▼はじめにご挨拶
はじめまして。
私はパティシエで、福島市でお菓子教室をしている近藤香苗です。
『12菓月のお菓子教室』という名前で、旬の素材で季節感を大切にしたお菓子をモットーにしています。
福島の高校を卒業後、日本を代表する製菓学校のひとつである大阪の辻製菓専門学校で勉強し、在学中はカナダケベック州政府主催の「メープルシロップデザートコンクール」で優勝し、カナダにも行きました。
卒業後、同校の教員を勤め、その後は銀座のケーキ店で修行し、地元に戻ってから20代でお菓子教室を始めました。
それから約20年、通ってくださった生徒さんはのべ600人以上、教室のオリジナルレシピは約500種類になります。
東日本大震災以前はタルト専門店を8年経営していましたが、ありがたいことに連日売り切れたり、行列もたびたび出来たりして、「なかなか買えない店」として有名でした。
地元テレビの情報番組で、レギュラーでお菓子作りコーナーを担当していたので、福島県内あちこちからたくさんのお客様や生徒さんが来てくださっていました。
恵まれた環境でお菓子を作っていましたが、8年前の震災と原発事故後、福島は混乱を極め、福島産の食材を使うことに躊躇する年月が続きました。
ですが、事故から4年経った頃、食品の安全検査施設を見学したり、私自身が果樹園のカフェで働いたりして、安全性に向けての甚大な努力が反映されていることがわかりました。
今は県産の果物や乳製品も積極的にお菓子に使っています。
▼このプロジェクトで実現したいこと
5月25日にドイツで開催される日本のイベントで、福島産の日本酒を使ったお菓子を紹介し、ドイツと日本国内の両方にアピールをしたいのです。
西ドイツにあるデュッセルドルフでは、毎年5月下旬に『ヤーパンターク(日本デー)』
という大きなイベントがあります。
この都市には日系企業が多く、日本人が8,000人近く住んでいます。和食店を目当てにドイツ人や近隣のヨーロッパから多くの人が訪れる、日本文化のメッカになっています。
福島とデュッセルドルフのあるNRW州は、エネルギーと医療で提携しており、福島県人会もあるのです。
昨年はドイツに短期間住んでいたので、福島の伝統的な織物・会津木綿の着物を着て、福島県ブースで福島の観光や現状について来場者にPRするお手伝いをしました。
この催しとは別に、ドイツの3ヶ所の高校で、原発事故後の福島の状況と現状について講演の機会もいただきました。
エネルギーや環境問題に強い関心があり、福島に非常に心を寄せてくれていました。福島の人に会ったのは初めてだったそうです。
彼らは事故後の課題は確かに大きいけれど、年月とともにポジティブな面も増えているという私の話に驚き、共に喜んでくれました。
▼プロジェクトをしようと思った理由
実は昨年の日本デ―では、福島県から『県産の日本酒でお菓子を作ってドイツの方達に試食してもらいませんか?』との依頼をいただいていたのですが、急なお話で実現できませんでした。
今年こそ、この企画を実現したいのです。
福島の日本酒は、新酒鑑評会の金賞受賞数が日本一ということはご存知ですか?
2012年から6年連続日本一、震災前の6年間も一位か二位、この13年間一位か二位と長年高い品質を誇っているのですが、「日本酒といえば福島」とは国内でもあまり知られていません。
県内にたくさんの蔵元がある中、「生もと造り」で有名な「大七」さんに、教室の元の生徒さんが嫁いでらっしゃることから、そちらのお酒を使わせていただけることになりました。
福島県北地方の人ならわかると思いますが、子どもの頃から山を見れば大七さんの看板があり、親戚の集まりやお祝い事には欠かせなかった、私にとって馴染み深いお酒です。
大七さんのHPより「生もと造りといえば濃醇な深いコク。複雑な微生物の変遷を経て、通常の倍以上もの時間をかけて低温からじっくり醸し上げる生もと造りでは、様々な成分が絶妙にとけあって、簡易な近代製法では得られない味のハーモニーを創り出しています。」
昔から和の素材を洋菓子に合わせることにとても興味がありました。
京都に住んでいたこともあり、和菓子の勉強もしていて、今後はデュッセルドルフで和のお菓子を広めたいという夢もあります。
▼これまでの活動
福島市でお菓子教室やタルト専門店を営み、地元の方を中心に多くの方に支えていただきました。
昨年はデュッセルドルフのお茶の専門店「ANMO」さんにて開催された、京都の日本茶専門店「一保堂」さんの日本茶教室で、洋の素材を使った和菓子を提供するというチャンスに恵まれました。
この時も難しいテーマでしたが、日本の方にもドイツの方にも大変好評で、新たな味に挑戦できる貴重な機会となりました。
お米のうまみやコクを感じさせるふくよかな日本酒を使ってどんなお菓子を作るか。
パウンドケーキやマカロン、それとも和菓子か。新たな試みで、試作は何度も何度も繰り返すことになります。
福島の日本酒をお菓子でPRすることで、お世話になってきた生徒さんや地元の方々にも喜んでいただきたいです。
◎応援コメントもいただきました!◎
福島市 Mさん(50代女性)
香苗先生のお店のタルトを初めて食べた時、その香ばしさや風味に驚いて、教室に通い始めました。教室で教わったシュヴァルツヴェルダーキルシュトルテには先生の溢れるドイツ愛が詰まっていて、日本とドイツの架け橋になる人だと心から思いました。
先生の味を福島だけ、日本だけで楽しむなんてあまりにももったいない。どんどん海外に出て、先生の素敵なセンスのお菓子と福島の日本酒の美味しさを知ってもらいたいです。……………………………………………………………………
福島市 Yさん(30代女性)
教室で香苗先生とお菓子を作る時間や、生徒さんとのおしゃべりは毎月の楽しみです。福島県産の旬のフルーツを用いて作るお菓子の数々。その味わいは本当に深く、プロのパティシエとしての信念を感じます。
海を越えてチャレンジしようとしている先生の姿勢に共感し、微力ながらも全力で応援したいと思います。このプロジェクトが無事に成功し、先生のお菓子がドイツの人々やドイツで暮らす日本の方にも愛されることを心から願っています。……………………………………………………………………
株式会社ももがある
代表取締役 齋藤由芙子さん
香苗先生は、素材の良さを最大限に引き出す達人だと思います。弊社「ももふる」開発時に一緒にいろいろ試作してくださり、桃は痛みやすいから果肉のまま冷凍した方が可能性が広がると提案いただいたことも商品化の後押しとなりました。福島の美味しい日本酒でどんなお菓子が生まれるのか、とても楽しみです。
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▼資金の使い道
ドイツ渡航費 12万円
滞在費 8万円
試作と製作費 5万円
…………… 計 25万(ご支援額の50%)
リターン費用13万円 (ご支援額の25%)
クラウドファンディング手数料12万円(ご支援額の約25%)
……………… 合計 50万円
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▼リターンについて
ご支援額により、下記のようなメニューのリターンをご用意しております。
◆お礼メール(日本デーの写真つき)
◆お菓子教室のご参加チケット(1,000円オフ)
教室はこのようにお知らせしています↓
◆「日本酒のお菓子と日本酒を楽しむ会」へのご招待
日時 : 7月7日 (日)、7月14日(日)
場所:福島市 サイトウ洋食店 (教室に長く通ってくださった生徒さんのお店です。)
※冷たいお茶とおかき付き。
※お酒の弱い方は、お飲み物を日本酒でなく、ドイツのロンネフェルトの紅茶に変更できます。(備考欄にお書きください。)
◆大七さんの日本酒各種
「大七純米生酛」「大七皆伝」など、自慢の日本酒をご提供いただきます。
◆大七さんの酒蔵見学
二本松市にある、300年近い伝統を持つ酒蔵の工場をご一緒に見学いただけます。
◆ドイツパン専門店のパン
以前働いていた、京都のドイツパンとケーキの店「ベッカライ ペルケオ アルト ハイデルベルク」さんより、パンをご提供いただきます。ドイツ人マイスターが作る深い味わい。日本でこれほどドイツそのままの味を感じられるお店があるとは。感激の美味しさです。
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▼実施スケジュール
2019年
5月5日 クラウドファンディング終了
5月中旬 日本酒を使ったお菓子完成
5月22日 ドイツへ渡航
5月25日 日本デーに出展
7月中旬 福島市にてリターンのイベントを開催
7月上旬から リターン発送
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▼最後に
今まで数多くのオリジナルレシピを生み出してきた経験を活かし、ドイツの方達にとって初めての日本酒スイーツを提供したい。
『 ”SAKE” と言えば福島』と、お菓子を通じてその魅力をアピールし、福島県ブースを盛り上げたいです。
私のパティシエとしてのチャレンジに、みなさんのお力をお貸しいただけないでしょうか。
どうぞご支援お願いいたします!
◎All-In 方式
目標金額を達成しなくても資金を受け取れる方式。(プロジェクトの実施、およびリターンの履行を確約できる方のみご利用可能です。)
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