多様性を認め合い、祝福し合う、SDGs ハッピーアースパレード in 渋谷は4月21日(日)、大好評のうちに開催されました。

昨年の倍近い約40のグループから約400人が参加し、国連大学から、青山、表参道、原宿、渋谷を周り、国連大学に戻る約3キロのコースを、華やかにパレードしました。

パレードの写真をいっぱい活動報告にアップしましたので、ぜひご覧ください。皆さんの生き生きした楽しい様子が伝わってきます。

このパレード、来年はもっと多様な人たちに参加してもらって、もっともっと盛り上がろうと考えています。そのために、まず、今年かかった経費の一部をまかなうためのクラウドファンディングにぜひご協力ください。

以下は、パレード前に私たちの思いをお伝えした、支援のお願いです。ご一読のうえ、ご支援よろしくお願いします。

多様であることの喜び、ハッピーを表現するパレード

私たちは、地球のことを考えて行動する市民が企画を持ち寄る、日本最大級の市民によるエコイベント、アースデイ東京2018(12万人来場)で、初めて『SDGs ハッピーアースパレード』を実施しました。

約2ヵ月の準備期間にもかかわらず、多様なグループが参加して、素晴らしいパレードになりました。私たちは、このパレードをさらに大きくしていこうと考えています。

今年も、アースデイ東京2019で、「SDGs ハッピーアースパレード in 渋谷」を実施します。

目指すのは、このイラストが象徴するように、人種、民族、国籍、宗教などあらゆる違いを認め合い、人間だけでなく動植物も含めたあらゆるいのちの多様性を祝福し、みんなのハッピーを表現するパレードです。イラストは、若手の画家、河野夢以さんが描いてくれました。

リオ+20のグローバルマーチが原点に

このパレードの原点は、2012年にブラジルのリオデジャネイロで開催された「国連環境開発会議(リオ+20)」の際に行われた、世界中から集まった市民によるグローバルマーチにあります。
リオ+20は、世界でもっとも貧しい大統領として有名になったウルグアイのムヒカ大統領が演説を行ったことでも知られていますが、リオの市街地を埋めたこのマーチも忘れられません。サンバなどにぎやかな音楽に乗って踊ったり、歌ったりしながら、道路を埋めて進む人たちは迫力満点でした。

魅力がいっぱいのこんなパレードを日本でもできたらいいな、というのが、今回のパレードの発想の原点です。

大切な目標 SDGs を知ってもらいたい!

パレードの名前の先頭に掲げているSDGs(持続可能な開発目標)というのは、リオ+20での話し合いから生まれ、2015年に国連で採択された、17項目の世界共通の目標です。

とても重要な目標で、世界中で様々な取り組みがされていますが、残念ながら日本での知名度はいまだに約15%という低さです(出典:電通調査)。

そこで、私たちは、ぜひ多くの方々にSDGsを知ってもらおうと、リオで目撃したグローバルマーチをヒントに、SDGsをテーマにした日本で初めて、おそらくは世界でもあまり例のない、本格的なパレードを企画しました。

地球の仲間のパートナーシップで平和を実現

SDGs ハッピーアースパレード in 渋谷は、戦後70周年の2015年に、広島、長崎の被爆者だけでなく世界中のヒバクシャの姿を写真で伝える、NPO法人世界ヒバクシャ展の活動から生まれた、YES PEACE! プロジェクトの一環でもあります。このプロジェクトは、被爆者が誰よりも強く願う平和を実現しようと、「平和にイエス!」という分かりやすく親しみやすいメッセージを掲げて、新しいつながりを作っていくことを目指してきました。

SDGsの17番目の目標は『パートナーシップで目標を達成しよう』です。
パレードの究極の目標は、さまざまな壁を越えて、持続可能で平和な社会を目指す地球の仲間の、より幅広い横のつながり、パートナーシップを生み出すことです。そうした新たなつながりこそが、ヒバクシャの願う平和への道を切り拓くのです。

そこで考えたもう一つの合言葉が『いちゃりばちょ~で~』。沖縄の言葉で「一度出逢ったら皆兄弟」という意味です。私たちは、思いっきり楽しいパレードを共に体験し、交流を深めることによって、信頼に基づく新たなつながりを生み出し、すべてのいのちが大切にされる平和で安心・安全な社会を生み出すムーブメントを起こしていこうと考えてました。

楽しかった!また参加したい!と参加者にも大好評

昨年のパレードには、広島、長崎の被爆者や、地球環境問題などに取り組むグループ、環境問題を学ぶ学生たち、世界中の国の旗を掲げて歩くグループ、朝鮮、アイヌ、アフリカなどの歌や踊りのグループ、パラリンピックのメダリストなど、約300人が参加。歌いながら、踊りながら、民族衣装で、仮装で、車イスで、と自由なスタイルで、週末で賑わう渋谷、原宿の街を歩き、沿道の方々から盛んな声援を浴びていました。

パレードの先頭は、「YES PEACE!」 の歌を伸びやかに歌うシンガーソングライターのしらいみちよさん。

2015年のアースデイ東京にもご出演いただいた服部道子さんをはじめとする被爆者には、特別に提供してもらった開放感のある水陸両用バスからメッセージを伝えてもらいました。

道行く人たちからの温かい声援に感激した皆さんからは「すごく楽しかった!」「来年も絶対参加する!」といううれしい声も数多くいただきました。

2030年 どんな未来がいいですか?

今年の「SDGs ハッピーアースパレード in 渋谷」は、4月21日(日)午後2時、SDGsの推進拠点のひとつである国連大学をスタートして、青山、表参道、原宿、渋谷(スクランブル交差点)などを回る約3キロのコースで実施する予定です。

昨年と同じコンセプトに加え、今年は「2030年 どんな未来がいいですか? SDGsの目標年である2030年に『こうなったらいいな』『こんなことを実現させたい』という思いを表現してみませんか?」という呼びかけをしています。

そこには、パレードがきっかけとなって、持続可能な未来をみんなで考え、それを表現し、みんなで実現に取り組もう、という気運が生まれたらいいなという思いが込められています。

まずは、みんな、仲良くつながることから始めようというのが、私たちの原点です。

国連大学から出発、参加者を募集中!

パレードには、アフリカ音楽、アイヌ音楽、沖縄のエイサー、朝鮮舞踊、ベリーダンスなど、多彩なグループがパフォーマンスをしながら参加するほか、SDGsに取り組む高校生、世界の若者と連帯して気候変動の問題をアピールする若者たち、縄文の衣装をまとった人々などユニークなグループも加わり、昨年以上に盛り上がりそうです。
昨年同様、原爆の残り火や各国の旗を持った人たちも、被爆者とともに平和への思いを伝えながら歩きます。「笑って世界平和」というラフターヨガのグループもにぎやかに歩き、電動車イスの人たちやLGBTの人たちも共にパレードします。

パレード 終了後には、アースデイ東京の野外ステージのフィナーレに参加して、埼玉エイサー隊のリードで沖縄のカチャーシーを踊り、みんなで盛り上がろうという計画も立てています。

アースデイ東京についての詳しい情報は、下記のサイトをご覧ください。
EARTH DAYとは
http://www.earthday-tokyo.org/sample-page

アースデイ東京 / EARTH DAY TOKYOとは
http://www.earthday-tokyo.org/aboutearthdaytokyo

HAPPY EARTHステッカーなどプレゼント!

パレードは、それぞれのグループが自前で、それぞれの表現を工夫します。そのため、パレード そのものには、実行委員会としての費用はあまりかかりません。
今回ご支援をお願いしたいのは、フライヤー作成や参加呼びかけにかかる諸費用、当日の記録映像の作成費などです。しっかりとした記録を残して、来年、さらに盛り上がるようにしていきたいと思っています。
目標金額は22万円です。
どうぞ応援のほどよろしくお願いいたします!

お礼の品は、以下の通りです。

☆HAPPY EARTHステッカー(縦7㎝×横8㎝程度)


☆YES PEACE!の歌CD(しらいみちよさん作詞・作曲 3曲入り)


☆HAPPY EARTH  Tシャツ

※昨年のパレードで制作したTシャツです。ご好評をいただき、S、Mサイズは売り切れてしまったため、L、XLサイズのみとなります。

ご支援には以下のコースがあります。
【2,000円のご支援】

お礼のメッセージ

【3,000円のご支援】
HAPPY EARTHステッカー
お礼のメッセージ

【5,000円のご支援】
YES PEACE!の歌CD、HAPPY EARTHステッカー
お礼のメッセージ

【7,000円のご支援】
HAPPY EARTH Tシャツ、YES PEACE!の歌CD、HAPPY EARTHステッカー
お礼のメッセージ

【10,000円のご支援】
交流会参加権 ※5月11日(土)、代々木公園で開催の予定です。
HAPPY EARTH Tシャツ、YES PEACE!の歌CD、HAPPY EARTHステッカー
お礼のメッセージ

※YES PEACE!の歌は、SDGs ハッピーアースパレードに合わせてしらいみちよさんがつくってくださったオリジナルソングです。パレードでもYES PEACE!をデコレーションした車から、しらいさんの歌をお届けします。

最後に

昨年、バスに乗った被爆者の皆さんは、沿道からの声援に大喜びでした。「生きてて良かった~」と思える時間が、少しでもあったら良いなぁと思っています。

80代、90代と高齢化している被爆者の方々が、自分の足で渋谷まで来て、一緒にパレードに参加できる機会は、残り少なくなってきました。私たちが被爆者と会える時間は限られてきています。
一人ひとりの被爆者にとって、わたしたちとパレードに参加するのは、最後のチャンスになるかもしれません。もちろん、わたしたちも同じことです。

今年のパレードには、アースデイ東京でも企画を用意している SDGs for School の高校生たちや、世界の若者と連帯して気候変動問題の重要性をアピールしているFriday For Future Japanの若者たちも参加してくれます。若い人たちにとって、被爆者と一緒にパレードすることは、とても貴重な経験になると思っています。

そして、2020年にさらに盛り上がるためにも、今年のパレードを大成功させ、きちんと記録に残したいと思います。

皆さま、ぜひよろしくお願いします。

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