▼はじめにご挨拶

はじめまして。プロジェクトをご覧下さりありがとうございます。【太鼓台新築プロジェクト】原東太鼓台保存会代表の阿部実と申します。信夫郡松川町(現福島市松川町)に生まれ、本年4月で70歳になります。福島商業高校、高崎経済大学。実家は、江戸時代末期に現在の場所に移住し開業、運送屋、商店などを経営。曾祖父と祖父は信夫郡松川村、松川町の村長、町長でした。

27歳で家業を継ぎ、昭和52年5月にセブンイレブン松川駅前店を開店。今年で42年目になります。3年前に原東太鼓台保存会を発足し代表に就任いたしました。45年前の提灯祭り当初より太鼓台製作から運営まで携わっており、今回のプロジェクトはこの町内において一大事業と認識しております。どうか皆様のご支援よろしくお願いいたします。

駅前青年会とそのOBの東っ会(あづまっかい)約30名の浴衣姿の若者?が町内会と一体となって提灯山車を運行していきます。

▼松川町の場所と歴史

松川駅前付近から左は安達太良連峰、右は吾妻山を一望することが出来ます小倉百人一首で有名な『みちのくのしのぶもちずり誰ゆゑに乱れそめにし我ならなくに』の信夫郡(現福島市)。私たちの町はその福島市の南側に位置します。その中で原東は松川駅周辺の約100件程の町内でございます。

松川駅は、養蚕が盛んだった川俣町への起点駅として栄えましたが、養蚕の衰退とともに川俣線が廃止され、電車の発着しない1番ホームだけが、当時の面影を残しています。

松川駅にやってきた復興SL(2015年)松川事件・・・国鉄三大事件とされる松川事件は昭和24年8月17日に起きました。午前3時9分、金谷川~松川駅間のカーブに差し掛かった際、先頭の機関車が脱線転覆し、続く数車両も脱線。3名の機関士らが亡くなりました。現場には、長さ25メートル、重さ925キログラムもあるレールが、線路から13メートルも離れたところに横たわっており、付近の田圃からは、バール、スパナが発見されました。不思議なことに、スパナを誰が発見したのかわかりません。事件は迷宮入りしてしまいました。


▼このプロジェクトで実現したいこと

太鼓台の老朽化による崩壊の危機という深刻な問題に当たり、お祭りに参加できなくなる可能性が出てきました。これを機に太鼓台を新調しこの地域の一番の行事を残し、震災以来疲弊しがちな雰囲気を払拭し、子供たちの笑顔と地域の活性化を計っていきたいと思います。


▼プロジェクトをやろうと思った理由

1570年頃、尾張の藩士中村安秀がこの地に来て、地方の開拓に努めました。たまたま悪い病気が流行り、日毎に住民は離散するということになりました。安秀はこれを憂い、今の本殿の場所に土壇を築いて、自分が日頃崇拝していた尾張国津嶋の牛頭天王を奉斎し祈願しました。これにより悪い病気も悉く終息したのが、八坂神社の始まりと言われています。

この街の鎮守である八坂神社の例大祭において、45年にわたり子供提灯祭りが行われてきました。45年前に作った太鼓台は予算不足のため、有志による手作りでした。不安定な構造に加え老朽化が著しく、壊れる恐れがあり、子供達を太鼓台に乗せるのが危険な状況になったため、この度太鼓台を新調する運びとなりました。

このお祭りは、子供達が楽しみにしている行事であり、郷土愛を育むものです。祭りに参加するための一か月にわたるお囃子練習等で、地域の子供達と大人が顔見知りになります。お祭りを一緒にやるという同調性は共感力を生み、地域社会の深い信頼関係を築きます。お祭りは子供達の心の支えとなり、大人になっても街への愛着を生み自分の子供へもお祭りを繋ぎたいと思うようになります。

震災後は、放射線の影響で10名程度の子供の参加でしたが、年々元に戻りつつあり、現在は80名の参加となりました。今年は他地域の子供も含め、100名の参加を予定しております。

松川駅前という立地も幸いし、電車で来てくれる観光客もいます。震災の年は、放射線の影響で500人程度の地元の見物客に留まり、観光客の姿は見られませんでした。太鼓台を安全に運行するために、車を通行止めとし、子供からお年寄りまで安心してお祭りに参加できるようになりました。バス停があるため、人が集まりやすい松川支所を休憩所にすることで、見物客が支所で待っていてくれるようになりました。

除染が進むにつれ徐々に観光客も増えはじめ、昨年の参加者は1000名を記録しました。新しい太鼓台にすることで安全性が増し、観光客の方々にも太鼓台を引いていただくことができ、さらなる参加者の増加が見込まれます。観光客の方は食堂、お菓子屋などの商店会を利用してくれるため、震災後と比較すると2倍以上の売り上げになりました。太鼓台を新調することで、このお祭りがより活性化し、希薄になりがちな近所付き合いを親密化させ、子供たちが地域に根付く豊かな街づくりを形成していきたいと思います。


▼松川提灯祭り

松川提灯祭りは西部八町、東部五町で10月の体育の日の前の土、日に行われています。小学生の子供たちがお囃子を演じ、各町の青年会が太鼓台を運行します。我が原東は東部五町に属しております。夜灯る提灯山車の連なりは一見の価値が有ります。

松川駅前広場での閉会式

▼資金の使い道

当初の太鼓台製作費見積  ¥9,900,000
現在の太鼓台製作費見積 ¥11,800,000
近節の資材、人件費の高騰に伴い200万円弱の増加
※この製作費不足分に全額使いたいと思います。


リターンについて

★全ての支援にサンクスメール贈ります
★3000円の支援より全てのコースにオリジナル手拭い(約95㎝×35㎝)を贈ります

  1,000円 サンクスメール
  3,000円 オリジナル手拭い
  5,000円 岩井さんの有機コシヒカリ5㎏
  5,000円 バウムラボ樹楽里のバウムクーヘン(直径13.5㎝×高さ4㎝)2個
  5,000円 祭り木札(両面加工)(3.5㎝×6.5㎝)
10,000円 祭り提灯(実際に祭りで使う提灯です)(直径23㎝×高さ30㎝)
15,000円 金水晶大吟醸(1.8ℓ)1本
20,000円 金水晶大吟醸(1.8ℓ)1本 & 岩井さんの有機コシヒカリ5㎏
20,000円 弓張提灯(直径13㎝×高さ50㎝)
30,000円 金水晶大吟醸(1.8ℓ)1本 & 樹楽里のバウムクーヘン2個 & 岩井さんの有機コシヒカリ5㎏記録している & 祭り提灯
50,000円 金水晶大吟醸(1.8ℓ)1本 & 樹楽里のバウムクーヘン2個 & 岩井さんの有機コシヒカリ5㎏ & 祭り木札 & 弓張提灯
※オリジナル手拭いは多少デザインが変わる場合があります
※20才未満の方はお酒を含むリターン品は選択できません。
※販売免許番号 二本松法第1041号

【バウムラボ樹楽里】

小麦を一切使用せず、厳選された福島県産「天のつぶ」を使用し焼き上げました。米粉ならではのしっとり&ふわふわの食感、お口に入れた瞬間新鮮たまごとアーモンドなどが広がり濃厚で贅沢な風味をお楽しみいただけます。

【金水晶酒造】「福島市唯一の造り酒屋」

金と水晶が採れる沢の水で造り始めたのが、名前の由来と伝えられています。明治28年から受け継がれた仕込みの技は、フルーティーな香りと贅沢な時間をお届けします。全国新酒鑑賞会、金賞受賞。福島県秋季鑑評会、金賞受賞。

【岩井さんの有機コシヒカリ】

20年以上、農薬と化学肥料を使わない栽培をしている岩井さんのお米です。リュウマチの奥様の病気と向き合ううちに、米栽培の農薬が、病気の原因ではないのかと考えたのがきっかけです。食べる方の健康はもちろん、美味しさの追及にも余念が無く、米・食味分析鑑定コンクールで、2007年総合部門金賞、2014年総合部門特別優秀賞を受賞しています。数が少ないため、限定品となります。


▼最後に

今まで修復を重ねてきた太鼓台ですが、限界と判断し3年前より保存会を立ち上げ資金集めをしてきました。本来であれば自前でやらなければならないプロジェクトですが、町内の老齢化、激し過ぎる価格高騰で、皆様に助けていただく方法を選びました。

このプロジェクトが成功した暁には、太鼓台の正式発注が出来ると思います。太鼓台は発注から完成までに少なくとも半年はかかります。今年の例大祭には間に合いませんが、来年の例大祭には新しい提灯山車を披露出来るものと思っております。

プロジェクトに参加いただき、またいただかなくても、今年、来年、それ以降と是非松川にいらして下さい。そして子供たちの笑顔を守り一緒に地域を盛り上げていただければ幸いです。ご協力とSNSの拡散よろしくお願い致します!


※本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


  • 2019/04/04 22:05

    4月4日SNSの拡散もいいのですが、アナログも大事なのです。今日は名刺サイズの案内を作りました。これで皆さんに拡散、ご協力いただけたらなぁなんて考えてます。なんせ初めての試みなのでこちらも手探りです。でも、気持ちはこめて発信してるつもりですのでしっかり見ていただけるとうれしいです。原東太鼓台保...

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください