みなさん、こんにちは。いま、8歳の長男、6歳の次男、そして4歳双子の三男四男の男児四人の子育て真っ最中の工藤啓と申します。  

このページを開いてくださり、ありがとうございます。  

僕が「双子妊娠がわかったときに読む最初の一冊を作りたい!」と、このサイトを立ち上げた理由を紹介させてください。  

三人目の子どもを授かり、男の子なのか、女の子なのかまだわからないとき、妻からLINEのメッセージをもらいました。  

大変!」  

妊婦健診の後だったため、妻かお腹の子どもに何かよくないことがあったのだと思いました。ものすごい不安に襲われながら  

どうしたの?」  

と返信をしました。すると、 

双子だって!!」 

 

一瞬、頭が真っ白になりました。なぜかと言えば、僕と妻が生まれてくる子どもについてさまざまな可能性を話し合って来たなかで、双子を授かるという想定がまったくなかったからです。  

しばらくスマホのスクリーンを眺め、「そうか、双子なんだ」と思ってはみたものの、どこから何を考えていいのかわかりません。妊娠中はどうなのか、生まれてからのこと、これから先の子育てのこと、何もわからないんです。  

その日、自宅に帰って妻と話をするまで何をしていたのか覚えていません。とりあえず、「双子」で検索しても、妊娠や出産、子育てについて情報がとても限られていました。それも大変そうなイメージしかわかない情報ばかりです。 

Amazonで双子に関する書籍を探して、参考になりそうなものには全部目を通しました。それでも、そこには僕の「これから」に安心感を抱ける内容ではありませんでした。どれも部分的には参考になるのですが、双子妊娠がわかった当日から2,3年先の子育てがなかなかイメージできませんでした。 

 ぼんやりと「どうしよう」ということばかりが浮かび、前向きに「こうしよう!」と思える情報になかなか出会えなかったんです。 

 

 

僕は双子の父親という立場になるわけですが、大半の情報が母親向けで、父親と母親双方にバランスよく書いてありません。 

 例えば、双子妊娠の場合、切迫早産のリスクが高いため、出産前の数か月間は入院することが多いとあります。そのとき、母親がどうであったのかという話はネット上などにもありますが、父親はどうしていたのか。妻のために何をすべきなのか。他にきょうだいがいるときにはどんな行動をすべきか、ということもわかりません。  

出産にあたって、双子の場合は帝王切開がほとんどだと思いますが、出産後の妻の身体の状態は、ひとりの子どもを産んだときとどの程度異なるのか。授乳はどうするのか。お風呂はどのように入れたらいいのか。食事はどうやって食べさせるのか。ひとりが病気になり、もうひとりが元気な場合、ワンオペでどう対応すべきなのか。 

 何もわかりません。長男、次男を育てた経験があるのに、それがどの程度活きるのかもわかりません。ただただ、不安ばかりが募り、妻のお腹は大きくなり、出産に向けて、双子の子育てに向けて時計の針は進んでいきます。 



いま、医療技術の向上、不妊治療の進展などによって、双子が生まれる割合は50年前と比べて二倍となり、この水準は今後も横ばいか増加すると言われているそうです。 

 また、双子や三つ子の家庭の多くは、なんとか出産前後から数年間を乗り切ろうとしていますが、孤立した家庭で悲しい事件や事故が起こると、非常に当惑します。双子妊娠がわかった家庭であれば、なおさら不安になります。 

 双子の妊娠出産は、夫婦が選択するものではありません。ひとりの子どもが生まれるだけでも、大きな期待と不安でいっぱいになりますが、双子となればどうしても不安が先行してしまいます。 


 

僕と妻は、偶然にも双子を授かることができました。そして男児四人の子育ては、いつもバタバタしており、笑顔が絶えない一方、常に将来に対する不安を持っています。それでもつい最近、双子も4歳となり、自分たちで遊ぶこともでき、おむつも取れました。 

 いまでも大変なことはありますが、それでも夫婦と長男次男、家族や多くの友人に支えられながら、子育てを続けています。 


 

情報が限られるなかで、戸惑ったこと、迷ったこと、困ったことは数知れません。それでも、僕ら夫婦と家族が歩んできた双子妊娠がわかってからいまにいたるまでの経験は、双子妊娠がわかった仲間にとって、微力ではありますが、これからの双子子育て生活を送る参考になるのではないかと考え、一冊の本にまとめたいと思いました。 

 

 

書籍で書きたいこと 

 僕らの双子子育て生活を一冊の本にまとめていくにあたって、こんなことをいれていきたいと考えています。 

 ・妊娠がわかってから3歳くらいまでに発生するイベントを時間軸で経験的にまとめる
・各イベントで、僕らが選択してよかったこと(もの)、そうでなかったこと(もの)を整理する
・周囲に助けていただいてとても助かったことを言語化する
・生活していてちょっと困ったこと、周囲に配慮をお願いしたいことを拡げる
・ちょっと笑ってしまうドタバタしたシーンを伝える


 


 


資金の使い道

資金は、書籍製作・製本のために活用させていただきます。こちらは「自費出版」という形式を取らせていただきます。

資金使途
・製作費:         1,350,000円
・印刷費:            650,000円 (印刷冊数:1,000冊)
・雑費:            50,000円 
・合計:          2,050,000円
 ※合計金額に加えGoodMorning社への手数料14%+税が発生します。

実施スケジュール

2019年10月~12月
クラウドファンディング実施

2019年11月~2010年1月月頃
書籍執筆

2020年1月~3月頃
校正・製本・発送

今後の展望・構想

本プロジェクトの目的は上述の通りですが、双子を授かったひとりの親として、できるだけ多くの双子家庭および未来の双子家庭となる方々に情報を届けていきたいと考えています。クラウドファンディングを通じて書籍を制作することをゴールにするのではなく、電子書籍化で長く読んでいただけるようにすること。また、病院や図書館などに寄贈できるようにすることも展望・構想として持っています。

募集方式

本プロジェクトはAll-or-Nothing方式で実施します。期日までに目標金額に満たない場合はチャレンジが未成立となる方式です。その場合、計画の実行及びリターンのお届けはできません。

リターンについて

本プロジェクトのリターンは、主に原稿データ、書籍送付、ご報告から成り立っております。書籍を制作し、みなさまの元へお届けすることに加え、これから双子を育てられる家庭や、いま双子を妊娠されていたり、双子子育てに取り組まれている方々にとって、参考にしていただける内容にしていきます。

直接的なリターンではないかもしれませんが、本書を通じて双子家庭のことが理解され、双子家庭が子育てしやすい社会、ひいては子育てが誰にとってもしやすい社会。そのような社会的リターンを目指してまいります。

最後に

ここまでお読みくださり、本当にありがとうございます。このクラウドファンディングを通じて、書籍製作費の協力を広く募りたいです。 

 そして、双子家庭の仲間、これから双子を授かる仲間、そして一緒に子どもたちを社会のひとりとして育まれるすべての優しいひとたちに情報を届けたいと考えています。 

 そして、未来に向かってひとりでも多くの双子家庭の「どうしよう」を「こうしよう!」に変えられる一冊を残していくことを、一緒に創ってくれる仲間として応援してください。



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