それだけで安心感に繋がるのです。

0円食堂を通して、お年寄りと若者の距離が近くなれば
 ① 若者が今後の生活で役立つ知識や薫陶が得られる
 ② お年寄りの方が、安心して毎日暮らせる
 ③ 将来の高齢者介護に役立つ経験になる
 ④ 互いの理解が深まることで、「少子高齢化」のおいて前向きな議論ができるようになる
など身近なメリットが生まれ、その積み重ねが
 ① 日本経済全体への利益(生きがいや安心感による、消費促進)
 ② 犯罪率(空き巣)や転倒事故の低下
などの大きな変化に繋がると考えています。
先ほどから強調しているように、あくまでこのプロジェクトはお年寄りと若者が近づく「きっかけ」をつくるということを目標にしているため、「次世代下宿」など、より踏み入った関係を希望する方へのサポート体制も整えます。
当日は次世代下宿の活動を主導している京都府建設交通部住宅課の職員の方に、相談可能となっています。


ご支援いただきました支援は、主に活動費・イベント運営経費に使用させていただきます。

<活動費15万円内訳>

場所レンタル料:1万円(¥4400×2)
料理材料費:5万円(¥25000×2)
ボランティアの方への交通費:2万円(¥10000×2)
リターン作成費:3万円
その他活動経費:4万円

ご支援をいただいたリターンを以下の10種類用意しました。
支援金額に合わせて、お送りいたしますので、詳細はリターン欄をご覧ください。

①サンクスメール
②おばあちゃんからのお礼動画
③朝食特別招待券
④おばあちゃん特製朝食レシピ
⑤0円朝食プロジェクトオリジナルエプロン
⑥おばあちゃん&参加学生へのインタビュー権利
 3ヶ月TOEICコンサルチケット
⑧プロジェクトレポート
⑨当日、配布するリーフレットに名前or企業名orSNSアカウントを記載

⑩サンクスレター

最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。

昨今の日本では問題や課題が取りざたされていますが、世界で最も高齢化が進む日本で、「お年寄りもいきいきしている社会」が実現すれば、世界のロールモデルになるチャンスだとも捉えることができます。
そんな社会を実現するためには、お互いを理解することがスタートラインで、未来を担う「若者」が果たす役割は大きいと考えています。

プロジェクトを通してお年寄りと若者の双方向的な関係を作り上げることで、多くの人の中にある「お年寄り=介護される、面倒を見られる」といった受動的なイメージも変えられると思っています。

このプロジェクトはその「歩み寄り」のきっかけになればと強く思っています。

少しでも良いな、とか応援したいなと思っていただければとても嬉しいです!


<All-or-Nothing 方式>
本プロジェクトはAll-or-Nothing 方式で実施します。目標金額に満たない場合、計画の実行及びリターンのお届けはございません。

  • 2019/11/14 19:00

    こちらの活動報告は支援者限定の公開です。

  • 2019/10/16 20:00

    昨日、「大谷大学ハッピーアワー」という京都市北区で放送されているコミュニティFMのラジオ収録に行ってきました!(写真白シャツが節田です。)私がこのプロジェクトを始めるきっかけとなった、「次世代下宿」京都ソリデール事業での経験についてのお話をしてきました。初めてのラジオ収録思っていたより緊張しま...

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