◆ 自己紹介
◆ 「とよひかり」の由来とは?
◆ なぜ、奄美大島を選んだのか?
◆ とよひかり珈琲プロジェクトで実現したいこととは?
◆ 本プロジェクトのきっかけ。
◆ では、なぜ珈琲なのか?
◆ これまでの活動
◆ 資金の使い道
◆ リターン
◆ 結びに
はじめまして。この度は、当プロジェクトページへ足をお運びいただき、誠にありがとうございます。
とよひかり珈琲プロジェクトの発起人の重田朱美(しげたあけみ)です。
宇検村地域おこし協力隊として、2015年4月にここ奄美大島の宇検村(うけんそん)に移住して、1年半が過ぎました。
最長3年間という任期が決まっている地域おこし協力隊。宇検村に住み始めてから、任期終了後の自分は「ここで何ができるだろう」「何がしたいのだろう」と、日々考えながら過ごしていた時に自然と思い浮かんだのが「珈琲」と「シマ(コミュニティ)」という言葉でした。
『自分の好きなものである珈琲と、シマの◯◯を掛け合わせた仕事をしたい。』
その◯◯は、例えば、若者・ご年配・行事・文化・食・課題・生きがい等、様々です。
その時々で、珈琲を軸にシマに関わり続けられる場として「とよひかり珈琲店」を創業したいと思い、とよひかり珈琲店を一から手づくりするプロジェクト「とよひかり珈琲プロジェクト」を立ち上げました。
ここ奄美大島にある宇検村は全部で14つの集落からなる人口1700人ほどの小さな村です。その14集落の中には、人口が30人しかいない集落や、子どもがいない集落もあり、過疎・少子化の影響を感じずにはいられない地域です。
しかし、宇検村はこの14つの集落があるからこそ宇検村。このゆるぎない14つの集落の大切さがいつまでも、続いて欲しい。と、ここに来てから一年を過ぎた頃から自然と思うようになり、そんな時に「とよひかり」という言葉に出会いました。
集落の数である14という数字は「ト・ヨ」と読むことができ、「トヨ」という文字は「豊かさ」にも繋がる。
そして、とよひかりの「ひかり」。
親・兄弟に加えて、子ども達を見守り育む集落の方々。その様が、まるで温かい「光」だなぁと。
14集落にある温かい光。そんな光を「とよひかり」と呼びたくなった。宇検村がこれからも14集落でありますように。と、そして「とよひかり」を浴びながら育ち、いつかシマから旅立ってゆく子ども達が、そのまたいつか、懐かしく里帰りができる村であるように。
そして、できればその時に、とよひかり珈琲店で淹れたての珈琲を飲みながら、子どもの頃に過ごしたシマでの日々に思いを馳せてほしい。
それが「とよひかり」の由来です。
奄美大島は、私の祖父母が生まれ育った地なのですが、祖父母は若いころに大阪に上っていて、私自身は奄美へ足を運ぶ事なく大人になりました。
それでも小さい頃から島の話を聞いて育っていた私は、いつかは祖父母を連れて帰りたいと思っていたのですが、その夢を叶える前に祖父母は他界してしまい、その夢を叶えられずとても後悔していました。
それゆえに、奄美大島への思いは常に心のどこかにあり、物事の節目ごとに奄美に行く手段を探していました。そしてある時に見つけたのが宇検村地域おこし協力隊の募集で、これを見た時に「今しかない」と思い、最初で最後のチャンスだと応募した結果、今に至ります。
このプロジェクトで実現したいことは大きく3つあります。
一つ目、奄美式の国産コーヒー豆の栽培
二つ目、気軽に立ち寄れるコーヒースタンド
三つ目、ホッと一息つけるゲストハウス
しかしこの3つのプロジェクト、全てを同時進行で進めていくのは資金・人員・時間的にも厳しい所が本音です。
そこでまずは「できることからコツコツと。」をモットーに、第一ステップとして、5年後の収穫を目指したコーヒー農園作りの準備と、来年4月プレオープンを目指したコーヒースダンド作りから進めて行こうと思っています。
私たち「とよひかり珈琲プロジェクト」が始まるキッカケとなったのは、2015年に誕生した宇検村の若手グループ「でぃざいなー会議」の企画による「宇検村若者会議やけうちフューチャーズ」でした。
2015年9月に第1回やけうちフューチャーズが開催され、その中で知った事実。
人口1700人の宇検村は、今から40年前は人口が2700人だったそうです。
40年間で人口が3割強(約1000人)も減少という事実。
やけうちフューチャーズで伝えたかったことは、
「これからの40年間で更に1000人減少したらヤバい・・・」と、悲観し将来を諦めるのではなく、まずは「今ここにいる自分たちがどう楽しく・面白く過ごしていくか」と前向きになること。
小さな村だからこそ「意外と簡単にチャレンジできる」ことがある。
それが、宇検村の「面白さ」のひとつです。
そして、これまでのチャレンジとして、地域の課題について語り合う場として2回の若者会議と、これからどんなことをやっていきたいかを語る場として1回のスピンオフ会議、ママ世代と珈琲を飲みながらやってみたいことを出し合う場としてセレ部女子会、集落を舞台にしたイベント版やけうちフューチャーズ 佐念においでよ。を開催し、それらを通じて様々な課題に取り組むチームが誕生しました。
2015年9月
第1回宇検村若者会議やけうちフューチャーズ
2015年12月
第2回宇検村若者会議やけうちフューチャーズ
2016年3月
スピンオフ会議よっぱらいフューチャーズ
2016年5月
子育て世代のママを対象にしたセレ部女子会
2016年11月
第3回やけうちフューチャーズ 佐念においでよ。
そして、私たちとよひかり珈琲プロジェクトも、そこから誕生したチームのひとつです。
とよひかり珈琲プロジェクトに課せられたミッションは、
◇ 空き家改修の大変さを身をもって知る。
◇ 生業づくりの難しさを身をもって知る。
の二つです。
私たちとよひかり珈琲プロジェクトの最終目的は「珈琲を飲める場所を作る」だけではありません。
「何か自分もやってみたい・もう一度頑張ってみようと気持ちの芽生えた人の背中をそっと押してもらえる場所づくり」です。
これが、このプロジェクトをはじめようと思った理由です。
珈琲を選んだ理由は簡単です。
ただ「コーヒーが好き」だからです。
私にとってコーヒーは、最初は朝ごはんの飲み物という存在でした。
それが、今から4年前に青年海外協力隊としてコーヒー豆の生産地であるエクアドルで暮らすことになり、それがキッカケでコーヒーが更に好きになり、美味しいコーヒーの淹れ方や、焙煎などにも興味を持ち始めたんですね。
そして、エクアドルから帰国したあと、大阪にある珈琲教室に通い、煎りたて淹れたてのコーヒーの味を学び、その味に感動すると共に「ゆっくりとコーヒーを飲む時間の贅沢さ」に魅了されました。
そして、宇検村で地域おこし協力隊の仕事が決まり、
宇検村に移住して間も無くの頃に出会ったのがこのお話です。
『かつて、宇検村でコーヒー豆の栽培されていた時期があったそう。もともと宇検村はブラジルに移民された方が多くいる村で、その中で宇検村に再び帰ってこられた方が、ブラジルのコーヒー苗を持ち帰り栽培を始めたそうです。ですが、生産者の方も亡くなられ、栽培していた畑もなくなってしまったそうです。』
この話を知った時、まさに運命だ!と感じずにはいられず、コーヒー好きだからこそ、ぜひコーヒー栽培を復活させたい!
そして、宇検村で育ったコーヒー豆から淹れたコーヒーが飲める珈琲屋さんをつくり、そこが「何か自分もやってみたい・もう一度頑張ってみようと気持ちの芽生えた人の背中をそっと押してもらえる場所」になれば・・・
と、思った訳です。
コーヒーの苗木を植樹する予定の農地
とよひかり珈琲プロジェクトではこれまでに
店舗予定地の空き家の清掃や、
空き家の庭先の草むしりを兼ねた流しそうめんパーティー、
床・壁剥がしワークショップを開催してきました。
2016年4月
店舗予定地の空き家掃除スタート
2016年7月
草むしりを兼ねたキックオフパーティー
2016年10月
店舗予定地の空き家の改修作業スタート
今後も、
● 農園づくりを兼ねたコーヒー苗植樹祭「タイムカプセルコーヒー」企画
● 天井はり・床はり・壁塗り・棚づくりワークショップ企画
● 焙煎体験教室・ドリップ体験教室企画
を開催していきます。
♦ 店舗予定地の空き家改修にかかる費用
♦ 店舗の備品購入費
♦農園づくりにかかる費用
♦リターン
以上にかかる費用に充当させていただきます。
リターンには、とよひかり珈琲店の味を自宅でお楽しみいただけるものや、 奄美へお越しの際にお楽しみいただけるものをご用意させていただきました。
また、お手元に届きました際には、とよひかり珈琲を片手に、とよひかり珈琲プロジェクトの活動を引き続き応援いただけましたら幸いです。
(注)
・リターン品の発送は国内に限らせていただきます。
・現地への交通費や宿泊費は含まれておりません。
・とよひかり珈琲店で使えるチケットは500円で一枚となっています。お釣りはでませんので、ご了承くださいませ。
その他、リターン品についてご質問等がありましたら、ご購入前にお気軽にお問い合わせくださいませ。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございます。
一日のはじまりに一杯のコーヒー。
食後の一服に一杯のコーヒー。
徹夜で頑張る!と気合いを入れる一杯のコーヒー。
疲れた時に、ほっと一息いれる一杯のコーヒー。
脇役のようで、
実は疲れた背中をぽんと押してくれる存在、
それが私にとってのコーヒーです。
とよひかり珈琲店の一杯のコーヒーから
新たな一歩が踏み出せるお手伝いができたら幸いです。
温かいご支援、何卒よろしくお願いいたします。
2016年11月20日 とよひかり珈琲プロジェクト 発起人 重田 朱美
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