1.はじめに・ご挨拶

はじめまして!
第20回こいや祭り実行委員会 実行委員長 関西大学4回生の山本凌平 です。
この度は、当プロジェクトを閲覧いただきありがとうございます。
こいや祭りは、北海道YOSAKOIソーラン、高知のよさこい祭りに感動した関西の大学生が20年前に立ち上げた、大阪の踊りの祭りです。


この度は、20周年を迎えるにあたり、
“こいや祭り”を地域の人々にもっと知ってほしい!
“こいや祭り”の空間を一緒に体感してもらいたい!

という思いから、大阪で大々的な広報活動を展開するため、このプロジェクトを始めました。



2.人と人とが繋がるお祭り

ここで少し、こいや祭りができた当時の話をさせてください。

1995年、阪神淡路大震災。
復興ボランティアに参加し、悲しみのどん底から立ち直る街と人々の様子を肌で感じた、こいや祭り創立者の野澤。当時高校生だった野澤は、悲しみや苦しみを共有しながら、人々がつながり、助け合い、励まし合う姿に、街づくりの基盤が人と人のつながりであることを学びました。

そんな折に出会った、高知と北海道の2つの祭り。そこでは、「踊り」が楽しさや喜びを共有し、人々をつなげるツールになっていました。
自分の街で踊ることへの誇りと、笑顔のあふれる空間。それを見た大学三回生の野澤は決意します。

大阪に、人と人とがつながる祭りをつくる。
だれもが参加でき、交流のきっかけを生み出す祭りをつくる。

そしてそれが、あたたかく笑顔あふれる街づくりにつながることを信じ、20年間、学生たちがバトンをつなぎ、祭りを開催してきました。
その想いを受け、こいや祭り出場を目標とした地域チームが生まれ、大学の学生チームが生まれ、徐々にスピードを増して関西に踊りの輪が広がりました。

現在は100チーム4500人が参加する大規模な祭りになり、関西圏外からも多くの方々に参加いただいています。



3.全員で創る、踊りの空間

ここからは、始まりから約20年を経たこいや祭りでの、踊り子としての私個人の体験談になります。

私が初めてこいや祭りに参加したのは、2016年の夏です。当時大学1回生でした。
先輩から"こいや祭り"に対する熱い想いを聞かされ、練習に励む姿を見て、ただひたすら夏の長時間の練習に必死についていっていました。

私達が目指していたのは、”こいや大賞”です。

“こいや大賞”とは、約100チームの参加チームの中から、1チームのみが選ばれる”こいや祭り”における名誉ある賞です。大賞受賞チームには再演の時間が設けられ、こいや祭りの最後のフィナーレを飾ることができます。
例年、こいや祭りに参加してくださっている数多くのチームが、この”こいや大賞”をめざし、夏の灼熱の太陽のもと、一心に練習に励んでいます。




さて、私の現役時代の話に戻ります。
私の所属するチームは、残念ながら”こいや大賞”には届きませんでした。
けれども、大賞を受賞したチームの演舞を見た時、そのエンターテイメント性の高さ、そして声や表情、端々から"こいや祭り"に賭ける想いが滲み出る演舞に、大きな衝撃を受けました。
6分間のステージは、私を虜にしました。

しかし、次の瞬間、私は更に大きな衝撃を受けました。
大賞演舞が終わったその直後、さっきまでライバルだったチーム同士が、遠方から大阪を盛り上げにやってきた踊り子達が、隣で悔し涙を流していた先輩が、会場のお客さんが、曲が鳴り出すと同時に、一斉に踊り出したのです。

これはこいや祭りが20年間続けてきた伝統の一つで、総踊りと呼ばれる時間です。こいや祭りには、出演者、観客を問わず全ての人が踊ることができる「総踊り曲」があり、フィナーレの最後、その場にいる全ての人たちで踊りを楽しみ、2日間の祭りの幕を閉じます。


ここで私は大きな勘違いをしていたことに気づかされます。
こいや祭りにとって、"大賞を獲る事"は、コンテンツの一つに過ぎなかったのです。

確かにフィナーレの舞台に立てる事や、大賞チームに選ばれる事は、関西のチームにとって、とても名誉のある事です。
しかし、そこには、彼らにとっての共通の想いがあります。
それは、「フィナーレの舞台を自分たちで盛り上げ、目の前のお客さんを、大阪を、元気にしたい、明るくしたい。」と想っている事です。
だからこそ、仮にフィナーレに上れなかったとしても、大賞を取れなかったとしても、最後には"全員"が、"こいや祭り"の舞台を盛大に盛り上げるのです。
この"フィナーレ総踊り"の光景を見た時に、
「もっとたくさんの人に”こいや祭り”を知って欲しい!」
「もっとたくさんの人に”こいや祭り”に来て欲しい!」

無我夢中で踊りながら、そう強く感じたことを、今でもはっきりと覚えています。

ここには、こいや祭りの3大コンセプトの一つである”みんなで創るみんなのお祭り”が体現されています。
“総踊り”は、説明するよりも映像を見るとその迫力がより伝わるかと思います!
(本当は生で体感して欲しいです…!)





4.20周年を迎えて

さて、ここからが本題です。
こいや祭りですが、例年学生が主体となり運営し、財政状況も豊かであるとは言えません。

その為、近年ではこいや祭りの広報として、派手なプロモーション活動を行えていないのが現状です。
繰り返しにはなりますが、今回のプロジェクトでは、こいや祭りのプロモーションの為の資金を調達する事が目的です。
20周年を迎え、より沢山の方にこいや祭りを知っていただくために、大阪駅や心斎橋などの宣伝効果の高い媒体での広報に挑戦したいのです。
もちろん足を運んで、生で感じて頂くのが一つのゴールにはなりますが、まずはとにかく"こいや祭り"の存在を知って欲しい!というのが本音です。

私自身、大阪で過ごしたこれまでの21年間、”こいや祭り”という単語を聞いた事がありませんでした。まだまだ、地域に根付くためには、運営側の努力が必要だと考えています。
けれども私は、こいや祭りは、皆様に新たな価値を提供できると自信を持って言えます。
私達が創り出す”非日常空間”を皆様にも体感していただきたいと心から思っています。

ぜひ、こいや祭りを知ってください。
その魅力を、肌で感じてください。


これが、このプロジェクトを通して大阪中に、日本全国に発信したい、私たちのただ1つの願いです。

5.資金使用用途

・広告媒体使用料:90万円
→大阪駅や心斎橋周辺を予定
→総数は、5媒体106箇所!
→9月2日〜9月8日に大阪市内各所で広告を掲載!
→15秒のCM、30秒のCMを現在製作中!

・ポスター制作費用、チラシ制作費用、他諸経費など:10万円

・当プロジェクト手数料等:20万円

6.リターンのご紹介











7.こいや祭りは、次なるステージへ。〜もっと大阪で愛されるお祭りへ〜

長くなりましたが、ここまでプロジェクトを閲覧頂き、本当にありがとうございました!

こいや祭りはこの20年で、歩みは遅くとも、着実に、人々に愛される祭りへと成長してきました。
次はこいや祭りが担うべき役割である「街づくりのツール」になるべく、歩みを進めていきたいと思っています。

そのためには、もっと地域に根差した祭りになりたい。
地域の人にも愛される祭りでありたい。
そして、こいや祭りを通じて、たくさんの人が交流し、繋がり合い、自分の街を愛してほしい。この街が好きだという誇りをもってほしい。
今回のプロジェクトは、その挑戦の第一歩です。

今年のこいや祭りは、9月7・8日を予定しています。ぜひとも、足を運んでいただき、私たちと一緒にこの空間を体感してください。実行委員一同、心よりお待ちしております。


※本プロジェクトはAll-in方式で実施します。
    目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届け します。

※同一人物による複数リターンの選択が可能です

  • 2019/09/02 13:40

    本プロジェクトにご支援いただいた皆様へついに!本日9/2(月)から9/8(日)まで、各媒体での広告掲載が行われます!全359名のパトロンの皆様の期待をこめて、大阪中の広告が”こいや祭り”で染まります!媒体の設置箇所は、①JR大阪駅各出口 縦型サイネージ②JR大阪駅連絡橋大阪環状線乗り換えエスカ...

  • 2019/08/30 13:08

    【【重要】】この度は本プロジェクトへのご支援ありがとうございました。こいや祭り本祭の日程が近づいたため、グッズの受け取り方法についてご説明させて頂きます。それに伴い、支援時に備考欄に名前を書き忘れた方に関しましては、《7月28日》に送らせて頂いたメッセージに下記内容をご返事の程、よろしくお願い...

  • 2019/07/30 16:45

    支援者の皆様ご支援ありがとうございます。皆様のご協力のおかげで、クラウドファンディング目標金額達成という形で終了を迎えることができました。パトロン数359人の方のご協力により、支援総額1382500円が集まりました。改めてこいや祭りが多くの方に支えられて成り立っていることを実感しました。皆様の...

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