100年近い歴史を持つスペインのイベリコ豚3代目農家から
新しいホルモンの価値を生み出し食文化へと繋げていきます。

・生産現場が見えづらい輸入食品だからこそ、国産品よりも時間をかけて商品と向き合う。
・限りなく農家さんと購入者様の距離が縮まればきっと新しい価値を生み出せる。
そのためにまずは1人でも多くの方に知ってほしいと思い、クラウドファンディングに挑戦させていただきます。





初めまして、合同会社ライフジュエルの代表山田悠平と申します!



数あるプロジェクトの中から、私のページを見てくださりありがとうございます!
現在ライフジュエルではスペイン産ハモンイベリコを輸入し
飲食店様や小売業者様への卸をさせて頂いております。

スペインへは多い時は1年の半分ほど滞在し牧場の手伝いから、
商品企画まで農家さんと二人三脚で行っております。

スペインのバルで生ハムを食べたときに今まで食べていた生ハムは生ハムじゃなかったのか」
と衝撃を受け、友達や家族にも食べさせたい!
という思いから会社を立ち上げ輸入を始めました。

 






輸入食品と聞くとどんなイメージを思い浮かべますか?

お洒落だとか、安い、特別なんて思う人もいるかもしれません。

私は当時段ボール入り餃子が話題となっていて
輸入食品なんてどんな環境で作られているか分からないし、できれば買いたくないな
と思っていました。
でもよく考えてみると問題が起きた時、悪者はその国や生産者だけなのか。
輸入品だから仕方ないではなくて、日本の輸入者が現地生産者に一番近いのだから
代わりとなって責任を持って取り扱うべきなのではないかという思いに至りました。

しかし、いざ本気でその商品を知ろうと思ったら
スペインという国のイベリコ豚だけでも既に6年も経過し未だに新しい発見があります。






私が初めてスペインへ行ったのは飲食店で社員として働き始めた社会人1年目の冬でした。
スペインで通訳の仕事をしている幼馴染がSNSに投稿した写真がきっかけで
当時は何となく楽しそうぐらいの気持ちでした。

スペインのサラマンカに到着して地元のおすすめバルがあるからと一緒についてくと
価格はどれも一皿400円、ワインも1800円くらいでした。
ウェイターさんにおすすめを持ってきてもらう間
店内を見渡すとウェイターさんは皆40代後半かそれ以上でした。
中には60代くらいの方もいて、お客さんと楽しそうに話しながら接客をしていました。

そんな現地では当たり前の光景が、日本の飲食店で勤務をしていた私には
驚きの光景だったことを今でも覚えています。

おすすめのワインと生ハムが並べられ 店員さんがスペインは世界一の生ハム大国
そのスペインの中でもサラマンカ地方のイベリコ豚生ハムは一番美味しいと説明してくれました。


正直長旅で疲れていた私はハムかなんて思いながら一切れ口に入れると
イベリコ豚特有のナッツの香りと脂身の甘さが口を閉じた瞬間に広がり、
ひと噛みするごとに今度は熟成された赤身から旨味がどんどん溢れ出てきて
驚いて思わずすぐに飲み込んでしまいました。

味の広がり方から余韻までがまるで完成された一つの料理のように感じ

「今まで食べていた生ハムは生ハムじゃなかったのか。」
と納得していました。




帰国後、百貨店に立ち寄るとイベリコ豚の生ハムが売られていました。
スペイン旅行を思い出しながら見ていると
お店で一皿400円だった生ハムが店頭で4000近くの値が付けられていました。
小売りでこの値段なら飲食店で食べたら一体いくらに...
輸入って大変だなと思いながらとりあえず何個か購入しました。

家族とスペインの話をしながら、生ハムを食べようかと並べていると違和感が。
切りたてを包んでもらったはずなのに香りも無く、試しに一口食べてみると塩辛いだけでした。

私は納得がいかずすぐにスペインにいる幼馴染に連絡を取り 
イベリコ豚について知りたい!と伝えました。

すると、幸運なことに知り合いに農家がいるということなので、翌年春に休みを申請しスペインに向かいました。



現地について早速アポを入れてもらった農場に行くと、担当してくれた社員は歓迎しているのですが
その他の社員からオーナーさんまでもがあまり快く思っていない雰囲気でした。

来てしまったものはしょうがないといった感じで、写真はNGで見学の時間も30分足らずでした。
飛行機で22時間もかけてきたのに...というのが最初の思い出でした。

そのあと、担当してくれた社員さんに話を聞くと、スペインにおいてイベリコ豚の生ハムは王族に献上する品
生産者は格式が高く閉鎖的でプライドが高いようでした。

さらに以前は日本の市場に対して興味があったそうなのですが
イベリコ豚じゃないスペイン産の豚肉が最高ランク
(イベリコ豚のハムには4段階で政府規格のランクがある)のイベリコと謳われて販売され、

展示会に出展している日本の輸入業者ですらランクや熟成日数を偽っていているのを目の当たりにし、
自身のプライドが許さず見限ったそうなのです。





帰国後、実際に調べてみると新宿や都内百貨店でイベリコ豚の生ハムとして売られている物も、
スペイン語ではイベリコ豚とラベルに一切表示がないのに
(トレーサビリティタグと、と殺の日時をスタンプすることが法律上必要)
イベリコ豚の生ハムとして販売されていました。




私はその後も食品の展示会や大使館との交流会で、
輸入業者は転売で生産者ではない
その商品がダメになってもまた別の商品を仕入れればいいと思っているのではないか
と疑問を持つようになりました。
これらの問題は大使館の担当員も認識しているが現状どうしようもないとの事でした。



今ではスーパーの野菜も生産者の顔が分かるのが当たり前
輸入食品にも同じスタンスが必要なのだと思い
その勢いで飲食店を辞めイベリコ豚生ハムの輸入を決断しました

それからはバイトでお金を貯めてはスペイン全土
各地域ごとのイベリコ豚を食べ比べながら3か月かけて1周して
1番おいしいイベリコ豚だと自分が感じた農家に取引の直談判をしました。

3回ほどいい返事をもらえず帰国したのちにOKを貰い
1年ほど輸入や起業の勉強をしたのち地域の銀行から融資を受けて会社を登記しました。



そうした中である時、イベリコ豚のと殺場を見学しに行きました。
枝肉となった部位は丁寧に切り分けられ生ハム用やステーキ用に仕分けているが、なぜかホルモンなどの内臓肉はまとめて置かれていることに気が付きました。






そういえばスペインでイベリコ豚のホルモン料理は煮込みくらいしかないなと思い、
このレバーやタン、トントロなど内臓はどうするのかと聞いてみると
「売ってもパテや加工にするしかないしあまり値段もつかないから大体は破棄している」
との事でした。
そのことに大変驚き、日本でホルモンは大人気でハツやレバー、タンは焼肉に行ったら必ず注文すると伝えると農家さんも同様に驚いていました。



お願いをして少量のサンプルをもらい試しにホルモンを焼いてみると、
レバーは臭みも少なく、ハラミはイベリコ豚特有のうまみが強く牛肉より美味しい

中でも1番驚いたのはタンでした、厚切りで焼いてみると都内で食べた1人前2000円はするだろう牛タンよりも柔らかくてジューシー、臭みもなく旨味が濃厚でした。

自分が持っている経験や環境、知識を使ってイベリコ豚という食文化に対して何ができるのかを考えた時に
このイベリコ豚ホルモンを日本で広めることが農場の助けになり、廃棄食肉の有効活用、
さらに日本の消費者が美味しい肉をより身近に楽しむことが出来る、つまり幸せになるのではないかと思いました。






輸入食品ではございますが、現地生産者と同じ目線で商品を語れるように
年に4回ほどスペインのイベリコ豚農場を訪れ、農場の手伝いや加工
日本の消費者に分かりやすいような商品開発までも一緒に行っています。 



 日本にある輸入食品のほとんどがその国の既製品で、異物混入など問題が起こっても
その国が悪いと責任転換しているだけではいつまでも食の安全に繋がらないと考え
輸入者が生産者という自覚をもって販売しております

その甲斐有ってイベリコ豚の生ハムに関しては取り扱ってくれるスーパーや酒屋さんも増えてきました。

そんな輸入生産者だからこそ廃棄肉に対して価値を生み出し、食文化へと広めていけると考えております。














スペイン産イベリコ豚のホルモンを一人でも多くの方に食べていただき、
1.安くて美味しく、安心安全な肉を広めていきたい。

それに伴って現地生産者の方にもイベリコ豚のホルモンには
2.商品としての価値があることを認識してもらいたい。

将来的にはイベリコ豚の焼きトンなど身近に楽しめる場所を作って
3.少しでも食肉のロスを減らしていきたいと考えています。



 


会社自体まだ小さくお客様の声を直接受け取る機会が少ない中で、
今回の目的はあくまで日本の皆様がイベリコ豚のホルモンという未知の食材を
食べたいと思うのか
美味しいと感じるのか
を知ることです。

 そのため金額のほとんどはリターンの輸入費や原価となります。
また目標よりも多くご支援頂いた場合はホームページの本格的な作成や定期的な試食会イベント、
レシピ本の作成などを行いたいと思います。





金額が目標よりも集まらなかった場合は輸入費などで赤字となりますが、責任をもって輸入
まずは1人でも多くの方に食べてもらいたいと考えていますので少しでもお力添えを頂けると幸いです。

どうぞよろしくお願いいたします!

合同会社ライフジュエル 代表社員 山田悠平

東京都中野区本町4-7-12 1F


本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2020/12/02 09:00

    いつも応援ありがとうございます!合同会社ライフジュエルの山田です今年の最後の締めくくりプロジェクトとして、イベリコ黒豚と国産黒毛和牛A5ランクの盛り合わせプロジェクトを開催しました!https://camp-fire.jp/projects/view/309546先行リターンでは通常の黒毛和牛...

  • 2019/08/09 20:44

    お世話になっております!プロジェクト担当の山田です!皆様にお送りするリターンの準備が整いました!お盆明けから9月上旬に向けて随時お送りいたしますので、発送しましたらご連絡いたします!今しばらくお待ちください!

  • 2019/05/18 04:07

    こんばんわ!スペインは日が長くなってきたようです!リターンの荷姿などが出来てきました!写真は650gの肩ロースです!これからの時期にぴったりで500g-600gなら4人前で満足いただけます!筋なども一通り取ってあるのでそのまま焼くだけでGood!明日はマドリードでイベリコ豚の焼肉を提供されてい...

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