この度は「70円プロジェクト」のページを開いて頂きまして、
誠にありがとうございます。このページを通して私たちの想いが
皆様の心に少しでも伝わればと思います。何卒よろしくお願いいたします。



皆さま、初めまして。

私たちは、フィリピンにあるセブ島で

真っ直ぐでキラキラな子どもたちの笑顔が見たい!

ただその一心で2017年から活動を続けてきました。


その笑顔を見るためにやってきた、また、これからもやっていくことは

子どもたちがお腹いっぱいご飯を食べられる環境づくり」です。


一昨年、昨年とクラウドファンディングを通じてたくさんのご支援を頂き、

この2年間で1850人の子どもたちの笑顔を見ることができました。

ありがとうございました。


第1期:https://camp-fire.jp/projects/view/37036

第2期:https://camp-fire.jp/projects/view/94310



****************************



しかし、ここで疑問が出たと思います。

たった数回の炊き出しだけで子どもたちはお腹いっぱいにならないだろうと。



私たちもそう考えます。ただし、心配は不要です。

私たちは炊き出しをゴールとしている訳ではありません。


この活動の目標は、

「2021年までにセブ島に『食堂』を作る。」こと




この目標に向かってこれまで活動を続けてきました。

そしてこれからも目標の達成に向けて邁進してまいります。



1.なぜ、セブ島なのか。

セブはリゾートなんだから、そういうのはいらないんじゃないの?

そう思った方。ここはどこだと思いますか?




「この写真を見せたらセブだと分かる人はほどんどいませんでした。」

これはツアー参加者の一人の言葉です。




確かにそうですよね。

私も初めてこの写真を見た時はどこだか全然分かりませんでした。

そうなんです。これがセブ島の現実です。


実際に皆さんが想像するセブって、

海がきれいで、リゾートで、開発進んでいる

だから、飢餓とは無縁って思われがちなんですね。


確かに皆さんのイメージは正しいです。だって実際、本当に発展してきているから。


でも、そこに住むフィリピンの人々がその発展についていけているのか。

お気づきの通り、そうではないんです。

貧富の差がすごく広がってしまっています。


日本人が行くセブって、セブ島ではなく隣のマクタン島っていう島で

皆さんが知っているセブはセブのごくごく一部のリゾートにしかすぎません。

そして、悲しいことに私たち日本人が楽しくバカンスをしているその目と鼻の先で

スラム街やゴミ山で生活している人がいます。


物乞いをする子どもたち

お金ちょうだいと笑顔で言ってくる子どもたち

躊躇なく観光客のポケットに手を入れてくる子どもたち


彼らは必死で生きているのです。


そして、そこに住んでいる子どもたちは

1日にお米一杯だったり、

ごくごく少量の飴などのお菓子を1日数回に分けて食べることで

飢えをしのいでいるのです。


ご存じでしたか?

私はこれを知った時、何も言えませんでした。



2.これまでの活動報告と今回の活動内容


セブの現状を知ってもらった上で、、、

では、これまでの活動を少しずつ紹介していきます。


第一期:炊き出し人数 850人

第二期:炊き出し人数 500人

第三期:炊き出し人数 500人


これまで炊き出しを行ってきた場所

・ロレガ地区

【女性リーダーがまとめるセブ島最貧困街ロレガ地区】

セブ島にはスラム街がたくさんあります。細い路地にはいれば、意外とすぐに訪れることができます。その中でも、セブ島最貧困街と呼ばれるロレガ地区です。最貧困街と言われていますが、日本人が多く訪れるため、外国人に対しての排他的な空気はそれほど存在しません。元ギャングの神父さんが、児童館のようなものを作り、子どもたちへの教育も行なっていることも特徴の一つです。現在は、温和な女性リーダーが地区をまとめているため比較的安定しております。また、プロジェクトのメンバーが女性リーダーと顔見知りで、炊き出しをやらせていただきました。


・ゴミ処理場

【セブ島最大のゴミ山】

フィリピンにあるゴミ山と聞けば、マニラにあるスモーキーマウンテンが非常に有名ですが、ここセブ島にもゴミ山が存在します。セブ島全域からこの「イナヤワンダンプサイト」にゴミが集められます。フィリピンはゴミを燃やすことができないため、プラスチック、ビニール、紙、生ゴミ、粗大ゴミなど、いろんな種類のゴミがどんどん積み重なりビルの4階ほどの高さを持つ山を形作っています。昨年の3月にプロジェクトのメンバーがここを訪れ、ゴミ山を管理している経営者と顔見知りになったことや、物乞いの子どもたちが多くいることからきっかけに去年はここで炊き出しをおこないました。


・小学校

【パルド・エクステンション小学校】

セブシティにある公立小学校。国からの支援を受けて、外部の機関が炊き出しをおこなっていましたが、資金面により、毎年行うことができず、持続的な支援を行うことが出来ていない状態です。以前、そのお話をを伺い、70円プロジェクトの理念にも共感していただき、炊き出しを快諾していただきました。校長先生によると、この付近で食事をとれていない子は少ないとの話でしたが、私たちはフィリピンの人々の栄養面に関して、詳しくはないため、マーケティングを行いつつ、栄養バランスを考慮した炊き出しを考えています。


・バジャウ族

【「海で生まれ、海で死ぬ」と表現される海上少数民族バジャウ族】

東南アジア地域にコミュニティを点在させています。ここに住んでいる子どもたちの多くは学校教育を受けていないため、順番に並ぶという概念がなく、英語でのコミュニケーションも困難でした。ただ、日本人でここに住んでいる松田大夢さんのご協力で、村長との交渉が滞りなく行われ炊き出しを無事に終えることができました。


やっとここまで来ました。

続いて私たちの今回の炊き出し人数目標は800人!!


今回の活動内容とその日程


今回もたくさんの笑顔を見れるように活動してきます。


ここまでセブについて、活動報告とこれまでのことを書いてきました。

いやいや、ここまで長かった。読んでくださっている方、もうしばらくお付き合いください。


3.活動のビジョン

冒頭で述べました

「2021年までにセブ島に『食堂』を作る」

これって、どういうことか。


数か月に一回の炊き出しはその日だけのしのぎでしかない。

だから、炊き出しの間隔を短くすることは大切だと思う。

でも、炊き出しをすることによって、現地の人々は

ご飯を作ってくれるなら働かなくていいやと怠惰な生活になる。

それってむしろ迷惑。

私たちはそう考えています。


だから私たちのゴールは

2年後、食堂を作り、そこで経済が回ること。


したがって、これまで3回セブに渡った活動の目的は、

炊き出しでフィリピンの文化、性格、味覚を知る

食堂を作るうえで、様々な視点から問題点を見つけることや

たくさんの現地でのコネクションを作ることでもありました。


何度も足を運び、現地の人々との交友関係を築き、初めて食堂ができる。

ボランティアって、当たり前だけど

こっちがやりたいからと一方的に押し掛けたって無理で、

相手の協力も無いと成り立たないものだから。


私たちの願いは、

現地の人同士でコミュニティができたり、

観光客も一緒になって触れ合える

そういう場所を食堂で提供できたらいいなと思います。


これによって、フィリピンも日本も

より良く、より豊かな世界にしていきたいと思っています。


そして、

私たちにはもう一つビジョンがあります。

それは、「募金の完全透明化」です。


私たちは、

・セブ島の子どもたちに炊き出しをするお金

・私たちの活動費に充てるお金

別々で募金をお願いしています。


皆さんは今まで何かに募金されたことありますか?

もしあるのなら、その募金したお金、何に使われたか断言できますか?

1円、10円でも、ポイって募金箱に入れてその後はどうなったか分からない。

そんなの無責任ではないでしょうか。


私たちは、皆さんからいただいた大切なお金を持って、

そのまま100%その募金してくれた人の意思を乗せて使いたいと考えています。

また、募金して下さった方には写真などの目に見える形でお返しして

最後の最後までそのご支援いただいたお金に責任を持っていきます。


4.今回のお願い

私たちが今回必要なのは活動費です。

現地の子どもたちに喜んでもらえるものを持って行きたいと考えています。


今回集めさせていただく活動費の使用予定リスト


・食べても大丈夫なシャボン玉の材料費:

(子どもたちはシャボン玉大好き!それも食べられたらもっと楽しいよね!)

・チェキ:

(子どもたちは写真が大好き!だから今回は撮った写真を置いていきたい!)

・石鹸教室:

(ご飯を食べる前に手を洗う。それも教育の一つ!)

・リターン:

(ご支援いただいた皆様に感謝の意を込めて…)


(活動費とは私たちの渡航費、滞在費、その他食費等は含まれませんが、目標金額以上ご支援いただいた場合のみ、余剰分を渡航費に利用させていただきます。)


リターンについて…



このように、皆様から頂いたご支援で

新しいボランティアの形を確立していきます。


5.最後に

改めて、70円プロジェクトのクラウドファンディングページをご覧いただきありがとうございました。70円プロジェクトはプロジェクトとして立ち上がり早2年となりました。4人くらいで始まったプロジェクトが、トータルで50名を超えるメンバーが集まり、渡航するたびにそのメンバーごとの色が出る面白い団体と育っていきました。そして、今年の5月に法人として生まれ変わり、ますますこれから発展していく予測が立てられます。

私たちは「セブ島の子どもたち笑顔にしたい」という理念を持ち活動しています。今はまだ炊き出しをしている団体にしか見えないかもしれないですが、2021年に食堂を建て、永続的に笑顔になる仕組みを作ります。東京で立ち上がった団体が名古屋にもでき、このクラウドファンディングも名古屋メンバーが実行してくれています。


私たち渡航するメンバーだけでなく、支援金や寄付金や声援など様々な形で協力、応援して下さる方々が増えていることがすごく嬉しく思います。


この想いが皆さんにも届きますように。




*使用している写真は全て70yen projectが撮影したものです。

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください