こんにちは!

認定NPO法人アクセスの事務局長をしています、野田沙良(のださよ)です。
22歳でフィリピン・スタディツアーに参加し、文字通り「魂をゆっさゆさ、揺さぶられた」ことが大きな決め手となり、国際協力を仕事にするようになりました。

「一人でも多くの人に、魂をゆさぶる旅を届けたい。」
そんな思いで16年間、40本以上のスタディツアーを企画し、同行してきました。

そのツアーの企画団体が「認定NPO法人アクセス」です。
アクセスは、今から30年前に京都で生まれた国際協力NPO(NGO)。フィリピンで「子どもに教育、女性に仕事」を提供しながら、日本の人々をフィリピンにご案内する「スタディツアー」を実施してきました。
(認定NPO法人アクセス https://access-jp.org / 年間500人以上の子どもたちや女性をサポートしています。)

これまでに、アクセスのスタディツアーでフィリピンに行った人は、ざっと1000人以上!

そしてその参加者の多くが、
「人生の中で一番濃い旅だった」
「価値観も、世界の見え方もガラッと変わった」
「あのツアーに参加したから、今の私がいる」

と語ります。

そう、本当にスタディツアーは、「魂をゆさぶられる旅」なのです!

(ツアーの内容や、実際の参加者の感想はこちらから https://access-jp.org/studytour) 

そして「魂をゆさぶられた人々」(元ツアー参加者)は帰国後、「フィリピンで体感した貧困や不平等をなんとかしよう」と、行動を始めています。

ボランティアを始めたり、留学したり、青年海外協力隊員や社会起業家になったり。教員として、親として、子どもたちに経験を伝え、「世界を良くしようとする次世代の育成」に取り組む人たちや、企業CSRを広げようと奮闘する人もいます。


「あなたたちみたいに、海外で学べるっていうのは、特権だよ。」

スタディツアー中に、現地スタッフが漏らした言葉に、私はドキっとしました。

薄々は感じてきたけど、向き合うことを避けてきた現実。
経済的な格差からくる「チャンス(機会)の格差」。
スタディツアーに参加できる人だけに与えられた、「特権」。

その「格差」をただ黙って受け入れるのはとても悔しい。フィリピンの人たちにも、「魂をゆさぶられる旅」を体感してほしい。大勢を受け入れるのは難しくても、せめて私たちのツアーを準備し、受け入れてきてくれたフィリピンの現地スタッフたちにまず、その体験を味わってほしい。

異文化に触れて、常識から自由になるあの感覚を。知らなかった世界との出会いに衝撃を受け、少しずつ考え方や価値観が変わっていく面白さを、ぜひ彼らにも体験してほしい。

その想いは、ずっとずっと私の心の片隅にありました。



今回のプロジェクトには、もう1つ重要な背景があります。
それは、「アクセスを率いるリーダーの世代交代が必要だ」ということです。

アクセスは今年で創立30周年。
「貧困のない、平和なアジアを創りたい」というアツい想いを原動力に、スタディツアーを実施し、また元ツアー参加者と一緒に教育支援やフェアトレード事業を実施してきました。

でも、その活動の先頭を走ってきた人々が、今だんだんと高齢化しています。アクセス日本・常務理事の森脇さん、アクセス・フィリピン事務局長のリサさん、理事・職員の石川さんはもう、50代後半~60代後半。ハッと気づいたら、「リーダーの育成と世代交代」は手遅れ寸前になっていました。

そんな中、「次世代リーダーの一人」として大きく期待されてきたのが、アクセスにかかわって16年(現在38歳)の私でした。でも…正直それは、私にとって「考えるだけで気分が落ち込む」ほどの、大きな大きなプレッシャーだったのです。
私自身、「次の10年、アクセスは何をめざし、何に取り組むのか」といった、中期目標を見失っていたということも、気分が落ち込む理由の1つとしてありました。

アクセスの未来を考えようとすると気持ちが「どよ~~~~~ん」としてしまう。
そんな、先の見えない真っ暗闇の中をさまよっていた私に、「希望の光」が差し込んだのは、2018年の頭のことでした。


2018年になってすぐの頃、私は若手理事の一人である杉山遼くんと、元ツアー参加者の倉辻悠平くん(NPO法人PALETTE創設者)と飲みに行くことにしました。二人とは、13年前にスタディツアーで出会って以来、ずっと一緒にアクセスの活動を創ってきたなかまです。

私は二人に、現在アクセスが抱えているさまざまな課題・悩みを説明した上で、こう話しました。
「もうさ、正直どうしたらええかわからんのよ。わからなさすぎて、しんどい。」
そう、弱音を吐いたのです。

すると二人はこう言ってくれました。
「せやなー。うーん。じゃあ、まぁ、一緒に考えてこか!」と。



私が必要としていたのは、「一緒に考えてくれるなかま」だったんだ!と、その時私は気づきました。


「一緒に考える人がいてくれれば、なんとかなるかもしれない」
私の心に、小さく希望の光が灯りました。杉山くんや、倉辻くんがいれば…そして、3人でいろいろアイディアを練って、一緒に考えてくれるなかまを少しずつ増やすことができたら…。

加えてその頃、フィリピン側では、ようやく3年以上辞めずに働いてくれる職員が現れはじめていました。それが、ジェリックとアレンの二人です。「二人とも力を合わせることができたら、未来は明るいかもしれない。」そう考えると、プレッシャーでどんよ~~~りしていた心が、少し軽くなりました。

そうして、私の心は決まっていきました。

「二人を日本に招き、日本スタディツアーで成長してもらうと同時に、彼らと一緒に10年後の目標を考えるワークショップをしよう!!」

そう、決意したのです。



★日程(予定): 2019年11月18日(月)~11月27日(水)
★期間    : 10日間程度
★大まかなスケジュール :
 1日目 出発
 2日目 【貧困と格差】釜ヶ崎訪問、大阪の繁華街見学
 3日目 【農業と子育て】 有機農場キッズファーム見学
 4日目 【福祉】 市営住宅、役場、保育園など見学
 5日目 【文化と社会運動】 大学祭/在日フィリピン人と会食など
 6日目 【合宿】 10年後のゴールを話し合うワークショップ
 7日目 【合宿】 10年後のゴールを話し合うワークショップ
 8日目 【協力者との交流】 協力者・寄付者を訪問
 9日目 【フリー】 自分たちで旅程を組んで観光
 10日目 帰着
※以上は予定です。受け入れ先の都合などで、変更になる場合があります。


スタディツアーの魅力は、本やインターネットでは得られない「ホンモノの出会いと体験」。「貧困・格差」「農業」「教育」「福祉」「アート」など、各分野のリアルな体験を語ってくれる人々を訪ね、五感で学んでもらいます。たとえば、こんな内容を検討中です。

・釜ヶ崎(大阪市西成区)で、日本の貧困に出会う
・京都市で有機農業を体験
・京都の大学で文化と教育に触れる
・アクセスの活動に協力してくれているドナー学校や企業を訪問

来日後半には、「アクセスの未来を一緒に考えたい」と思ってくれる日本の元ツアー参加者と、ジェリック、アレンが一堂に会し、「2029年に達成したい目標」を決めるワークショップを行います。日本で魂をゆさぶられた二人とともい、アクセスの歴史をふりかえり、みっともない部分と向きあいながら、愛しい部分を継承し、新しいアクセスを創っていくワークショップです。

アクセスの夢である「貧困のない平和なアジア」が実現するのは、きっと遠い未来。だからこそ、数百年先の夢につながる道筋を、今、みんなで話し合いたい。「10年後」に達成すべき目標を設定することが、夢に近づく大切な一歩だと思っています。


★日本スタディツアーが終わったら…
二人の来日中の様子は、写真や映像で記録し、協力してくださる皆さんに後日、共有いたします。もちろん、ワークショップで話し合う「2029年の目標」も、目標数値と共に発表する予定です。2020年は、その目標とともにアクセスの新しいステージが始まります!!


★日本スタディツアー実施費             : 43万円
★アクセスの未来を計画するワークショップ実施費* : 15万円
★リターン制作費と送料               : 3万円
★クラウドファンディング手数料(14%)       : 約10万円
*ワークショップ費には、会場費、ファシリテーターの交通費と謝礼が含まれます。

※目標額を越えるご寄付があった場合は、フィリピンの子どもたちへの教育支援事業・女性の仕事づくり事業(フェアトレード)の資金とさせていただきます。


●【10名限定】 スタディツアー参加費ディスカウントコース
●【学生必見!】 事務局長のださよと、1時間お話できるコース
●  心を込めた感謝のメールと動画コース


●  フェアトレードコース(フェアトレードの手作りカード1枚)
●  現地スタッフ・石川さんの日めくりカレンダーコース


● 【8名限定】来日中の二人に会えるコース(京都市内にあるアクセス事務所での食事会にお招きします)
●  心を込めた感謝のメール&動画&報告書コース


●  アクセス大好き❤コース (ツアー参加費ディスカウント以外のすべてのリターンがついてきます)

2019年6月16日 :クラウドファンディング開始
2019年7月21日 :クラウドファンディング終了
2019年8月以降  :リターンの一部をお届け
2019年11月下旬 :ジェリックとアレン来日
         日本スタディツアー、アクセスの未来を計画するワークショップ開催
2020年2月中旬 :リターンの残りをお届け


30年もの歴史ある団体を率いることは、私にとって、大きなプレッシャーです。

今の私は、先輩たちからバトンを受け取ったのはいいけれど、ゴールが示された地図を持っていないランナーのようなものです。バトンの価値をよく知っているから、棄権だけはしたくない。でも、ゴールへの道筋はぼんやりとしていて、不安でいっぱい。そんな状態なのです。

でも。
もしジェリックとアレンが来日し、想いを持った元ツアー参加者の皆さんと一緒にアクセスの未来計画を立てることができたなら。きっと、私の不安をふきとばしてくれるような、色鮮やかな地図を描くことができるだろうと思っています。

スタディツアーで魂をゆさぶられたことのあるあなたに。
いつか、魂をゆさぶられるような旅に参加してみたいと感じ始めたあなたに。
「貧困をなくす力になりたい」と思いながら、なかなか動けずにいるあなたに。

心から、お願いします。

どうか私と一緒に、「魂をゆさぶる日本スタディツアー」を成功させてください。
「貧困のない平和なアジア」の実現に向けた、次の一歩を、踏み出させてください。

認定NPO法人アクセス
事務局長 野田沙良


*本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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