はじめに・ご挨拶

こんにちは。

私は兵庫県西宮市に在住の廣畑みどりと申します。

ふとしたことから島根の山あいの村、邑智郡美郷町上野に住む、陶芸家、橋本白道さんと出会いました。


皆さんは陶芸と聞いてどんな事を思い浮かべますか?

実は陶芸ってとても面白いものなんです。

国や地域によって様々な材料や手法で製作され、そこに製作者の感性や思いが混ざって作品が生まれます。

その為、製作者の育った環境や経験が作品に大きく影響を与えます。


このプロジェクトで実現したいこと

このプロジェクトは、島根の白道さんの工房に、9月と10月の2ヶ月間、海外から学生達を招待し、陶芸だけでなく様々な日本文化体験を通して創作活動に新しい一歩を加えてほしい、というものです。

最終的にはこのプロジェクトを通して、ブラジルのミナスジェライス州に実技を重視した小さな学校を作ること、ブラジルで陶芸を学ぶ若者たちの海外留学を支援すること、この2つを目標にしています。

    * 美郷の陶芸工房 *


プロジェクトをやろうと思った理由

ブラジルプロジェクトを立ち上げた陶芸家の橋本白道さんは19歳の時に陶芸に出会い、備前で修行したあと九州に窯を開きました。

50歳代はスウェーデンやリトアニア、ドミニカ共和国などに住んで陶芸と関わって来ました。

ここ数年は島根の山奥とブラジルやアルゼンチンを行き来し、海外でワークショップを開いて陶芸の魅力を伝え、同時に日本へ招待する有能な学生の発掘に努めています。

ブラジルでは、陶芸学部のある大学はひとつだけ、しかも夜間の4時間だけです。

学生数は多いのに窯やロクロは壊れていて、実技ではなく座学が中心です。

4年間学んでも陶芸の技術はほとんど無い有様ということです。

そうしたもどかしい状況を知った白道さんは「陶芸を心からやりたいと思っている学生に、物作りに没頭できる場を提供したい」と思いました。

同時に、ブラジルの地で日本人陶芸家が半世紀かけて築いて来た伝統を、継承する事にも繋げたいと願っています。日系ブラジル人が来日する若者の中に入っているのもそのためです。

ブラジルプロジェクトの詳細は、2017年最初のクラウドファンディングで、プロジェクト支援グループ、”Queridos Amigos"の副代表 引地芽衣子さんが詳しく書いて下さっているので、そちらも合わせて読んで頂ければと思います。


「島根の山奥で日本とブラジルを陶芸で繋ぐ」

https://camp-fire.jp/projects/view/37872

これまでの活動

ここでは、2017年と2018年の活動、また学生達のその後について紹介します。

2017年はブラジルから3人が参加しました。

* 工房で作陶に励むブラジルの若者達3人。日系ブラジル人のカズエの向かいには香港から来た友人も *


2ヶ月という短い期間に、彼らには自分でテーマを見つけてもらい、自分なりのやり方で創作活動に集中してもらいます。

さらに地域の方々との交流や日本文化体験 (お祭りへの参加等)、日本の芸術作品の観賞などを行いました。

* 出雲市、国際支援グループ「エスペランサ」主催のお祭りに参加,カバキーニョの演奏も披露した *


文化の違う日々の生活習慣からもいろんな面でカルチャーショックを彼らは受けたと思います。

 * 年に一度の集落対抗の綱引き大会に参加。上野地区は20年ぶりに、2人合わせて180キロの体重のブラジルパワーで優勝した *


特に地域のお祭りは自国のものとは全く違うものなので強く関心を持っていました。

* 秋の例大祭。3日間の楽打ちの練習もご苦労様。国際ワークキャンプ美郷のメンバーや村の子供達と *


2018年にはブラジルから2人、リトアニアから1人が参加しました。

* 左がリトアニアのユラーテ。ペドロとイサベラはブラジルから *


* 楽焼き。リトアニアのユラーテが指導。ブラジルの2人が焼いたが、さてさて結果はいかに? *


* 吉田とよ子先生が毎年生け花指導をしてくださいます。ユラーテは筋がいいそうですが ? *


* 秋の例大祭への参加は必須課題。2018年は特別に御神輿を運ぶ儀式にも参加しました *


文化交流体験を通して作品を作り出し、プロジェクトの成果として10月に展覧会を行います。

2018年には、何度も製作に悩み失敗しながら、投げ出さずに取り組んだ事で、なんとか無事に展覧会に辿り着く事が出来ました。

* 広島県三次市のギャラリーでの展覧会。毎日、美郷の工房から通いました *


2019年の来日希望学生はブラジル6人、スウェーデン、リトアニアから各1人の計8人となっており、学びたいと考えている学生が増えているのはとても嬉しい事です。

意欲のある学生を出来る限り受け入れ、教育制度や経済的な問題で陶芸家の原石がそのままになってしまうのではなく、今後の活躍に繋がる第一歩として彼らを応援したいと考えています。

その為にも、この活動に賛同してくださる方の支援はとても大きな力となります。

資金の使い道

彼らの受け入れをするにあたり支援の目標額は50万(生活費、材料費等)です。

未来のある若者たちが、あなたの支援で世界に羽ばたく事が出来ます。

そして、その活躍が今度は誰かの胸を打って、新たな芸術や人生を生み出すかもしれません。

そんな素敵な連鎖がこのプロジェクトから繋がっていけば、どれだけ幸せな事でしょう。

そうした私たちの夢を一緒に見てくださる方の支援を心から待ち望んでいます。

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* ( 追記 :橋本白道 )

寄稿者紹介 : 最初に、みどりさんのお姉さん(ドイツ在住のガラス アーティスト)をブラジル繋がりで知りました。

お姉さんが久しぶりに帰国したお正月に、お母さんと3人で、みどりさんが初めて我が家に来ました。

みどりさんは、大学以来、最近までずっと福祉の仕事に関わってきた誠実な女性です。


活動写真

2017年と 2018年の活動の写真は僕のfacebookの(写真ーアルバム)の中に沢山あります。

(Brazil project 2017, 2018.  Isabella in Japan,  Jurate in Japan )

 https://www.facebook.com/rikiohakudo.hashimoto


2017年と2018年に、それぞれ3人、2年間で計6人が来日しましたが、ブラジル帰国後、そのうちの3人が自分の陶芸工房を開きました。

予期せぬ出来事でした。


来日中に僕は言いました。

"たった2ヶ月間の滞在で、技術的な事は何も教える事は出来ないので、帰国後、交流体験から得たものを自分なりに創作に活かしてほしい"


彼等が、日本での交流体験から得たショックと、僕が常々口にした、"No risk, no fun" が、ブラジルという風土と相まって化学反応を起こしたのではないかと想像しています。


今年は最終的に何人来るのか予測できませんが、来るものは拒まず、予期せぬ展開を楽しみたいと思っています。

支援よろしく御願いします。

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参考資料 (2017年~2018年の活動) 

1)『ケリアミ - ブラジルと日本を陶芸で繋ぐ、Queridos Amigos』

https://www.facebook.com/ケリアミ-ブラジルと日本を陶芸で繋ぐQueridos-Amigos-120630455263887/

2)NHKテレビ (2017年)

https://m.facebook.com/story.php?story_fbid=2056799667679930&id=825265897499986

3)日本海テレビ (2017年)

https://www.facebook.com/loveiwami/videos/1862993273727238/

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ブラジル学生支援グループ「 Queridos Amigos 』(ポルトガル語で我が良き友)

代表 & 事務局長 (雑用係) : 橋本白道 

( Rikio Hakudo  Hashimoto )

 https://www.facebook.com/rikiohakudo.hashimoto

副代表 & 宣伝部長:引地メイコ 

事務局 兼 撮影班:平川洋  

事務局:岩野真大(江川太鼓代表)

事務局:木谷恵子(日本語講師)

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リターンについて

リターンは、2019年9月に来日する学生達の絵手紙を同封して発送する予定なので、9月半ばから発送開始予定です。

10月末までには,総て発送出来ると思います。

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購入方法

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実施スケジュール

8月の末から9月の初めにかけて学生達が来日します。

9月7日の「Welcome Party」までには全員が美郷に着いていると思います。

9月は出来るだけ作陶に集中します。

9月28日に中間報告を兼ねた持ち寄りの宴を開く予定です。

10月は国際ワークキャンプとの2週間の共同のプログラムを予定しています。

10月の25日から27日までの3日間、2ヶ月間の成果を見てもらうために展覧会を開く予定です。

10月26日には「 See You Again Party 」を開く予定です。


最後に

既にスウェーデンの学生は航空券を買ったそうです。

リトアニアのユラーテは再来日し、2ヶ月間の滞在の後、東京で個展を開く予定です。

5月10日時点でブラジル学生2組がクラウドファンディングを開始しました。

ブラジルでは、さらに3組(4人)がクラウドファンディングを準備中です。

全員来たら8人になります。

とびきり熱い秋になりそうな気配です。

どなたさんも、遊びに来ちゃんさいや〜

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