(2019.8.26追記)

皆様のあたたかなご支援のおかげで、クラウドファンディング開始後、

クラウドファンディング終了日の13日前に、228名の方からご支援いただき、

目標としていた400万円を達成致しました!!

ご支援いただいた皆様、メッセージをシェアしてくださった皆様、

本当に有難うございます。心より御礼申し上げます。

この皆様からのご支援に大きな感謝の気持ちを持ちながら、

これより私たちは、新たな目標を目指していきたいと思っています。

ALSをはじめ、全ての人が自分の意思を伝え続けられる未来をいち早く創出するため、

また、「MOVE FES.2019」のイベントクオリティを高め、より多くの方へご来場頂き、

ポジティブな形でALSの輪を広げ、ALSが治る未来を実現するために

残り13日間で、当初の目標金額の125%(500万円)達成を目指して参ります。

全ての人が、自分らしく挑戦できるボーダレスな社会を創出するため、

僕達が今持てる力のすべてを使って、精一杯頑張りたいと思っています。

終了日の9/7(土)23:59まで、 引き続きあたたかなご支援・ご協力の程、宜しくお願い致します!!


はじめに・ご挨拶


皆さん、こんにちは。

WITH ALS代表の武藤将胤(むとう まさたね)です。

明日6/21は、世界ALSデーです。

一日でも早くALSが治る未来を実現したい。

そして、そこに辿り着くために、自分らしくALSと共に生きる希望を

一人でも多くの仲間に届けることを目指して、WITH ALSは毎年新たな挑戦をスタートしています。



これまで、目でDJ・VJをプレイする“EYE VDJ”として、ボーダレスエンターテイメントを創出してまいりました。

「テクノロジーの力で、すべての人に、表現の自由を。」をメッセージに活動する武藤は、さらなる可能性を追求し、今回は、脳波を使って、ALSのコミュニケーションの未来を明るく変える挑戦をします。

私たちWITH ALSらしく、その第一歩として、音楽を中心としたBORDERLESSなENTERTAINMENTの形で、皆さんに想いをお届けしていきます。

脳波を通じたコミュニケーションでラップを成立させるという、新しいエンターテイメントの形を切り開くプロジェクトです。


難病ALSとは?そして、ALSの最終段階、TLSとは?


この数年で、ALSという難病を聞いたことがある方も増えたのではないでしょうか?

理論物理学者スティーブン・ホーキング博士の存在や、漫画「宇宙兄弟」の登場人物、バケツに入った氷水を頭からかぶる寄付運動「アイスバケツチャレンジ」などで覚えている方も多いかと思います。


ALS(筋萎縮性側索硬化症)とは、体を動かす運動神経が老化し、徐々に動かなくなっていく難病です。

運動を司る神経の変性によって筋肉への命令が伝わらなくなり、筋力の低下を引き起こしますが、意識や五感、知能の働きは正常のまま。しかし、発症してからの平均余命は3~5年と言われ、極めて進行が速く、現在治癒のための有効な治療法は確立されていません。世界で35万人、日本には約1万人の仲間が闘っています。
ALSの進行によって、手足を動かす自由、声を出して発話する自由まで奪われていきます。また、徐々に呼吸をする自由までも奪われ、最終的には、人工呼吸器の装着が必要となります。

そして、ALSの最終的段階には、TLS[Totally Locked-in State(完全な閉じ込め状態)]という状態になり、眼球運動やまばたきなど、全ての筋肉が完全に停止して、周囲との意思伝達を奪われてしまうことがあります。
その状態になったとしてもなお、意識や五感、知能の働きは正常のままなのです。
私を含め、多くのALS患者が最も恐怖を抱いている状態です。現に、TLSと闘っている大切な仲間もいます。

そこで意志を伝え続ける、最後の希望が脳波なのです。
脳波を使って、コミュニケーションを取ることができれば、たとえTLSになったとしても、自分の意志を伝え続けることができるのです。

このプロジェクトで実現したい事

今回は脳波でコミュニケーションの未来を変える第1歩として、僕たちWITH ALSと電通サイエンスジャムと共同で、BRAIN RAPを行います。ALS当事者のクリエーター武藤が伝えたい想いを自身の脳波で選択し、その言葉を元に意識の辞書(AI)がリリック(韻を踏んだ歌詞)を生成していきます。ラッパーさんと共に音楽にのせて想いを伝える、世界初のBRAIN RAPに挑戦します。

BRAIN RAPを披露する場は、僕たちWITH ALSがプロデュースする、様々な意志あるアーティストと送る、ALS啓発音楽フェス「MOVE FES. 2019〜NO LIMIT,YOUR LIFE.〜」。今年は、12月22日(日)@新木場STUDIO COASTで開催が決定致しました。ご支援のリターンにも、「MOVE FES. 2019〜NO LIMIT,YOUR LIFE.〜」の参加チケット(ドリンク代¥500は別途)が含まれているものがございますので、ぜひ一緒に、限界を超え世界初の挑戦を応援して頂ければと思います。

※昨年のMOVE FES.2018の様子


そして、この挑戦を通じて、脳波によって様々なコマンドを選択できる、新しいコミュニケーションツール「NOUPATHY(脳パシー)」の開発を進めていきます。
具体的には、音を意識する時に発生する特殊な脳波を捉えて、どの音(コマンド)を選びたいのかを知ることができるようになります。例えば、TLSの状態で意思疎通が困難になったとしても、「食べたい」「飲みたい」「トイレ」など複数のコマンドから、脳波で選択することができればし、自分の意思を伝え続けることが出来るようになります。
今現在のBRAIN RAPでは、2つの言葉(コマンド)から1つを選択していますが、徐々に精度を高め、「NOUPATHY」では、年内には5つのコマンドから、脳波で選択し、意思を伝えることが出来るように開発を進めていきます。


このエンターテイメントを通して、ALS、TLSと闘っている仲間をはじめ、多くの方に希望を届けたいです。たとえ全身が動かなくなったとしても、脳波で自分の意思を伝え続けられる未来を実現していきたいです。ALSをはじめ、様々な方のコミュニケーションの未来を、テクノロジーの力で、明るく変えていきます。


プロジェクトチーム    

■一般社団法人 WITH ALS

WITH ALSは、ALSの課題解決を起点に、全ての人が自分らしく挑戦できるボーダレスな社会を創造することをミッションとして活動する団体です。

WITH ALSは、ALSをはじめとするハンディキャップを抱えた人たちの可能性を広げながら、誰もが垣根なくワクワクすることができるボーダレスな体験を、エンターテインメント・テクノロジー・ヒューマンケアの分野で創出していきます。 

障がいの有無にかかわらず、あらゆる人たちが手を取り合い、福祉・テクノロジー・音楽・ファッション・アート等、多様なジャンル間でのコミュニケーションとコラボレーションを通して、全ての人が自分らしく挑戦できる、ボーダレスな社会を目指します。

http://withals.com/


■電通サイエンスジャム

電通サイエンスジャムでは脳波をはじめとする生体信号解析をベースに、先端科学技術にアイデアを加え、新たなビジネスの開発と産業の創造および育成を行っています。日本にはまだまだ知られざる最先端科学が潜んでいます。しかし、それらがビジネスと結びつく機会は限られていて、優れた技術が十分に生かされてないことが多々あります。同様に、様々な企業にも素晴らしい技術が眠っていることがあります。

そのような技術にアイデアを付加し、企業ニーズと結びつけ、新しいビジネスへと昇華させていきます。



電通サイエンスジャム 満倉靖恵CTOのコメント

ALSが最終段階になるとTLSという状態になります。このTLSは意識ははっきりしていて脳は正常なのにもかかわらず、病気が進行するにつれて完全に意思疎通ができない状態のことを指します。

この状態はきつく、苦しいものです。物理学者のホーキング博士もこの病気に苦しみました。これを解決するために、私達は脳波を使ったコミュニケーション手段の研究をWITH ALSさんと共に行っています。

ALS患者さんは視覚は失っても、聴覚は残っています。耳に働きかける「音」と組み合わせることで、高い精度の脳波検出技術の確立を試みました。

WITH ALSさんと一緒に、技術を通して、全国のALSの方に希望を与えられればと思っています。


■NOUPATHY

NOUPATHY(脳パシー)は「脳波」を使った新しいコミュニケーションツールです。小型でポータブルな脳波計とタブレットで、「音」に反応する特殊な脳波を読み取り、使用者の発したい意思を選択肢の中から選ぶことができます。ALSの最終段階であるTLSでは、意思疎通が完全にできなくなってしまう一方で、脳は正常です。そこで、脳波を使って意思疎通ができる手段を電通サイエンスジャムとWITH ALSの共同で開発しています。


■意識の辞書

意識の辞書は、ニューラルネットワークによる単語のベクトル化技術を用いて、”特定の個人・集団の持つ意識の流れ”を収めた辞書をつくるプロジェクトです。テキストを解析し得た単語ベクトルの集合から最小全域木を構成。その後、深さ優先探索により単語を”意味の近いものをたどるように”並べていきます。解析するテキストを特定の個人や集団のものに絞ることで、その人(ら)の”意識の中で意味が近い順に”言葉が並んだ辞書を作ることが可能です。


資金の使い道

①プロジェクト開発、運営費:150万円
②PRリリース・動画制作費:20万円
③イベント開催費:150万円
④リターン費用:20万円
⑤クラウドファンディング利用手数料:60万円

※目標金額を上回った場合は、WITH ALSの啓発活動費として、大切に使わせていただきます。


リターンについて


最後に

この脳波を活用したコミュニケーションを切り拓いていくことで、ALSをはじめ、全ての人が自分の意思を伝え続けられる未来を、どうか一緒に創ってください。応援よろしくお願い致します。

  • 2019/08/27 19:49

    (記載日:2019.8.26)皆様のあたたかなご支援のおかげで、クラウドファンディング開始後、クラウドファンディング終了日の13日前に、228名の方からご支援いただき、目標としていた400万円を達成致しました!!ご支援いただいた皆様、メッセージをシェアしてくださった皆様、本当に有難うございます...

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください