みなさん、こんにちは。荘保共子です。たった1週間でネクストゴールを達成できたこと、皆さまの多大なるご支援に感謝申し上げます。あと残り3日、さらなるネクストゴールに挑戦することにいたします。

ネクストゴールは、700万円です。

このクラウドファンディングの目的は、私が始めたステップハウス事業が「子どもの里」へ事業移管するまでの間の3年間の運営資金を調達することでした。しかし、実際のところ、現在ファンディングできた600万円は2年半分の資金で、このままだと最後の半年は運営資金が枯渇することになるのです。

当初は、このクラウドファンディングがここまで共感を得られるものと想定しておらず、2年半分の500万円を目標とさせていただいておりました。しかし、600万円を達成した今、希望が見えてまいりましたので、最後の3日間で本当に必要な資金700万円のクラウドファンディングに挑戦したいと思います。

あと3日、どうぞ最後までご支援・ご協力いただけますと幸いです。

【追記:10月27日 (日曜日) 】


みなさん、こんにちは。荘保共子です。
この度は、多大なるご支援本当にありがとうございました。

クラウドファンディング終了まであと少し。目標金額は達成しましたがまだ時間が残されていますので、もう一つ、皆さまにご支援をお願いしたく、ネクストゴールを設定することにしました。

ネクストゴールは、あと100万円追加した600万円です。就労訓練機会の提供場所「さとPlatz」というカフェの運営資金に充てるためのクラウドファンディングです。

「さとPlatz」の内観

「さとPlatz」のメニュー

実は、「ステップハウスとも」にやってくる方々は、心に傷を負っていたり、発達の課題があり生きづらさを抱えていたり、幼い子どもを抱えていたり、まだまだ一人で自立するには年齢的に早かったりと、すぐに社会に出て自分で働いてお金を稼いで生活していくということが難しい状況にある方が多い傾向にあります。

しかし、ステップハウスという以上、彼女たちが自分の人生の一歩をもう一度踏み出そうという気持ちになれる場所、自分の力で歩を進めていくだけの力を身に着ける場所であるべきです。そのような考えから、私は昨年から、就労訓練の機会を提供するカフェを運営しています。

ジャズライブが開催されるステージ

カフェは「さとPlatz」という名前です。「KAMAPUB」というジャズライヴも開催される素敵なパブのお昼の時間を間借りし、9時から16時まで営業しています。

キッチンの様子カフェではホール業務やキッチン業務、会計業務などの仕事があります。そこで、自分のペースで仕事をすることで、働きながら生活をしていく練習をすることができます。


しかし、この「さとPlatz」も実は、光熱水費と賃料、人件費(就労訓練を受けた方々に、労働の対価分として最低賃金×働いた時間数)がかかり、毎月3~4万円の赤字が出ている状況です。現在は、私がその赤字を補填している状況です。

そこで、皆さんにお願いしたいのは、この就労訓練を提供するカフェ「さとPlatz」の2年半分の運営資金のご協力です。女の子や母子が、次の一歩を踏み出す力を身に着けるために、どうかご協力いただけますと幸いです。

【追記:10月21日 (月曜日) 】


ーーーーはじめに
ーーーー日本最大の日雇い労働者の街”釜ヶ崎”
ーーーー「いつでもおいでや。」こどもも大人も集まるみんなの”さと”
ーーーー女の子や母子が安心して自立できる居場所を届けたい!
ーーーー資金使途
ーーーー応援メッセージ
ーーーーさいごに

認定NPO法人こどもの里の荘保共子です。私は大阪府の西成区にある釜ヶ崎で子どもたちの居場所「こどもの里」を40年以上運営し、釜ヶ崎の子どもたちに健全で、安心できる、自由な遊び場や居場所、生活の場を届けるための活動を続けてきました。

今回のクラウドファンディングでは、釜ヶ崎で行き場所を失った20歳以上の女の子や母子、又は、他地域から釜ヶ崎に逃れてきた20歳以上の女の子や母子に、「ステップハウスとも」という居場所を届け続けるための活動資金を集めたいと思っています。 

「いつでもおいでや。」そう言ってもらえる居場所を、それを必要とする20歳以上の女の子や母子へ、私たちと一緒に届けてください。皆さんのご支援をどうぞ宜しくお願いします。

認定NPO法人地域包摂こども支援センターの運営する「こどもの里」は、大阪府大阪市西成区萩之茶屋で40年以上、地域の子どもたちと、その親たちを支える活動を続けてきました。

大阪市西成区にある、日雇い労働者らが集う国内最大規模の街。「あいりん地区」とも呼ばれ、労働者向けの通称ドヤと呼ばれる、一泊1,000円程度で素泊まりできる簡易宿泊所が軒を連ねています。

高度経済成長期には度々労働者たちによる暴動(実際は差別に対する抗議行動)が発生するなど、治安の悪いイメージがありました。長年、土木・建設現場に働き手を送り出してきましたが、昨今では労働者の高齢化非正規雇用制度ができたことによる「寄り場」の解体生活保護受給にまつわる問題など、様々な課題が山積みとなっています。路上生活者も多く、多い年では1年に100人が行き倒れで亡くなります

人がこの町にやってくる理由は様々で、失業をして行く場所がなく流れ着いた人、DVから逃れてきた人、地域では生きづらい人など、様々です。しかし、地域に多数あるNPO団体や宗教団体による炊き出しなどが頻繁に行われるなど、地域のネットワークが今現在も色濃く残っています。多様性を受け入れる街のあり方が、様々な人のセーフティネットを形成する土壌となり、その人たちの再生を可能にしています。

釜ヶ崎の子どもたちに健全で自由な遊び場を提供したいとの思いから、1977年に子どもたちの遊び場「こどもの広場」としてスタートし、1980年に現在の場所に「こどもの里」と改称して移設し、地域の子どもたちと、その親たちを支える活動を続けてきました。

当初は、釜ヶ崎の子どもたちは学校から帰ったあとの居場所が多くありませんでした。公園で野宿のおじさんがいるところで遊んだりするしかありませんでした。家庭は三畳とか四畳半の狭いところですから、ゆっくりできない。だから子どもたちも大人たちも外にいるような状況でした。

「こどものひろばにおいで」と4〜5人の子どもたちに声をかけたら、その子たちが右手に弟、左手に妹、ちょっと上のお姉ちゃんが背中に赤ちゃんをおぶってやって来ることもありました。皆、兄弟姉妹が多く、すぐに60人以上になりました。集まってきた子どもが赤ちゃんから中高生までだったので、自然に誰が来てもいいよということになり、40年間続けてきました

こどもが安心して遊べる場の提供生活相談を中心に、子どもの最善の利益を考えること、子どもの自己尊重感(self-esteem)を守り育てることをモットーに、これまで活動を続けてきました。

放課後の子どもたちの居場所としてだけでなく、生活の不安定さに揺れる子どもたちや親たちのサポートをし続けています。家庭環境によって行き場のない子どもたちのニーズも高まり、緊急一時保護の場、生活の場の提供もしています。

多くの子どもたちを見つめてきた中で、何より大切と感じるのは、子どもたちの「自己尊重感(self-esteem)」です。子どもが安心であるということは、自分が生きていてもいいと納得することです。 

しかし釜ヶ崎には、周囲の事情によって自己尊重感(self-esteem)が低くなってしまっている子どもがとても多いです。虐待されていたり、放ったらかしにされていたり。そうした子どもたちは「生まれてこなければよかった」「なんで生きているんだ」という考えに至ってしまうこともあります。

そういう思いを抱えながらも、一生懸命遊ぶことで、子どもは自分を癒していきます。だからこそ、一生懸命遊ぶことができる場が必要です。子どもは、一生懸命遊びで自らを癒しながら、自らの力で安心の場所を作りあげていきます

そして、その中で子どもたちはしんどいことを出してくれます。しんどいと泣き出す子もいます。泣くということは、SOSを出してくれていることなので「何かあった?」と話が聞けます。

これまで様々な子どもたちのしんどさを見てきました。親にお金がないことを察し、夕飯時になったら突然「今日、おなか痛い」と言い出す子。体操服がすり切れてきてるから買って持参するようにと先生に言われても「忘れた」と言って持っていかない子。パチンコ屋の前で「100円ちょうだい」とおじさんたちに言って回る子。

親を困らせないために、知恵を絞りながら生きているのです。本当に子どもたちは与えられた環境を一生懸命生きています子どもの力とは「生きる力」です。それはどの子も生まれながらにもっていますそれが子どもたちの人権だということも、私は子どもたちから教えてもらいました。

「こどもの里」の卒業生たちの一部は釜ヶ崎にとどまり、その近所で就職します。そういった若者たちのうち、男の子であれば簡易宿泊施設(ドヤ)に泊まることもできます。ただ、女の子が簡易宿泊所(ドヤ)に泊まることは困難であり、また他に宿泊できる場所も少ないため、そういった女の子や母子が「こどもの里」にやってくることがありました。その度に、支援をしたいと思っていたのですが、既存の枠組みでは彼女たちのニーズに答えることが出来ませんでした

虐待置き去り非行など様々な理由で児童相談所につながる子ども・若者たちがいます。そして、児童相談所が親や子ども・若者と面会をして、危険性が高いと判断された場合は、児童相談所に併設された一時保護所で、一時保護をすることができます。

ただ、一時保護所の中では携帯やスマートフォンを利用することはできず、子どもの安全を守るという理由で外出の機会はほぼなく、学校に通うこともできません。そのため「ちゃんと学校を卒業したい」という思いを持つ、年頃の子ども・若者たちは一時保護を拒否してしまい、困難さを抱えていながらも公的な支援に繋がれないケースも多くあります。

行き場所のない母子と「こどもの里」を卒業した女の子に自分の人生を選びとるための間の居場所を届けたい、そのような思いから、引退後の生活のために残していた資金をつぎ込み、釜ヶ崎の簡易宿泊施設をまるごと買取って改装し、家具についてはIKEAの協力を得ることができたため、なんとか「ステップハウスとも」をスタートさせることができました。

女性が最大11人、一定期間居続けられる宿泊所です。現在は、「こどもの里」のスタッフが住み込んでくれ「こどもの里」でいつでも相談できるような体制を何とか整えられていますが、将来的には、いつでも相談できる常勤の職員をおくべきと考えています。

「ステップハウスとも」には、「こどもの里」を卒業して一旦は働いたけど難しくなって戻ってきた女の子や、難民DV被害から逃れて来た母子シェルターで暮らしていたけど、三ヶ月が経ってシェルターを出なければならず、次の居場所がない女の子などが暮らしています。 

そして、仕事がない女の子たちには一緒に仕事を探し、きちんと給料が貰えるまでは無料で宿泊することができます。

住環境が整い、安心できる誰かと繋がることにより、心身が安定し、また「一歩」を力強く踏み出すことができるはずです。「ステップハウスとも」を安心して女の子たちが過ごし、自分の人生の次の「一歩」を踏み出すことができる、そんな場所にしたいと思っています。


今回のクラウドファンディングでは、まずは二年半分の運営資金(人件費含まず)である500万円を、私たちの想いに共感してくださった皆さまから、ご支援いただきたいと考えています。 

今回のプロジェクトは私個人が始めたものです。すなわち、このステップハウスは「こどもの里」の事業とはなっていません。その理由は、ステップハウスを運営するだけの(人員面や資金面での)余裕が、こどもの里にはないためです。

ステップハウスは、公的な事業ではないため、行政からの助成金や委託事業を受けることが難しく自主事業として展開しなければなりません。すなわち、通常の社会福祉事業に比べて人材確保や資金調達が困難な事業です。そして、現在のスタッフの人数や資金繰りから考えると、こどもの里のスタッフや資金をこの事業に割けば、こどもの里の事業の存続が危うくなってしまう可能性すらあります。

今後、ステップハウスのスタッフ確保や資金調達の仕組みを作り、事業をこどもの里に移管するのには、三年程度かかることが予想されます。上記の仕組みを作り、事業移管するまでの運営資金を是非皆さまからご支援いただきたく、考えております。


痛みを知る人は優しい。同じ痛みを他者に味わってほしくないと思うから。この十数年、僕がこどもの里で出逢ってきた子どもたちも優しい子が多かった。そしてその優しさ、心身へ痛みを与えようとする者への忌避感から、社会に出てからの生き辛さが見て取れる子も少なくない。 

三度の食事、優しい言葉、非暴力の環境など、いわゆる「普通の日常」が削がれた中で生まれ育ち、今日まで生きてきた子ども達を、「今日から社会人」と自己責任の一言で片付けるこの社会。

子ども達を守り育み、人の幸せを願う想いに、みんなが共感してくれたらええやん。

「さと」には何度も訪問させて頂いていますが、その度に心を打たれます。子どもたちは元気いっぱいですし、荘保さんたちには支援者や大人にありがちな上から目線は一切なく、ただ子どもたちに寄り添っています。これは、私が信じる理想の大人と子どもの関係です。

多くの人々が「地域での子ども支援」を推進しようとしていますが、全国が学ぶべきモデル がここ釜ヶ崎にあります。今回のステップハウス事業が軌道にのれば、それはより素晴らしいものになるはずです。今回のプロジェクト成功を心から応援します。


「たった一人の、目の前にいるこの子を、何とかしたい」という強い思いで、40年以上釜ヶ崎の子どもたちや母子と向き合ってきました。

恐らく、このプロジェクトは、私個人のプロジェクトとしては人生最後となるであろうプロジェクトです。「ステップハウスとも」の運営が今後も順調になされたら、そこで得られた地域による子ども支援の学びは全国にも広く展開していけると強く信じています

このプロジェクトは、釜ヶ崎の子どもや母子を助けるだけでなく、同じような境遇で苦しい思いをしている全ての人たちのためのプロジェクトです。

全国の子どもたちや母子が「いつでもおいでや。」そう言ってもらえる安心・安全な居場所を、誰一人とり残さない社会を、皆さまと実現できればと願っています。皆さんのご支援を、どうぞ宜しくお願いします。



【クラウドファンディング企画者 Living in Peace とは】

私たちLiving in Peaceは、メンバーみなが本業を別に持つ「全員プロボノ(ボランティア)のNPO」として2007年に結成されました。「すべての人にチャンスを。」の理念のもと、現在は国内・国外を問わず3つの支援領域(子ども支援(国内)、マイクロファイナンス支援(途上国)、難民支援(国内))で活動しています。

今回は、とくに国内の児童養護施設などで親と離れて生活しなければならない子どもたちの支援をしてきた「こどもプロジェクト」のメンバーで、クラウドファンディングを立ち上げました。

「こどもプロジェクト」では、「全ての子どもが自分の可能性を諦めなくてよい社会」をビジョンに掲げ、2009年から、施設建替えのための資金集め、施設出身者の進学のための資金集め、施設児童向けのキャリアプログラムの実施、地域の子どもたちのための子ども食堂などの事業に取り組んでいます。 

→非営利活動法人Living in Peaceこどもプロジェクトについて、詳しくはこちら

 
【寄附金の控除につきまして】

「Living in Peace」は国税庁より認定を受けた認定NPO法人のため、寄付金控除等の税の優遇措置(減税)を受けることができます。
→詳細はこちらもご覧ください。

《個人の場合》
■所得税の寄付金控除
個人が各年において支出した認定NPO法人に対する寄付金で、その寄付総額が2,000円を超える場合には、確定申告の際に所得税の寄付金控除として「税額控除」または「所得控除」のいずれかが選択適用できます。
※年間寄付額や所得税率などによって有利な選択が異なります。詳しくは税務署等にご確認ください。

■住民税の寄付金控除
寄付者がお住まいの都道府県または市区町村が条例で指定した認定NPO法人等に寄付した場合に適用されます。※お住まいの都道府県または市区町村にご確認ください。


《法人の場合》
一般のNPO法人等に寄付した場合の「一般損金算入限度額」とは別枠の「特別損金算入限度額」が適用されます。なお、寄付総額が「特別損金算入限度額」を超える場合には、その超える部分の金額を「一般損金算入限度額」に算入することができます。


※備考
・寄附金受領日は、Camp fireからLiving in Peaceへの入金日)となります
・寄附金受領後、Living in Peaceより「寄附金受領書」をデータ発行いたします。

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください