ご挨拶 

こんにちは!

着物・オブジェ作家の重宗玉緒です。ご覧いただきありがとうございます。


プロフィール

山口県防府市で生まれ、東京都八王子市の小さなアトリエを拠点に活動しています。


多摩美術大学在学中にアンティーク着物にのめり込み、自分で着始めると同時に着物・帯の制作をはじめました。

柄と柄の組合せで生み出されるリズム、素材・柄でイメージの変化、着物と帯・小物の組合せで強いメッセージを発することができる・・・

その面白さ、奥深さに魅せられて一時期は熱病のように着物の事ばかり考えて、大学に着物で通ったりもしていました。

卒業後はフリーターと作家の二足のわらじで制作を続け、いろんな方とのご縁や応援もあり、5年前にやっと作家専業に。


<友禅染め着物 眠れない夜のゆめ>


着物や帯の制作は、仕立て以外の地入れ・染め・蒸し・水元のすべての工程を自身で行うところから始めましたが、現在は表現したいものにより近づけるために、職人さんの力を借りながら型染・スクリーン捺染・インクジェットプリントなど様々な技法を取り入れて物作りを行っています。

作品は全て、手描きで原寸の下絵を描くところから始め、彩色、デジタルデータ作成、発注、柄合わせまで全て自分で行っています。

在学中より設定している「メメントモリ(死を想え)」というテーマに沿った、絵画のような着物や帯・オブジェを制作する他、自分が欲しいと思う「ファッションとしての着物」ファッションとして先鋭的なアイテムを、他にはない物作りにこだわって制作しています。




この下絵から完成した作品はこちらでご覧いただけます。

↓↓

https://tamao.thebase.in



着物でも洋服でもボーダレスに楽しめる、和洋兼用ブルゾンも制作しました。




近年では、着物や帯として完成させるところからさらに表現する手段として、モデルに着装しての作品撮影のディレクション・着物スタイリング・プロップスタイリングも行っています。

<プロップ制作風景>


2019年新作浴衣「ツバメとあわ」と、箔プリント半幅帯「薔薇」


注染片身代わり浴衣「トランプレース 」


アクセサリーユニット シスター社さん、シンガーソングライター Nakanoまるさんとコラボプロジェクト「しすたまる」








出来上がったビジュアルも含めて作品として見ていただきたい、カメラマンさん・着付師さん・ヘアメイクさん・モデルさんなど、チームで制作することでさらに成長したい、「着物のサイズ(人間の等身大の大きさ)からさらに拡張して行く世界を作りたい」と思い、活動しています。




プロジェクトをやろうと思った理由と実現したいこと

昨年1月、ロンドンにあるビクトリア&アルバートミュージアム(Victoria&Albert Museum 大英博物館に次ぐ規模の博物館です。)に私が制作した振袖と帯が永年収蔵されました。


正絹振袖『Engagement Ribbon』



西陣織袋帯『鱗』


「メメント・モリ」をテーマに自分の結婚やそれに伴う変化や感じたことも込めて制作した作品であり、かねてから「美術館や博物館で展示されるような作品を作りたい」というのが目標・夢だったので、それが叶った瞬間でした。


そして、収蔵された作品は、2020/02/29~6/21まで同ミュージアムで開催される大規模な着物の企画展 「Kimono: Kyoto cat walk」で展示されることが決定しています。



この展示会のオープニングに合わせて渡英し、現地で着物の作品撮影&ファッションショーをしたい!と思っています。


現地の方に着物を着てもらい街中を練り歩くゲリラファッションショーを行うことで、着てくれる方にも見てくれる方にも「ファッションとしての着物」を提示して、着物と洋服をボーダレスにファッションとして楽しんでもらうのが一つ目の理由。


こちらは2017年にフランス パリのギャラリーで開催したファッションショーの様子↓

蕾写真館の主宰・着物スタイリスト福智知子さんと、フォトグラファー アレキサンダー麻美さん、Zaaka Vincentさんと共同で開催しました。



私は今回が初めてのロンドン訪問です。

初めて行く街で、街・人の雰囲気を感じとりながら、これまでに見たことのないビジュアル作りに挑戦して、新しい扉を開きたい!!

というのが二つめの理由です。


本来は海外での撮影となると到底個人では捻出できない莫大な予算がかかるものですが、

2017年にフランス パリでも一緒に作品撮影をした着物スタイリスト・着付師の福智知子さん、フォトグラファー アレキサンダー麻美さん、いつも作品撮影や舞台のお仕事でご一緒しているヘアメイクのyoco.さんたちが「協力するよ!!」と即決で言ってくれました。


2017年にパリでアレキサンダー麻美さん、福智知子さんと撮影したビジュアル↓






こちらは、今回ロンドン に行くメンバーで撮影したビジュアルです。↓






やるからには、必要なことにはしっかり予算をかけて、少しでもクオリティを高めて行きたい!と思っているのと、作品制作費以外に渡航費、滞在費、モデルさんにお支払いするギャラ、できればさらなるクオリティアップのため、現地でコーディネートしてくれる方もお願いしたい・・・・ということで、全てを私個人では賄うことが難しいため、クラウドファンディングを実施することに致しました。


これまでの活動

・2006 多摩美術大学 テキスタイルデザイン専攻修了。

卒業制作で友禅染めで制作した振袖


卒業後はアルバイトをしながら制作活動、合同展などに参加。

・2012 初めての個展開催「祝祭と葬列」(東京)

二足のわらじで制作活動を続けながら、合同展・着物イベントなどに参加。

・2014    着物・オブジェ作家 専業になる

・2015 2回目の個展「Engagement Ribbon」(東京)


・2016 フランス パリで開催された合同展「Fashion expo」に参加。

(蕾写真館、Zaaka Vincentと合同で、現地で作品撮影、ファッションショー、デモンストレーション、ワークショップなどを開催。)


・2017   文化財団の依頼により着物ファッションショー開催

多摩織の機屋さんとコラボ制作も行い、ファッションショーで発表しました。

(東京都助成事業「伝承のたまてばこ」アーツカウンシル東京・八王子市・文化ふれあい財団主催。)







・2017 3回目の個展「重宗玉緒 meets XX!!」(東京)

・2018  イギリス、ロンドンにあるビクトリア&アルバートミュージアムに作品「Engagement ribbon(振袖)」と「鱗(袋帯)」が永年収蔵。


その他、合同展への参加、ラフォーレ原宿、新宿伊勢丹、阪急うめだなどの商業施設にポップアップショップや出展など多数。

八王子市市制100周年事業にて講演会に登壇。

パネリストとしてディスカッションに参加した他、着物本出版記念のトークショー等にも出演。


ミュージシャンのMVの衣装提供やショーのスタイリングなど。
(シンガーソングライター Nakanoまる MV「とっても明るい未来」衣装スタイリング

歌劇「令和源氏オペレッタ」メインキャスト衣装提供など)



資金の使い道

・ロンドンに向けての作品制作費

・ロンドンへの渡航、滞在費

・現地での作品撮影費

(現地コーディネーターやモデル等撮影チームへのギャラ、移動交通費etc・・・・)

・ロンドンで撮影した作品をブックにまとめるための制作費 

・英語力強化費

(ビクトリア&アルバートミュージアムで展示会のレセプションパーティーがあるので、現地の方と交流したり、今後も海外で活動したり、海外に向けて発信したりできるように、ただいま英語の特訓中です。今の時点ではほとんど喋れない状態なので、オンライン英会話などで話すjことを特訓していきたいと思っています。)


以下はさらに支援が集まったらやりたいと考えています。

・現地で開催するゲリラファッションショーの費用

・帰国後、4~5月頃に東京都内で報告会も兼ねた凱旋展示会開催

・動画制作費用(作品の製作経過、イメージをまとめた動画を制作したい。)


実施スケジュール

2020/02/22 ロンドン へ渡航

2/22~29 ロンドン に滞在して、作品撮影

できればゲリラファッションショーも実施

2/29 ビクトリア&アルバートミュージアムで 「Kimono: Kyoto cat walk」 がスタート


帰国後、4~5月頃に東京都内で報告会も兼ねた凱旋展示会を開催できればと考えています。



最後に

ここまで読んでくださってありがとうございます!

以前、2015年に個展を開催した時にもクラウドファンディングを実施し、その時は開催費用として35万円のご支援をいただきました。



その時と比べると活動も拡大し、作ったものを買ってくださるお客様もありがたいことに増えて参りました。

販売も行いながらの状況でクラウドファンディングをすることには迷いもありましたが、

ご支援をいただくことでさらに作品のクオリティを高め、一点でも多く作品を作ってお見せすることができるよう、クラウドファンディングを実施することにいたしました。


そして、今回のプロジェクトでの作品撮影&ファッションショーをそれだけで終わらせず、さらに次の目標に向かっての第一歩にしたいと思っています。

インターネット上で全て見ることができる時代ですが、これまでに行った海外の国で知らない街を実際に見て歩いて感じ取ったものは何物にも代え難い鮮烈な体験として自分の中に残り、視野を広げてくれています。




全く違う環境で、いろんなものを見ていろんなことを体験して刺激を受けて、次の作品作りにも生かして行きたい。

そして今後、国内外の美術館・博物館に招聘されるようになっていくのが次の目標です。



このロンドン滞在を、自分のクリエイションを世界で見てもらえる足がかりにしたいです。


そのために、ロンドンでの作品撮影やファッションショーの開催費用だけでなく、制作も目一杯やりながら、海外で自分の作品を説明し、紹介が出来るだけの英語力が身につけられるように勉強が出来る時間を皆様にご支援いただきたいと思っています。


どうぞ応援をよろしくお願いいたします!!


※本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください