▼ご挨拶

初めまして!
スパイスカレー研究部」部長の新井一平です。本業は「株式会社瞬(マタタキ)」代表取締役社長として、WEBを通じて地域の魅力を伝えるお仕事をさせていただいています。

長崎県の東彼杵町にある「Sorriso riso 千綿第三瀬戸米倉庫」にて。

そのかたわら、2015年に地域のみなさんと一緒にカレーをつくって食べる 「一平ちゃんカレー」という活動を始めました。はじまりは、地域で出会った農家さんがつくった野菜やお米、ツクリテさんが作る器やスプーンをもっと多くの人に知ってもらいたい! 

それには、どうしたらいいのか? を考えたことがきっかけでした。

新潟県「燕三条トライク」の一平ちゃんカレーイベント

そのときにカレーなら野菜もお米も、器もスプーンも、なんでも受け入れる度量がある、と気づいたんです。

「一平ちゃんカレー」はご縁あって、その輪はどんどん広がり、これまでに日本全国約40以上の市区町村で、約1万人のみなさんとカレーをつくって、食べる機会に恵まれました。

カレーは宇宙であり、人類をすくうヒーロー!

活動を通して感じたことは、カレーはあらゆる世代の人に愛されている料理だということ。多くの人にとって、初めてつくった料理であったり、林間学校の時などにみんなでつくった経験がある。

その経験があるからこそ、大人になって、みんなでカレーをつくって、食べると、子どもの頃に楽しかったワクワク感が蘇ってくるんじゃないかなと思っています。しかも、スパイスカレーはクイックにできるし、食べたことのないカレーがクリエイションできる。

カレーをつくって食べているとき、そこに上下関係はありません。みんながそれぞれ役割を見つけ、率先して動く。みんなでつくったカレーを食べると、自然と人との距離が近くなり、つながっていく。

そのつながりの連鎖の先に、笑顔あふれる世界があると信じて活動を続けています。

▼スパイスカレー研究部とは?右手中央で手をあげているのが高橋渚さん。

「スパイスカレー研究部」は、東京・神保町にある「TOKYO PRODUCERS HOUSE」で月に1度、月末を基本にスパイスカレーの教室を開いています。

仕掛け人は、実は僕ではなく「やりたいことを、シゴトに」を応援する会社「ジョブライブ」で働く髙橋 渚さん。

滋賀県東近江市のファブリカ村にて、出張「スパイスカレー研究部」。
ここでは講師も担当してもらっています!

2017年8月にイベントで高橋さんに出会い、「神保町はカレーの町だし、このプロハを使って、一平ちゃん直伝のスパイスカレー教室、をやったらおもしろいのでは?」と声をかけてもらい、「スパイスカレー研究部」が始まりました。

最初はノリだったのですが、彼女がお客さんとのコミュニケーションをとってくれたり、SNSの更新、お金の計算も担当してくれたおかげで、僕は次の教室のコンテンツづくりにめちゃくちゃ集中できました。

POP START」を通じてやりたいこと
愛知県瀬戸市の「Art Space & Cafe Barrack」にて。「タネリスタジオ」「喫茶NISSIN」「ゲストハウスますきち」メンバーと。

仲間が増えて、役割が決まると、仕事になる。
そのことを身を持って経験し、初めてカレーを自分の事業として、立ち上げようと考えたプロジェクトが、POP UP SHOP×START UP=「POP START」です。

地域を舞台に参加者全員で協力して、期間限定のカレー屋さんを出店してみよう! という超実践的な起業塾です。『ONE PIECE』』や『ドラゴンクエスト』のように仲間と力を合わせ、お店づくりという冒険をしていただきます。

▼どんなことをするの?

{概要}

・期間は、10日間(週末2度の合宿+自宅での活動)
・軍資金は、1人1万マサラ(1万円)× 参加者人数
・ミッションは、軍資金をカレー販売で倍額にせよ!


【DAY1〜DAY3(合宿前半)】みっちりお勉強

まずは参加者全員で、お昼ごはん用のカレーづくり!
カレーづくりで、みなさんが打ち解けてから勉強を始めます。
これまで僕が本業で培ってきた、地域でのコミュニティづくり、WEBマーケティングのノウハウを惜しみなく、お伝えします。

2018年9月からは、クリエイティブ集団「NEWPEACE Inc.」が運営する、恵比寿の完全会員制キッチン「6curry KITCHEN」の料理長にも就任しています。そのときに企画から一通り、体験させていただいたので、レシピづくりのコツ、店舗の立ち上げ、コンセプトのつくり方などもお話する予定です!


 「株式会社BOLBOP」代表・辻 正太さん。東京大学教育学部卒業。体育教師として中高一貫校に11年間勤務した後、21世紀を生き抜く子供たちと大人がともに学び合う、新しい学校の形を模索して2016年4月BOLBOP に参画。2017年4月、青森県弘前市に「コラーニングスペースHLS弘前」を設立。
僕以外にも、毎回経営のプロフェッショナルを招くことを考えています。
初回には僕自身の会社とは別に所属する、人事系&地域系のコンサルティング会社「株式会社BOLBOP」代表・辻 正太さんに、飲食店に限らずビジネスに使える経営のノウハウ、課題解決の方法論などを教えていただくことが決まっています。

▼店舗選び、地域の飲食店リサーチ
とことん実践ということで、カレー屋さんのポップアップショップは地域担当者が選抜した市内の立地条件がバラバラな空き店舗、地域のマルシェなど約5ヶ所(開催地によって内容は異なる)から自由な数を選んでいただきます。

メニュー内容や価格帯、営業時間、店舗デザインなどをリサーチするという目線で、飲食店めぐり及び町歩きも予定しています。

▼どんなお店にするのか作戦会議

TO DO LISTはご用意しますが、ここからは参加者のみなさんにどんなお店をするかはお任せします。役割を決め、カレー屋さんオープンに向けて動き始めます!

【DAY4〜7(自宅へ帰宅)】
一旦自宅へ帰宅していただき(合宿先に泊まり続けたい人は相談可能)、役割を決め、お店のコンセプトを詰める、試作を重ねる、SNSで宣伝活動など各自でできることを進めていただきます。週半ばでリーダーに中間報告をしてもらいます。

【DAY8〜10(合宿後半)】期間限定のカレー屋をオープン!

凝ったお店を1店舗つくるもヨシ、マルシェに少人数で参加した上で、さらに別の場所でも参加するもヨシ。20万マサラ(円)を超えた場合は、みなさんで利益を山分けです。がんばってください!

▼初開催は2/22(金)〜 3/3(日)の予定です瀬戸市の窯元「翆窯」の穴山大輔さんのうつわを知ってもらいたい、
とカレーイベントを開いたことがはじまり。

開催地は愛知県瀬戸市。僕がカレーのイベントを開くようになった“はじまりの町”です。

<初開催の日程>
・合宿(前半):2/22(金)〜2/24(日)
・自宅で活動:2/25(月)〜28(木)
・合宿(後半):3/1(金)〜3/3(日)

▼合宿先はゲストハウス「ますきち」「ますきち」オーナー南 慎太郎君。

今回の合宿先であり、「POP START」の立ち上げから関わってもらっている拠点が、「ゲストハウスますきち」です。

オーナーの南 慎太郎くんは、瀬戸市出身で北海道大学卒業後、新卒でいきなりゲストハウスを開業しています。

窯屋元締の旧・川本桝吉邸。地域ラジオ局「ラジオサンキュー」本社でもある。

改装にはおよそ300名に手伝ってもらい、クラウドファンディングやカンパで約200名の方から150万の資金を応援してもらっています。

瀬戸支部で実働を担当してもらっていて、今回の合宿では地域での人の巻き込み方やSNSの使い方などについて、話してもらう予定です。

広報係。物書きの上浦未来さん。

また「ますきち」は瀬戸市の町歩きエッセイ『ほやほや』編集室、デザイン事務所「μ design」が入る情報発信所でもあり、みなさんもチーム「ますきち」として関わっていただいています。

デザイン担当「μ design」石田雅子さん。

合宿時に利用予定の個室。ドミトリーも利用させてもらう予定です。

▼瀬戸市で出会える飲食店の店主たち

2018年11月オープンしたばかり。
おばんざいBAR「様時(サマタイム)」

2017年オープン。
美術家2人が運営する「Art Space & Cafe  Barrack 」

1945年創業。「せと末広町商店街」の老舗喫茶店「NISSIN」

▼お金の使い道

1.飲食店営業許可付きキッチンの設置(約20万円)

今回のプロジェクトの大きなネックが、食品営業許可をとることでした。
リアルな空き店舗で調理まで含めて、カレーを販売したい! 
そんな想いはあったのですが、いろいろと聞いてみた結果、臨時の食品営業許可でも、保健所の申請が成功するか不透明でした。

そのため、今回はますきちで許可を取得。
ますきち内でカレーをつくったものをますきちで、あるいは別の場所で販売する形をとらせていただく予定です。

ますきち内。左奥の小屋にシンク、コンロを設置します。2.初開催の挑戦代(約80万円)

今回は初開催につき、POPSTARTの参加費を 38,000円で挑戦します!
今後は運営の仕組みづくりを整え、
参加費を1人10万円にして、運営の実現をめざします。

<収益シュミレーション>


<12名が参加した場合の売上>
30,000円×12名=360,000円

<経費>
宿泊費:14,000円(4日間)×12名=168,000円
食費(4食分):3,000円×12名=36,000円
店舗利用代:1日5,000円×2日=10,000円
講師料:50,000円×1名(外部)=50,000円 
講師の交通費:30,000円×3名(辻さん、僕、高橋さん)=90,000円
合計:354,000円

<チャレンジ価格の不足分>
・スタッフ5名の運営に携わる人件費
・冒険の書(運営マニュアル)の印刷代
・合宿の宿泊費(割引分)
・デザイン費、編集・原稿費、撮影費

もしも「おもしろそう」「うちの地域でも開催してほしい」と感じられたら、
リターンにもご用意しているので、ぜひご支援いただけると嬉しいです!! 

▼最後に、お伝えしたいこと

スパイスには、さまざまな個性があります。
みんなのまとめ役のターメリック、爽やかだけど、時折主張の強いカルダモンなど、うまく混ざり合って、おいしいカレーができる。

それは人も同じで、人には個性があり、役割がある。
どんなに小さな仕事でも、目立たない仕事でも、なかなか賞賛されない仕事や活動でも、同じようにすばらしい。

僕は権威や肩書きを解放して、お互いさまな関係づくりをつくりたい。
「POP START」では、いわゆる“講師”と“生徒”という立ち位置ではなく、ただ純粋に教える人、教わる人であり、このプロジェクトに参加している同じ仲間という関係性を大切にしたいと思っています。今後、教わっていた側が、講師をすることになるかもしれない。

カレーで、あらゆる人を混ぜたい。

混ざることによって、上下関係なく、シンプルに役割みたいなものが見えてくる。役割をまっとうしていくなかで、初めて自分自身に自信を持って、好きなことに進める、と思っています。

瀬戸市を皮切りに地域の方と密に準備して、全国展開していきたいと思っています。「POP START」をきっかけに、好きな地域で、気の合う仲間と飲食店をひらいてくれる人が増えたら、こんなに嬉しいことはありません。

このプロジェクトを今後につなげていきたいので、何卒よろしくお願いします!!!


本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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    日本におけるカレー界で、カレーといえば、水野仁輔さん。1999年に全国各地でカレーのライブクッキングを実施する、さすらいの出張料理集団「東京カリ〜番長」を発足し、携わったカレー本は100冊以上!!2008年には「東京スパイス番長」も結成。毎年、インドにも渡り、カレーへのあくなき探求心を持ち続け...

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